ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年12月08日(日) やってみないとわからない

久しぶりの青空。朝は冷え込んだけれど日中は小春日和になる。

冬のおひさまはほんとうにありがたいものだ。



海苔の赤ちゃんが可愛らしく芽を出し

海苔網を漁場に張る川仕事に行っていた。

夜明けを待ちかねるように出掛けたけれど

思ったよりも潮が引いていて少し苦労する。

水の浮力がないと網がとても重くなってしまうのだ。

寒い朝だったけれど身体はすぐに温まる。

朝陽をいっぱいに浴びて精一杯に頑張った。


海苔の赤ちゃんが順調に育ってくれますように。

後は天に任すしかない。どうかどうかと祈るばかり。


今年は例年よりも減作をして全部で80枚ほど。

あと3日もあればすべてを張り終えられるだろう。

山里の職場も繁忙期なのでなんとか両立させたい。

今はまだ序の口。春の収穫期を思うと少し不安になる。

やってやれない歳ではもうなくなってしまったのだ。


でもやってみないとわからない。そう思うことにしよう。




夕飯はあやちゃんのリクエストで豚汁。

愛媛の麦味噌で作ったらほんのりと甘くて美味しかった。

こころもからだもぽっかぽか。今日も「いい日」でした。



2019年12月07日(土) 子供みたいな母と

二十四節気の「大雪」曇り空でしんしんと冷え込む。

おひさまが恋しい。明日は晴れてくれそうだ。



母の通院日。先月までお世話になっていた病院へ。

まだ腰の痛みが続いておりやっとこさ車に乗れた。

ヘルパーさんの介助がとてもありがたい。


血液検査、心電図等あれこれの検査を終えて

大好きな主治医の先生に会えた母はとても嬉しそう。

母の事をよく分かってくれている先生が

「お酒を一杯ひっかけたら痛みが治るかもしれんね」って

談笑が続きなんとも楽しい診察になった。

心臓の持病は落ち着いており次は二ヵ月後のこと。

私の負担も少なくなりほっと安堵する。


帰り道、買い物がしたいと言い出した母を宥めつつ

痛みが治まり歩けるようになったらと約束をする。

なんだか子供みたいな母が憐れでもあり愛しくもあった。


そうして母と半日を過ごす。ほっこりと穏やかな時間だった。


娘として出来ることを精一杯にと改めて思う。

また会いに行きましょう。いっぱいの笑顔で。



2019年12月06日(金) こどもは風の子

どんよりとした曇り日。寒さが身に染みる一日だった。

もう真冬なのだろう。明日はもう二十四節気の「大雪」



早起きをがんばっためいちゃん。今朝も元気に保育園へ。

今日は市内の小高い山へ登山に行く日だった。

みんなでバスに乗って登山道まで行くのをとても楽しみにしていた。

保育士さんからなるべく薄着で登園するように言われていたけれど

あまりの寒さに大丈夫だろうかと心配でもあった。



仕事は午前中でほぼ片づきいつもより早めに帰宅する。

風邪の引き始めだろうか寒さがとても身に堪えていた。

帰るなり炬燵に潜り込む。天国と思うほど暖かだった。


娘とめいちゃんが帰って来てそのまま外遊び。

窓から見るとジャンバーも羽織らず薄着のままだった。

やはりこどもは風の子。寒さを楽しんでいるよう。


やがてあやちゃんも帰って来て友達と遊びたいと

隣の地区の公園まで車で送って欲しいと言う。

もう4時半を過ぎていたので駄目だよと言うと

しばらくふてくされてぷんぷんとご機嫌ななめ。

また「おばあちゃんだいきらい」と言われそうで

はらはらしていたら娘がしっかりと宥めてくれて助かる。


晩ご飯にあやちゃんの大好きな南瓜煮を作る。

よほど嬉しかったのかご飯をおかわりしてくれる。


みんな笑顔。それがほっこりと暖かくって寒さも忘れていた。

今日も「いい日」になりました。ありがとうございます。



2019年12月05日(木) 仕事の終活

晴れのち曇り。陽射しがなくなるとやはり肌寒い。

すっかり葉を落とした銀杏の木が寒々と空を仰いでいた。



今朝もめいちゃんと保育園へ。

「おばあちゃんといく」と言ってくれると嬉しいものだ。

明日も一緒に行ってくれるかな。早起きがんばろうね。



仕事は今日もぼちぼちの忙しさ。

午後から自動車保険の新規契約がありお客さんのお宅まで。

先月から業務提携をしたプロ代理店の人と一緒に行く。

息子よりも少し若いかな。なかなかの好青年である。

今までは何もかも一人で対応しなければいけなかったけれど

頼もしい助っ人が出来てとても心強く感じる。


私にもしもの事があっても万全のフォローをしてくれるので

業務提携はいわば仕事の「終活」でもあった。



仕事を終えて帰宅すると娘が洗濯物をたたんでくれていた。

台所もきれいに片づけてくれていてほんとうにありがたい。

肩の力がすうっと抜けてしばしのコタツムリであった。


重いランドセルを背負ってふうふうとあやちゃんが帰って来る。

