ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2020年05月05日(火) 大切な家族を守りたい

「立夏」すっかり初夏らしくなり半袖で過ごす。

まだ炬燵も暖房器具もそのままで扇風機を出したくなるほど。


早朝からの川仕事も思いがけない暑さが身に堪えた。

朝のうちは涼しいだろうと水分を持って行ってなかったので

喉がからからに乾きもう少しで熱中症になるところだった。

撤収作業は収穫よりも肉体労働でくたくたに疲れて帰宅する。

「明日はやすもうか」とじいちゃん。もちろん私もうなずく。


娘が仕事だったので孫たちと過ごす「こどもの日」

あやちゃんが朝ごはんを食べておらず「食べたくない」と。

りんご病の名残だろうか腕や手にかすかに発疹が見られた。

お昼にやっとみかんの缶詰を食べてくれてほっと安堵する。

一日中のタブレット。それもどうして叱れようかとおもう。



午後、高知県知事の記者会見があり自粛の緩和をするとのこと。

感染者が出ていない日が続いているとは言え不安がつのる。

ほんとうにそれで良いのかと疑心暗鬼になってしまいそうだ。

我が家はそれには従えない。大切な家族を守ることに徹したい。



娘むこの伊勢海老漁のおかげで今夜もご馳走。

お刺身はぷりぷりとしていてとても美味しかった。

買い物に行かなくてもこうして夕食を食べられるありがたさ。

ちょっとした自給自足をたのしんでいる我が家だった。



2020年05月04日(月) 雲のうえにはたしかにおひさま

雨あがり。曇り空のまま一日が過ぎる。

陽射しこそなかったけれど空は明るい。

雲のうえにはたしかにおひさまがいる。



早朝より川仕事。とうとう最後の収穫だった。

わずかな収穫量だったけれどやれるだけのことを

やったのだと心地よい達成感があった。

過酷な環境のなかで精一杯に育ってくれた海苔にただただ感謝。

自然の恵みをいただけることはこんなにもありがたいこと。



娘むこは素潜り漁に。今日も大漁で帰って来る。

高知では「ナガレコ」と言うアワビに似た貝をそれはたくさん。

とても食べきれずまたご近所さんにお裾分けをする。

明日は伊勢海老漁なのだそう。楽しみにしていましょう。



夕方、総理の会見があり緊急事態宣言の延長が決まる。

今の状況を考えるとそれは当然の事に思えた。

決して気を緩めてはいけない時。油断してはいけない時だと思う。


幸いと言っていいのか高知県はここ数日感染者が出ていない。

ほっと安堵しながらも危機感が薄れるわけではなかった。

一段と気を引き締めて用心しながら過ごして行こうと思う。


学校はどうなるのかなと娘が心配していたけれど

市の教育委員会が決めたことに従わなければいけない。

一日も早く通学させてあげたい気持ちと感染リスクの不安が交差する。


親の心配をよそにのほほんとしているあやちゃん。

今日はお友達からお手紙が届いてとても嬉しかったようだ。

会えないからこそのふれあい。「やさしさ」を学んでいるのだろう。

こどものこころは決して荒んでなどいない。

おとなもそうでありたいとこころからそう思った出来事だった。



2020年05月03日(日) 生まれて来てくれてありがとう

久しぶりの雨。まだ降りやまず雨音を聴きながらこれを記し始めた。

午後7時を過ぎたけれどまだ外は薄っすらと明るい。

ふとこのまま雨が見えなくなるまで空を仰いでいたくなる。



あやちゃん8歳の誕生日。家族皆でささやかにお祝いする。

食欲はどうかなと心配していたけれど

大好きなイクラのお寿司。ステーキも鶏のから揚げも。

最後にはケーキも食べられてほんとうに良かったなと思う。

笑顔がいっぱい。おなかもいっぱい。とても楽しい夕食だった。


