ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年05月23日(木) 「ばいばい」がこだまする

午後7時を過ぎたところ。茜色の空にほととぎすの語り声。

なんと穏やかな夕暮れ時だろうか。窓辺にてこれを記している。


日中はついに真夏日に。暑かった分だけ夕風がとても心地よい。



仕事帰りになんとなく「しまむら」へ寄る。

そうしたら偶然にとても懐かしいひとに会った。

ご主人には時々会っていたのでその話をすると

「最近見かけなくなったでしょ」と言うので

どきっとした。まさか何かあったのではと心が騒ぐ。


詳しく訊くとやはり大変な事になっていた。

仕事中に倒れそのまま意識が戻らない状態が続いているのだそうだ。

何と言う事だろう。とても心が痛んでならなかった。


ある日突然に襲ってくる悲劇。それはどうしようも出来ないこと。

やっと現実を受け止められるようになったのだと彼女は言う。

くよくよ嘆いても何も変わらない。それよりも前を向こうと。



今日は気分転換に洋服を買いに来たのよと微笑む。

私は彼女に会うためになんとなく来てしまったのかもしれない。


またきっとの再会を約束して彼女の手を握り締めた。

「ばいばいまたね」って声がする。「ばいばい」がこだまする。


外に出るとどうしようもなく涙が込み上げて来た。



2019年05月22日(水) やったね。おつかれさん

爽やかな青空。日中は真夏日になる予報だったけれど

風があったせいか28℃ほどの夏日にとどまる。



午前中に川仕事。順調にはかどりついにすべての竹杭を撤収。

「やったね。おつかれさん」じいちゃんと微笑み合った。

川風に吹かれながらなんとも心地よい達成感がこみ上げてくる。


2月末からの収穫に始まり約3ヵ月ほんとうによく頑張った。

体力勝負だっただけにふたり元気にゴール出来て何よりに思う。

えらかったねじいちゃん。私もえらかったよね。



午後はもう山里の職場には行かずゆっくりと休む。

「ただいまあ」とあやちゃんの元気な声が嬉しかった。


やがて娘とめいちゃんが帰って来たけれど

めいちゃんなんとなく熱っぽいと娘が体温を測ってみたら

38℃あった。でも嘘みたいに元気でキツネにつままれたみたい。

風邪の症状もないので一時的なものなのかもしれない。



午後7時半。まだ外は薄明るくて西の空がほんのりと紅い。

孫たちのはしゃぎ声に微笑みながらこれを記す。


「いい日」でした。ありがとうございます。



2019年05月21日(火) しっかりと生きている

二十四節気の「小満」実は今まで気にかけることがなかった。

無学ゆえにその意味も知らず今まで過ごしてきたのか。


あらゆる生命がすくすくと成長し命が満ちる頃と知る。

今日はまさにその通りの一日だったように思う。


雨あがりの青空。きらきらと光り輝く太陽。

草木もいきいきと道ばたの雑草さえもしっかりと生きている。

いのちは尊い。そうしてこんなにも愛しいものだ。




午前中はやっと川仕事。今日こそはと勇んで出掛けたけれど

昨日の大雨で川の水が増水しておりなかなか潮が引かず

船着き場で一時間待ってやっと船を出すことが出来た。

昨日の名残の風が強く麦わら帽子が飛ばされそうになる。

もう脱いでしまおう。思いっきり風に吹かれるのも気持ち良い。


じいちゃんとふたりせっせと頑張ったかいがあり

船には山積みの竹杭。順調に行けば明日がゴールかもしれない。



午後は急ぎの仕事があり山里の職場へと走る。

一時間ほどで片づき早めに帰らせてもらった。


今日もやれるだけのことをやったのだと心地良い達成感だった。



2019年05月20日(月) 見て見ぬふりがどうして出来よう

雨風ともに強く今日も嵐のような一日。

傘が飛ばされるのではないかとはらはら

登校するあやちゃんを見送る朝だった。

「雨も風も試練だよ」とじいちゃん。



車のワイパーを忙しなく動かしながら山里の職場へ。

悪天候のせいもあり今日も閑古鳥さんだった。

午後から宿毛市へ集金があり職場を出るなり

雨合羽を着て足を引き摺るようにして歩いているお遍路さん

見て見ぬふりがどうして出来よう。すぐに車を停めていた。


車でのお接待を申し出たら快くうなずいてくれてほっとする。

延光寺の入り口まで15分程だけれど歩けばけっこうかかる距離。

車中談で岡山から来た70歳の方だと知る。

区切り打ちでなんと今日が最終日だったのだそう。

最後の日にご縁をいただき私もとても嬉しかった。

