| 2019年03月11日(月) |
ふつうにしていればいいよ |
雨はあがり昨日の風の名残あり。
ひゅるひゅると叫ぶ風を抱きしめてあげたいほどに。
東日本大震災から8年。複雑な思いが込み上げてくるけれど
あの時「ふつうにしていればいいよ」と言ってくれた友の言葉を
思い出しながら今夜も日常のことを書き記しておきたいと思う。
今日は川仕事をお休みして山里の職場へ。
じいちゃんは消防団の役員会があって出掛ける。
急ぎの仕事がたくさんあった。あれもこれもと気忙しかったけれど
お昼前にいつも遊びに来てくれるお客さんが
「出来ることだけでええぞ」と言ってくれてとてもほっとした。
「まあぼちぼちやれや」とそれが何よりも励みに思う。
6時間のパート仕事を終えて帰宅。
お休みで留守番をしていた娘がぶるぶる震えながら二階から下りて来て
直前に地震があったことを知る。運転中で全く気づかなかった。
幸い大きな地震ではなかったけれどとても怖かったようだ。
どうしてそれが今日なのか。いつ大地震が起きても不思議ではない。
明日は我が身だとあらためて思い知らされる出来事だった。
夕食のしたく。めいちゃんが娘にしがみついて離れない。
娘が叱ったらテーブルに並べていたお皿を床に投げつける。
思わず手をあげそうになった。いけないことはいけないと。
じいちゃんが助け舟を出してくれて赤ちゃんみたいに抱っこする。
やっと落ち着いためいちゃん。出来ていた鯵のお刺身を食べ始めた。
長いこと熱で保育園をお休みしていたので
少し情緒不安定になっているのではないかと思われる。
今朝も「行きたくない」と言うのを娘が無理やり連れて行ったそうだ。
しばらくはそんな日が続くかもしれないけれど気長に付き合おう。
ずいぶんと日が長くなって夕食後に茜色の空が見えた。
平和だなと思う。この平和がどうかいつまでも続きますように。
8年前の夜、東北は満天の星空だったそうだ。
被災されたたくさんの人達はどんな思いで夜空を見上げた事だろう。
雨と風も強く春の嵐となる。まるで空が泣き叫んでいるよう。
今朝はまだ小雨だったので川仕事に行くつもりだったけれど
潮待ちをしている間に風が強くなり断念せざるを得なかった。
川船に風はとても危険で以前にも怖い思いをしたことが何度も。
じいちゃんと顔を見合わせて「休めるな」と実は休みたかったふたり。
午前中に一時間ほど箱詰め作業をして後はゆっくりと休む。
テレビっ子のじいちゃん。私はごろごろと寝てばかりいた。
娘夫婦も二日酔いだと言って寝ていたのか二階はひっそり。
孫たちも階下には下りて来ずなんとも静かな日曜日だった。
夕飯には家族みな顔をそろえてやっとにぎやかになる。
ひゅるひゅると風の音。雨もまだ降り続いている。
少しだけ物思い。雨の夜にはこころに水溜りが出来る。
| 2019年03月09日(土) |
めいちゃんやっと元気になりました |
今朝はいちだんと冷え込み真冬並みの寒さだった。
冬があがきながら去ろうとしているのがわかる。
どうしようもなく春になるのを受け止められずに。
心配の種だっためいちゃん。今朝はやっと平熱になる。
みんなで口々に「保育園へ行けるね」と喜んだのがいけなかったのか
かんしゃく虫を起こしてしまって朝から大暴れする。
宥めても泣きわめきもう手の付けられないありさま。
とりあえず先にあやちゃんを送って行って様子見。
娘も出勤時間になり苛立っているようだった。
それでもなんとか娘の車に乗ってくれてやっと保育園へ。
やれやれと一安心して今日も無事に川仕事へ行けた。
お昼前には保育園へお迎えに行かなくてはいけなくて
じいちゃんとふたり急ピッチで収穫を済ます。
保育園に迎えに行くと上機嫌のめいちゃん。今朝の嵐がうそのよう。
あやちゃんとふたり仲良く作業場で遊んでくれてとても助かる。
帰宅してすぐにめいちゃんはお昼寝。なんとも穏やかな寝顔。
あやちゃんと久しぶりに一緒にお大師堂へ行っていた。
「おばあちゃんはあしがいたいけんクルマでいこうよ」と優しい。
土手には土筆の坊やが可愛らしくあちらこちらに伸びていて
帰り道は一人で歩いて帰るあやちゃん。手には土筆がいっぱい。
ゆっくりとクルマを走らせながら絵のようなあやちゃんを見ていた。
今夜は娘夫婦が飲み会で留守。孫たちはお婿さんの実家でお泊り。
じいちゃんとふたりきりでなんとも静かな夜になった。
たまにはふたりきりも良いなとじいちゃんは言うけれど
私はやっぱり孫たちの声が聴こえないとちょっとさびしいです。
| 2019年03月08日(金) |
明日のことはまたあしたにしよう |
寒の戻りだろうかひんやりとした朝。
そんなきりりっとした寒さが心地良い。
冬と春がおしくらまんじゅうをしているようだ。
今日こそはとみんなで信じていたけれど
めいちゃん今朝も39℃近い熱。
