| 2020年04月23日(木) |
ただつよくなることを私は選びたい |
もう花冷えでもないだろうけれど冷たい風。
忘れかけていた冬がなにか伝えたいことがあったのだろうか。
それでも春の花は咲く。おひさまは精一杯に微笑んでくれる。
まだ微熱のあるめいちゃんとあやちゃんをじいちゃんに託して
山里の職場に行っていた。大丈夫かなと気になりながらの仕事。
近所のお友達が外で遊んでいたのだそうだ。その声を聴いて
あやちゃんが一緒に遊びたがっていたのをじいちゃんが駄目だと。
あやちゃんは涙をぽろぽろ流しながら我慢したのだそう。
どんなにか一緒に遊びたかったことだろうか。
我慢してほんとうにえらかったなと思う。
私が帰宅した頃には平熱になっていためいちゃん。
今夜熱が出なければもう大丈夫だろう。
「おねつをやっつけた」と自慢げな顔は笑顔であふれていた。
ちいさなからだで一生懸命にたたかっていたのだと思う。
えらいね。そうして強くなっていくのだと頼もしくてならない。
夕方、とてもショックな訃報が舞い込む。
岡江久美子さんがコロナで亡くなってしまった。
63歳、まだまだこれからの人生だと言うのに何という事だろう。
とても言葉に出来ない悲しみと大きな恐怖心に苛まれる。
明日は我が身だと思わずにいられない現実がそこにあった。
負けてたまるもんかと思いつつ明日のことがわからない。
生きるための保障など何も無いのではと思いながら
つよくなる。ただつよくなることを私は選びたい。
| 2020年04月22日(水) |
とにかく立ち向かって行くしかない |
今日の風は北風。暖かな春風ではなかったけれど
空には雲ひとつなく真っ青な空がとても爽やかに感じた。
めいちゃんの熱がぶり返してしまった朝。
幼い子供にはよくあることだけれど長期戦になるのか。
風邪の症状は全くなく食欲もあり元気なのが何よりに思う。
娘がお休みだったのでとりあえず様子を見ることに。
あえて解熱剤は飲まさずに体力勝負に臨むことにした。
「がんばっておねつをやっつけようね」と言って。
じいちゃんと私は川仕事へ。今朝の川風は冷たかったけれど
一生懸命に身体を動かしていると寒さを忘れていた。
もう終盤戦となり今月いっぱいが勝負だと思う。
わずかな海苔でも最後の最後まで収穫してあげなくては。
「やったらやっただけのことはあるな」確かにその通り。
今年の収穫は例年の五分の一ほど。欲を言えばきりがないのだ。
作業を終えてから山里の職場に向かう。
出がけに孫たちに声をかけたらめいちゃんが「いってらっしゃい」と
言いつつ「いちごとパンがたべたい」と甘えてくれて嬉しい。
お盆にのせて女中さんみたいに運ぶと「ありがとう」とまた嬉しい。
こんなに元気なのにどうして熱がと不思議でならなかった。
仕事を終えて帰宅するとまたコロナ騒動が待っていた。
ついに我が四万十市にも感染者が出てしまったようだ。
もう逃げ場がないような不安感がひしひしと襲って来る。
夕方には市長さんから直々に市内放送があり緊迫感がつのる。
こののどかな田舎町にもそれはどうしても避けられないことか。
現実を受けとめながらとにかく立ち向かって行くしかない。
決して嘆いたり弱気になってはいけないのだと思う。
「負けるもんか」あらためてそう心に誓った夕暮れ時のこと。
| 2020年04月21日(火) |
あしたは明日の風が吹くのだろう |
曇りのち晴れ。青空が見え始めると一気に暖かくなる。
降りそそぐ陽射しにふと希望の光が見えたような気がする。
めいちゃんの熱は下がっていてほっとしたけれど
念のために今週いっぱい保育園を休ませることに。
発熱と聞き保育士さん達もはらはらしていたことだろう。
じゅうぶんに休ませてから登園させたほうが良さそう。
