ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年01月10日(木) 40年目の結婚記念日

氷点下にこそならなかったけれどしんしんと冷え込む朝。

そんな寒さにもすっかり慣れてしまって暖を取るたのしみがある。


いつものように孫たちを送り届けて山道を走っていたら

ラジオから「1月も10日になりましたね」と聴こえて来て

はっと閃くように思い出した。今日は結婚記念日だったのだ。

12月の私の誕生日に入籍をしていたので挙式の日の事など

もう何年も思い出すことがなかった。じいちゃんもきっと

忘れていることだろう。もう40年目の結婚記念日だった。

走馬灯のように過ぎ去った日々を懐かしく思い出した朝のこと。





仕事を終えていつもの病院へ。お薬だけ処方してもらう。

変わったことは何もない。ただ体重が増え続けているだけ。

でも元気だから良いさと思う。嘆くことなど何一つなかった。

お薬に頼りながらだけれどこれからも元気でいようと改めて思う。



今日は娘がお休みだったのでずいぶんと助かる。

夕飯の支度も手際よく手伝ってくれて今夜もみんなの美味しい顔。

早目にお風呂にも入れてのほほんとしながらこれを記す。




2019年01月09日(水) 梅の花が咲き始めましたよ

寒の内らしい冷え込み。ひゅるひゅると北風の吹く夜明け前。

体内時計さんが少しお寝坊をしてアラームさんに起こしてもらう。

寝過ぎるぐらい寝ているのだけれどつかれが出始めたのだろうか。

自覚症状はまったくないというのに身体はとても正直なもの。


まあこんなもんでしょう。今日もそうして一日が始まる。


いつものように保育園へ向かう朝。孫たちのなんと元気なこと。

ちびっこパワーはほんとうにありがたく今日もおすそわけ。


山道の人里離れた所にぽつんと梅の木があってもう花が。

あたりの木々にまるで守られているように咲いていてこころが和む。




今日は母の認知症検査の再試験のある日。

義父が心配していた通り母はすっかり忘れていたようだ。

仕事の手を休めて急きょ母のアパートへ駆けつけていた。

自動車学校まで私が送り届けると言うのを頑なに拒む母。

仕方なく母の車の後にくっつくようにして一緒に出掛ける。

母の運転はとてもしっかりとしていて感心するほどだった。

認知症でさえなければと残念に思うばかり。


夕方義父が電話をしたら試験問題の殆どがわからなかったとのこと。

今回も駄目かもしれないなと義父も残念そうにつぶやいていた。


義父と相談し、結果を待って今後の対処をすることにした。

なんだかとても母が憐れでならないけれど仕方ない。



午後からの仕事を終えて帰宅。今日は娘の帰宅が遅い日で

6人分の夕食作りに奮闘する。

手を抜こうと思えばいくらでも手抜きが出来るけれど

今日はちゃんと作ろうと思った。

そのかいがあって家族みんなの美味しい顔が見られて嬉しかった。



2019年01月08日(火) 転ばぬ先の杖

氷点下にこそならなかったけれど真冬らしい冷え込み。

やはり少しずつ夜明けが早くなっているようだ。

午前6時、見あげた空は薄く紺色に浮かび上がっていた。


夜明け前、燃えるごみを出しに行ってくれていたじいちゃんが

まさかの転倒。庭先で前のめりになりお向かいのブロック塀へ激突。

額から血を流して帰って来たのでとてもびっくりした。

幸い額と膝と手のひらを擦りむいただけで済んで良かったと思うことに。

後頭部だったら命を落としていたかもしれなかった。


やがてはそれも笑い話になっていたけれど

孫たちが「おじいちゃんのおかおがこわい」と怯えていた。


転ばぬ先の杖か。急がず慌てず何事も慎重にとつくづくと思う。




仕事は少し忙しかったけれどそれなりに終えてほっと安堵。

同僚の咳が辛そうなので帰りに良く効くらしい咳止めを買う。

みんなでいたわり合い支えあってこその職場だと思う。



帰宅するとじいちゃんが額に大きな絆創膏を貼っていた。

娘が買って来てくれたそう。これなら孫たちもこわがらないだろう。


いつものようににぎやかな夕食。みんなが笑顔で煮込みラーメン。



2019年01月07日(月) 穏かな日々にぽつんとあるもの

少し冷え込んだ朝。新月だったので星がいっそう光を増す。

散りばめられた星で天使たちがおはじき遊びをしているよう。


体内時計はよくしたもので月曜日を知っているらしい。

4時のアラームが鳴る前にはっと目が覚める。



車のフロントガラスの霜を落として保育園へ向かった。

姉妹仲良く後部座席に座って微笑ましい姿がルームミラーに映る。

そうしてウサギのように跳びはねながら門をくぐるうしろ姿。


さあ、おばあちゃんもお仕事に行きましょうか。



風邪で寝込んでいた同僚が復活して、今日から本稼働。

まだ少し咳が出ていたけれど元気になってくれて本当に良かった。

早速に来客もあり一気に活気が出て来る。

