ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年12月19日(水) こころにおひさまが

今朝はこの冬いちばんの冷え込みだったようだ。

車のフロントガラスが真っ白に凍っていた。


川仕事は寒いでしょうと気遣ってくれる人が多いけれど

暖かいほど辛くて寒いほど楽なのだった。

今朝も薄手のヤッケでじゅうぶん。後は胸まである胴長靴をはく。


夜明けを待って川船に乗れば燃えているように赤い朝陽が見える。

川面には煙のように靄が立ち込めなんとも幻想的な景色。

そんな景色に心を和ませながら今日も精一杯がんばる。

今日も20枚の海苔網を張る。順調に行けば日曜日で終えられそう。



早めに昼食を終えていつもの山道を職場に向かう。

急ぎの仕事だけ済ませて今日は早仕舞い。

そうそう毎日娘がいてくれるわけでもなくて

4時には帰宅してぼちぼちと家事をする。

今日は娘が遅くなる番で手抜き料理になってしまったけれど

6時前には家族みなそろっていつものようににぎやかな夕食。


夕陽をあおぐ時間もなかったけれど

なんだかこころにおひさまがいてくれるようにほっこりと。

今日も穏やかな一日をありがとうございました。



2018年12月18日(火) ほんとうの「がんばり」

夜明けを待って川仕事へ。

早起きをしていたあやちゃんが泣きそうな顔をして

「おばあちゃんとほいくえんいきたかった」と。

少しでも早く行ってお友達と遊びたかったようだ。

なんだか後ろ髪をひかれるようにせつなくなった朝のこと。



海苔はやはり網の中央部分が変色していたけれど

今年は例年になく生育が良く網がずっしりと重くなっていた。

5枚ずつ重ねて張ってあるのでよけいに重みが負担になったのか。

とにかく1枚ずつにして漁場に張り巡らす作業に精を出す。

海苔の赤ちゃんが息苦しがっているのがわかる。

じいちゃんと一生懸命に頑張ったけれど今日は20枚が精一杯。

あと100枚、なんとしても今週末にはすべて張り終えたいと思う。



早めに昼食を終えて山里の職場に向かった。

「忙しい」と自分に言い聞かさないよう心がける。

それはほんとうに心を亡くしてしまうような気がする。

ゆったりとした気持ちでぼちぼちと出来ることを。

それがほんとうの「がんばり」ではないだろうか。


帰宅がすっかり遅くなってしまったけれど

今日は娘が休みだったので買い物を頼んであった。

晩ご飯は何かなって考えながら帰るのもとても楽しいものだ。

わくわくしながら帰った。なんだかとても「いい日」







2018年12月17日(月) やってやれないことはない

ぽつんぽつんと星が輝く夜明け前。

寝ても寝ても眠くってぼんやりと空を仰ぐ。

「過眠症」と言う病気があるそうだけど

まさかねって可笑しくなってふふっと笑った。


「おばあちゃん、はやくはやく」今朝も孫たちに急かされて保育園へ。

お家にめいちゃんの上履きが無くて土曜日に忘れたのかなと

保育士さんに伝えたけれどどこにも見当たらないとのこと。

困り顔のめいちゃん。もう一度家で探してみようと車に乗ったら

保育士さんが走って駆け付けて来てくれて「見つかりましたよ」と。

ほっと安堵して山里の職場に向かった朝のこと。



仕事は面白いほど忙しくて嬉しい悲鳴をあげていた。

そんな時に突然じいちゃんから電話があって

明日の朝から急きょ川仕事を始めたいとのこと。

週末の3連休にと予定していたので寝耳に水のような。

暖冬の影響だろうか緑だった海苔が茶色く変色しているらしい。

一日でも早く救ってあげなくては大変なことになるかもしれない。

身体はひとつきりだけれど今週はかけもちを頑張ってみようと思う。

だいじょうぶ。やってやれないことはないと立ち向かう気持ち。

何事も気の持ちようだ。重荷に思えば重くなるばかりだもの。

荷物は半分に分けて両手で持ったほうがずっと楽。



帰宅すると一足先に娘が帰って来てくれていて

洗濯物をたたんでくれていた。ありがたやありがたや。


それから孫たちが保育園から帰って来て、めいちゃんが苦手だった

コマ回しが出来るようになったとのこと。すごいすごいがんばったね。

上機嫌のめいちゃん、どんなにか嬉しかったことだろう。



2018年12月16日(日) おそるべし味噌カツラーメン

お昼頃からぽつぽつと静かに雨が降り始める。

さほど冷たくもなくなんだか春先の雨のようにやさしい。



昨夜はけい君を抱きかかえるようにして眠った。

ちいさな寝息のなんと愛しいことだろう。

あどけない寝顔は目に入れても痛くない。


孫たちを起こさないようこっそりと布団から抜け出す夜明け前。

6時半にはあやちゃんとけい君が目を覚まして早目の朝ごはん。

それからとてもにぎやかになって家族みんなが早起きの日曜日。


マンションまで送り届けるつもりだったけれど息子夫婦が迎えに来る。

「はじめてのおとまりえらかったね」っていっぱいほめてもらった。

母親に抱かれて赤ちゃんみたいに甘えるけい君が微笑ましくて

「またおとまりする」ってすっかり自信がついたよう。

こうしてまたひとつ成長したのだなと感慨深く思った朝のこと。



