| 2019年02月04日(月) |
歩こう歩こうわたしは元気 |
春は名のみの風の寒さや。そんな歌とはうらはらに
「立春」を待ちかねていたような暖かさとなる。
風が踊るように吹いていたけれどとても心地良い風。
仕事を終えて帰宅。娘がお休みだったので
また保育園まで歩いてお迎えに行くことに。
やはり歩き始めに左足が痛む。なんのこれしき。
娘の背中を追うようにいっしょうけんめいに歩いた。
やっと保育園。孫たちが出迎えてくれてこれではあべこべ。
なんと愉快なことと満面の笑顔になっていた。
あやちゃんの提案でまた遠回りをして帰ることに。
やはり不思議でならない。あんなに痛かった足が少しも痛まず。
お花が大好きなめいちゃんが道ばたに座り込んでは
いろんな花を採ってくれて「おばあちゃんにあげるね」と。
ホトケノグサ。オオイヌノフグリ。しろつめ草も咲いていた。
小さな花たちをブーケにして宝物みたいにして帰った。
犬さんもわんわん。鶏さんもこけこっこう。楽しい帰り道だった。
おばあちゃんね。歩くことを決してあきらめないでいましょう。
しょぼしょぼと冷たい雨の日曜日。
こよみは「節分」「立春」とつづく。
ひと雨ごとに春めいてくるのだろうか。
早朝、新聞を読み終えたじいちゃんが「出ていたぞ」と教えてくれる。
文芸欄に短歌と川柳が入選していた。ほんとに久しぶりのこと。
ずっと投稿を続けていたけれどボツばかりで少し心が折れていたから
とても嬉しくてほっとする。これほど励みに思うことはなかった。
諦めずに投稿を続けていてほんとうに良かったと思う。
ささやかなことだけれど生きている証と思わずにいられない。
今夜は節分の豆まき。「おにはいつくるの?」と落ち着かない孫たち。
「おそとが暗くなってからよ」と言うと窓の外ばかりを見ていた。
あやちゃんは顔が引きつってとても緊張している様子。
夕食後、そっとトイレに行くふりをして縁側から外に出る。
鬼のお面をかぶって玄関のチャイムを激しく鳴らした。
豆をかかえた孫たちがおそるおそる出て来て大さわぎになる。
「おばあちゃんおにだ〜」笑いながら豆をぶつけるめいちゃん。
あやちゃんはそんな妹の後ろからやっぱりちょっと怖そうな苦笑い。
「いたい、いたい、もうかえるからゆるしてくれ」
今年も無事に豆まき大成功かな。ちいさなこどもが大好きな鬼だった。
| 2019年02月02日(土) |
冬枯れた景色の中で咲く花があり |
如月ふつか。朝は氷点下に近い冷え込みとなる。
やがてそんな寒さも冬の名残になることだろう。
娘が仕事だったので山里の職場は休ませてもらった。
孫たちを保育園に送り届けてからお大師堂まで歩く。
川風が冷たい。けれども真っ青な空がうれしい。
やはり少し歩くと足が痛んだけれど
「がんばれがんばれ」と自分を励ましながら歩いた。
今朝は一番のりだったようで日捲りの暦は昨日のまま。
Sさんやお仲間さん達に「来ていましたよ」と知らせるために
暦を千切って今日にする。お菓子をお供えしてお線香の補充も。
そうしてゆっくりと手を合わせる清々しい朝だった。
川辺の道を休み休みゆっくりと歩いて帰る。
誰かが植えてくれていた水仙の花が今年も咲いてくれていた。
冬枯れた景色の中で咲く花のなんとありがたいことだろう。
お昼前にはもうお迎えの時間。「おばあちゃんおそいよ」と
他のお友達はもう帰っていてあやちゃんとめいちゃんだけだった。
お詫びのしるしにローソンへ寄ってふたりにお菓子を買う。
午後はふたり仲良く遊んでくれてとても助かった。
おかげで少しうたた寝。孫守りも怠けてばかりのおばあちゃんだ。
夕方息子に電話する。やはりインフルエンザだったそう。
まだ熱が高いようでとても辛そうな声だった。
けい君は熱が下がったそうで少しほっとする。
お嫁さんも少しは家事が出来そう。なんとか乗り越えて欲しいと願う。
どんな時もあるものだ。ただただ見守る事しか出来ない母。
| 2019年02月01日(金) |
あっけらかんとしていよう |
雨雲は去ったけれど星まで連れ去ってしまったのか
真っ暗な空を見あげる夜明け前。寒さは少し緩んでいた。
いつもより早起きの孫たち。そうね今日は保育園に鬼が来る日。
赤鬼と青鬼が山から下りて来て保育園の塀を乗り越えて来たのだそう。
みんな泣きじゃくりながら必死で豆を投げてやっつけたそうだ。
