ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年10月24日(水) 笑顔で「またね」

夜明け前、思いがけないほどの月明かり。

窓を開けてみるとそれはそれは綺麗な月が浮かんでいた。

そんな月が暖めてくれたのか今朝はずいぶんと寒さが和らぐ。


日中もほぼ夏日になるほど気温があがる。

ぽかぽかを通り過ぎて薄っすらと汗ばむほどだった。



仕事を終えてから母を訪ねる。

傷害保険の手続きをするのに母の委任状が必要だった。

「世話をかけるねえ」と母。私もついつい優しい口調。

認知症の症状が出ているかと思えば今日はとてもしっかり。

字もとても達筆でさすが母だなと思う。


テーブルの上に先日届けた日記帳が置いてあった。

長いこと事務所の机の引き出しに置きっぱなしにしてあったのを

少しでも「書く」ことを思い出して欲しいと届けたのだった。

母にとっては退屈な毎日なのかもしれないけれど

「まだ死ぬものか!」と書いてあった最後のページを思い出す。


叱ることも怒ることも何もなく笑顔で「またね」と別れた。

もう限界だと思う時もあったけれど、やはり私は母の娘でありたい。



2018年10月23日(火) 母は生き仏さん

二十四節気の「霜降」朝の寒さは和らぎ久しぶりの雨となる。

進路のまだ定まらない台風も発生しておりどうなることやら。

季節は晩秋から初冬へとゆっくりと移り始めている。



孫たちを保育園に送る頃にはちょうど雨が小降りになっていた。

「かさはいらない」と走り出すふたりを追いかけて送り届ける。


山里へ向かえば雨遍路さんがふたり。今朝もそっと会釈を。

どうか大雨になりませんようにと旅の無事を祈る。



仕事は午前中に一段落して、午後は早めに帰らせてもらった。

今週は少し楽なのか。気忙しさもなくずいぶんと助かる。

臨機応変にと思う。少しでも肩の力を抜いて行こう。



帰宅してのんびり。じいちゃんと録画してあった「下町ロケット」を。

ドラマは殆ど見る事がないけれどこの秋はこのドラマにはまっている。




母からは何の連絡も無し。今夜も居酒屋さんに居るのだろうと思う。

八十歳になれば生き仏さんなのだそう。叱ったり怒ったりしては

いけないと某SNSで介護の仕事をしている方が発信していた。

その言葉を呪文のように自分に言い聞かす。

生んでくれてありがとうと心から手を合わせられる自分になりたい。




2018年10月22日(月) なんとほっとする夕陽だろうか

朝の寒さにも少しずつ慣れてくる。

まだまだこれからなのだと言い聞かせてみたり。


あやちゃんもめいちゃんも長袖を着て保育園へ。

車から降りるなり駆け出していくふたりを

ふうふう言いながら追い掛ける朝。

ふたりに元気をもらって私も山里の職場に向かう。


秋遍路さんが随分と多くなった。追い越しながら会釈を。

タイミングがうまくつかめず今朝も声をかけられず。

けれども颯爽と歩く姿にはいつも勇気づけられている。




仕事は午後から集金があって母の住む宿毛市まで。

アパートのすぐ近くなのでビールと食料を届けた。

昨夜も居酒屋さんに行っていた母が少しでもおとなしくと

心配しながら思うのだけれど、母にとってはよけいなお世話だとか。

あれこれと口を出せば大喧嘩になってしまうのでもう何も言わない。

余程のことがない限り母とは少し距離を置きたいとさえ思い始める。

薄情な娘と言われようが、今はもう精一杯で限界を感じている。



そんな複雑な葛藤もあったけれど、今日も穏やかに日が暮れる。

なんとほっとする夕陽だろうか。優しいひかりに包まれるように

しばし窓辺に佇んでいた。





2018年10月21日(日) きらきらのおひさま

今朝はこの秋いちばんの冷え込みになる。

まるで初冬を思わすような朝だった。


じいちゃんは「四万十川ウルトラマラソン」のボランティアで。

昨夜からあやちゃんが一緒に行きたがっていて

夜明け前に早起きをがんばって一緒に出掛ける。

興味を示す年頃になったのかと微笑ましく思う。

興奮して帰って来るかなと待っていたけれど

