ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年11月04日(土) まあこんなもんだろう

朝陽を浴びつつ洗濯物を干していたら汗ばむ。

11月だと云うのになんと異常な暑さだろう。

晴れのち曇り。午後もひどく蒸し暑かった。



その汗は異常ではないかと夫が心配してくれる。

カーブスで相談したら代謝が良くなっている証拠だと言われた。

代謝が良くなると筋肉が付き太らない身体になるとか

また免疫力も高まり風邪等に強くなるのだそうだ。


そんなの嘘っぱち。信じてたまるものかと思う。

体重はどんどん増えておりもう手に負えない。

恥ずかしい話だがついに65キロになりお腹周りは一メートルになった。

我ながらうんざりしており鏡を見るのも嫌になっている。


とにかく筋トレを続けましょうとカーブスのコーチは励ましてくれるが

週に一度の筋トレで成果があるとはとても思えない。

それも杖を付きながらである。みっともないったらありゃしない。

今日はもう止めてしまおうかとも考えたが決断は出来なかった。

運動不足の身体である。もしかしたらと一縷の望みが残っている。


何事にも限界があるだろう。その限界まで自分を試すのも良いだろう。





娘婿の39歳の誕生日であったが、まだ本調子ではないため

パーティーは延期することにした。「何か食べたい物はある?」

そうしたら「豚汁が食べたい」と言ってくれた。

お安い御用である。早速スーパーで材料を買って来る。


豚汁を食べるにはいささか蒸し暑い夕べであったが

娘婿はもちろんのこと孫達も喜んで食べてくれて嬉しかった。

明日の朝は残りにおうどんを入れて食べるのも楽しみである。


同居を始めて9年が経ちすっかり「家族」らしくはなったが

娘に云わせれば家族ではないと。それは複雑な気持ちになってしまう。

以前はどうすれば家族になれるのだろうと悩んだこともあるが

今は「まあこんなもんだろう」と思えるようになった。


サザエさんだと「マスオさん」である。

口数は少ないが酔っぱらうと饒舌になる愉快な娘婿であった。



2023年11月03日(金) 柚子日和

文化の日で祭日。今日も夏日となり異常な程の暑さとなる。

富山県では28℃を超えていたそうで驚くばかり。

冬は雪深い地域である。どんなにか戸惑ったことだろう。

やはりその季節に相応しい気候を望まずにはいられない。



昨夜は深夜にハプニングがあり大騒ぎをした。

夫がトイレに閉じ込められ出られなくなってしまったのだ。

どうやらドアノブが壊れてしまってロック状態となったらしい。

私は熟睡していてすぐには気づかず娘夫婦のお世話になった。

トイレの天井をどんどん叩いて知らせたのだそうだ。

娘達はすぐ真上で寝ており何事かと駆け付けてくれたのだった。

娘婿がドアノブを分解しやっとの思いで夫を救出する。


今朝は笑い話になっていたが夫ではなく孫達だったら

どんなにかパニックになり泣きじゃくっていたことだろう。



今日は新しいドアノブを買いにホームセンターへ行く。

隣接するスーパーで食料品も買ったのだが

夫が車まで荷物を運んでくれてずいぶんと助かった。

毎日は無理だけれど週末だけでも一緒に来てくれたらと思う。



午後は山里で頂いた柚子を絞る作業をする。

規格外で出荷出来ない柚子を10キロ近くも頂いていたのだ。

柚子農家さんが丹精込めて作った柚子も傷があったり小さ過ぎたりすると

廃棄処分になるのだそうだ。なんともったいないことだろう。

手間は掛かるけれど果汁にすれば立派な柚子である。


台所で奮闘していたら見かねたのか夫が手伝ってくれた。

搾り機が無いので手で絞られねばならず握力がものを云う。

女の手よりも男の手の方がずっと効率が良いのだ。


たくさんあった柚子も搾れば一リットル程。

それでも一年分はあるだろう有難いことである。

我が家は毎年自家製の柚子醤油を作るようにしている。

市販の物よりもずっと美味しく重宝しているのだ。


台所はもちろんのこと家中に柚子の香りが漂っていた。

柑橘系の匂いは不思議と心身を癒してくれるものだ。


窓から夕雲を仰ぎながらあしたのことを想う。

西に沈みかけた夕陽が雲を貫くように射していた。



2023年11月02日(木) 桜紅葉の頃

最高気温が27℃まで上がり夏日となった。

かつて11月にこれほどの気温の日があっただろうか。

なんだか異変が起こりそうに思えて不安になってくる。


けれども秋は確実に深まっているようで

銀杏の葉が黄金色に染まり桜紅葉も見られるようになった。

山茶花の蕾もふくらみもうすぐ咲くことだろう。


来週の月曜日が雨の予報。その後急激に寒くなるのだそうだ。

そうして立冬がやって来る。暦の上ではもう冬が始まる。





娘の熱が下がりもう峠は越えたようだ。

めいちゃんはまだ少し咳をしているが食欲が出て来て元気。