あやちゃんが目をくりくりさせて一部始終を話してくれた。
なんと純真であどけない瞳をしていることだろう。
日曜日の節分には我が家にも鬼がやって来る。
いちばん楽しみにしているのは鬼になる私かもしれない。
夕方息子から電話。けい君がインフルエンザで寝込んでいて
息子も熱が出てしまってインフルかもしれないと。
解熱剤があれば持って来て欲しいと言うので急いで駆けつける。
「あした病院へ行くから」と。息子まで寝込んでしまったらと
けい君が不憫でならない。お嫁さんも病弱だから仕方なくて。
何よりも看病もしてあげられない自分が情けなく思う。
「なんとかなるだろう」とじいちゃん。
あっけらかんとするのはほんとうはとても難しいことなのだ。
けれども自分に言い聞かす。きっとなんとかなるだろう。
| 2019年01月31日(木) |
山あり谷ありだけれど |
久しぶりの雨になる。気温も低く冷たい雨だった。
からからに乾いていた大地には恵みの雨になったことだろう。
孫たちとわいわい賑やかな朝。明日は保育園に鬼が来るって。
ふたりとも怖いけれど豆を投げてやっつけるのだそうだ。
「朝ごはんちゃんと食べないと鬼に連れて行かれるよ」と言うと
ふたりとも真剣な顔をしてお茶碗をピッカにするのだった。
そんな孫たちに今朝も元気をもらって山里の職場へ向かう。
じたばたしてもしょうがないと腹を据えるような気持ちでいたら
なんとかなった。お客様はほんとうに神様だと感謝するばかり。
一時間ほど残業になり帰宅するなりカレンダーを二月にする。
なんとも清々しい。「やったね」と自分をほめてあげたい。
またてくてくと日々を歩いて行こう。
山あり谷ありだけれどだからこそ空を見あげることも出来る。
| 2019年01月30日(水) |
かかってこいの気持ちになろう |
朝の冷え込みがうそのように日中はぽかぽかと暖かだった。
午後から曇り明日は久しぶりに雨になりそう。
昨夜は夢に亡き愛犬「あんず」が出て来てくれて
ふたりでどこかの公園のトイレの中にいるのだった。
おしっこを我慢しているあんずに「お母さんは後で良いよ」と。
そうしたらあんずがまるで水道の蛇口から出る水みたいに
すごい勢いでたくさんおしっこをしたのだった。
気持ち良さそうなあんずの顔に微笑んでいたら目が覚める。
愉快な夢だったこと。そして何よりも懐かしいあんずの姿。
すっかり荒らしてしまっているお墓にパンジーを植えてあげたい。
仕事は月末目前となり資金繰りが思うようにいかない。
ATMで記帳するもどこからも入金がなくてため息が出るばかり。
まあ明日の事だと気楽に考えることにした。なんとかなるだろう。
乗り越えても乗り越えてもまたすぐに月末がやってくる。
なんだか自分が試されているような気がしてならない。
ならば強気になろう。「かかってこい」の気持ちになろう。
帰宅して夕飯はみんな大好きな「すき焼き」
めいちゃんがみんなの器に卵を割って入れてくれたのだけれど
めったに泣かないあやちゃんが泣き出してしまった。
自分の卵は自分で割りたかったのだそうだ。
目を真っ赤にしてぽろぽろ涙を流していて可哀想。
「じゃあおじいちゃんはたまご二個にしようね」
「おお、それはいいな」と喜ぶおじいちゃん。
あやちゃんは涙をぬぐいながら自分の卵を割りましたよ。
よかった。よかった。すき焼きとっても美味しかったね。
| 2019年01月29日(火) |
もっと能天気でも良いのかもしれない |
少し冷え込みが和らいだ夜明け前。一切れのレモンのような月。
見あげながらああ生きているんだなとほっと嬉しくおもう。
あたらしい朝をきょうもいただく。いつもきせきのように感じる。
いつ何があるやらと覚悟の日々。もっと能天気でも良いのかもしれない。
今朝も元気いっぱいの孫たちを保育園に送り届けて山里の職場へ。
国道から見える朝陽のなんとまぶしいことだろう。
その光をいっぱいに浴びながらこころがおおきく息をしているのがわかる。
仕事は少し忙しかったけれどそれなりに出来る事をがんばる。
事務所から外に出たついでに気になっている梅の木を見に行く。
日に日に花が咲き始めているようだ。あたりいちめんに春が匂う。
立春頃には満開になりそうだ。また見に来ようとわくわくする。
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