| 2018年09月05日(水) |
ふうっとおばあちゃんと秋の空 |
台風一過の抜けるような青空。
大阪の甚大な被害に心を痛めつつ明日は我が身と。
難を免れたことがとても心苦しく思う。
自然災害が起こるたびにどうしようもなく辛くなる。
だからと言って日常の事をおろそかには出来ない。
今朝も孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場へ。
めいちゃんがクルマの中で急に泣きべそになる。
「おかあさんとぎゅっとするのわすれた」と。
子供心に毎朝のハグを楽しみにしていたようだ。
保育園に着いてもクルマから降りてくれず
私も時間が気になってしまってつい声を荒げてしまった。
泣きわめくのを無理やり抱いて門をくぐる。
あやちゃんとお友達が駆け寄って来てくれて一件落着。
ふうっとおばあちゃん。やっとお仕事に行けました。
仕事は今日も少し忙しかったけれどそれなりにやっつけて帰宅。
娘が洗濯物をきれいにたたんでくれていた。ありがたいこと。
平穏無事に一日が暮れて行く。
ほっとあおぐ空はすっかり秋のようだった。
早朝より台風の影響が出始める。
雨はそれほどではなかったけれどもの凄い風。
保育園は休園にならずなんとか孫たちを送り届ける。
とても傘を差せるような状態ではなく雨合羽を着て
あやちゃんもめいちゃんもとてもたくましく見えた。
「おばあちゃんこわいよ」と半泣きのめいちゃん。
「がんばれもうすこしよ」と声をかけながら歩く。
山里の職場も朝のうちは開店休業状態だった。
同僚とテレビの台風情報を見ているうちに外が静かになる。
急ぎの仕事もあってそれからが大忙しだった。
昨日は一時間の残業でぐったりと疲れていたけれど
今日は定時で終えられる。「晩ごはん何にしようかな」と帰る。
ゆっくりと買い物が出来るのはほんとうにありがたいこと。
娘と孫たちも元気に帰って来てくれて穏やかな夕暮れ。
黒い雲をかき分けるように夕陽が見えてほっとする。
台風は今夜には北日本に接近とのこと。
関西の被害も痛ましく、ただただこれ以上の被害がないことを祈る。
| 2018年09月03日(月) |
酔いつぶれて眠るだけ |
嵐の前の静けさか、いつもとかわらない穏やかな夜。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声を聴きながら
のほほんと冷たい焼酎を飲みつつこれを記している。
さいわい台風の直撃はなさそうだけれど
大きな台風なので用心に越したことはないと
夕方とりあえず雨戸を閉める。少しでも安心。
あとは酔いつぶれて眠るだけ。いつもそうだけれど。
私にとっては無くてはならない大切なおくすりのようなもの。
あれこれはまあいいか。あえて記さないことにして
孫たちの声をいつまでも聴いていたい夜だった。
| 2018年09月02日(日) |
ありがとうございました |
早朝には雷雨に見舞われその後晴れたけれどまたにわか雨。
女心と秋の空と言うけれどまだまだ夏の名残が漂う空。
台風も近づいていてしばらくは不安定なお天気が続きそう。
今朝は某SNSでとてもショックなコメントを受ける。
やはり私の発する言葉はまだまだ未熟なのだと痛感する。
詩人でもなんでもないただの老いぼれのおばあさんなのか。
辛いのと情けないのと悔しいので胸が張り裂けそうになる。
「すみません」と返信しながら、なんて大人げないことか。
はっと我に返り「ありがとうございました」と締めくくる。
大きな試練をいただいたのだと思う。もっともっと精進したい。
そうして誰の心にもしっかりと伝わる言葉を綴っていきたい。
もう終わりではない。まだこれからなのだと肝に命ずる。
午後はじいちゃんも付き合ってくれて母の病院へ。
今日こそは少し話したいと思っていたら起きてくれていて良かった。