娘婿はまだビールを飲みたくないようで様子見である。

三人とも長引かずに済み何よりに思う。

あやちゃんも私達夫婦も今のところ感染の兆しはない。

どうかこのまま平穏無事な日々が続くことを祈るばかりである。



昼間弟から電話があり母の49日法要の打ち合わせ。

遠方ではあるが駆け付けて来てくれるようで何よりだった。

弟がしきりに母のお墓の心配をしていて

生前母が生まれ故郷の実家のお墓に入りたいと言っていたこと。

それは私もしっかりと聞いており母の願い通りにしてやりたかった。


しかし義父の立場を考えるとどうしても押し切ることが出来ない。

いくら長いこと別居をしていたとは云え夫婦には違いなかった。

お墓を別にするとなると縁を切るように思えてならない。

それはなんだか義父に対しての仕打ちのように感じるのだった。

母は決して義父を恨んでなどいなかった。

義父も最後の最期まで母に愛情を注いでくれたのだと思う。


弟に相談もしないで私は母を義父の家のお墓に入れて欲しいと頼んだ。

義父はとてもほっとした様子で頷いてくれたのだった。


夫婦とはと考える。様々なかたちをした夫婦がいることだろう。

母のように子を捨ててまで女の道を選んだひとも居る。

大切なものを失い多くの犠牲を払ってでも貫きたかったのだろう。


弟は「そうか・・」と納得してくれたようだった。

いつかは義父も亡くなる日が来るだろう。

その時には母がきっと迎えに来てくれると信じている。


そうしてふたりは生まれ変わってもまた巡り合うことだろう。



2023年11月01日(水) 命あっての物種

霜月と云う響きがなんとなく好きだ。

晩秋から初冬へと季節が移り変わっていく。

初霜が降りるのも近いことだろう。


とは言え今日の日中の暑さ。明日はもっと気温が上がるそうだ。

そうしてまた一気に寒くなるのかもしれない。

寒暖差が身に堪えるが受け止めなければいけないのだろう。



今朝は出勤前に10分程仮眠をした。

それが良かったのか眠気に襲われることなく職場に着く。

遅刻になってしまったが明日からもそうしようと思っている。

なんとしても居眠り運転を避けなければいけない。


職場に着くなり近くの診療所に電話をして

インフルエンザのワクチンを接種して貰うことになった。

医師には家族が感染していることを告げなかったが

ぎりぎりセーフになるだろうと勝手に決めていた。

接種の効果がすぐに現れるかどうかは定かではない。

それでも安心感はある。これで絶対に大丈夫と思う。


仕事を終えて帰宅したらめいちゃんと娘婿は熱が下がっていた。

娘はまだ微熱がありしんどそうな様子だった。

コロナの時よりも症状は重く後を引くようである。

コロナも怖いけれどインフルエンザを侮ってはいけないのだ。



あやちゃんは今夜も素直でにこにこと微笑んでいた。

好物の肉じゃがを作っていたので「やったあ」と喜んでくれる。

今までずっと私と話すのを避けていたのに会話も弾んだのだ。

つかの間のことかもしれないが何かが吹っ切れたのかもしれない。

このままトンネルの出口まで歩いて行けることを願ってやまない。




先日からメンタルが弱っている気がして鬱々としていたが

いつの間にか気が晴れたようですっきりとしている。

元気溌溂とまではいかないがそれなりに明るく過ごしている。

とにかく前向きに出来ることを頑張って行きたい。


命あっての物種であろうか。





2023年10月31日(火) 親子丼

とうとう10月も晦日。今年もあと2ヶ月となった。

母が亡くなってから昨日でひと月となりなんと早いことだろう。

あれ以来夢に出てくれなくなった。お金は足りているのだろうか。



今朝は娘が発熱。やはりどうしようも出来なかったらしい。

午前中に夫婦で病院に行きインフルエンザのお墨付きを貰って来たようだ。

めいちゃんと三人でずっと寝ていてどんな様子なのか分からない。

食欲どころではないようで今夜はまだ夕食を食べられずに居る。


あやちゃんはいつもと違ってとても素直になっており

大盛の親子丼を食べてくれた。笑顔も見せてくれてほっとする。

妹と両親が寝込んでいるのだ。どんなにか心細いことだろう。


私は昨夜娘を励ましたように強気を心掛けている。

絶対に感染するわけにはいかない。なんとしてもだ。

もし私が明日にでも寝込むようなことになったら家事は誰がするのか。

洗濯や買い物や食事の支度や忽ち困ってしまうのだ。


これまでずっと家族の健康を祈り続けて来たが

どうしようも出来ないことが突然襲って来るものなのだ。

それをどう受け止めるかが大切なことのように思う。


たとえば川の流れに逆らえないように。

身を任せ辿り着く処まで流れて行かなければならない。





2023年10月30日(月) コロナの次はインフルか

今朝は今季いちばんの冷え込みだったようだ。