毎晩の宿から奥様に電話をされているとのこと

今夜はきっと声が弾んでいることだろう。


私はほんとうにいつもおせっかいだけれど

笑顔で喜んでもらえたら救われたような気持ちになる。

自分のしたことが「ああ良かったのだなあ」とほっとする。

良かれと思ってしたことも紙一重でおせっかいになる。

時には人と関わる事に臆病になったりもするものだ。


今日の一期一会。清々しい気持ちを忘れずにいよう。



2019年05月19日(日) さっぱりとかるくなった

昨日に引き続き強風が吹き荒れる。

雨は小降りだったけれどまるで嵐のようだった。



川仕事は今日も仕方なく断念。

ゴールを目前にして二日のロスは痛いけれど

まあなんとかなるだろうと潔くあきらめる。


のんびりの日曜日はとても久しぶりで

ぼさぼさに伸びていた髪をカットしに行く。

美容師さんが3カ月ぶりですねと

「忙しかったのですか?」と声をかけてくれた。

さっぱりと軽くなった髪の毛に気分も明るくなる。



午後はじいちゃんと録画してあった「ものまね」の番組を見る。

涙が出るほど可笑しくてたまらない場面があった。

おなかを抱えて笑ったことなどいつ以来だろうか。




こころの片隅には灰汁のようなものが澱んでいて

時おり重くのしかかってくるのを振り払っている。

「こだわらない」ことはむつかしいことだとつくづく思う。




今夜もお風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声がたのしい。

こんなにも幸せなのに私は何を求めているのだろう。








2019年05月18日(土) 雨の日の笑顔

夜明け前、初ほととぎすの声。

ひょうきんで可愛らしくそして少しせつない。


ぽつぽつと雨。思いがけないほどに強い風が吹いていた。

早朝からの川仕事で雨合羽を着て船に乗ったけれど

横殴りの雨になってしまって船が強風にあおられる。

「怖いな」と思った。じいちゃんも同じ気持ちだったようで

「今日はやめておこう」と言ってくれてほっと安堵する。

悪天候の中なんとか船をUターンさせて帰って来た。


小学校はお休み。保育園はお昼まで預かってくれるけれど

めいちゃんが行きたがらずふたりともお休みだった。

娘が出勤するまでに家へ帰れて良かったなと思う。


それからがながいながい一日。

「めっちゃたいくつ」とあやちゃん。「ひま〜」と叫ぶめいちゃん。

雨が小降りになったのでみんなでコインランドリーへ行く。

洗濯物が乾くまでダイソー。あらあらという間にカゴいっぱい。




今夜は消防団の歓送迎会があって、3月で退団したじいちゃんも

娘むこも一緒に出掛けて夕飯はすっかり手抜きだった。

遅くなって帰って来た娘も「楽ちんね」と喜ぶ。

レトルトカレーを食べていたあやちゃんが

月曜日に学校で先生に話すよと言って「それはやめて」と笑い合う。


笑顔いっぱいの楽しい一日でした。

今日も「いい日」をありがとうございます。



2019年05月17日(金) ちちんぷいぷいのおまじない

にわか雨が降ったり不安定な空模様だったけれど

今は晴れており西の空がほんのりと茜色に染まり始めた。

心地良い夕風に吹かれながらこれを記している。



今日は早朝からふたりで川仕事へ。

残っていた30枚の海苔網をすべて引き上げる。

「やったね」と顔を見合わせる達成感がうれしい。

後は竹杭を引き抜く作業が残っているけれど

後三日ほどですべての撤収作業が終わりそうだ。

明日もがんばってみよう。ゴールまでもうひとふんばり。



川仕事を終えてから山里の職場へと向かう。

今日は「閑古鳥さん」たまには良いかなと思う。

同僚に留守番を頼んで早目に帰らせてもらった。


帰宅したら生乾きの洗濯物が待っていた。

突然のにわか雨にじいちゃんが急いで取り入れてくれたらしい。

もう晴れていたのに洗濯物はそのまま。じいちゃんらしいなと愉快。



娘が帰って来て「ひやきおうがん」を買って来たとのこと。

めいちゃんの「かん虫」が最近とてもひどくなってしまって

今朝も保育園に着くなりかんしゃくを起こして泣き叫んだらしい。

効くかどうか分からないけれどおまじないにはなるかもしれない。

ちちんぷいぷい。めいちゃんのかん虫が飛んで行きますように。



夕散歩から帰って来た孫たちの声がとても朗らかで微笑ましい。

今日も「いい日」をありがとうございました。



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