昨夜は食欲もありあんなに元気だったのに
キツネにつままれたような朝だった。
娘は2連休の後でもう休めないと肩を落とす
そうしたら娘むこが休めるかもしれないと。
すぐに段取りをしてくれて休みをとってくれた。
私たちが川仕事の最盛期なので気を遣ってくれたのだろう。
おかげで今日も順調に収穫を終える事が出来た。
昼間は熱が下がっていて元気なめいちゃん。
お父さんとお昼寝もして機嫌も良く夕飯もちゃんと食べられる。
それにしてもこんなに熱が続いたのは生まれて初めてのようだ。
これも成長の過程かと思う。めいちゃんなりに試練と闘っている。
そんなめいちゃんを家族みんなで応援しているのだった。
焦ってもしょうばない。明日のことはまたあしたにしよう。
お風呂が気持ち良かったのか鼻歌を歌っているめいちゃん。
その歌声がとても可愛らしく思わず微笑まずにいられない夜。
| 2019年03月07日(木) |
めいちゃん晩ご飯をいっぱい食べる |
雨があがり夜明け前には星が見えていた。
うなるような風の声がなんだか演歌のように聴こえる。
めいちゃん今朝も39℃近い熱。
熱のわりに元気だったけれどあまりに長引いているので
念のために他の小児科でもう一度診てもらうことに。
娘が今日もお休みだったので午前中に病院へ連れて行った。
私たちは相変わらずの川仕事。今日も順調に収穫する。
自然の恩恵をいただいていてほんとうにありがたいこと。
緑の海苔が愛しい。その気持ちを大切にしたいと思う。
作業を始める前にいったん帰宅。めいちゃんが気がかりだった。
やはり別の病院へ行って良かった。扁桃炎が悪化していたようだ。
でももう峠を越えているとの事。明日にはもう熱が下がるでしょうと。
その言葉通り夕方には平熱になり晩ご飯もしっかりと食べられる。
明日は保育園に行けそうねとみんなで微笑み合った。
めいちゃんの熱で始まった今週も明日はもう金曜日。
何事もなく平穏無事なのが何よりもありがたいことだとつくづく思う。
| 2019年03月06日(水) |
雨だれの音が耳に心地よい |
つかの間の曇り空。すぐに雨が降り始める。
それは濡れると思いがけずに冷たかった。
めいちゃん今朝もまだ微熱があり保育園お休み。
今日は娘がお休みだったのでお家で安静にすることに。
どうか熱が上がりませんようにとただただ祈るばかり。
じいちゃんと川仕事。雨が降り出す前に収穫を終える。
今日も収穫が多くお昼前にやっと作業を終えた。
初出荷の日取りも決まりとても張り合いがある。
昼食を終えてひと休みしたかったけれど
横になってしまえば起きられなくなりそうで
そのまま山里の職場に向かった。
急ぎの仕事がありそれだけはなんとしてもと思う。
でも3時間が限度だった。夕食の買い物もしなくては。
往復一時間の距離が少し苦になる。
せめて市内ならばと考えても仕方がないことだけれど。
帰宅したらまためいちゃんの熱が上がっていた。
今日で三日目。そろそろ峠かもしれない。
がんばれめいちゃん。お熱をやっつけようね。
昨夜はぐったりとしていたけれど今夜は熱のわりに元気。
熱さましの薬も飲まずにあやちゃんと遊んでいる。
ぽとんぽとんと雨も小降りになった。
雨だれの音が耳に心地よい。いつものようにほろ酔ってこれを記す。
| 2019年03月05日(火) |
めいちゃん頑張りすぎちゃった |
ぽかぽかと暖かく春らしい一日。
あちらこちらの畑に菜の花が満開。
青空によく映えて見ているだけで心が和む。
めいちゃん熱が下がったり上がったり。
今日も保育園には行けそうになかった。
娘は今日も仕事が休めず仕方なく
川へ行っている間の2時間ほど義妹に見てもらう。
おかげでたくさん収穫が出来た。ほんとうに助かる。
日中は熱もなく元気ないつものめいちゃんだった。
作業場でお絵描きをしたりして機嫌よく遊ぶ。
食欲もあって好物の苺もぺろりと平らげる。
午後は箱詰め作業があったので職場は休ませてもらっていた。
めいちゃんもお手伝いしてくれて海苔を箱に入れてくれる。
幼心に私たちの忙しさを感じているのか少しも嫌がらなかった。
ふと幼い頃の息子と娘を思い出す。作業場がいつも遊び場だった。
ずっと平熱だったのでもう大丈夫と過信していたのだと思う。
夕方から急に機嫌が悪くなりまたぐんと熱が出てしまった。
お昼寝もさせてあげられなくて無理をさせてしまったのだろう。
お家で安静にしていたら熱も出なかったのではと悔やまれる。
おばあちゃん達の忙しさに付き合わさせてしまってごめんね。
晩ご飯も食べられずほっぺを真っ赤にして寝ているめいちゃん。
気になって何度も様子を見に行っていたら娘に叱られてしまった。
昼間のめいちゃんの健気な姿にほろりほろりと涙が出そうな夜だ。
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