| 2019年12月29日(日) |
すくっと前を向いている |
曇り日。肌寒く一日中暖房のお世話になる。
明日は雨とのこと。冷たい雨になることだろう。
今日も最小限の家事を。娘から言われていたので
トイレとお風呂掃除だけはなんとか済ませる。
後は炬燵に潜り込んで寝てばかりの一日だった。
午後、あやちゃんがお友達の家に遊びに行くと言う。
子供同士の約束なのでお友達のお宅に迷惑をかけそう。
気になって電話をしたらお友達のお母さんが是非にと。
隣の地区まで遠いのでクルマで送って行くことに。
めいちゃんが大泣き。一緒に遊びたかったようだ。
かと言ってめいちゃんまで押しかけるわけにはいかない。
じいちゃんとふたりで宥めていたらやっと泣き止んでくれる。
話せばちゃんとわかる聞き分けの良さ。大きな成長に思えた。
仕事だった娘が帰って来て「えらかったね」と抱きしめる。
今日のめいちゃんはほんとうに我慢してえらかったなと思う。
完璧には程遠いけれどまあまあ綺麗になったお風呂場で
湯船に浸かりながらこの一年を思い起こしていた。
いろんなことがあったけれど乗り越えて来たのだなと
感慨深く思う。過ぎてしまえばすべてが思い出になる。
明日は仕事納め。わたしはすくっと前を向いている。
| 2019年12月28日(土) |
さらりさらりと流れる川に |
風もなく穏やかな晴天。優しい陽射しが降りそそぐ。
雲ひとつない空を見あげているだけでほっこりと暖かい。
大掃除はしないと決めているので最小限の家事を。
それは普通の主婦なら当たり前のことなのかもしれないけれど
普段から掃除を怠けている私には少し特別なことであった。
埃だらけの床の間を片づけ早々と鏡餅を供える。
もうそれだけでじゅうぶんに思えていた。
冬休み中のあやちゃんと三人で昼食。
パスタを茹でてレトルトのミートソース。
そんな手抜きでも喜んで食べてくれて嬉しかった。
めいちゃんは今年最後の保育園に行っていてお迎えに。
担任の保育士さんが「よいお年をね」と言ってくれたのだけれど
その意味がわからないめいちゃん。「よいおとしってなに?」
もうすぐお正月が来ることをおしえると「ふ〜ん」と言って。
まだお正月の意味もわからない。それも微笑ましくあった。
午後は孫たちをじいちゃんに託したまま炬燵でお昼寝。
言葉に出来ないような倦怠感。とにかく休まなくては。
2時間ほど眠っただろうか、すっかり元気になっていた。
暖かな西日に誘われるようにお大師堂へ。
昨日いとこ夫婦が拭き掃除をしてくれていてとても助かる。
花枝に千両の紅い実を添えて新年を迎える準備も出来た。
トイレ掃除だけは毎年の私の役目でそれも済ませる。
鏡餅はSさんが大晦日までに供えてくれるとのこと
みんながそれぞれに出来ることをして一年を終えようとしている。
お大師さんにこの一年の感謝を込めて手を合わせた。
こころを込めて般若心経を唱える。
川面には西に傾いたおひさまがきらきら
さらりさらりと流れる川の水にふと我が身を浮かべた午後のこと。
| 2019年12月27日(金) |
なんたってお歳暮ですよ |
夜のうちに雨はあがり強い北風が吹き荒れる。
日中も冷たい風が身に沁みる冬らしい一日だった。
寒い風の中ジャンバーも羽織らず登園するめいちゃん。
まさに子供は風の子と絵に描いたような姿だった。
年末の仕事をそれなりに終えてほっと肩の荷がおりる。
資金繰りはやはり苦しかったけれどなんとか支払いを済ませ
同僚にお給料と少しだけれど寸志もあげることが出来た。
「少しだけれどごめんね。寒い思いをさせてごめんね」
労う気持ちが伝わったのだろう。にっこりと微笑んでくれた。
帰る時にクルマの助手席にお米が載っていてびっくり。
同僚がお昼休みに自宅から持って来てくれたらしい。
「お歳暮だよ」と。なんと嬉しいことだろう。
同僚の手作りのお米をありがたくいただく。
帰り道のなんと清々しいこと。
ああいい日だったなあと心からそう思った。
同僚は明日も出勤して仕事を終わらせてくれるそう。
月曜日にはビールをもって行こうと思う。
私からも「お歳暮ですよ」って渡したくてたまらない。
| 2019年12月26日(木) |
私は決して頑張りません |
雨が降ったりやんだり。寒さも感じず優しい雨だった。
例年なら初雪が降る頃。暖冬らしい空模様が続いている。
娘たちの年賀状がやっと仕上がり一枚は母に。
めったに会えないひ孫の姿にきっと喜ぶことだろう。
「ひいばあちゃんげんきですか」あやちゃんが書いてくれた。
年内の仕事も大詰め。今週中になんとか終えられそうだ。
事務仕事はたいして忙しくはないのだけれど
車検を終わらせようと同僚が一生懸命がんばってくれている。
ボーナスをあげられたらどんなに報われることだろうか。
厳しい経営難のうえに明日は年末の支払いが待っている。
