ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2020年04月21日(火) あしたは明日の風が吹くのだろう

曇りのち晴れ。青空が見え始めると一気に暖かくなる。

降りそそぐ陽射しにふと希望の光が見えたような気がする。



めいちゃんの熱は下がっていてほっとしたけれど

念のために今週いっぱい保育園を休ませることに。

発熱と聞き保育士さん達もはらはらしていたことだろう。

じゅうぶんに休ませてから登園させたほうが良さそう。


娘は仕事。じいちゃんは漁協の出役で留守だったので

私が午前中仕事を休み孫たちと過ごしていた。

あやちゃんはもうすっかり家の中にいるのに慣れているけれど

めいちゃんはパワーを持て余している様子で退屈していた。

熱がぶり返してもいけないので外遊びも出来ずずっと家の中で過ごす。

お人形さんがいっぱい。髪をとかしたり服を着せ替えたり。

こどもは遊びの天才だなと思う。見ているだけでほのぼのと心が和む。



お昼前にはじいちゃんが帰って来てくれてバトンタッチ。

急ぎの仕事だけ済ませ後は明日とつぶやきまた来た道を帰る。

山道でお遍路さんを見かけたけれど声をかけられなかった。

四国霊場の納経所が閉まってしまったことを知っているのだろうか。

とても気になったけれどそれでも歩き通すのだろうと思う。

世の中が大変な時だからこそ必要なお遍路なのかもしれなかった。



今日は感染者が無し。一日でもそんな日があるとほっとする。

けれども明日のことなど誰にもわからないのだった。


あしたは明日の風が吹くのだろう。穏やかな春風であってほしい。



2020年04月20日(月) どうか元気でいてください

明け方まで降っていた雨があがり晴天に恵まれる。

春を通り越してまるで初夏のような陽気だった。



今朝はめいちゃんが発熱。子供の突然の熱はよくあることだけれど

よりによってこんな時期にと思わずにはいられなかった。

娘も私も仕事が休めずとりあえず解熱剤で様子を見ることに。

でもその解熱剤を嫌がって飲んでくれなくて大泣きになる。


午前中に急ぎの仕事だけ片づけ大急ぎで帰って来た。

「おばあちゃんとびょういんへいくのはいや」と泣きじゃくる。

娘に電話をして何とか早退できないかと言っても帰れないと。

仕方なくなだめているとあやちゃんが一緒に行ってくれることに。

やっとめいちゃんがうなずいてくれて病院へ行くことが出来る。


風邪の症状は出ていないけれど風邪でしょうと言うこと。

なんだか納得できなかったけれど熱が続かないことを祈るしかない。

帰宅してやっと解熱剤を飲んでくれる。えらいねがんばったね。


それからヤクルトと牛乳を飲んで枝豆とウィンナーを食べる。

そうして苺を食べ始めたら止まらなくなってひとパックをぺろり。

夕方になったらすっかり元気になってお風呂にも入る。


なんだかキツネにつままれたような一日だった。


コロナ騒動の真っ只中にいて家族の健康がどれほど大切なことか。

めいちゃんもあやちゃんもどうか元気でいてください。



2020年04月19日(日) 明日のことがわからないからこそ

二十四節気の「穀雨」今夜から明日の未明にかけて雨になりそう。

作物にとっては恵みの雨になることだろう。

海苔には少し厳しいかなと思うけれど天に任せるしかない。


早朝より川仕事。今日も精一杯に収穫をする。

いつもより頑張り過ぎたかなとふたりともくたくたになった。

それでも心地よい疲れ。午後はゆっくりと身体をやすめる。



昨夜から孫たちが楽しみにしていた磯遊び。

お友達のお兄ちゃんが急きょ発熱となり中止となってしまう。

けれどもお友達のお父さんが近くの公園へ連れて行ってくれた。

久しぶりの公園が楽しかったようで二人とも笑顔で帰って来る。


夕食は予定通りのカツカレー。あやちゃんの食欲がなく心配。

ついつい顔色を窺ってしまう。ストレスではないかと気遣う。

遊び過ぎて疲れたのだろうと娘が助け舟を出してくれた。

めいちゃんも眠くなっているようでご機嫌ななめだった。

夕食後ふたりだけでお風呂。はしゃぎ声が聴こえほっとする。



