ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年12月20日(水) 藁にも縋る気持ち

朝の寒さは緩んでいるように感じたが寒さに慣れたせいかもしれない。

日中は時おり陽射しがあったものの冷たい風が吹いていた。

明日は平野部でも雪の予報だったが今日になり曇りに変わる。

どうかこのまま降らずにいてくれることを願ってやまない。

まだ冬タイヤに交換出来ずにいるので不安でならないのだ。



仕事は多忙であったが少し早めに終わらせてもらって整形外科へ。

今日から定期的にリハビリをすることになった。

以前に一度だけ体験したことがあったがそのままになっており

とにかく少しでも痛みを和らげる策を練らなければいけない。

医師の薦めはもちろんのこと義父も是非にと背中を押してくれた。

このまま何もせずに放っておくとどんどん悪化するばかりである。

藁にも縋る気持ち。どうか助けて下さいと祈っていた。


担当は若い女性の療法士で最初にマッサージをしてくれたが

なんと優しい手だろうと感動した。うっとりするほど心地よい。

痛むようなリハビリではなく無理なく足を動かしていく。

20分程だったろうか終わった時には随分と楽になっていた。

これはなんとしても続けなければと思う。

次回は年明けで月に2回の予定で取り組むことにする。

必ず成果があるとは限らないが決して希望がないわけではない。

決してもう駄目だと諦めてはいけないのだと思う。





病院の外に出るともう薄暗くなっていてすっかり遅くなった。

車のライトを点灯しサニーマートへ向かう。

障害者スペースに車を停めたら隣の乗用車から降り颯爽と歩く女性がいた。

高齢者に見えなくもなかったがそれにしても元気過ぎる。

クレーマーになるつもりはないので見なかった事にしようと思う。


夕食のメニューは何も決まっていない。取り合えずお惣菜売り場へ。

しかしどのお惣菜も高くてとても買う気にはならなかった。

夫と二人きりならともかく6人分もとなると手に負えない。


揚げるだけの「パリパリチーズポテト」を買った。

これはマッシュポテトとチーズを餃子の皮で包んだ物で結構美味しい。

孫達よりも娘の好物なのできっと喜ぶことだろう。


鮮魚売り場でパナマ海老のむき身が安かったので3パック買った。

海老チリにしようと決めて海老チリソースの素を買う。

それからお刺身用のカンパチが片身で750円だった。

4人分はあるだろうと迷わずに買う。カンパチはハマチよりも美味しい。


それから竹輪を買い「マヨ炒め」にすることにした。

これは先日家族に大好評だったので馬鹿の一つ覚えのような一品。


よっしこれでおっけいと急いで家に帰った。

台所に電気が点いていてなんともほっとする。

今日は娘が休みだったようで私の帰りを待ってくれていた。

洗濯物も畳んでくれていて台所の流しも綺麗に片付いている。

昨日のドタバタが嘘のようになんと嬉しかったことだろう。


私はお刺身を作り、竹輪を炒めただけだった。

後は全部娘が作ってくれてまるで夢のように思う。

持つべきものはやはり娘なのに違いない。


お風呂から出たら娘達が賑やかに夕食を食べており

あやちゃんもちゃんと一緒に居てほっとする。

相変わらず俯いていたが今夜もくくっと笑っていた。



2023年12月19日(火) 氷雨

むかし「氷雨」と云う歌があった。

確か私と同じ名の歌手だったと思う。

懐かしくなり歌ってみようとしたが歌詞が思い出せない。

冷たい雨が降り続いた一日のこと。



まだ火曜日だと云うのに酷く疲れを感じる。

今日は久しぶりに胃痛があり背中まで痛くなった。

早く家に帰って炬燵で横になりたくてたまらない。


そうは問屋が卸さず昼休みもなく3時まで忙しくしていた。

まだこれからのラストスパートである。くたばるわけにはいかない。

予定では29日が仕事納めだが順調に終れるだろうか心配になる。

なんだか試されているような気がしてならない。





高速道路を飛ばして家路を急いだ。

サニーマートの駐車スペースはなんとか一台分空いていて助かった。

