| 2019年03月04日(月) |
どんな日もあってよし |
夜明け前にはぽつぽつと雨が降っていたけれど
夜が明けると青空が見えていてほっと空を仰ぐ。
今日は保育園の「お別れ遠足」の日。
娘が早起きをして可愛らしいお弁当を作っていた。
晴れて良かったねとじいちゃんと川仕事に出ようとしていたら
娘が大きな声で「おばあちゃん大変!」と叫んでいる。
何と言う事だろう。あんなに遠足を楽しみにしていたのに
めいちゃんが発熱でぐったりして娘に抱かれていた。
娘はどうしても仕事が休めず、私が病院へ連れて行く事に。
「こんな時もあるさ」とじいちゃんは一人で川仕事へ。
娘が出掛ける前にあやちゃんを保育園へ送って行く。
保育園最後の遠足。いっぱい楽しんでいらっしゃい。
めいはだいじょうぶかなと少し心配顔のあやちゃんだった。
娘を送り出してからなんとか車に乗せて病院へ連れて行く。
抱っこ抱っこと最初は甘えていたけれど
看護師さんに名前を呼ばれるとしっかりとした足取りで診察室へ。
インフルエンザと溶連菌の検査をしたけれどどちらも大丈夫。
風邪の症状も見られず熱さましだけの処方だった。
帰宅して薬を飲ませると一気に元気になって
リュックと水筒を提げておじいちゃんのところに遠足に行くと言う。
おかげで作業を手伝うことが出来た。作業場でお弁当も食べる。
お友達とお弁当を食べたかったね。がまんしてえらかったね。
午後はじいちゃんに任せて私は山里の職場へ。
4時間ほどだったけれど急ぎの仕事だけは片づける事が出来た。
慌ただしさに負けてはいけないとつよく思う。
どんな日もあってよしと受け止める気持ちを大切にしたいものだ。
| 2019年03月03日(日) |
あかりをつけましょ我が家に |
小雨のち曇りそしてまた小雨。絹のようにやわらかな雨だ。
一雨ごとに春が息吹くことだろう。春の雨はとてもやさしい。
じいちゃんが「火災予防パレード」のため川仕事はお休み。
今月いっぱいで消防団を退職するので最後のパレードになる。
三十年以上も務めてきて感慨深いものがあるようだ。
「行ってらっしゃい」と送り出す。「おお!」と元気な声。
川仕事がお休みで良かった。ちょうど息子からヘルプがあって
久しぶりにけい君を預かることに。にこにこと嬉しそうなけい君。
めいちゃんも大喜びで二人を連れてコインランドリーと買物へ。
まるで兄と妹のよう。ふたりはとても仲良しだった。
ランドリーでは乾いた洗濯物をたたむのを手伝ってくれる。
ふたりでタオルを全部たたんでくれた。ふっかふかだねって言って。
スーパーでは苺を買う。めいちゃんもけい君も苺が大好き。
午後はあやちゃんも一緒にゲームをしたりして仲良く遊ぶ。
娘が二階で見てくれていたので私は炬燵で少しお昼寝。
目覚めて二階に様子を見に行ったら娘が心配顔で
けい君がしきりに目をかゆがってこすっていると言う。
アトピーがあるのでそのせいかなと思っていたけれど
息子に電話したらまだ小さいのに花粉症なのだそう。
病院で目薬をもらっているので早めに息子が迎えに来てくれた。
雨の日は花粉もマシかなと思うけれど晴れたらどんなにか辛いだろう。
小さい体で花粉と闘っているけい君がなんとも可哀想でならない。
迎えに来た息子はケロッとしている。目薬があるから大丈夫って。
ああ父親なのだと思う。あまり心配し過ぎてもいけないようだ。
夜はささやかに「おひな祭り」孫たちには大好物のイクラのお寿司。
今年はひいばあちゃんの一周忌が近いのでお雛様を飾らなかった。
そんなことに拘らずに飾ってあげたら良かったと少し悔やまれる。
それでも孫たちは何も言わずに桃の節句をたのしんでくれた。
