ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年02月11日(月) こころのかたすみに砂漠のような場所

ぽとんぽとんと雨音が耳に心地よい朝。

目覚めたときに雨が降っているのも良いものだなとおもう。

こころのかたすみに砂漠のような場所があったのだろうか。

雨が沁みた。うるうるとこころが嬉し涙を流しているよう。



雨は午前中にあがって雲の間から青空が見え始めたけれど

どこに出掛けるわけでもなくごろごろとこたつむりばかり。

じいちゃんと録画してあった番組など見ているうちに

また眠ってしまっていたようだ。「よく寝るな」とじいちゃん。


自分でもほんとに寝過ぎるとおもう。暇さえあれば寝ている。




夕飯は少し質素に「いわし」を焼いた。

節分に食べなかったからねと言い訳をしていたら

脂がのっていて「これはうまいな」とじいちゃんが喜んでくれた。



日が暮れてもお婿さんが帰らず。最近ずっと帰りが遅い。

朝も早いのでなんだか孫たちが可哀想におもう。

まるでシングルマザーのような娘と家族でいられて良かった。



2019年02月10日(日) 怠け者ばんざいのきもち

風もなく穏やかな小春日和。ほっこりとのんびり過ごす。

何も考えていないようなあっけらかんとした日曜日だった。



午前中にお大師堂まで。今日もがんばって歩く。

やはり歩き始めに足が痛みやっとの思いで辿り着く。

「お大師さん来ましたよ」と声をかけてゆっくりと手を合わした。

お供えのお菓子。お線香の補充。それが自分に出来ること。


帰り道もやはり足が痛み途中で何度も休みながら歩く。

お参り仲間のいとこの姿が見えたのでしばし立ち話。

最近はお遍路さんの姿をたまにしか見かけないこと

お大師堂に泊まるお遍路さんも殆どいないようだ。

もう少し春らしくなったらねとうなずき合ったことだった。



午後はひたすら怠惰に過ごす。怠け者ばんざいの気持ち。

また炬燵で眠り込んでしまって目覚めたらもう3時になっていた。

おひさまの匂いのする洗濯物を抱きしめるようにしながら取り入れた。

孫たちの服の可愛らしいこと。洗濯物をたたむのがとても好きだ。



夕食は寄せ鍋。孫たちのウィンナーをじいちゃんが食べてしまって

あやちゃんに怒られて頭をぺこぺこしていて愉快だった。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。

すこしふっくらとした三日月を窓から仰ぎながらこれを記す。



2019年02月09日(土) やっぱり仕事が好きなのです

午前中は冷たい雨。気温が低ければ雪になっていたことだろう。

雨が降り出す前に孫たちを保育園に送り届ける。

園長先生が「おばあちゃんすいません」と駆け寄って来て

門の前につかの間でも車を停めてはいけないのだそう。

私としたことがと苦笑いの朝だった。来週から気をつけよう。



娘がお休みだったのでそのまま山里の職場に向かう。

急ぎの仕事もあったので「今日は行ける」と嬉しくもあった。

おかげで今週の仕事をちゃんと済ますことが出来て良かった。

週末の疲れもあったけれどなんとも心地良い達成感だった。



仕事中にまた母から着信。さすがにもう拒否は出来ない。

母は特に用事があったわけでもなく私の憎まれ口を聴きたかったよう。

「まあ可愛らしくないこと」と言って電話口で笑っていた。

喧嘩にならなくて良かった。でももう少し優しくしてあげれば良かった。


どんなにかストレスが溜まっていることだろう。

そうしてなによりも寂しいことだろうと母を想う。



帰宅して倒れ込むようにしてこたつむり。

じいちゃんと話しているうちに少し眠っていたようだ。

炬燵の中で足をちょんちょんとしてくれて起こしてもらった。



娘と肩を寄せ合って夕食の仕度をするのはたのしい。

クリームシチュー。鶏ささみフライ。ほうれん草のバター炒め。





2019年02月08日(金) あれこれと思うことはあるけれど

史上最強烈の寒波のニュース。北海道は大変な事になっている。

その寒波が明日は南下し関東や西日本にも影響がありそうだ。

幸いと言って良いのか高知県は免れそうだけれど

手放しで喜べるわけがなくどうなることやらと心配でならない。


ひとは自然にはさからえない。どうしようもできないことだった。





今朝はめいちゃんもご機嫌でふたりそろって保育園へ。

ジャンバーも要らないほどの暖かな朝だった。

再来週の土曜日には発表会があって毎日劇の練習をしているよう。

「おばあちゃんもみにきてね」となんとも楽しみなことだ。




仕事中に母から着信アリ。どうしてなのか母の声を聞きたくなかった。

しばらくして二度目の着信。とうとう着信拒否のボタンを押してしまう。

この言葉に出来ないような自分の心理状態を分析するわけでもなく

不可解な心と向き合うように淡々と時を過ごしていた。


なにがよくてなにが悪いことなのか時々わからなくなる。




日曜日でお薬が切れてしまうので仕事帰りに病院へ寄っていた。