昨夜のことなどもうすっかり忘れてくれていて

いつもと変わらない笑顔がとても嬉しい。


玄関のランドセルはいつも翌朝までそのままだった。

宿題を取り出したときはガバッとふたが開いている。

それも微笑ましくて玄関でカバさんを飼っているみたい。


ああ今日もいい日だったなあとほっこりとこれを記す。



2019年12月04日(水) 記憶の中の少女

いちだんと冷え込んだ朝。今季の寒さを更新する。

車のフロントガラスが真っ白に凍っていた。


珍しく早起きをしためいちゃんを保育園に送って行く。

車から降りるなり駆け出して行く後姿は

まるで雪うさぎのよう。寒さを楽しんでいるのがわかる。

子供って逞しいなあとパワーをもらった朝のこと。



今日は63歳の誕生日だった。

この日が来るたびに13歳の誕生日の朝を思い出す。

もう50年。半世紀が経ったというのに忘れられない。

フラッシュバックしては辛い気持ちがよみがえって来る。

母の家出がどうして私の誕生日でなければいけなかったのか。

その理由をどうして今更訊くことが出来ようか。


もう過ぎたこと。母を責める気持ちは少しもないはずなのに

記憶の中の少女が憐れでならずぎゅっと抱きしめたくなる。





夕方、あやちゃんとめいちゃんが喧嘩を始めて

めいちゃんが大泣きになっていたので止めに入る。

その時ついめいちゃんをかばってあやちゃんを叱ってしまった。

娘に任せておけば良いものをどうしてしゃしゃり出たのか。


それからあやちゃんが泣きだしてしまって

「おばあちゃんなんかだいきらい」と言い出す。

晩ご飯も一緒に食べたくないと言うので私も悲しくなった。

そのままそっとしておけば良いものを

「今何て言ったの?もう一回言ってみなさいよ」と声を荒げる。


心の中では「誕生日なのに」と叫んでいる少女の私がいたのだと思う。

そうはっきりと感じた。とても情けないことだけれど。



娘が助け舟を出してくれて一件落着となる。

みんなで鍋を囲みながらあやちゃんも笑顔になってくれて良かった。


笑顔が何よりの贈り物。記憶の中の少女にも笑顔をあげよう。



2019年12月03日(火) 自分を責めるのはよそう

陽射しはたっぷりとあったけれど冷たい風。

いかにも12月らしい冬らしさだった。


あやちゃん「マラソン大会」の日だったけれど

昨日から眼がひどく充血しており

学校から娘に連絡があり見学になってしまったそう。

マラソンが苦手なあやちゃんは喜んでいたけれど

みんなと一緒にがんばってほしかったなと少し残念。

市販の目薬で様子見。きっとすぐに治るだろう。



昨日休んでしまったので仕事が山積みだった。

慌ててミスをしてはいけないと慎重に取り組む。

こつこつと餌をついばむ鶏さんみたい。


定時で終われたけれど母の様子を見に行かず直帰。

帰り道に寄れるのになんだかとても疲れてしまっていた。

看護師さんやヘルパーさんに甘えている自分を感じる。

いや「甘え」ではない。頼りにしているのだと言い聞かす。

自分を責めるのはよそう。どんな日もあるのだから。




あやちゃんピアノ教室の日でさっき帰って来て

家族4人水入らずでにぎやかに夕食を食べているところ。

めいちゃんがいつになくハイテンションで微笑ましい。


孫たちの声に癒されながらほっとこれを記す。



2019年12月02日(月) 心から母が愛しいと思った

雨のち晴れ。風が強かったけれどたっぷりの陽射し。

明日からしばらくは晴天の日が続きそうだ。



昨日から母の腰痛が酷くなり今日は病院へ。

しばらく安静にしていたら治るだろうと思っていたけれど

あまりに痛がるので看護師さんやヘルパーさんも心配していた。

幸いすぐ近くに以前入院していた県立病院があって

8時半には受付を済ませ車椅子の母と順番を待つ。


それがなかなかの長丁場だった。やっとお昼過ぎに診てもらえる。

レントゲンの結果では骨折もなく痛みの原因が分からず。

治療法もなくとにかく安静にしているしかないようだった。


歩くこともままならず一気に介護が必要になってしまったけれど

「安心して任せてくださいね」と言ってもらえてほっと安堵。

独り暮らしだったらまた大変なことになっているところだった。

親身になってくれる看護師さんやヘルパーさんにただただ感謝。

皆さんとても優しくて母もどんなにか助かっていることか。

この高齢者住宅を選んでほんとうに良かったと思う。



午後から職場に向かう予定だったけれど遅くなり諦める。

月初めで気になる仕事もあったけれどそれどころではないと。

母に付き添って過ごした一日がとても貴重に思えていた。


このまま寝たきりになるのかもしれないと弱音を吐く母を

精一杯に励まして笑顔で別れる。「ありがとうね」と母の声。


胸に熱いものが込み上げてくる。心から母が愛しいと思った。




 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加