開口一番に「もう見捨てられたかと思っていた」と母。
先週ぐっすりと眠っていたことを伝えると
「どうして起こしてくれなかったのか」と。
ほんとうにそうだ。無理にでも起こしてあげれば良かった。
短い間だったけれどあれこれとおしゃべりをして帰路につく。
「アイスが食べたい、あずきバーが食べたい」と言う。
「来週は買ってくるから待っていてね」と。
すぐに買ってきてあげるとは言えない親不孝な娘だった。
夕方、娘とめいちゃんがお散歩に誘ってくれる。
私も気分転換がしたくて「うん、行こう」と久しぶりのスニーカー。
めいちゃんがかけっこの練習をするのだと土手を走って
その姿が目に焼きつくようにとても愛しく映る。
穏やかないい日でした。今日もありがとうございました。
そして9月。一歩踏み出したような朝。
虫の音色を聴きながらおおきくしんこきゅうをする。
私は深呼吸とは書かずいつも「心呼吸」と書いていた。
先日新聞のコラムで「心呼吸」という記事を目にする。
自分だけの言葉だと自負していたのがなんだか恥ずかしく
少しショックであらためてちっぽけな自分を感じたりした。
もう詩人ではないのか。このままでいいのかと自分に問いかける。
今日は保育園で「敬老会」があってじいちゃんと出掛ける。
けい君の保育園も今日だったけれど両方はさずがに行けず
お嫁さんのご両親にお願いする。お歌やダンス、けい君頑張ったかな。
あやちゃんもめいちゃんもすごく頑張ってくれて
いっぱいの笑顔になれてほろりと感動の涙もこぼれた。
去年よりもひとまわりもふたまわりも成長した姿。
とても嬉しかった。ふたりともほんとうにありがとう。
孫たちのおかげで今日もほっこりと暮れていく。
とうとう8月も最後の日。
あれこれを乗り切ったのかと感慨深く思う。
夏は今日も精一杯に微笑みながらうしろ姿を見せてくれた。
厳しい残暑も苦にはならずむしろ心地よく感じるほど。
月末の仕事もそれなりにやれるだけのことを。
気がつけば母のいない月末も10回目を数えていた。
母が仕事に復帰することはおそらくもうないだろう。
とにかく目の前の事に立ち向かっていかなければと強く思う。
帰宅したらじいちゃんは留守。なんだかちょっとさびしい。
今日は消防団の役員会があって今頃は宴会の真っ最中だろう。
市長さんと飲むんだと誇らしげな顔をしていたのが頼もしい。
じいちゃんの噂話をしながらみんなでわいわいと夕食。
食後久しぶりに散歩に行ってみようかと思いながらやはり行けず
二階の窓からいつものように夕空を仰いでいた。
なんだかあちらがわとこちらがわのような不思議な空だった。
明日から9月。スタートラインに立ったようなきもち。
山里では狐さんのお嫁入り。陽射しを浴びながら雨がぽつぽつ。
特に急ぎの仕事もなかったので早目に帰らせてもらう。
もの凄い睡魔。自動車道をやっとの思いで走り抜けて
路肩にクルマを停めてひと眠りしていた。なんとも気持ち良い。
それからいつもとは違う大型店へ行ってリラックスルーム。
娘から聞いていて一度行ってみたいなあと思っていた場所。
マッサージチェアーがとても気持ち良くてうっとりと癒される。
これはいい、癖になると。週に一度は来ようと心に決める。
そんなこんなで乗り越えられた木曜日。
もうこっちのものだとなんだか自信がわいてくる。
もう負けないぞと強気になっている自分が嬉しい。
9月になったら散歩も行こう。ジムにも行ってみたいなどと
あれこれ考えていたらわくわくしてきた。
落とし穴があるのなら落ちるのも良いだろう。
そうして這い上がる。勇気さえあればなんだって出来る気がする。
孫たちと笑い合いながら穏やかに今日が暮れる。
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