まだまだこれからの寒さである。そのうち慣れて来るだろう。

年寄りの冷や水にならないよう暖かくして過ごさねばならない。



出勤前にめいちゃんの様子を娘に訊いたら高熱になっているとのこと。

昨夜のうちに熱が上がったのだろう。ふうふうと辛そうである。

早めに病院へ連れて行った方が良いが娘は午後からしか休めないと云う。

あまりにも可哀想に思い私が連れて行くことになった。


病院は9時からであったが8時半に家を出る。

そうしたらなんとびっくり。病院の玄関前に長蛇の列であった。

仕方なく最後尾に並んだが受付を済ますと16番だった。

待合室はいっぱいなので車の中で待機することにする。

めいちゃんは後部座席に横になりしんどそうに息をしていた。


一時間後、まだ順番が来ない。そのまま二時間待ちやっと順番が来た。

殆どの子供がインフルエンザのようではらはらする。

めいちゃんもやはりそうだった。こればかりはどうしようもない。

一週間の自宅待機を言い渡され薬をもらってやっと家に帰る。


後はじいちゃん(夫)に任せ大急ぎで職場に向かった。

朝ではないので眠気は来ないだろうと思い込んでいたのだけれど

いつもと同じ酷い眠気が襲って来たのだった。

途中で車を停め10分程仮眠をしたが眠気は治まらず

ガードレールに追突しそうになって身の危険を感じた。

一瞬こんなふうにして私は死ぬのかと思った。

車を運転するのが怖い。明日も眠気が襲ってくるのだろうか。



3時間ほど仕事をして帰宅する。

めいちゃんはあれから嘔吐をしたそうで大変だったようだ。

娘が先に帰っていたのでもう心配はないだろう。


しかし夕方になり帰宅した娘婿が仕事中に発熱したらしい。

コロナの時の悪夢が蘇る。もしかしたらまた家庭内感染かもしれない。

娘婿は明日病院に行く予定だがおそらくインフルエンザだろう。


娘が少し弱気になっているので気を強く持つようにと励ましながら

私達夫婦もなんとしても乗り越えようと話したことだった。


朝から何も食べていなかっためいちゃんが雑炊を食べている。

コロナには治療薬が無いがインフルエンザにはちゃんとあるのだ。

きっと薬が効いてくれるだろう。明日の朝には熱が下がっていますように。








2023年10月29日(日) 思い通りにいかないこと

朝は少し冷え込んだが日中は穏やかな晴天となる。

夜明け前に紅い月が西の空に沈むのを見た。

今夜が満月なのだろうか。明日の朝も見えることだろう。



二週間程前に高知新聞の文芸欄に詩を投稿していたのだが

残念ながら佳作止まりでいささか落ち込んでしまった。

佳作は名前だけでそれも一番最後に申し訳程度に載っているのだ。


いつも自信がないけれど今回だけは自信があった。

母のことを書いた詩だけあってなんだか踏みにじられたような気分になる。

悔しさよりも悲しくてならない。選者のD氏を恨めしく思った。


これを最後にもう投稿はするまいと決める。

そう決めたらこころがとても楽になった。


いつまでたっても認められたい欲を手放せない。

さっぱりと切り捨てることが大切なのではないだろうか。





午前中にドコモショップへ。とうとう母の携帯を解約した。

例の母の友人と思われる方からは着信が無いままである。

解約するまでにもう一度掛けてみようかとも思ったが

その方も何処かの施設に入居されているのだから

電話に出られない事情もあることだろうと察した。

儚い縁だったかもしれないが母の友達になってくれて感謝している。



午後、読みかけの本を開いてみたが全く集中出来ない。

もう借りてから二週間になる。今日が返却日であった。

図書館に延長の電話をしようと思いつつすっかり忘れてしまった。

読書熱が醒めてしまったとは思えないがなんだか歯がゆくてならない。


あれこれと考えていると思い通りにいかないことで溢れている。

期待だったり愚かな欲だったり人間だから仕方ないことなのだろうか。

何も考えずに日々を過ごしている人など居ないはずである。




夕方、めいちゃんが発熱。幸い高熱ではないが早めに寝ている。

学校でインフルエンザが流行っているらしく心配だ。

様子を見て明日娘が病院へ連れて行くことになっている。

どうかただの風邪でありますように。


あやちゃんは相変わらず部屋に閉じこもっている。

決してドアを開けてはならない。

夕飯は鶏の唐揚げを数個だけ部屋で食べたきりである。

とにかく好きなようにさせるのが娘の方針であるらしい。

何かが間違っているのだとしても一切口出しをしてはいけないのだ。



たっぷりとお昼寝もして身体は休養できたが

なんだか気疲れをしてしまってしんどい。

思い通りにいかないことを思い通りにしようとしているからだろう。


そういうのもう止めよう。




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