仕事を終えて帰宅したらほのかにワックスの匂いがする。
お休みだった娘が床をきれいに磨いてくれていた。
まさに「夢に餅」思いがけなくてとても嬉しかった。
大掃除はしないと決めていたからどんなに助かったことか。
「トイレとお風呂場くらいはしなさいよ」と娘に言われる。
怠け者の私でもやれば出来るのかもしれない。
でも一昨年の大晦日に寝込んでしまったことが頭をよぎる。
あれもこれもと頑張り過ぎてしまったのだろう。
正直言ってこわいのだ。不安ばかりがつのり自信はない。
この弱気は何だろうと自分が情けなくてたまらないけれど
なんとしても元気に新年を迎えたいのだった。
だいじょうぶ。私は決して頑張りません。
| 2019年12月25日(水) |
おばあちゃんはダサイ |
夕方から雨が降り始める。ずいぶんと暖かな雨。
天気予報では大晦日あたりから寒波が到来するとのこと。
真冬らしい厳しい寒さの年明けになりそうだ。
今朝はおおはしゃぎの孫たち。
サンタさんからプレゼントが届いていて大喜びしていた。
私も娘に頼んで一緒に置いてもらっていたのだけれど
あやちゃんにパジャマ。めいちゃんにトレーナー。
それがすっかりあやちゃんにバレてしまっていて
「おばあちゃんはダサイ」と言われてしまった。
またまた笑ってごまかすしかない。
めいちゃんは気に入ってくれて早速着て登園してくれた。
仕事を終えてスーパーに寄るともうすっかりお正月商戦。
早めに数の子を買っておく。昆布巻き用の材料も。
大晦日の混雑をおもうとめまいがしそうだった。
毎年の事だけれど大晦日にはもう買い物に行かない。
押し寄せるように迫って来る年末。
慌ただしい思いをするのはごめんだなと思っている。
たとえお正月準備を何もしなくても新年はやってくるのだもの。
ゆったりと落ち着いた気分で新年を迎えたいものだ。
| 2019年12月24日(火) |
毎日が贈り物のように過ぎていく |
すっきりとは晴れず。それでも日中はぽかぽかと暖かい。
あたりいちめんが雀色。冬枯れた景色もまたよいものだ。
クリスマスイブ。保育園でクリスマス会があるのだと言って
めいちゃん大喜びでとても楽しみに登園する。
どんなにか楽しい一日だったことだろう。
仕事を少し早めに終わらせてもらって
ローストチキンを買って帰る。
市内でも有名な「ちきん館」はとても混雑していた。
後はお寿司にしてじゅうぶんなご馳走だと思っていたけれど
娘が「たったこれだけ」と言って不満そうな口ぶり。
なんだか子供みたいだなと可笑しくなる夕暮れ時のこと。
いくつになってもイブが楽しみだったのだろう。
今夜は眠っている間にサンタさんが来てくれるのだと
孫たちがとても楽しみにしている。
純真な子供心にサンタさんの存在がとても微笑ましく思う。
私もはっきりと憶えている。最後のクリスマスプレゼントは
「星の王子さま」と言う本だった。
母が買ってくれて枕元に置いてくれたことを知っていたけれど
それが最後のプレゼントだったとは思いもしなかった。
12歳のクリスマス。サンタさんは確かに存在していた。
いまは毎日プレゼントをもらっているように幸せな日々。
この贈り物のような日々にひたすら感謝している。
| 2019年12月23日(月) |
急ぐこともないだろう |
雨あがり。朝陽が射し始めるとあたりがきらきらと輝く。
通勤路の山道はまるで虹の中を走っているようだった。
年末が近づいているせいかお遍路さんの姿が殆ど見られず
通いなれた道にふと寂しさを覚えるこの頃。
ぼちぼちと仕事。いつもの年末と違うように感じるのは
やはり母が居ないせいだろうとふと思った。
資金繰りの辛さに加え母の浪費癖が酷くて
ぶつかり合い口争いの絶えなかった事も今では懐かしい。
もう母と向かい合って仕事をすることもないだろう。
だからこそこの経営難をなんとしても乗り越えようと思う。
少し残業になり帰宅。ホームセンターで腐葉土を買ってきたので
一昨日買った葉牡丹を植えたかったけれど出来なかった。
少しだけ休もうと炬燵に潜り込んでしまうとまた起き上がれない。
週末まで置いておこうか。急ぐこともないだろう。
夕飯にカマスの塩焼き。孫たちにも一匹ずつお皿に。
時々はそうしてお魚をきれいに食べる練習をしている。
めいちゃんは苦心していたけれどあやちゃんはなんとか。
骨だけになったお魚が喜んでいることをおしえる。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声。
いつもと変わらない平和な夜にこれを記す。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
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