とにかく寒かったと。それも微笑ましいこと。



日中は「秋桜」の歌のように穏やかな小春日和。

夕方になっても暖かくみんなで夕散歩に出掛けていた。

土手の上で鬼ごっこをしたり影ふみをしたり楽しい。

保育園で昔懐かしい「UFO]を習っていて上手に踊ったり。


きらきらのおひさま。今日もありがとうございました。


今夜は一三夜の月。ほっこりと見上げながらこれを記す。





2018年10月20日(土) 厳しさと優しさと

今夜もふっくらの月がきれい。ほっこりと癒される。



任務なのか親孝行なのか予定通りに母の病院へ。

退院手続きを終えて無事にアパートへ送り届ける。

なんでも自分で出来ると強がっているのがわかり

後ろ髪を引かれるような思いになったけれど

後は母の気力に任せるしかないと早々と帰路に着いた。


娘として出来る事をやり遂げたのかと自問自答する。

答えはやはり中途半端。けれどもそんな自分を許してあげたい。




保育園のお迎えにぎりぎり間に合って孫たちの笑顔にほっとする。

そのまま買物に行って午後はのんびりと過ごす。

今日も「ドラえもん」厳しさがあってこそ優しさが伝わる。

ほんとうの優しさとはといつも考えさせられる。



娘とめいちゃんと一緒に夕飯のしたくが楽しかった。

めいちゃんがピーマンの種を上手に取ってくれてびっくり。

揚げ物にも初挑戦。長い菜箸を持っておそるおそる揚げてくれる。

「めいちゃんは使えるね」って娘と笑い合ったことだった。

危ないから駄目と言わずにこれからもどんどん手伝ってもらおう。



きれいな月を見あげながら穏やかな夜。

今夜もまったりとほろ酔ってこれを記す。



2018年10月19日(金) ほっこりさんまったりさん

昨夜よりも今夜と月はふっくらと輝く。

薄っすらと雲のベールに包まれた月も良いものだ。



今週の仕事を一段落させてほっと肩の荷を下ろす。

やれるだけの事をやり遂げた心地良い達成感があった。

これで明日は母を迎えに行ってあげられる。

どんなにか首を長くして待っている事だろう。



いつもより少し早めに帰宅出来たので

お散歩しながらお大師堂へ行こうと思うだけ思って

結局行けず横になってしまうと起き出すことが出来なかった。

以前は毎日の日課だったことが今は出来ない。

情けないけれどそんなありのままの自分を受け止めている。


ひと足先に帰っていた娘が洗濯物をたたんでくれていた。

夕飯の支度も手際よく手伝ってくれてほんとうにありがたい。


ご近所さんからさつま芋を頂いていたので娘が「芋てん」を揚げる。

私は秋刀魚を焼く。孫たちの分も6匹の秋刀魚が食卓に並ぶ。

秋らしい夕食にこころが和む。孫たちがご飯の「おかわり」も嬉しい。



地区の秋祭りが近づいていて太鼓の音が聴こえている夜。

ほっこりさんまったりさんとほろ酔ってこれを記す。



2018年10月18日(木) 苦を楽に変えて

今夜も月がとてもきれい。そっと寄り添っている星は火星だそう。



孫たちに「はやく、はやく」と急かされて保育園に向かう朝。

あやちゃんはカーディガンを羽織っていたけれど

めいちゃんはまだ半袖。「さむくないもん」と頼もしいこと。


けい君が保育園に行けるのか気になって息子に電話してみたら

「だいじょうぶ連れて行ける」と。ほっと胸を撫で下ろす。

病弱なお嫁さん。息子もずっと体調が悪かったけれど

今日から仕事に復帰するようだった。はらはらと気遣う。

心配し過ぎてもいけなくてただただ見守るきもちでいなければ。



山里へ向かえば秋遍路さんがふたり。また声を掛け損ねてしまう。

ゆっくりと追い越しながら会釈を。気づいてくれただろうか。


仕事は今日もてんこ盛りで、ひとつひとつクリアしていく。

午後から自動車保険の勉強会があって急いで駆けつけていた。

どんなに疲れていても疎かにできない仕事がある。

それを苦と思うよりありがたく受け止められる自分でありたい。


充実したとても「いい日」だった。

きれいな月をみあげながらほっこりとこれを記す。


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