| 2019年03月02日(土) |
ほのぼのとした気持ちでこれを記す |
曇り日。日が暮れてからぽつぽつと雨が降り始めた。
春に三日の日和なしと言うけれどいかにも春らしいなと思う。
潮も春の潮になったのか海苔の生育がとても良くなる。
今朝も多目の収穫で嬉しい悲鳴をあげていた。
収穫が多いほど後の作業も大変だけれど
少しも苦にはならずむしろたのしいと思える。
娘がお休みだったので孫たちの心配もなく
午後から箱詰め作業が出来たのだけれど
じいちゃんが「ゆっくり休もうや」と言ってくれた。
お昼にまたチキンラーメンを食べて炬燵にもぐり込む。
とろりんとろりんと気持ち良い。二時間ほどお昼寝。
めいちゃんも眠かったのかじいちゃんのお腹の上で眠っていた。
身動き出来ないとじいちゃん。そっと抱き上げて横に寝かす。
なんとあどけない寝顔だろう。目に入れても痛くないとはこのこと。
夕飯は娘の提案でお好み焼きにする。
材料の買い置きがあったので買い物にも行かずに済んだ。
粉に青さ海苔を混ぜ込んで焼いたのでとても美味しかった。
あやちゃんが少し風邪気味。こんこんと咳が出ていたので
早目にお風呂に入ろうかと誘ったら即答で断られてしまう。
おばあちゃんと入ったらお風呂が狭くなるのだそう。
みんなで大笑い。それはあやちゃんのせいでしょうと。
笑顔の絶えない穏やかな一日だった。しあわせだなとおもう。
雨だれの音。孫たちの声。ほのぼのとした気持ちでこれを記す。
さほど寒さを感じない朝。カレンダーを三月にした。
菜の花と桜の花にほっこりとこころが和む。
弥生というひびきが好きだ。新鮮な春を感じる。
日中も暖かくなり優しい春風がそよ吹く。
川仕事も順調で今朝はいつもより多くの収穫。
緑の海苔が愛しい。ほんとうに天の恵みだと思う。
可愛らしい小鴨が群れになって海苔をついばんでいた。
「美味いだろう」とじいちゃんと声をかける。
鴨を追い払おうとする人もいるけれど私たちはそれをしない。
10時過ぎには作業を終えて家に帰っていた。
じいちゃんと録画してあった朝ドラを見るのがもう日課。
むしょうに「まんぷくラーメン」が食べたくなって
昼食はチキンラーメン。毎日でも食べたいくらい美味しい。
いつもならそれから山里の職場に向かうのだけれど
同僚に電話をしてみたら「今日は暇だぞ」と言うので
たまには休むのも良いだろうとずる休みをしてしまった。
平日にゆっくりする時間があるのはほんとうにありがたい。
洗濯物をたたんでいたら母から電話があった。
無事に退院してもう落ち着いた知らせだったけれど
また食料をたくさん買い込んでいる様子だったので
食べ物を決して粗末にしないように言って聞かす。
「わかった」と母。それ以上は私も何も言わない。
退院前に義父が台所の片づけに行ってくれて
腐ってしまった大量の食料をごみ袋に三つも捨てたこと。
4時には天日干しをしてあった海苔を乾燥機に入れる。
明日の朝にはもう製品になる。乾燥機のおかげでとても助かっている。
高価な乾燥機だったけれど無理をして購入して本当に良かった。
孫たちが保育園から帰って来てめいちゃんが着物を着たがる。
今日は保育園でお雛祭りの行事があったのだそう。
いちばん好きな男の子とふたり並んで写真も撮ったようだ。
「めいはRくんとけっこんするの」となんとも微笑ましいこと。
雨のち晴れ。とても優しい雨だった。
ぽとんぽとんと静かに落ちる雨に空の息遣いを感じる。
昨夜からじいちゃんが「雨だったら休もうな」と言ってくれていて
寝ている間からもうお休みモードになってしまっていた。
大喜びなのはあやちゃん。早めに保育園に行きたかったのだそう。
