ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年09月07日(土) 幸せなら手をたたこう

曇り日かと思いきやお昼過ぎに土砂降りの雨が降る。

一時警報が出ていたけれどすぐに解除された。

中筋川が一気に増水したようで濁流が四万十川に流れ込む。




午前中は保育園の敬老会へ行く。

じいちゃんはもちろんのこと娘とあやちゃんも一緒に。

可愛らしい歌や踊りが見られてとても嬉しかった。

ふれあいタイムにはめいちゃんが肩を叩いてくれる。

ちいさな手のなんと優しいことだろう。

振り向いてぎゅっと抱きしめたいほどだった。




午後は母の居る施設の敬老会へ行っていた。

開口一番に「何しに来たの」と驚いた様子の母。

母が楽しんでくれたらと心からそう思う。


家族の席が離れていたので母の顔は見えなかったけれど

後姿をずっと見ていた。きっと笑顔でいてくれると。


最初にみんなで「幸せなら手をたたこう」を歌った。

母が手をたたいているのがわかりほっと嬉しい。


ボランティアの人達による大正琴の演奏や踊りがあった。

母の好きな演歌が流れる。きっと喜んでいるにちがいない。

母と同じ時間を共有出来たことが私は何よりも嬉しかった。


敬老会が終わって母に声をかけに行ったら

「ちっともおもしろくなかった」と言う。

いつもの憎まれ口だろうとそれが微笑ましく思えた。


「幸せなら手をたたこう」一緒に歌って一緒に手をたたいたね。

私は涙が出そうなくらい嬉しかったよ母さん。



2019年09月06日(金) わたしのいのちが泣いた日

曇り日。雨が降りそうで降らなくてとても蒸し暑い。

四国はふたつの台風に挟まれている状態で大気が不安定なのだそう。

来週の日曜日にはあやちゃんの運動会があるので

なんとしてもお天気が回復することを願っている。



金曜日の仕事はぼちぼち。それなりにこなす。

昨日迷惑をかけてしまったお客様が胡瓜をたくさん持って来てくれた。

長雨でもう胡瓜も終わりなのだそう。貴重な最後の胡瓜を

わざわざ届けてくれたのがとても嬉しかった。

昨日の不始末を咎めることもしないでにこにこの笑顔で

お客様はほんとうに神様だとただただ感謝するばかり。



仕事を終えて帰路につきながらふっと思い立って寄り道。

そこは中筋川ダムの展望台だった。何年ぶりだろうか。

ダムの水が放流されていてごうごうと水音がとどろく。

その音を聴きながらあるひとのことを思い出していた。


もう20年以上も昔のことこの場所で再会したひと。

一瞬にして青春時代にタイムスリップしたような気がした。



いまはもう亡きひと。私はお葬式に参列しなかった。

初盆にも命日にもお線香をあげることもしなかった。

そうしていまだにその死を受け止められずにいる。


ごうごうと水音がすぐそこまで迫ってきているのを

水が泣いているのだとおもった。

哀しいのではない。くるしいのでもない。


わたしのいのちが泣いた日。







2019年09月05日(木) 歳をとると感謝が増える

早朝にはぽつぽつだった雨がやがて土砂降りになる。

大雨洪水警報が解除されたのは午後4時のことだった。

降り過ぎる雨にとまどう。雨が怖いと思った一日。



そんな大雨の中を来てくれるお客様のありがたいこと。

今日も職場は活気に満ちていたけれど

同僚がうっかりミスをしてしまって対応に難儀する。

ベテランの同僚でもミスをすることもあるのだ。

ロボットじゃない人間だもの。どうして咎められようか。

幸いお客様は機嫌を損ねることもなく笑い飛ばしてくれた。

「わしはそんな人間じゃないぞ」と言ってくれて

どれほど救われたことだろう。ただただ感謝するばかり。



帰り道のラジオから「歳をとると感謝が増える」と。

とあるリスナーさんからのメールが読まれていた。

ほんとうにその通りだと思う。

若い頃には当たり前のように思っていたことが

歳を重ねるごとに感謝の気持ちが込み上げてくる。

時には涙ぐむほど嬉しいこともあるものだ。


だからこそひとに優しくなれるような気もする。

穏やかにまあるくなって歳を重ねていきたいものだ。


ありがとうの種をまくとありがとうの花が咲くように。



2019年09月04日(水) 「思い出」と言う名の再会

今日もにわか雨。青空はつかの間のことだった。

秋晴れはまだまだ先のことなのだろう。

すっきりとしない空も不安なことだろうと

空の気持ちを思うと文句などどうして言えようか。



仕事は5時間ほど。ずいぶんと楽に感じる。

6時間の時も7時間の時もあるけれど

臨機応変にそれなりに乗り越えて行きたいものだ。


水曜日。「体操教室」のある日だったけれど

急ぎの仕事もあり潔く諦めることに。

また行ける日もあるだろうと希望を捨てないでいる。



帰り道のスーパーでとても懐かしいひとに会う。

40年ぶりではないだろうか。確かな面影があった。

最後にあった時には息子を身籠っていたと記憶している。

ずいぶんと歳月が流れてしまったけれど

お互いの手を取り合い涙が出そうなほど熱いものが込み上げてくる。

まさに「思い出」と言う名の再会だった。


はっとしたのはそのひとが母と同じ年代になっていたこと。

ご主人を若い頃に亡くされていたので独り暮らしではないか。

真っ先にそれを案じていた。そうしたらにっこりと笑って