処方箋をもらうだけだったけれど医師と面談があって

「体調は変わりないですか?」と訊かれたので

「体調は変わりないですが、体重が変わってばかりいます」と応える。

医師は笑いながら「腹八分目にしましょうね」と。

今年に入って2キロ増える。体重はかつてなかったほどの最高記録。


まあいいかと思っている。もうこの歳で辛いダイエットはやめよう。

ふくよかでぽっちゃりと生きていくのも良いのかもしれない。



あれこれとおもうことはあるけれど今日のことはもうお終い。

あしたはあしたの風が吹くことだろう。



2019年02月07日(木) 陽だまりの猫のようなきもち

最高気温が20℃にもなり2月とは思えないほどの暖かさ。

やわらかな陽射しが降り注ぐ午後は陽だまりの猫のようなきもち。



今朝はめいちゃんがふとしたことで機嫌を損ねて大泣き。

はだかんぼうのまま炬燵にもぐり込んで出てこようとしない。

みんなで代わる代わる宥めるも抵抗して暴れるばかり。

終いにはじいちゃんが「いいかげんにしろ」と怒鳴ったら

よけいに大泣きになってもう手が付けられないありさま。


仕方なくめいちゃんを残してあやちゃんと保育園に向かう車中。

「こまっためいちゃんね」と言えば「めいはまだこどもだからね」と。

いかにもお姉ちゃんらしいあやちゃんにふと笑みがこぼれた。




山里の職場に着くと義父が母に面会に行くと出掛けるところだった。

母に会ってちゃんと説得して来てくれると言うので任せる。

義父がそうして動いてくれるのがとても心強かった。


お昼過ぎに義父が帰って来て母の様子もしっかりと聞けた。

まだまともに歩けないとのこと。それなのにどうして帰りたがったのか。

もしかしたら見捨てられたような気持ちになって焦っていたのかも。

そしてきっと寂しかったのだろう。義父の顔を見ると安心したようだ。

早く帰れるようにリハビリを頑張ると素直にうなずいてくれたそう。


一件落着とはいかないけれど母が落ち着いてくれて本当に良かった。

今後の事も義父に任せようと思う。母にとっては唯一の家族だもの。




お天気は下り坂で日が暮れるなりぽつぽつと雨が降り始めた。

優しい雨音に耳をかたむけながらこれを記す。







2019年02月06日(水) 雨のち晴れるのがいいね

雨のち晴れてすっかり春の陽気となる。

どこかに蝶々が飛んでいるような気がしたほど。

三寒四温とはよく言ったものだ。

週末にはまた冬が振り向きそうな天気予報。



未だその死を受け止められずにいる人の命日。

同じ山里に居るのにお線香もあげに行かず。

ただただ空に手を合わす。

遺影を見るのがこわい。どうしても行けない。




義父にまた母から電話。「早く迎えに来て」と。

担当の看護師さんからはもう少しリハビリをと。

それなのに母は「タクシーで帰る」と駄々をこねる。


私には一切電話をしてこない母。

きっと怒られると思っているのだろう。

もちろん怒る。あまりにも身勝手過ぎると思う。


いつもは優しい口調の義父も今日は声を荒げていた。

みんな母を気遣っているのにどうして分かってくれないのか。





仕事も忙しく少し帰宅が遅くなってしまった。

うんうんといつも私の話を聞いてくれるじいちゃんがありがたい。


保育園から帰った孫たちとスキンシップ。

めいちゃんよりもあやちゃんのほうが一瞬だけ甘えん坊になる。

ほんとはいっぱい甘えたい。でもお姉ちゃんだから我慢している。

それが分かるからよけいに愛しくなる。


日が少しだけ長くなってきれいな夕焼け空が見えた。



2019年02月05日(火) 曇り空に梅の花を添えましょう

日中は暖かくなる予報だったけれどお天気は下り坂。

曇り空に白い梅の花も良いものだなとあちらこちら

満開に近くなった花を眺めてはこころを和ませていた。



義父に母から電話があったよう。

「もう帰りたいから迎えに来て」と言ったそうだ。

仕事が忙しく週末まで待つように義父が伝えてくれたそう。


その後病院からも電話があって退院計画の話。

私は一切タッチせずすべて義父に任せる。

どうやら母が「帰りたい」と駄々をこねているようだった。

看護師さんが退院後の独り暮らしをとても気遣ってくれていたようだ。


なんとかなるだろうと義父は言う。私もそう思いたいのだけれど。




今日もお休みだった娘が買物に行っていたら

「お兄ちゃんとけい君に会ったよ」と。

ふたりとも元気になっていて息子は明日から仕事に

けい君もやっと保育園に行けそうだと言うこと。

ほっとしたけれど今度はお嫁さんがインフルエンザらしい。

普段から育児や家事をしている息子はあっけらかんと笑っていたそう。


逞しい父親になった。これまでいくつもの試練を乗り越えて来たことか。

嘆いてばかりの頃もあったけれどそのおかげで強くなったのだと思う。


いくつになっても私の「こども」と思っていたけれど

羽ばたいて羽ばたいて大空を飛んでいる鳥のように思う。



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