また隣町から感染者。一気に4人と聞き不安がつのるばかり。

どうやら娘むこの取引先の会社の人らしいと情報が入る。

そのうち1人とは明日会う予定だったと聞き驚愕が走った。

一歩間違えたら濃厚接触者になりかねないところだった。

娘が「もうパニックになりそう」と嘆くのを皆で宥める。

嘆くのはよそう。とにかく皆で身も守るしかないのだと。


明日の事がわからない。この緊迫した現実からなんとしても

逃げ切らなくてはならない。いや乗り越えていかなければいけない。


試されているのならば試していただきましょう。



2020年04月18日(土) 明日を楽しみにしている孫たち

雨あがりの朝。爽やかな風のなんと心地よいこと。

雀たちのさえずり。お寺の鐘の音。とても平和な朝に思える。



保育園の親子遠足の予定だったけれど中止に。

こども達の楽しみがそうしてひとつひとつ失われていく。

いろんなことを仕方ない事と受け止めなければいけない。



娘夫婦がお休みだったので孫たちの心配もなく山里の職場へ。

急ぎの仕事を優先して川仕事は明日にすることにした。

二足の草鞋を履けない時もある。出来る日にすれば良いのだ。


仕事で隣町に行かなければならず緊張感でいっぱいになる。

それでも驚いたのは人々がごく普通に動きまわっていたこと。

みんな不安を抱えながらも日常の事で精一杯なのだとおもう。

ふとそんな人々を応援したい気持ちが込み上げて来た。

明日は我が身なのだ。我が町もいつ窮地に立たされるか分からない。



二日分の買い物をして帰宅。今夜はトンカツ、明日はカレー。

トンカツを半分残しておいてカツカレーにするのだ。

「いいねえ、いいねえ」テンションの上がる家族たち。


近所のお友達と遊んでいた孫たちが喜び勇んで帰って来る。

お友達のお父さんが明日磯遊びに連れて行ってくれるとのこと。

娘が気遣って同行を願い出たら車の定員オーバーになると断られ

「お任せしようかね」と明日はお言葉に甘えることになった。

きっと楽しい磯遊びになることだろう。よかったよかった。



2020年04月17日(金) 嘆いてばかりいても何も変わらない

曇りのち雨となる。雨音が耳に心地よくなぜか落ち着く。

もしかしたらこころが乾いていたのかもしれないとふと思う。

水を欲しがっていたのだろう。灰汁を洗い流すほどの水を。



川仕事はお休み。おかげでゆったりとした朝だった。

めいちゃんが「おばあちゃんといく」と言ってくれて

保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。


国の緊急事態宣言を受けて保育園も休園とはいかないまでも

なるべく家庭での保育をと保育園から通達が来ていた。

娘が休みの日は登園しないほうが良いのだろう。

やっと年長組の生活に慣れて来たばかりで可哀想だけれど

感染リスクを考えるとそれも致し方ない事だと思う。


あやちゃんはおじいちゃんとお留守番。

お昼にまたチャーハンを作って食べたのだそう。

「すごい食欲だったぞ」とじいちゃんが笑っていた。

お友達から「あそぼうよ」と電話もあったらしいけれど

じいちゃんが「駄目だぞ」と。ぐっと我慢のあやちゃんだった。

普段からおっとりとした子なので反発もしないでいる。

それが日に日にストレスになってはいないかと気遣うばかり。

「あやちゃんしたいことがいっぱいあるよね」と声をかけると

「べつに・・」と答える。それが返って心配になるのだった。


こども達の明日を思うと胸が締めつけられるように苦しい。

学校が再開されてもコロナが終息する可能性は無いに等しい。

ただ一時的に拡大を防ぐだけで何の特効薬もないのが現実だった。

いったいこの先どうなるのだろうと思えば不安がつのるばかり。


それでも前を向くことを私は選ぶ。家族もみなそう思っている。

嘆いてばかりいても何も変わらない。それならば勇気を出そう。





2020年04月16日(木) いま大切なのは勇気なのかもしれない

最高気温が20℃を越え汗ばむほどの陽気となる。

季節はこのまま初夏へと向かうのだろうか。

