ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年02月25日(月) これからもずっとぼちぼちでいいのです

夜明け前には満天の星空。そしてはんぶんの月がぽっかりと浮かぶ。

少しひんやりとしていたけれど窓を開けるのがもう日課になった。


孫たちを保育園に送り届けて山里の職場に向かう朝。

月末に向けどうしても外せない急ぎの仕事があり

川仕事はじいちゃんが独りで行ってくれることに。

収穫は少しでも後の作業が大変だろうと気になっていた。


お昼前に義父が無事に退院して帰って来てくれる。

ひと休みもせずにすぐに仕事に取り掛かる義父だった。

おかげで急ぎの仕事が片付く。ただただほっとするばかり。


それから急いで帰路についた。今ならまだ作業に間に合うと。

作業場まで帰るとちょうどじいちゃんが川から戻って来たところで

思いがけなかったのかとても喜んでほっとした様子。

やっぱり二人三脚でなければいけないとつくづく思う。


出来ないことは仕方ない。でもこうして出来ることもあるのだと。


作業を終えるとどっと疲れがおそってくる。

まだ始まったばかりなのにこれでは先が思いやられる。

少し弱気になった。自分が情けない気持ちにもなったけれど

もう若い頃とは違うのだと自分に言い聞かしていた。


歳相応のがんばり。そう自覚すればきっと乗り越えられる気がする。

我武者羅に頑張らないこと。張り切ってあれこれしようとしないこと。


うんわかったとからだが返事をしているのがわかる。

ぼちぼちです。これからもずっとぼちぼちでいいのです。



2019年02月24日(日) 神様はたしかにいるのです

晴れのち曇り。風もなく穏やかな暖かさだった。


今日から青さ海苔の収穫を始める。

生育はいまいちだけれど少しずつこつこつと。

とにかく希望を持たなければいけない。

一時は茶色く変色していてどうなることかと

でもなんとか持ち直してくれてほんとうに良かった。

緑の海苔は天の恵み。ありがたく収穫をする。



川にいる間に母の病院から電話があった。

リハビリを頑張った母がなんとか歩けるようになったらしい。

近いうちに退院をと担当の看護師さんが言うので

仕方なく義父の事を話してしばらく待って欲しいと伝える。

「娘さんは迎えに来れないのですか」少し荒い口調の看護師さん。

きっと母がまた「帰りたい」と自棄を言っているのだろう。

さすがに私も困り果ててしまって母に義父の事を話してもらうことに。


すると5分もしないうちに今度は母から電話がある。

もう私は涙が出そう。「お願いだからもう少し辛抱して」と伝えた。

「わかった」と母。そうして義父の事をとても心配していた。


とことん追い詰められてにっちもさっちもいかないパニック状態。

とにかく目の前のことを。今日は川仕事を頑張らなければ。


なんとか川仕事を終えて帰宅するなり義父から電話があった。

夢に餅とはこのことだ。検査の結果が分かり悪い病ではなかったとのこと。

症状も落ち着いているので「あした帰れるぞ」となんと嬉しい知らせ。


肩の荷がすうっと軽くなる。義父が神様のように思えた一日だった。



2019年02月23日(土) ふたりともよくがんばりました

穏やかな晴天に恵まれる。ぽかぽかと春の陽射し。

このまま春になるのだろうか。

寒の戻りもきっとあることだろう。



楽しみに心待ちにしていた保育園の発表会。

あやちゃんもめいちゃんもとてもよく頑張った。

笑顔でいっぱいになりながら感動で目頭が熱くなる。

いっしょうけんめいに練習したのだとおもう。

まさに晴れ舞台のような発表会だった。

孫たちの成長が直に感じられてほんとうによかった。


あやちゃん、めいちゃんありがとうね。

おばあちゃんすごくすごく嬉しかったよ。







2019年02月22日(金) 「おまえも大変やな」ってありがとう

曇りのち雨。雨だれの音が耳に心地よい夜になった。

木の芽起こしの雨にはまだ少し早いのかもしれないけれど

草木が手を広げて雨を喜んでいるようにおもう。




朝のうちに精密検査で病院へ行った義父が

そのまま検査入院になってしまってあたふた。

とりあえず一週間の予定だけれど

検査の結果次第では長引くかもしれないとのこと。

同僚にも話さないわけにはいかなくて

義父が直接電話で「頼むぞ」と伝えてくれた。