めいちゃんはお母さんと行くと言うので8時前に保育園へ。
私も本当は毎朝そうしていたい。でもしばらくは仕方ないかな。
月末の仕事を順調に終えて、義父も母を迎えに行った。
すべてを義父に任せて結果的にはとても良かったと思う。
母にとってはたった一人の家族。母もきっと嬉しかったことだろう。
本音を言うと私は少し距離を置きたい。薄情な娘なのだと思う。
母から電話がありませんようにと今もそう思っている。
優しい言葉をかけてあげられない穏やかではいられなくなるのが嫌だった。
こんな本音をここに記すことをゆるしてほしい。
ただこの複雑な気持ちを誰にも話せないでいるだけだった。
携帯電話を台所のテーブルに置いたままお風呂に入っていたら
めいちゃんがそっと鏡台の上に届けてくれていた。
よく気のつく優しい子に育ってくれた。めいちゃんありがとうね。
| 2019年02月27日(水) |
こころのなかにも白木蓮の花が咲く |
曇り日、夕方からぽつぽつと静かに雨が降り始めた。
雨音に耳を澄ませているのがなんとも心地良い。
早朝からの川仕事を終えて職場に向かっていると
国道沿いの酒屋さんの店先に毎年咲いてくれる白木蓮。
数日前までまだ蕾だったのが今朝はそれは綺麗に咲いていた。
手のひらと手のひらを合わせてそっと開いたような花。
ふっくらと優しくて私の大好きな花だった。
ああいい朝だなとおもう。こころの中にも白木蓮の花が咲く。
急ぎの仕事だけ済ませて3時間ほどで終わらせてもらって帰宅。
ハードな一日だったけれど不思議とつかれを感じなかった。
やはり張り切らないのが良いように思う。ぼちぼちと
出来る事だけをこつこつと頑張るのが良いようだ。
体力に自信が無くて不安でいっぱいだったけれど
今日は少し自信が出来てこれなら大丈夫と思えていた。
母の退院も明日に決まり義父が迎えに行ってくれることになった。
退院騒ぎが続いていただけにほっと安堵している。
資金繰りがなんとかなって会社も月末を乗り越えられそう。
心配事がないのはほんとうにありがたいことだ。
お風呂上がりの焼酎が美味し。いつものようにほろ酔ってこれを記す。
| 2019年02月26日(火) |
なんとありがたいことだろう |
ほどよいつかれ。ここにこうして記すことのありがたさ。
この場所があってほんとうに良かったとおもう。
早朝。夜明けを待って川仕事へ。
やはりふたりがいい。しばらくは一緒に行けそう。
8時過ぎにはもう収穫を終えて作業場まで帰っていた。
そこへ助っ人参上。娘がお休みなので作業を手伝ってくれる。
なんとありがたいことだろう。おかげで早目に職場へ行ける。
子供の頃から嫌がりもせずによく手伝ってくれた娘だった。
今更教える事も何一つなく手際よくとても頼もしい。
10時過ぎにはもう仕事に取り掛かっていて慌てずに出来る事を。
義父も同僚も精一杯にみんなフル回転でがんばっていた。
そんな時にまた母から電話。一日も早く退院したい気持ちはわかる。
でもどうしてみんなの苦労を少しでも分かってくれないのだろう。
そう思うとついつい苛立ってしまって優しく宥める事も出来ず
暴言を吐けば暴言が返って来る。穏やかではいられないのが悲しい。
明後日の月末には義父がなんとか迎えに行けそうだ。
どうかどうかもうしばらく待っていて下さいねおかあさん。
お風呂上がりにめいちゃんが背中にサロンパスを貼ってくれて
じいちゃんも腰に貼ってもらってふたりともとてもいい気持ち。
娘の手。孫の手に助けられた一日だった。
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