傘を差して杖を付いていたらカートも押せないだろう。

雨に濡れたら風邪を引いてしまいそうな冷たい雨である。


昨日娘が友人から大きな白菜を貰って来ていたので

「水炊き」にすることにした。寒い日は鍋に限る。

お豆腐も買い置きがあり大根もお向かいの奥さんに頂いていた。

めいちゃんの好きなえのき茸を買いあやちゃんの好きな葛きりを買う。

鮮魚売り場へ行ったらいつもはあるグレが見当たらない。

その代わりにノルウェー産の赤魚が半額で並んでいたので2パック買う。

牡蠣は定価だったが娘婿が好きなので買うしかなかった。

後は精肉売り場で鶏の手羽元。これもあやちゃんが好きなのだ。

それから忘れてはいけないのはウィンナーの「香薫」である。

〆の冷凍讃岐うどんも忘れずに買ってセルフレジに向かう。

3千6百円ほど。予算内で収まったようだ。


帰宅したら娘の車が無かった。がっくりと肩を落とす。

そうしたらメールが届き残業になった知らせだった。

「水炊き」なので簡単だから一人でも作れるのだけれど

娘が居ないと云うだけですっかりやる気を失くしてしまっていた。

無神経としか思えない夫はさっさとお風呂へ入り晩酌を待ち兼ねている。


我が家の水炊きは市販のポン酢ではなく特製のタレで食べる。

大根おろし、刻み葱、直七(果実酢)お醤油を加えれば出来上がりだ。

夫に大根をおろして貰ったが嫌々やっていたのだろう

小さくなった大根を捨てようとしたのでムカつく。

「もう私がやるけん!」とついつい怒鳴ってしまった。

胃がきゅうっと痛み出す。血圧も上がっているようだった。


やっと出来上がった頃に娘が帰って来て「やったあ水炊き」と喜ぶ。

娘も疲れて帰宅したのだ。決して不機嫌な顔をしてはならない。


せっかく作った水炊きだったが私は何故か食べたくなかった。

半額で買って来た辛子明太子と白菜のお漬物でご飯を食べる。

でも家族はみな喜んで食べてくれて嬉しかった。

娘達が食べ終わった鍋を見たら具は殆ど無くなっている。


明日の朝はおうどんを入れて煮込もう。

辛子明太子もまだ残っているし朝ごはんが楽しみである。



そろそろ雨が止むのだろうか。

雨だれの音がスローモーションになった。



2023年12月18日(月) ちーちゃんとめいちゃん

今朝は氷点下の厳しい寒さ。車のフロントガラスが凍っていた。

真冬の寒さはしばらく続きそうで週末にかけて雪になりそうだ。

積もらなければ良いがそればかりは降ってみないと分からない。

車のタイヤを冬用に交換したいけれどまだ言い出せずにいる。


職場はパニックになるような忙しさで活気に満ち溢れているが

今朝は同僚の体調が悪く急きょ病院へ行き点滴を施したようだ。

無理をさせたくはないが無理をしてもらわなければ仕事が滞る。

社長である義父も厳しいが私も鬼のような専務になるしかない。

同僚には本当に申し訳ないと思っている。

なんとしても年末まで耐え抜いて欲しいと願って止まない。




仕事が早めに終われたら夫と病院で待ち合わせて

従兄弟を見舞う予定だったが思うようにはいかなかった。

仕事が終わったのは3時半でもう面会時間を過ぎていた。

夫が一人で面会に行ったが従兄弟は酷く弱っていたらしい。

急な入院だったので弱気になるのも無理は無いだろう。

まして何も知らされていないので不安は募るばかりだと思う。


朗報はお正月3ヶ日は一時帰宅が許されたのだそうだ。

夫と相談し私はその時に会いにいくことにした。

冗談だって言い合えるだろう。きっと笑顔を見せてくれるに違いない。





夕飯はキツネうどん。油揚げをたっぷりと入れて土鍋で煮る。

娘達も食べてくれるだろうと6人分作ったけれど

娘婿は箸も付けずいささかショックであった。

でもあやちゃんは食べてくれた。「温もるね」と言ってくれて嬉しい。


それからお向かいの奥さんからサニーレタスを頂いていたので

生ハムとトマトでサラダを作った。これもあやちゃんが「久しぶりやね」と

言ってくれてまるで兎のように食べてくれて嬉しかった。


もう一品は豚カツ。カナダ産の豚ロースが特売だったので8枚買った。