天気予報では「たけのこ梅雨」に入るとのこと。

二十四節気の「穀雨」も近くなり季節の移ろいを感じる。



今朝も早朝から川仕事。朝陽と川風がとても心地よい。

海苔は最後の踏ん張りを見せてくれてとても逞しい。

命尽きるまでと愛しさが込み上げ精一杯に収穫をする。


作業を終え山里の職場に向かう。峠道ではお遍路さんがふたり。

その姿に見覚えがあるなと思えば2日前に四万十大橋を渡っていた。

ご夫婦と思われる。その姿には不安の欠片も見えずとても逞しい。

何があってもなんとしても歩き通す勇気そのもののお遍路に見えた。



仕事を少しだけ早めに切り上げ義父と母の施設へ向かう。

長期の入院になるため今月いっぱいの退去をとのこと

やっと慣れて母も気に入っていただけに残念でならない。

もう母の帰る場所が無くなる。退院したら何処に住めばいいのか。

その不安を一手に引き受けてくれたケアマネさんに感謝しかない。

きっとまた母の居場所が見つかることだろうと頼りにしている。


冷蔵庫やタンス。身の回りの物などを運び出し施設にお別れをした。

親身になってお世話をしてくれたヘルパーさん達には

なんとお礼を言って良いのかただただ頭が下がる思いだった。



いつもより帰宅が遅くなりあれこれの家事に追われていたら

あやちゃんが洗濯物を取り入れてくれていた。

やっと手が届くのをそれでも一生懸命にお手伝いをしてくれる。

「えらいねあやちゃんありがとうね」にこっと微笑む笑顔が嬉しい。



夕方のニュースで国が全国に非常事態宣言をしたことを知る。

もっと早くそうしていればと家族みなそう思っていた。

いまは危機感から逃れようとしている場合ではないのだ。

現実をしっかりと見て欲しい。国民の不安を受け止めて欲しい。

このまま頼りにならないお国で在り続けるならば

国民であることをやめてしまいたいとさえおもう。


おとなたちにはそんな憤慨も少なからずあるけれど

こどもたちは笑顔を絶やさずにいてくれて救われるおもい。


まだ5歳のめいちゃんが「きょうもコロナ?」と言って

おとなたちは我に返り笑顔を交わし合った夕暮れ時のこと。



2020年04月15日(水) 何があっても花は咲く

曇りのち晴れ。少し風があったものの春らしい陽気となる。

桜の季節は終わってもツツジや藤の花やと心を和ませてくれる。

何があっても花は咲く。嘆いてばかりいてはいけないのだ。



早朝より川仕事へ。私の仕事を気遣ってくれたのか

「俺ひとりで行くから」と言ってくれたじいちゃん。

腰の痛みがまだあるのにどうしてひとりで行かせられようか。

6時半に出掛け8時には作業まで帰って来られた。

後の作業を娘が引き受けてくれてとても助かりありがたいこと。


めいちゃんを保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。

久しぶりの保育園で少し緊張していためいちゃん。

そっと手を握るとぎゅっと握り返してくれた。

その小さな手のぬくもりに愛しさが込み上げて来た朝のこと。



午前中に急ぎの仕事が片づき午後は早めに終わらせてもらう。

今日は買物をする日。なんだかとても緊張してしまう。

なんとか二日分のメニューを考え逃げるように店を出る。

ふといつまでこんな日々が続くのだろうと思わずにいられなかった。


帰宅してもう日課になってしまったローカルニュースを見る。

そこにはとても悲しいニュースが待っていた。

ついに県下初のコロナ死亡者が出てしまったのだった。

亡くなられた方はもちろんのこと遺族の方々の心痛を思うと胸が苦しい。

その現実に驚愕とする。同時に恐怖心がつのるばかりだった。


感染者が続出している隣町の宿毛市は独自で非常事態宣言をした。

市長さんの判断は正当だと思う。それほど緊迫している状態なのだ。

みんなが自分の行動に責任を持って身を守らなければいけない時。



「ほいくえんたのしかったよ」「あしたもいってもいい?」

この純真であどけないこどもたちにいったい何の罪があるのだろうか。


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