もう8歳なのかと感慨深い。いつのまにかすっかり成長して

幼児から少女へと少しずつ階段をのぼっているように思える。

なんとしても長生きをしてその成長を見守りたいものだ。


いまは学校へも行けずお友達にも会えずどんなにか寂しいことか。

それでも嘆くこともせずに毎日を健気に辛抱し続けている。

ほんとうにえらいなといっぱいほめてあげたかった。


あやちゃんお誕生日おめでとう。

生まれて来てくれてありがとう。

大好きなあやちゃんがずっとずっと笑顔でいられますように。




2020年05月02日(土) 平穏無事が何より

立夏を前にして夏日となる。少し蒸し暑さを感じた。

つい先日までの肌寒さが嘘のよう。もう季節が変わったのだろう。


早朝より川仕事。朝陽がきらきらとまぶしい。

川風も心地よくせっせと手を動かし精一杯の収穫。

今日が最後の収穫の予定だったけれど思いがけず

まだ海苔が残っている網を見つけあと二日ほどは収穫出来そう。

連休中には終えられるだろう。もうひとふんばりしてみよう。



9時半には作業を終えて山里の職場に向かう。

孫たちはじいちゃんとお留守番。それもすっかり慣れたよう。

あやちゃんは平熱。ほっぺも赤くならずに済み幸いだった。

ただ少し食欲がなくまだ本調子ではなさそう。

昼食はカップ麺やおにぎりばかりで栄養面がとても気になる。

それだけ学校給食に頼っていたことをあらためて感じさせられる。



仕事は忙しかったけれどなんとか片づき明日から連休に。

3月4月の繁忙期を乗り越えられたのだなと感慨深く思った。

心地よい達成感を糧にしながらまたぼちぼちと頑張って行こう。



夕方、釣りに行っていた娘婿が大漁で帰って来る。

鰤に平目。鯵もたくさんありご近所さんにお裾分けする。

貧乏所帯の我が家にはほんとうに贅沢なごちそうだった。

平目のお刺身は初めて食べたけれどそれはそれは美味しい。


夕食後久しぶりにめいちゃんとお風呂に入った。

泡ビオレで背中を撫でながら愛しさが込み上げてくる。

ぷりんぷりんの可愛いお尻。思わずぎゅっとしたくなる。


今夜はコロナの話題もなくとても平和だった。







2020年05月01日(金) 未来を信じてあげなければ

夏も近づく八十八夜。まさに初夏を思わすような一日。

ツツジが枯れ始めたらアマリリスが咲き始める。

季節の花はそうしてバトンタッチをしながら心を和ませてくれる。

そうして鮮やかな新緑。陽射しを浴びてきらきらと輝いていた。



孫たちをじいちゃんに託して山里の職場へ。

連休前でもう暇かなと思っていたけれど

駆け込みのお客様があり少し忙しくなった。


お昼にじいちゃんから電話がありあやちゃんが発熱とのこと。

めいちゃんの時もそうだったけれどぶり返す熱。

明日にはほっぺが真っ赤になっているかもしれない。


早めに帰宅したかったけれど残業になってしまった。

おまけに今日は買い物をしないと食料が尽いてしまっていた。

少しでも空いているお店にと郊外のスーパーに寄ったら

マスクが入荷しているとのことで混雑している店内。

おそるおそる大急ぎで買い物をして逃げるように帰って来る。

マスクはあえて買わず。必要なひとがたくさんいるだろうと。



帰宅したら娘が先に帰っていて洗濯物をたたんでくれていた。

心配していたあやちゃんは解熱剤が効いている様子。

お昼ご飯も食べられなかったそうでなんと可哀想なこと。


すっかり元気になっているめいちゃんはパワー全開で

娘とお散歩に出掛けてしまってなかなか帰って来ない。

「あやも行きたかった」としょんぼりうなだれるあやちゃん。

この子はずっと我慢をしてきてそのうえにまた我慢を強いられている。

連休明けの学校再開も延期になりいつ再開するやら未定とのこと。