一枚75円の安さである。これにはカナダ人もびっくりだろう。

カナダの豚はきっとのどかな場所で飼育されているように思う。

柔らかくて優しい味がするのだ。日本産よりずっと美味しい。



さっきめいちゃんが私の部屋にやって来て

「めいもちーちゃんのおみまいにいきたい」と言う。

従兄弟は子供達からも慕われ「ちーちゃん」と呼ばれているのだ。

いつも可愛がってくれてめいちゃんも大好きなのだった。

「お正月には帰ってくるけんおばあちゃんと一緒に行こうかね」

そうしたら満面の笑顔になって「やったあ」と喜んでいた。


ちーちゃんに今すぐ伝えてやりたくてならない。

病気に負けないで。きっときっと元気になって帰って来てと。





2023年12月17日(日) 真冬のぬくもり

最高気温が10℃に満たず真冬の寒さになる。

時おりみぞれのような雨が降っていた。

山間部からは初雪の便り。生まれ故郷の西土佐をおもう。

子供の頃には冬が大好きだったことを懐かしく思い出していた。

近所のお兄ちゃんたちが「かまくら」を作ったのだ。

「女の子は入ったらいかん」と言われとても悲しかった。

あの時の弟の誇らしげな顔を今もはっきりと憶えている。



娘が先日から衣類の整理をしていて孫達の古着がそれはいっぱい。

どれも愛着があり着ていた頃の二人の姿が目に浮かぶ。

家庭ごみとして捨ててしまうことなどどうして出来ようか。

今日は夫に手伝ってもらってリサイクルショップへ持って行った。

夫の機嫌が悪いこと。さっさと捨ててしまえと言わんばかりである。


私は買い取って貰わなくても良いと思っていた。

何処かの子供が着てくれさえすれば救われるような気持である。

しかし今度は店員さんの機嫌がよろしくなかった。

ちらちらっと見ただけで「全て駄目ですね」と言う。

着古してはいたが上等の物もあったのになんと残念なことだろう。

夫は大恥をかいたとまたまた機嫌を損ねてしまう。

私はひたすらショックで悲しみに打ちひしがれていた。


車の後部座席いっぱいの衣類を今度は市のリサイクル施設へ持って行く。

休日でも受け入れてくれて既に沢山の衣類が持ち込まれていた。

「さようなら可愛い服たちよ」とうとうここでお別れであった。

リサイクルなのだから何かに生まれ変わるのだろう。

発展途上国などに届けるのかもしれないとあれこれ考える。

どちらにしてもごみとして焼かれることだけからは免れたのだ。

夫は最初からそうするべきだったとまだ文句を言ってる。


ちょうどお昼近くなり「一風」まで行きラーメンセットを食べた。

寒かったのでラーメンのスープまで飲み干しお腹がいっぱいになる。

夫の機嫌も良くなっておりほっと嬉しくてならない。

今日が年内最後だろうか。年明け早々にまた食べたいなと思った。

美味しい物を食べるとなんて幸せなのだろうか。





夕飯は頂き物の里芋がまだ沢山ありお豆腐と煮込んだ。

夫は煮汁をご飯に掛けて食べるのが大好きである。

ちなみに高知県西部では里芋のことを「芽赤」と呼ぶ。

芽の部分が赤いからだろう。誰も里芋とは言わなかった。


後は手抜きで焼くだけの餃子。これは手軽で結構美味しい。

そのうち手作り餃子をと思っているが手間が掛かるので躊躇する。

餃子はあやちゃんの大好物で今夜も喜んで食べてくれた。


もう一品は新鮮なうるめ鰯を買って来ていたので酢漬けにする。

鰯は包丁を使わず手で捌くのだがとても脂が乗っていた。

皮を剥ぎ腹骨を取ってから一口大に切り塩をなじます。

それから一気にお酢と柚子を加え薬味の生姜を加えれば出来上がりである。

これは私の大好物。娘婿はあまり喜ばないが許してくれたまえ。


今夜もあやちゃんが鳩ぽっぽのように笑っていた。

それだけで嬉しくてならない。今日も佳い日だったなあと思える。



2023年12月16日(土) 冬将軍

冬将軍が駆け足で近づいているようだ。

夕方から強い北風が吹き荒れ気温が下がり始めている。

明日の朝はぐんと冷え込み日中も真冬の寒さになるらしい。

覚悟はしているがどうしてこんなに不安なのだろう。

なんだか押しつぶされそうな気がしてならない。

