ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年04月29日(月) たまには怠け者になるのも良い

「昭和の日」肌寒い雨の一日となる。

明日にかけてまとまった雨になりそう。

雨の少なかった春に恵みの雨になることだろう。


早朝、まだ雨の降らないうちに川仕事の予定だったけれど

じいちゃん風邪で体調が悪く急きょお休みすることに。

ずっと頑張ってきたから疲れが出てきたのだろう。

朝のうちに箱詰め作業を少ししてからゆっくりと休む。


娘夫婦は仕事だったので孫たちはお婿さんの実家へ。

孫たちがいないとなんとも静かで寂しいくらいだった。

炬燵に潜り込んでテレビを見たりごろごろと怠惰に過ごす。

時間を無駄に使っているようでもそんな時間も必要に思った。

何もしないのも良いものだ。たまには怠け者になるのも良い。



娘たちが帰って来て「今夜はたこ焼きパーティーをしようと」

あやちゃんもめいちゃんも大喜びでたこ焼きを焼く。

はふはふと美味しい。ウィンナーやチーズも入っている。

わいわいと楽しい夕食だった。娘たちのおかげである。




こうして日々のことを記しながらふと何の意味があるのだろうと

思う時もあるけれど、過去の日記を読み返すとやっぱり

書いていて良かったと懐かしく思うことが多い。


誰のためでもない自分のために書いているのだと思う。

生きている証だとかそんなだいそれたことを考えるのはもうよそう。





2019年04月28日(日) 灰汁を流そう。いまそうしなければ

今朝はまたいちだんと肌寒く

冬の忘れ物のちゃんちゃんこを羽織る。



今日も川仕事、6時にはもう陽が昇り

ずいぶんと夜明けが早くなったこと。

そんなおひさまの光を浴びながら

残っている海苔を精一杯に収穫する。

「やったらやっただけのことはあるな」とじいちゃん。

ほんとうにその通りだと思う。心地よい達成感。



午後は箱詰め作業もなくのんびりと過ごす。

ああ日曜日なのだなと思った。時間が愛しい。

庭先で花いじりをしたりそんなひと時が嬉しいと思う。

金魚草は枯れた花を千切ってあげたら

また新しい花が咲くのだった。

私もそうでありたい。どんなに枯れ果てても。

純粋な赤子のような心を持ち続けたいものだ。

灰汁を流そう。いまそうしなければ手遅れになる。



二週間ぶりにお大師堂へ。

ご無沙汰を詫びながらゆっくりと手を合わす。

帰り際にSさんが干してくれていた絨毯を取り入れていたら

お堂の入り口に吊るしてある鈴の木の部分に頭をぶつけてしまった。

それが思いがけずに固く目から火が出るように痛い思いをする。

その木の部分には寄贈した人達の名前が記してあって

亡き姑さんの名もあった。あまりにも足を遠のけてしまっていたので

姑さんに諭されたような気がする。今日の痛みを忘れてはいけない。


忙しさのせいにしてなんと疎かにしていたことだろう。



2019年04月27日(土) 泣いたり笑ったり

もう忘れかけていたひんやりと肌寒い朝。

ずっと初夏のような陽気が続いていたけれど

まだ4月なのを思い知らされたような朝だった。



早朝より川仕事。やはりまだ海苔が残っていた。

お仲間さんが知らせてくれなかったら手遅れになるところだった。

胞子が出始める前に収穫出来て良かったと思う。

船に積んであったカゴに入りきらないほどの量。


明日も頑張ってみようと思う。とことん最後の最後まで。




午後、あやちゃんの授業参観があって娘が出掛けようとしたら

めいちゃんが後追いをして大泣きになってしまった。

じいちゃんと二人係でめいちゃんをなんとか押さえつけたけれど

大暴れになり玄関におしっこをお漏らししてしまった。

「怒ったらいかんぞ」とじいちゃん。とにかくぎゅっと抱きしめる。

やっと落ち着いためいちゃんはすっかりおじいちゃんっ子になっていた。


それから気分転換をかねて作業場まで行き箱詰め作業をする。

なんとおりこうさんのめいちゃん。お手伝いをしてくれて

さっきまで泣いていたのが嘘のように笑顔でいっぱいになる。

「えらいね、めいちゃんありがとうね」おかげで一箱出来ました。



帰宅したらあやちゃんが帰って来ていて仲良く遊んでいたけれど

眠くなってしまっためいちゃんはすやすやとお昼寝。


なんとあどけない寝顔だろう。泣いたり笑ったり寝顔も好きだな。



2019年04月26日(金) こうなったらやるっきゃない

やっと青空が。清々しく爽やかな一日となる。

風が香る五月を待ちきれないように吹き抜けるそよ風。



山里の職場は連休前で来客が多く嬉しい悲鳴をあげていた。

集金もあったり月末の支払いもあったりで走り回る。

3時過ぎにやっと一段落して帰路につくことが出来る。

明日からお休みを頂けたのでまさに10連休だった。

ずっと川仕事とかけもちだったのでとてもほっとする。



帰宅したら寝耳に水のようなことが待っていた。

連休中に漁場の撤収作業をと予定していたのに

まだ収穫できそうな海苔が残っていると

お仲間さんが知らせに来てくれたのだそうだ。

「明日からもう少しがんばってみよう」とじいちゃんが言う。