今は息子さんの家族と同居していて幸せに暮らしているとのこと。

それを聞いてとてもほっとして私も心から微笑むことが出来た。


「よく見つけてくれたね。また声をかけてね」と言ってくれる。

同じ市内に住んでいるのだものきっとまた会えることだろう。


スーパーのカートを押しながらゆっくりと遠ざかって行くそのひとに

母の姿を重ねていた。どうしてこんなにせつないのだろう。



2019年09月03日(火) あしたのことがわからないから

晴れていたけれどにわか雨も降ったり。

山里では土砂降りの雨になり暑さが少し和らぐ。



めいちゃん夜中に熱が出ず今日は保育園へ。

長引かずにほんとうに良かった。

あやちゃんは重いランドセルを背負って元気に登校。

いつもと変わらない朝にとてもほっとする。



出勤前のコンビニで外国人のお遍路さんに会った。

「グッドモーニング」と笑顔で声をかけると

にっこりと笑顔が返って来てとても嬉しかった。

暑くなりそうなので塩分チャージの飴を手渡して

「グッドラック」と声をかけたら

「アリガト」と片言の日本語でとても喜んでくれる。

そうして満面の笑顔で手を振ってくれた。

なんとも清々しくて嬉しい朝の出会い。

笑顔ってほんとに大切だなと思った。

言葉はうまく通じなくても笑顔はちゃんと伝わる。

笑顔ばんざいの気持ちになって山里の職場に向かった朝のこと。




今日は仕事を早めに終わらせてもらって

友人の所属する写真クラブの写真展を見に行っていた。

ちょうど友人にも会うことが出来てとても嬉しかった。

私は彼女の写真の大ファンでいつも感動をもらっている。

他の誰の作品よりも彼女の写真がいちばんだと思っている。


子供がいない彼女が「こども」の写真を撮る。

それは少しせつないけれど人一倍の「想い」が伝わってくる。

こころがこもっている写真は見る者のこころを打つ。

「可愛い」以上に「愛しい」とシャッターを押したのがわかる。


「あしたのことがわからないから」ふたりでうなずき合った。

彼女は撮る。わたしは書く。最後の最期まで友でありたい。





2019年09月02日(月) すっぽんぽんのめいちゃん

晴れたり曇ったりそうしてにわか雨も降ったり。

ほぼ真夏日となり蒸し暑い一日となる。


朝の山道ではイガ栗が道に転がっていた。

ちいさな秋を見つけてほっこりとこころが和む。



あやちゃんが4時過ぎに起きて来てびっくりの朝。

今日から新学期なので目が覚めてしまったようだ。

まるで遠足の朝のようで微笑ましいこと。

ずっと「竹の子学級」の夏休みだったけれど

やっぱり学校が始まるのが嬉しいようだった。



めいちゃんはまさかの発熱。夏の疲れが出たのだろうか。

幸い微熱で元気もあったけれど保育園は休まなくては。

念のために娘が小児科へ連れて行くことに。

「めいちゃんほいくえんへいく」とちょっと可哀想な朝。



仕事を終えて帰宅するとすっぽんぽんで元気に遊んでいた。

エアコンをつけていても暑いと言ってパンツもはかない。

熱は下がっていたけれどちいさなこどものこと。

裸になって体温調節をしているのだろうと思われる。

小児科では夏風邪の診断。長引かないことを祈るだけだ。


子供の熱は日常茶飯事だけれどふたりともずいぶんと丈夫になった。

それだけ成長した証だと思う。たまには熱もあってよしかな。


たった今、お風呂上がりのめいちゃんをのぞきに行ったら

ちゃんとパジャマを着ていてほっとする。

でもズボンは穿いていなくて「おばあちゃんみて」と言って

可愛らしいフリルのついたパンツを見せてくれた。




2019年09月01日(日) やってみないと分からないこと

カレンダーを9月にしたら秋桜が咲いていた朝。

少しだけ青空が見えていたけれどにわか雨も。

そんな不安定なお天気がいつまで続くのだろうか。



午前中は川仕事へ。今日は個人別に漁場を分ける作業。

地区のお仲間さんたちとわいわいとにぎやか。

お仲間さんと言ってもみんな親戚だった。

じいちゃんのいとこがふたり。いとこの子供がふたりと

いとこの孫がひとり。若者がいてくれるのが頼もしい。

途中から雨が降り出してしまってみんなずぶ濡れになったけれど

順調に作業を終えることが出来てほっと帰宅する。


いとこたちと「後何年続けられるかな」と話したことだった。

後継者がいない。我が家も息子に継がせるつもりはない。

その前にいつまで青さ海苔の養殖が出来るのかも分からなかった。

ここ数年の不作続き。今年こそはと祈るような気持ちでいる。

「やってみないと分からないな」とみんなでうなずき合った。




午後はゆっくりと休むことが出来てお昼寝もした。

いつの間にか孫たちが帰って来てくれていて嬉しい。

めいちゃんを抱っこしたかったけれど

「もう赤ちゃんじゃないもん」と言わんばかりの様子。

お泊りをするたびに成長しているのが頼もしい。

もうすぐ5歳の誕生日。またいちだんとおしゃまな女の子になるだろう。


家族がみなそろっての夕食はやっぱり楽しい。

めいちゃんがデザートにアイスクリーム。

「おばあちゃんも食べたいな」と言ってみたら

「いいよ」と言ってくれて「あ〜ん」と口に運んでくれた。


甘くて美味しくてとても優しい味がした。









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