お客様は神様。今年も感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいと思う。



母からも電話がありもう限界のようだった。

義父の計らいで少しだけ生活費を送金する。

おそらく三日ともたないだろう。

母の浪費は留まることを知らない。

だからと言って母を責めてもどうしようもなく

なるようになると腹をくくるような思いだった。


穏かな日々にも少しくらいそういうこともあって良し。

いただいた日々だとありがたく受け止められる自分でありたい。



帰宅して炬燵でひとやすみ。

「こたつむり」は可愛らしい生き物のようだ。



2019年01月06日(日) 目に心に沁みる姿にほろりと

二十四節気の「小寒」今日から寒の入りとなる。

やはり今年は暖冬なのだろう。曇りのち晴れて

午後はぽかぽかと暖かくなり寒の入りもどこへやら。



今日は四万十市消防団の「出初式」別名「初うま」

昨年末にとうとう引退が本決まりになったじいちゃんにとっては

現役最後の出初式となった。分団長の制服もとうとう最後。


本当はあと数年は続けて欲しかったけれど

体力の限界もあり何よりも平成最後の年に辞めたいと言う。

三月いっぱいで引退。ほんとうにもう少しになった。


娘と孫たちと見学に行く。消防車の一斉放水もあった。

じいちゃんの制服姿が目に心に沁みるようにまぶしかった。

馬子にも衣裳と言えばじいちゃんは照れて笑うばかりだけれど

私はじいちゃんのきりりっとした制服姿がとても好きだったから。


とてもとても名残惜しいけれど最後の記念写真を撮る。




2019年01月05日(土) 怠け者を絵に描いたような一日

寒さが和らぎ真冬にしてはずいぶんと暖かな朝だった。

いつもより少し寝坊をしてのほほんと夜明け前のひと時をたのしむ。


娘夫婦はお仕事。孫たちも7時には起きて一気に賑やかになる我が家。

8時には保育園へ。今日はめいちゃんも一緒に車に乗ったのだけれど

何をぼんやりしていたのか保育園へ向かわずに市街地へ向かっていた。

「おばあちゃんどこいくの」と孫たちからブーイングの嵐。

みんなで大笑いをしてなんとも愉快な朝のこと。



青空はつかの間だった。午前中に散歩しようと思っていたのだけれど

曇り空のせいにして怠けてしまう。お大師堂にも行かないまま。

すぐに孫たちのお迎えの時間になり保育園へ向かう。


午後はものすごい睡魔におそわれついつい炬燵で寝入ってしまっていた。

孫たちは姉妹仲良く遊んでくれていたけれどじいちゃんにお任せ。

なんとだらしないおばあちゃんなのだろう。


今夜は娘夫婦が新年会で孫たちも連れて行くと言うので

夕飯の支度もせずコンビニ弁当で済ませた。

そんな手抜きにもじいちゃんは笑ってゆるしてくれるのでありがたい。

気がつけば朝から洗濯物を干しただけで殆ど家事もしていなかった。

怠け者を絵に描いたような一日。まあたまには良いかと自分をゆるす。


あれもこれもは出来ない歳になった。

我武者羅でもいられない。張り切る事などとんでもないことだ。

ただただがんばって生きているそんな日々。



2019年01月04日(金) 心を鬼にする

ほぼ氷点下の朝。きりりっと冷たい空気が心地よい。

ほんの少しだけれど夜明けが早くなったような。

薄く紺色の空に明けの明星が取り残されていた。



仕事始め。孫たちも今日から保育園でにぎやかな朝。

あやちゃんは早めに支度をして「おばあちゃんいこうよ」と。

めいちゃんはのんびりさん。仕方なく置いて行くことに。

今朝は久しぶりにあやちゃんとタッチして別れた。

にこっと笑ったあやちゃんの前歯がなくてふふっと愉快なり。



山里はあたり一面霜の朝。朝陽が射せばきらきらときれい。

気温も平野部より低くすっかり氷点下になっていた。


同僚から電話があり風邪で寝込んでいるとのこと。

本格的な仕事は来週からにすることにして「大丈夫よ」と伝える。

開店休業になってしまったけれど同僚が元気になるのが一番。


事務仕事だけぼちぼちとこなす。今日は来客もなかった。

仕事の電話もなかったけれど、お昼に母から電話がある。

「お金がない」と言う。ATMに行っても残高がないと言う。

通帳を記帳させたら連日のように万単位のお金を引き出しているよう。

そのお金を何に遣ったのかと訊けば「わからない」と応える。


そうして母の年金はあっという間に無くなってしまうのだった。

義父とも相談してしばらく様子を見ることにした。

おそらく食料は山のように買い込んでいることだろう。


心を鬼にする。何が親孝行か親不孝かもうわからなくなった。

憂鬱には決してなりたくない。ただ少し母との距離を置きたい。

そう思う私は本物の鬼なのかもしれないけれど。




帰宅したら先に帰っていた娘が洗濯物をたたんでくれていた。

縁側にちょこんと座って「おかえりい」と言ってくれて。

「ただいまあ、ありがとうね」ほっこりとこころがあたたかくなる。


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