やはり私にとっては冬イコール死なのだと思う。



午前中はカーブスへ。まともに身体を動かすことは出来なかったが

薄っすらと汗をかきそれなりに満足していた。

カーブスのあるショッピングセンターの中で「生け花展」があり

もしやと思って覗いてみたらそこに友人の姿があった。

生け花展は午後からだそうでまだ準備に忙しそうにしている。

声を掛けてみたがなんだか迷惑そうだったので逃げるように立ち去った。


友人と思っているのは私だけかもしれないと思う。

久しぶりに会ったのだけれど少しも嬉しくはなかった。

もう年内に会うこともないだろう。寂しいものだなと思う。



午後は入院している従兄弟のお見舞いに行ったが

平日以外は面会禁止とのこと仕方なくそのまま帰って来た。

膵臓がんでもう手の施しようがないのだそうだ。

夫も私もショックが大きくまだ受け止められずにいる。

従兄弟は何も知らされていないとのこと。なんとも憐れでならない。


月曜日に再度出直すことにしたが夫が一人で来ることになった。

私は仕事が早く終れた日に訪ねようと思っている。

決して涙を見せてはならない。従兄弟を励ましてやらねば。





今夜は娘婿の友人が来ていて忘年会だろうか「鍋パーティー」をしている。

娘達の部屋でしているので少しも迷惑だとは思わない。

むしろ気兼ねなく楽しんでいるようで微笑ましく思っている。

ただあやちゃんが独りぼっちで部屋に閉じ籠っているのが気になる。

夕食はマクドナルドだったようだ。ちゃんと食べただろうか。


夫と私はすっかり手抜きでローソンの出来合いの物で済ました。

夫はロースかつ丼で私はカルボナーラを食べる。

食器洗いも免れなんと楽をさせてもらった。

もし娘達と別居をするようになったらどうなるのだろうと考える。

おそらく私はろくに料理もせず毎晩手を抜くだろう。

それも愉快ではないかと考えただけで面白くてならない。

いつかはそんな日が来るのだろうか。そう遠くはないのかもしれない。



窓の外では風がひゅるひゅると唸っている。

娘達の部屋はとても賑やかで楽しそうだが

あやちゃんの部屋は静まり返っていて物音ひとつ聞こえない。



2023年12月15日(金) ちっぽけなプライド

随分と暖かな朝。昨夕からの雨が静かに降り続いていた。

午前中に雨は止んだが曇り空のまま異常な程の暖かさとなる。

気温は20℃を超え冬服では汗ばむ程であった。


農家では大根や蕪が大きく育ち過ぎて廃棄処分にしていると聞く。

それぞれ規格が決まっており出荷出来ないのだそうだ。

なんと残念なことだろう。野菜に何の罪があるのだろうと思う。


やはり冬は必要なのだ。どんなに寒くても冬でなくてはならない。




毎月中旬に「詩の通信教室」に詩を送っているのだけれど

先月の「ふゆさん」のダメージが大きく躊躇っている。

しばらく悩むことになりそうだがもう止めてしまうかもしれない。

鯛にとっては所詮雑魚の詩なのだ。蔑まれても仕方ないことだろう。

しかし私にもプライドがある。それはとてもちっぽけなものだが

自ら傷つくことはないのではと思うのだった。

誰に何と言われようと私は私の詩を書き続けるべきなのだ。


鯛を羨ましいと思ったことなどない。

私は雑魚であることを誇りに思っている。




金曜日はお弁当を持って行かない日。先週からそう決めたのだった。

山里には「じまんや」と云う村人のためのお店があって

村外のお惣菜店などが毎日お弁当を卸している。

それがとても美味しくて病みつきになってしまいそうだ。


今日は鶏南蛮、ポテサラ、焼そば、卵焼きの入ったお弁当を食べた。

鶏南蛮にはタルタルソースがたっぷりと掛けてあって最高である。

来週も買おうと思うと金曜日がとても楽しみになった。

月曜から金曜まで頑張った自分への褒美である。



2時45分まで仕事。今日も早めに帰ることが出来た。

サニーマートへ行ったら今日も車が停められない。

一般のスペースも遠い処しか空いていなかった。

仕方なく入口近くの駐車禁止場所へ停めたがさすがに後ろめたかった。

障害者スペースに停めてある車を確認したら6台中4台が違反である。