娘は仕事。じいちゃんは漁協の出役で留守だったので
私が午前中仕事を休み孫たちと過ごしていた。
あやちゃんはもうすっかり家の中にいるのに慣れているけれど
めいちゃんはパワーを持て余している様子で退屈していた。
熱がぶり返してもいけないので外遊びも出来ずずっと家の中で過ごす。
お人形さんがいっぱい。髪をとかしたり服を着せ替えたり。
こどもは遊びの天才だなと思う。見ているだけでほのぼのと心が和む。
お昼前にはじいちゃんが帰って来てくれてバトンタッチ。
急ぎの仕事だけ済ませ後は明日とつぶやきまた来た道を帰る。
山道でお遍路さんを見かけたけれど声をかけられなかった。
四国霊場の納経所が閉まってしまったことを知っているのだろうか。
とても気になったけれどそれでも歩き通すのだろうと思う。
世の中が大変な時だからこそ必要なお遍路なのかもしれなかった。
今日は感染者が無し。一日でもそんな日があるとほっとする。
けれども明日のことなど誰にもわからないのだった。
あしたは明日の風が吹くのだろう。穏やかな春風であってほしい。
| 2020年04月20日(月) |
どうか元気でいてください |
明け方まで降っていた雨があがり晴天に恵まれる。
春を通り越してまるで初夏のような陽気だった。
今朝はめいちゃんが発熱。子供の突然の熱はよくあることだけれど
よりによってこんな時期にと思わずにはいられなかった。
娘も私も仕事が休めずとりあえず解熱剤で様子を見ることに。
でもその解熱剤を嫌がって飲んでくれなくて大泣きになる。
午前中に急ぎの仕事だけ片づけ大急ぎで帰って来た。
「おばあちゃんとびょういんへいくのはいや」と泣きじゃくる。
娘に電話をして何とか早退できないかと言っても帰れないと。
仕方なくなだめているとあやちゃんが一緒に行ってくれることに。
やっとめいちゃんがうなずいてくれて病院へ行くことが出来る。
風邪の症状は出ていないけれど風邪でしょうと言うこと。
なんだか納得できなかったけれど熱が続かないことを祈るしかない。
帰宅してやっと解熱剤を飲んでくれる。えらいねがんばったね。
それからヤクルトと牛乳を飲んで枝豆とウィンナーを食べる。
そうして苺を食べ始めたら止まらなくなってひとパックをぺろり。
夕方になったらすっかり元気になってお風呂にも入る。
なんだかキツネにつままれたような一日だった。
コロナ騒動の真っ只中にいて家族の健康がどれほど大切なことか。
めいちゃんもあやちゃんもどうか元気でいてください。
| 2020年04月19日(日) |
明日のことがわからないからこそ |
二十四節気の「穀雨」今夜から明日の未明にかけて雨になりそう。
作物にとっては恵みの雨になることだろう。
海苔には少し厳しいかなと思うけれど天に任せるしかない。
早朝より川仕事。今日も精一杯に収穫をする。
いつもより頑張り過ぎたかなとふたりともくたくたになった。
それでも心地よい疲れ。午後はゆっくりと身体をやすめる。
昨夜から孫たちが楽しみにしていた磯遊び。
お友達のお兄ちゃんが急きょ発熱となり中止となってしまう。
けれどもお友達のお父さんが近くの公園へ連れて行ってくれた。
久しぶりの公園が楽しかったようで二人とも笑顔で帰って来る。
夕食は予定通りのカツカレー。あやちゃんの食欲がなく心配。
ついつい顔色を窺ってしまう。ストレスではないかと気遣う。
遊び過ぎて疲れたのだろうと娘が助け舟を出してくれた。
めいちゃんも眠くなっているようでご機嫌ななめだった。
夕食後ふたりだけでお風呂。はしゃぎ声が聴こえほっとする。
また隣町から感染者。一気に4人と聞き不安がつのるばかり。
どうやら娘むこの取引先の会社の人らしいと情報が入る。
そのうち1人とは明日会う予定だったと聞き驚愕が走った。
一歩間違えたら濃厚接触者になりかねないところだった。