地区の年末総会があってじいちゃんが出席する。

Sさんが来年も引き続き地区長さんをしてくれることになったそう。

お大師堂の管理も任せられてほっと安堵した。


総会が早めに終わったのでじいちゃんと「ラーメン食べに行こう」と

ドライブがてら四万十町の「豚太郎」まで行っていた。

ケンミンショーでも紹介された「味噌カツラーメン」が有名で

一度食べてみたいねとやっと念願が叶ったのだけれど

お腹があまりにも空いていて先におでんを食べてしまった。

ラーメンが出来る前に半チャーハンも平らげてしまって

最後にやっと味噌カツラーメンはちょっとお腹に厳しかった。

美味しかったけれどあまりのボリュームに食べきれず

じいちゃんとふたりふうふう言いながらなんとか食べ終る。

私はカツを少し残してしまった。お店の人に申し訳ない気持ち。


はちきれそうなお腹をかかえて帰宅するなり夕方まで寝ていた。

コタツムリの似合う雨の午後のこと。



2018年12月15日(土) けい君はじめてのお泊り

穏やかな冬晴れ。日中は暖かくなり随分と過ごしやすかった。


午前中にお大師堂へ。久しぶりに川辺の散歩もたのしむ。

冬の川辺も良いものだ。枯れ尾花が陽射しを浴びてきらきらときれい。

栴檀の実は落ち始めていたけれど木を仰げば青空によく映える。

川の水はさらさら。ただただ清らかに海へ向かって流れていく。



お昼前に孫たちをお迎えに行ってその足で息子のマンションへ。

今夜は息子夫婦が友人と忘年会なのでけい君を預かることに。

2歳くらいの時に一度だけ泊まったことがあったけれど

けい君はもちろん憶えていなくて初めてのお泊りだった。

昼間はめいちゃんとよく遊ぶ。おじいちゃんとお風呂にも入った。

けれどもパジャマを着たがらない。「おとまりはいや」と言って。


娘がサンタさんに電話をしてやっとパジャマを着てくれる。

あやちゃんが一緒に寝ようねと言ってくれて

やっとお泊りの覚悟が出来たようだ。朝まできっと大丈夫。


「はじめて」を経験してこそ子供は成長するのだと思う。

私に似て心配性の息子に「だいじょうぶよ」っていまメールしたところ。



2018年12月14日(金) けっこんしてキスをするって

晴れの予報だったけれど雲が多く

時おりおひさまがかくれんぼをしてしまって寒さを感じる。


今朝は保育園に向かう車中でなんとも微笑ましい会話。

めいちゃんがお友達のR君と「けっこんしてキスをする」のだそう。

4歳にしてなんとおませなことか。この先どうなることでしょう。

おばあちゃんは長生きをして見届けなければいけませんね。



山里の職場に向かっていたら母から着信アリ。

昨夜私が電話していたのを今朝になり気づいたようだ。

叔父の命日だったことを話すとやはり忘れていたようで

「お母さんはなにもかも忘れるようになったね」と少し嘆く。

その声がせつなかった。母を責める気持ちは微塵もない。


今日は午後から自動車免許更新の認知症検査があった母。

「どこかでお昼ご飯を食べてから行ったらいいよ」と言うと

「うん、そうする」と今日はもう出勤しないことになった。

そんな母を認知症だと決めつけるのはあまりにも可哀想で

検査の結果次第で今後の事を考えようと思う。



それなりに仕事を終えて定時で帰らせてもらった。

私は整備士ではないので忙しい同僚を手伝うことも出来ず。

申し訳ないけれどまた土日の休みをいただく。


帰宅したらひと足先に娘が帰って来てくれていて

洗濯物をたたんでくれていたり、早めにシチューを作ってくれたり。

持つべきものは娘かな。今日はいつも以上にありがたく感じた。



2018年12月13日(木) 「こんにちは」と応える

今朝は冬らしい冷え込み。もう少しで氷点下だったようだ。

そんな寒さにも慣れて来たのか少しも苦にはならず。

可愛い靴下をはいた孫たちと元気に保育園へ向かった。



山里は平野部より気温が低い。それでも霜は降りておらず。

しんしんとした寒さが雀色の田んぼによく似合う。


お昼前に「こんにちは」と母が出勤して来て

私も「こんにちは」と応える。今日の会話はそれひとつのみ。

ただする仕事がたくさんあって黙々と励んでいた。

時おり聴こえる母の大きなため息に少し心が痛んだ。

する仕事がないことはとてもさびしいことなのだ。



帰宅してはっと思い出す。今日は叔父の命日だったこと。

母の弟で子供の頃にはとても可愛がってもらった。

毎年忘れている母に思い出させてあげるのが私の役目だったのに

なんということだろう。母と話す事さえ疎かにしていた。

明日でも良いのだろうか。今日でなくてはいけなかったのでは。

なんとも複雑な思いが込み上げてくる。どうかゆるしてください。




あやちゃんが寝る前にまたお話してねって約束。

昨夜から即興の「ボンビーサンタ」のお話が始まっていた。

今夜はその続きをちゃんと話してあげないといけない。

完結にはまだ早過ぎるので物語の構想を練っているところ。

さてボンビーサンタさん今夜は何をするのでしょう。

あやちゃんがほっとしてぐっすり眠れますように。


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