車に許可証を提示していないのでおそらく健全な人なのだろう。

私も今日は違反であったがもし注意されたら現状を訴えようと思った。

本当に泣きたいくらいに困っているのだ。


夕食は「豚ニラキムチ」「麻婆豆腐」「ジャーマンポテト」に決める。

あと鮮魚売り場でお刺身用の鰹とびんよこを買った。

予算オーバーであったがポイントが貯まっていて700円分助かる。

ビールと焼酎も買ったのでかなり重い荷物となった。

入り口近くに車を停められなかったら難儀したことだろう。


夕食は相変わらず夫と一緒に先に済ませる。

その後に娘達が食べるのだけれどめいちゃんはまだ宿題が終らない。

金曜日なのにと思ったら明日は参観日なのだそうだ。

いつも思うのだけれど毎日の宿題が多過ぎるように思う。

せめて家族と一緒に夕食を食べさてやりたいものだ。


あやちゃんは両親と談笑しながら食べていた。

俯いているけれどくすくすっと笑い声が聞こえる。

まるで鳩ぽっぽのようだと微笑ましく感じた。


これが平和でなくて何だろうと思わすにいられない。








2023年12月14日(木) ふれあい

お天気は西から下り坂。夕方からぽつぽつと雨が降り始める。

なんだか春先のように暖かい優しい雨だった。

週末から来週にかけては大寒波が襲って来るのだそうだ。

高知県西部も初雪が降るかもしれないとのこと。



毎日夕食後に食器洗いもせずに短歌を捻っていたのだけれど

家族の入浴の順番もありさすがに長続きしなくなった。

ゆっくりと落ち着かなければろくな短歌が詠めるはずはない。

今夜からこの日記を書く前に詠むことにしたが

やっぱり駄目だ。相変わらずの駄作となってしまった。


気分が滅入る。酷く追い詰められているような気分である。

いったいどうしてこんなに焦っているのだろうと思う。

才能がないと云ってしまえばそれまで。あるのはプライドばかりだ。


自分を見捨てず長い目で見てやらねばいけない。

諦めてしまえばもうそこでお終いになってしまうだろう。





今日はいつもより少し早めに終われた。

時間の余裕があると心にも余裕が出来て来るものだ。

サニーマートへ行ったらいつも車を停めている場所が満車になっていた。

足が不自由なため障害者専用スペースの許可をもらっているのだが

見るからに健全そうな人も停めており満車になる時がよくある。

私など障害者の内には入らないが車椅子の人は本当に困るだろう。

本来なら私も遠慮するべきであるがついつい甘えてしまっている。

荷物が少ない時は良いが沢山買ってしまった時はとても苦労するのだ。

今日は仕方なく一般のスペースに停めたが結構きつく辛かった。


夕食のメニューは「茄子と鶏肉の南蛮漬け」にする。

大きな長茄子が二本で2百円。地場産コーナーにあった。

鶏肉はいつもブラジル産を買っている。国産の半値で肉質は変わらない。

トッピングは玉ねぎとカイワレ大根。カイワレはいつでも42円だ。


もう一品は「パスタサラダ」にした。私が食べたかったから。

何故かマカロニサラダより家族の評判が良い。

胡瓜、カニかま、人参、スイートコーンを入れる。

味付けはマヨネーズだけではなく胡麻ドレッシングと甘酢で混ぜる。

私はこれが大好物でほぼ主食になるくらいガツガツと食べてしまうのだ。


今夜はめいちゃんのダンス教室かあるので娘と出掛けて行った。

あやちゃんはいつも娘達が帰宅してから一緒に食べるのだけれど

今夜は珍しく先に食べていた。独りでは侘しいだろうと思っていたら

父親である娘婿が向かい合って話し相手になっておりほっと安心した。


私との会話は少しだけ。今日はトレーナーとジャージを穿いていたので

「温うに着いちょるね」と言ったら「うん」と頷いてくれた。

笑顔を見ることは出来なかったが一日一言で良いと思う。

そんなふれあいがきっと実を結ぶ日が来るのに違いない。


そろそろ娘とめいちゃんが帰って来る頃だ。

いつもハイテンションのめいちゃんは我が家の「おひさま」のよう。


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