ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年12月01日(日) 冥途の土産をいただいて

午前中は晴れていたけれど夕方からぽつぽつと雨。

夜の冷え込みはなくしっとりとあたたかい。



昨夜はバドミントン仲間と久しぶりの集い。

古きよき仲間たちのなんとありがたいことだろう。

思い出話に花を咲かせながら楽しい夜を過ごさせてもらった。


そうして互いの近況を。当時はまだ小学生だった子供たちが

立派に成人し結婚話も出て来ているとのこと。

歳月の流れを感じながらとても感動せずにはいられなかった。


年長者の私のことを今でも仲間だと言ってくれる。

それはほんとうにありがたく嬉しいことだった。

人生でバドミントンに出会ったことは一生の宝物だと思う。

そうしてかけがえのない大切な縁をいただいたのだった。


またきっと会おうねと名残惜しく別れる。

冥途の土産だなんて言ったら「何を言っているの」と叱られた。


でも私にはやっぱり冥途の土産のように思えてならない。

こんなに嬉しいことが再びあるとは思えないのだった。


老いていくわが身に花を添えるような出来事。



2019年11月29日(金) 最後があるから始まりもある

予報通り今季一番の冷え込みとなる。

おそるおそる窓を開けてみたら満天の星。

寒空をよそに星たちのなんとあたたかいことだろう。

おかげで寒さを忘れてしばし空を仰いでいた。



昨夜遅くに母がお世話になっている看護師さんから電話があり

母が腰の痛みを訴えているとのこと。寝違えたのかもしれないと。

深夜の事でどうすることも出来ず朝まで様子を見ることに。

痛みが少しでも和らぐようにと湿布を貼ってくれたようだ。


今朝は通勤路を変え出勤途中に母の様子を見に行く。

良かった。昨夜よりも痛みが少し和らいでいるようだった。

母も「だいじょうぶ」と言って精一杯に笑顔を見せてくれる。


月末の仕事があり後ろ髪を引かれつつも職場に向かった朝のこと。


午前中に月末の支払いを済ませ今月もなんとか乗り越えた。

お昼休みを利用して義父と母のアパートへ向かう。

部屋は義父のおかげですっかり片づいていたのだけれど

駐車場にバッテリーの上がった母の車が残されていた。

それもエンジンがかかるようにして最後の片づけとなる。


大家さんに部屋の鍵を渡し長い間お世話になったお礼を。

とうとう最後の日だった。胸に熱いものが込み上げてくる。

義父も「なんだかさびしいなあ」と呟いていた。

長年母が暮らした痕跡はもうどこにも残っていないのだ。

私と義父とで見届けた最後の日。母には決して見せたくなかった。



午後少し残り仕事を済ませているうちに遅くなり

母の様子を見に行けないまま帰路につく。

看護師さんに電話したら今のところ落ち着いているとのこと

昼食もみんなと一緒に食堂で食べられたそうだ。


看護師さん、ヘルパーさんのおかげで安心していられる。

もし独り暮らしだったらまた大変なことになっていただろう。


夕焼け空がきれい。母の部屋からもきっと見えたことだろう。





2019年11月28日(木) 冬だからこその楽しみ

冷たい雨の一日。夕方になりやっと晴れ間が見えたけれど

明日の朝は放射冷却で今季一番の冷え込みになりそうだ。

寒さを怖れてはいけない。そう言い聞かせながら身構えている。

いったいいつから冬が苦手になってしまったのだろう。



仕事を終えて帰宅するなり炬燵に潜り込む。

「コタツムリ」の季節になったのはなんだか嬉しい。

じいちゃんと一緒にNHKで「ゲゲゲの女房」の再放送を見る。


「ただいまあ」とあやちゃんの元気な声。

ちらっと顔を見せると二階に上がって行ってしまった。

暖房なしでは寒いだろうと様子を見に行くと

体温計で熱を測っていたのでびっくりしてしまった。

熱はなかったけれど木曜日ともなると疲れが出るのだろう。

重いランドセルを背負って毎日歩いてほんとうにえらいと思う。


5時には娘とめいちゃんが帰って来る。

今夜は寒いのでみんなで鍋を囲むことにした。

娘むこも早めに帰って来てくれてわいわいと楽しい夕食。

鍋料理の季節なのだ。それも冬の楽しみであった。


11月も明後日で最後。本格的な冬になるけれど

冬だからこその楽しみを見つけていきたいと思う。


そうそう、私の誕生日も近くなりましたよ。







2019年11月27日(水) いのちのろうそくがゆうらゆうら

連日の曇り空。気温はそう低くないというのに肌寒い。

この天気が回復すれば本格的な冬になりそうだ。



仕事が早めに終われたので母に会いに行く。

心から会いたいと思う。もう以前の私ではなかった。

どうしているかしらと気になってしょうがないのだ。


甘いものが食べたいと言うので買いに行こうとすると

一緒に行きたいと言い出し許可をもらって買い物に行く。

すぐ近くのコンビニへ。母はとても嬉しそうだった。