それは息子のところのけい君も同じで一年生なのに学校へ行けない。

コロナの犠牲になっている子供たちの未来を思うとつい嘆きたくなる。


けれどもおとなが嘆いてしまうと子供はよけいに悲しくなるだろう。

未来を信じてあげなければ。励ましてあげなくてはと強くおもう。

学校は消えて無くなるのではない。いつまでも子供たちを待っている。



2020年04月30日(木) 思いがけないサプライズ

午後7時。ずいぶんと日が長くなったものだ。

西の空を茜色に染めておひさまが山陰に沈んでいく。

燕だろうか一羽の鳥がそんな空を横切って行った。

帰る巣がある。家族もいるのだろうと思いを寄せる。



月末の仕事を無事に終えほっとしながら帰宅。

あやちゃんの熱は下がっていたけれど念のために小児科へ。

まだほっぺは赤くなっていないけれど背中に微かに発疹が。

やはり「りんご病」らしくしばらく様子を見ることになった。

軽症の場合はほっぺが赤くならないこともあるのだそうだ。

「ほっぺの赤いのはいや」と「はずかしい」とあやちゃん。

学校が休校中で幸いだったのかもしれないとふと思った。


診察を終えて病院の玄関に向かっていたら

母がお世話になっているケアマネさんを見つけ声をかける。

入院から3週間が過ぎ一度も面会が叶わずにいた。

母は順調に快復しているとのこと。ほっと胸を撫で下ろす。

一目会いたい気持ちをぐっと我慢していたところに

「テレビ電話で会いましょう」とケアマネさんが急いで準備を。

それはとても思いがけずにどれほど嬉しかったことだろう。


パソコン画面のなかに母がいた。「ひぃばあちゃん」と

あやちゃんが声をかけると母は歓声をあげて喜んでくれる。

ほんの3分ほどの短い間だったけれどとても貴重な時間だった。

面会の叶わない家族のために病院が用意してくれた粋な計らい。

今後も続けて行くそうでまたいつでも会えるのだそうだ。


「ひぃばあちゃんばいばいまたね」手を振る母の姿がしっかりと見えた。




2020年04月29日(水) ケセラセラなるようになるさ

朝から爽やかな青空が広がり初夏を思わすような一日。

「昭和の日」で祝日。玄関先に日の丸の旗を掲げている家もあった。



昨夜遅くにあやちゃんが発熱。

めいちゃんの時と同じ症状でやはり感染は免れなかったよう。

解熱剤で様子を見て明日小児科へ連れて行くことにする。

コロナ騒動の渦中に我が家は「りんご病」騒動であった。

めいちゃんはもうすっかり元気になっており救われる思い。



娘がお休みだったので予定通りに川仕事へ。

陽射しのきつさにとうとう麦わら帽子の出番となった。

川風が心地よく今日も精一杯の収穫をする。

今週末には最後の収穫を終え漁場の撤収作業を始められそう。


今年は例年の五分の一ほどの収穫。収入もそれに比例する。

家計は大ピンチだけれどもなんとかなるだろうと前向きに。

嘆いていては貧乏神が喜ぶだけだろうと思うことにした。

ドンマイどんまいケセラセラの心意気で行こう。



祝日でいつものローカル情報番組がお休みだった。

コロナ情報だけはいち早く知らせて欲しいものだと

なんだか落ち着かない気分の夕暮れ時のこと。

遅いニュースで県内の感染者一人と報道があった。

濃厚接触者で一度は陰性だったのに陽性に変わったのだそうだ。

どんなにか戸惑っていることだろうと気の毒でならない。


明日は我が身。常にその気持ちを忘れずにいたいと思う。

誹謗中傷は決してあってはならない。寄り添う心を大切にしたい。



娘が「ちょっと雑炊」を作ってあやちゃんが完食。

家族みんなが笑顔でいられる。それがどんなにか幸せなことか。


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