それはとてもありがたく嬉しいことのはずだったけれど

まるで心がもがいているようにうまく受け止められない。

どすんと穴に落ちたような気分になり憂鬱でならなかった。

連休中に撤収作業が出来なかったらまたかけもちになるのか。

やっと楽になれると思っていたのにまだ続くのかと。

ため息ばかりが出てしまってどうしようもなかった。


欝々と夕飯の支度をしていたら孫たちのはしゃぎ声。

みんなが笑顔で晩ご飯を待っている。

娘も察してくれたのかあれこれと話しかけてくれて

ああこのままではいけないとやっと自分の愚かさに気づく。


そうだ、やるっきゃないのだと改めて思った。

ゴールは確かにあるのだもの。走り抜けなくてどうする。

少し後戻りしたくらいで弱音を吐くなんて情けないぞ。



とにかく明日です。ぐっすりと眠ってとにかく明日です。



2019年04月25日(木) 大きな山を越えて

雨あがりかと思いきや早朝に思いがけない雷雨。

それはつかの間の事だったけれどすっきりとしないお天気。


あやちゃん小学校初めての遠足の日だった。

新しいリュックはちょっと大き目でいかにも小学生らしい。

曇り空だったけれどもう雨は大丈夫そうで笑顔で登校する。



潮待ちをしてから10時より川仕事へ。

昨日の雨で少し増水していたけれどなんとか海苔が残っていた。

それはほんのわずかだったけれどありがたく収穫をする。

今日で漁場に残っていた海苔の殆どを収穫し終えた。

まだ胞子は出ていないけれど「もう終わりだな」と頷き合う。


やれるだけのことをやり遂げた達成感に満たされながら

肩の力が抜けてふにゃふにゃと崩れ落ちそうになる。

もうじゅうぶんだと思った。自然の恵みのなんとありがたいこと。



午後は山里の職場を休ませてもらって久しぶりにのんびり過ごす。

2時過ぎ「ただいまぁ」とあやちゃんが元気に帰って来た。

「おかえりなさい」と出迎える事が出来て嬉しかった。

アイスを買って来てふたりで食べる。笑顔で楽しい午後のこと。



大きな山を越えて野原で寝そべっているような気分。

明日は職場の仕事を片づけて来ようと思う。


そうして平成の時代が終わる。気持ち良く終えたいと思う。






2019年04月24日(水) にこにこほっこりと微笑みながら

昨夜からの雨が降りやまずかなりまとまった雨となる。

県内でも農業用水が不足しているところがあるようで

この雨で少しでも解消されたら良いのになと思った。



川仕事はお休みにして朝から山里の職場に向かう。

そうしたら例の民宿のご主人がちょうど来ていて

昨日のお遍路さんが雨の中を元気に旅立った事を知る。

今後のためにもとケイタイ番号も教えてくれた。

これで安心。「何かあった時は電話してね」と言ってくれた。

それにしても今日の大雨。お遍路さんがとても気掛かりだった。



急ぎの事務仕事だけ終えて早目に帰宅する。

じいちゃんがどうやら風邪を引いたようで少し弱っていた。

今日はゆっくりと身体を休めることが出来て良かった。


私も夕方からなんとなく不調。血圧が上がっているのかなと

入浴前に測ってみたら正常だった。なんだ気のせいかとほっとする。

肩と背中がパンパンに張っていてやはり疲れが出て来たのか。


じいちゃんとふたりでほんとうに精一杯がんばって来た。

ゴールまであと少し。最後の最後まで頑張ろうと思う。




お風呂上がりの孫たちの可愛らしい声が聴こえている。

にこにこほっこりと微笑みながらこれを記す。



2019年04月23日(火) 雨音を聞きながら

曇り日。夕方から雨が降り始めた。一時は土砂降りになる。

久しぶりの雨が心地よい。きっと恵みの雨になるだろう。



今日も川仕事を終えてから山里の職場へ。

義父も同僚も居てくれて順調に仕事がはかどる。

昨日までのやきもきしていた気分が一気に晴れた。

これで10連休がやって来てもだいじょうぶ。

とてもほっとして心地よい達成感があった。



帰り道、すっかり遅くなってしまったので

買い物をあきらめて山道から帰ることに。

そうしたらぽつぽつと雨が降り始めてしまった。

峠道を下ったところで自転車のお遍路さんに出会う。

今日は迷わずに声をかけることが出来た。

訊けば山里の民宿を予約してあるとのこと。

自転車とは言え雨も降りだしてしまって

峠道はきつく一時間では無理だろうと話す。

それでも頑張ってみますと笑顔で応えてくれた。


お遍路さんを見送ってからとうとう雨が土砂降りになった。

困った。無事に着くだろうかとはらはらと心配でならない。

その時、民宿のご主人が軽トラックを持っていることを思い出す。

知らせたら迎えに来てくれるかもしれないと思った。


道端に車を停めてケイタイの電話帳をどうかどうかと探すけれど

職場のお得意さんなのにどうしたことか登録していなかった。

なんとがっくり。これでは何の役にも立たない。


仕方なく家路を急ぎながら、日もずいぶんと長くなったしなと。

明るいうちに着けるかもしれないと思いなおす。


「いい日」だったなと思う。雨音を聴きながらこれを記す。






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