娘が「もうパニックになりそう」と嘆くのを皆で宥める。
嘆くのはよそう。とにかく皆で身も守るしかないのだと。
明日の事がわからない。この緊迫した現実からなんとしても
逃げ切らなくてはならない。いや乗り越えていかなければいけない。
試されているのならば試していただきましょう。
| 2020年04月18日(土) |
明日を楽しみにしている孫たち |
雨あがりの朝。爽やかな風のなんと心地よいこと。
雀たちのさえずり。お寺の鐘の音。とても平和な朝に思える。
保育園の親子遠足の予定だったけれど中止に。
こども達の楽しみがそうしてひとつひとつ失われていく。
いろんなことを仕方ない事と受け止めなければいけない。
娘夫婦がお休みだったので孫たちの心配もなく山里の職場へ。
急ぎの仕事を優先して川仕事は明日にすることにした。
二足の草鞋を履けない時もある。出来る日にすれば良いのだ。
仕事で隣町に行かなければならず緊張感でいっぱいになる。
それでも驚いたのは人々がごく普通に動きまわっていたこと。
みんな不安を抱えながらも日常の事で精一杯なのだとおもう。
ふとそんな人々を応援したい気持ちが込み上げて来た。
明日は我が身なのだ。我が町もいつ窮地に立たされるか分からない。
二日分の買い物をして帰宅。今夜はトンカツ、明日はカレー。
トンカツを半分残しておいてカツカレーにするのだ。
「いいねえ、いいねえ」テンションの上がる家族たち。
近所のお友達と遊んでいた孫たちが喜び勇んで帰って来る。
お友達のお父さんが明日磯遊びに連れて行ってくれるとのこと。
娘が気遣って同行を願い出たら車の定員オーバーになると断られ
「お任せしようかね」と明日はお言葉に甘えることになった。
きっと楽しい磯遊びになることだろう。よかったよかった。
| 2020年04月17日(金) |
嘆いてばかりいても何も変わらない |
曇りのち雨となる。雨音が耳に心地よくなぜか落ち着く。
もしかしたらこころが乾いていたのかもしれないとふと思う。
水を欲しがっていたのだろう。灰汁を洗い流すほどの水を。
川仕事はお休み。おかげでゆったりとした朝だった。
めいちゃんが「おばあちゃんといく」と言ってくれて
保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。
国の緊急事態宣言を受けて保育園も休園とはいかないまでも
なるべく家庭での保育をと保育園から通達が来ていた。
娘が休みの日は登園しないほうが良いのだろう。
やっと年長組の生活に慣れて来たばかりで可哀想だけれど
感染リスクを考えるとそれも致し方ない事だと思う。
あやちゃんはおじいちゃんとお留守番。
お昼にまたチャーハンを作って食べたのだそう。
「すごい食欲だったぞ」とじいちゃんが笑っていた。
お友達から「あそぼうよ」と電話もあったらしいけれど
じいちゃんが「駄目だぞ」と。ぐっと我慢のあやちゃんだった。
普段からおっとりとした子なので反発もしないでいる。
それが日に日にストレスになってはいないかと気遣うばかり。
「あやちゃんしたいことがいっぱいあるよね」と声をかけると
「べつに・・」と答える。それが返って心配になるのだった。
こども達の明日を思うと胸が締めつけられるように苦しい。
学校が再開されてもコロナが終息する可能性は無いに等しい。
ただ一時的に拡大を防ぐだけで何の特効薬もないのが現実だった。
いったいこの先どうなるのだろうと思えば不安がつのるばかり。
それでも前を向くことを私は選ぶ。家族もみなそう思っている。
嘆いてばかりいても何も変わらない。それならば勇気を出そう。
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