仕事はなんとかなるだろうと楽観的に考えている。

同僚が居てくれて救われるような思いだった。



急ぎの仕事だけを終えて入院に必要な物を揃え病院へ走る。

義父は検査中で会えなかったけれど入院の手続きなどを済ます。

帰宅して義父から電話があった。元気そうな声にほっとする。

母には何も伝えないことにした。その方が良いだろうと義父も言う。


じいちゃんが「おまえも大変やな」と気遣ってくれて

娘も同じことを。つくづくと家族のありがたさを感じた。



明日は待ちに待った保育園の発表会だ。

楽しみでならない。きっと笑顔いっぱいの一日になることだろう。






2019年02月21日(木) 陽射しがきらきらとまぶしくて

今日も穏やかな晴天。すっかり春のような陽気になる。

陽射しがきらきらとまぶしくて身も心もとろけてしまいそうだった。


ジャンバーも羽織らず薄着の孫たち。

今朝も車から降りるなりうさぎのように跳ねながら門をくぐる。

門の前に車を停められなくなってしまったけれど

少し歩くのも良いものだ。思いがけずに野花を見つけたり。


山里に向かう山道ではお遍路さんがふたり。

ずっと見かけない日が続いていたので今朝は嬉しかった。

思うように声をかけられず追い越しながら会釈をするばかり。


昨日娘たちが会ったカナダ人のお遍路さんは

早朝に県道を市街地に向けて歩いていたそうで

Sさんからメールがあった。逆打ちなのかもしれない。

今夜はお風呂に入れていますように。お布団で眠れますように。



仕事は今日もぼちぼちと出来る事だけ。

義父はやはり昨夜は考え込んで眠れなかったらしい。

悪いほうへ考えてはいけないよと笑って言うと

「そうだな」と笑顔が返って来た。「よっし、仕事だ」と言って。


職場の近くの公園に早咲きの桜の花が咲いているのを知って

どうしても見たくなってつかの間職場を抜け出していた。

こんな時間も必要におもう。なんとも可愛らしい花だった。





2019年02月20日(水) あしたの扉をあけよう

ぽかぽかと春の陽気。3月中旬なみの暖かさだったようだ。

猫ならばのんびりと日向ぼっこ。ふと猫になりたいとおもう。



仕事はぼちぼちの忙しさ。ひとつひとつやっつけていく。

義父が少し体調に異変があり病院へ行く。

午後しょんぼりと帰って来る。明後日精密検査との事。

大事に至らなければ良いけれどまた心配事がひとつ増えた。


もう母の事どころではなくなってしまってどうしたものか。

義父もきっと同じ気持ちだろうと思う。

ながいこと義父のそばで働いていて初めて弱音を聞いた気がする。


だからこそ気を取り直して。いまはそれがいちばん大切な事だ。




帰宅してまたうたた寝。じいちゃんに起こしてもらってよっこらしょ。

娘とめいちゃんが夕散歩に行っていたようで

カナダ人のお遍路さんをお大師堂まで案内したそうだ。

私も会いたかったな。でももうあとのまつり。

暖かい夜で良かった。どうかぐっすりと眠ってくれますように。



あれこれと考えることがたくさんあるけれど今日はもうお終い。

私もぐっすりと眠ってまた明日の扉をあけよう。



2019年02月19日(火) 2センチの憂鬱を切り落としてみる

二十四節気の「雨水」を待っていたかのように

早春らしい雨の一日になった。あたり一面を潤してどこかに芽が

むっくりとすくっとちいさないのちの匂いがするような。



可愛らしい長靴をはいた孫たち。傘の花を咲かせて元気に保育園へ。

山里の職場に向かっていたら久しぶりにお遍路さんを見かける。

透明のレインコートの背中には大きな荷物を背負っていた。

悪天候に立ち向かうように歩いている姿には心を動かされる。

おかげでとても清々しい気持ちになれた朝のこと。



仕事は今日もぼちぼちと。義父に川仕事が近い事を話す。

会社はなんとかなるから頑張れと言ってくれてほっと嬉しかった。

とりあえず月末を乗り切ろう。目の前の事からこつこつと。



定時で仕事を終えられたのでふと思い立って髪を切りに行く。

2センチの憂鬱をさっぱりと切り落としてなんとも心地良い。


保育園から帰って来ためいちゃんが「おばあちゃんなんかちがう」

一番先に気がついてくれてありがとう。可愛くなったでしょ。




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