樹木希林の本があって「読みたい」と目を輝かせる。

そういえば本屋さんに行く約束をまだ果たしていなかった。

「高そうね」と心配する母に「大丈夫よ」と頷いて見せる。


母は母なりに自分の楽しみを見つけようとしているようだ。

読みたい本を読ませてあげたい。食べたい物を食べさせてあげたい。

ショートケーキやお饅頭も買ってまるで子供のような顔をしていた。


部屋に帰るなり早速本を読みたそうにするので私も帰ることに。

「気をつけてね」と優しい母の声がした。

私に何かあったら母も生きてはいけないのだと言う。

それほど私を頼りにしてくれているのかと嬉しかった。


いつ何があるかわからないけれど母を置いては逝けないのだ。

いのちのろうそくがゆうらゆうら。手をかざして消えないように

しっかりと生きていかなければとつくづく思った午後のこと。



2019年11月26日(火) 「おいしいね」の声が嬉しい

今日も曇り空。朝から気温があがらず肌寒い一日だった。

首を温めると良いそうでそろそろスカーフの出番のようだ。



めいちゃん元気なのだけれど身体に発疹が出ていた朝。

熱もないのでとりあえずいつも通りに登園する。

気になるので娘が仕事が終わり次第に病院へ連れて行くことに。



仕事は午前中でほぼ片づきいつもより早めの帰宅。

ガス屋さんが来てくれて衣類乾燥機の契約があった。

来月早々には設置が出来るとのこと

もう雨の日も大丈夫。コインランドリーに行かなくても良い。



「ただいまあ」元気な声であやちゃんが帰って来る。

5分で宿題を済ませて近所のお友達の家へ遊びに行く。

男の子で上級生なのだけれどふたりはとても仲良しだった。



娘たちの帰宅が遅く台所で奮闘していたら

あやちゃんがお手伝いをしてくれた。

ハンバーグとポテトサラダ。とても嬉しそうなあやちゃん。



めいちゃんはまさかの溶連菌が見つかりびっくりだった。

抗生剤ですぐに治るとのこと。保育園も行っても良いと。

皮膚科ではなく小児科に行って正解だった。

熱のないのが幸い。明日も元気に保育園に行けそう。



あやちゃんピアノ教室の日で晩ご飯が間に合わず

帰ってからゆっくりと家族4人でにぎやかに食べていた。

「おいしいね」の声が聴こえるとほっと嬉しい。


今日も「いい日」でした。ありがとうございます。



2019年11月25日(月) 明日はハンバーグにしましょうね

曇り日。陽射しはなくてもぽかぽかと暖かい。

職場の近くの銀杏の葉が散り始めて落ち葉もまたきれい。



今朝は久しぶりにめいちゃんと保育園へ。

お昼寝のお布団があったけれど

自分で持つと言って頼もしいこと。

門をくぐるのを見届けてから山里の職場に向かう。

5歳を過ぎてからずいぶんとしっかりとしてきた。

たまにかんしゃくを起こすけれどそれも成長の証だろうか。



仕事はぼちぼちの忙しさ。週末はもう月末なので

あれこれと頭を悩ますこともあるけれど

なんとしても乗り越えようと自分を励ましている。


義父が母のアパートへ行ってくれた。

エアコンの取り外しと荷物を少し運び出してくれたようだ。

これも月末までにきれいに片づけなければいけない。

義父の助けあってこそのこと。今日はほっとありがたかった。




家族そろっての晩ご飯。あやちゃんが気に入ったおかずがなく

すっかり拗ねてしまってトイレに籠って出てこない。

「わがままは許さないよ」と怒る娘。

あやちゃんの好きなメニューにしなかったおばあちゃんも悪い。

結局娘がオムレツを作ることにしてやっとトイレから出てくれる。


明日はあやちゃんの好きなものを作りましょう。

そうね。ハンバーグにしましょうね。






2019年11月24日(日) 孫たちの声にほっこりと

日中少しだけ雨が降ったけれどまるで春雨のよう。

肌寒さもなく暖かな一日だった。



高知県知事選挙の投票日。野党推薦の候補者に投票する。

自民党には敵わないだろうなとじいちゃん。

なんだかむなしいけれどかすかな望みを託すばかり。



雨が降らないうちにと久しぶりにお大師堂へ。

今月はずっと母のアパートへ通っていたので

ずいぶんとご無沙汰をしてしまった。

お参り仲間のいとこが私の代わりを務めてくれていて

花枝も新しく、手水鉢の水を入れ替えてくれていた。

気にかけてくれる人がいてくれてほんとうにありがたい。

ほっこりと穏やかな気持ちになりゆっくりと手を合わす。



午後3時頃、娘たちが無事に帰って来てくれた。

懐かしいような孫たちの声に玄関まで飛び出して行く。

とても楽しかったようであやちゃんの声が弾んでいた。

あれこれと心配していたのが嘘のよう。

無事に帰って来てくれてほんとうに良かった。



お風呂上がりのにぎやかな声にほっと微笑みながらこれを記す。


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