未明に台風が宮崎に上陸。
雨雲が尾を引いており時おり激しい雨が降ったりやんだり。
朝のうちに昨日の宴会の後片付けを終えて
午後は気が抜けたようにごろごろと寝てばかり。
お盆もあっという間、明日にはもう送り火を焚かなければ。
「もう帰らないといけませんよ」と告げられたら
どんな気持ちになるのだろうとふと思う。
めいちゃんが鐘を鳴らしながら「どこへかえるの?」と問う。
「おそらのおうちにかえるのよ」と応えると
「ふ〜ん」と言って不思議そうな顔をして見せた。
お風呂上がりの孫たちの賑やかな声を
姑さんはどんなにか心残りに思いながら聞いている事だろうか。
残された私たちはまたすくっと前を向いて日常を歩む。
初盆の大宴会は無事に終了。
大変な忙しさも、娘や義妹、息子のお嫁さん、姪っ子も手伝ってくれて
ほんとうに大助かりだった。頼って甘えてばかりのわたし。
総勢30名ほどの宴会となりそれはにぎやか。
亡き姑さんもどんなにか嬉しかったことだろう。
みんなと一緒に微笑んでいる姿が目に見えるようだった。
とても「いい日」でした。ありがとうございます。
| 2018年08月13日(月) |
夕焼け空のかなたから |
夜明け前には雨が降っていたけれど
日中は晴れて厳しい残暑となる。
朝のうちにお盆の準備を終えて
ほっとするのもつかの間
今日も地区の人達がたくさんお供えを持ってきてくれて
ひっきりなしにチャイムの鳴る我が家だった。
地区の習わしとは言え心遣いに感謝するばかり。
夕方には迎え火を焚き、灯篭に灯をともす。
夕焼け空のかなたから大急ぎで帰って来てくれたことだろう。
姿は見えなくても気配を感じるような不思議な気持ちだった。
明日には親戚が集まってくれてにぎやかに宴会の予定。
姑さんの喜ぶ顔が目に見えるようだ。
孫たちが「ひいばあちゃんかえってきた?」と
ちんちんと鐘を鳴らすのも微笑ましく穏やかな夜になった。
雷鳴で目覚めた夜明け前。
午前中はバケツをひっくり返したような大雨となる。
じいちゃんとふたりで初盆の仕度をぼちぼち。
やれるだけのことをして後は明日の早朝にすることに。
ご近所さんや地区の人達がお供えを届けてくれてありがたいこと。
姑さんも早く帰って来たくてうずうずしていることだろう。
みんなで笑顔でにぎやかに迎えてあげたいと思う。
57歳の若さで亡くなった舅さんとはまるで親子のよう。
ふたりでお馬さんに乗るのかな。ぱっかぱっかと走って帰って来るかな。
そんな姿を思い浮かべながら亡きふたりを偲んでいる。
夜が明けるなり雨が降り始める。
久しぶりの雨音が耳に心地よい。
気温も30℃に届かず随分と過ごしやすい一日だった。
なんとか仕事を終えられて帰路につく。
ふと雨あがりの公園に行ってみたくなり寄り道。
オオオニバスの花が咲いていると聞いていたので
写真を撮りたかったけれど池の真ん中あたりで
ちゃんとしたカメラではないと遠すぎて諦める。
でも早咲きの秋桜が咲いていてくれてとても嬉しかった。
花に語り掛けるようにしながらほっこりと癒される。
なんと可愛らしいこと。そんな気持ちが届いたような気がした。
どんな日常であってもほっとする瞬間は必ずある。
それはとてもありがたいことだなとつくづくと思った午後のこと。
今日も「いい日」でした。心からそう思える。
今日も厳しい残暑となる。
吹き抜ける風のなんとありがたいこと。
山里ではあちらこちらで稲刈りの風景。
こちらでは稲刈りのことを「秋」と呼ぶ。
「いま秋でいそがしい」と言ったりする。
そんな言葉がなんとなく好きだ。
仕事を終えて帰宅してからじいちゃんと
「よさこい祭り」の生中継を見ていた。
活気にあふれていて暑さも吹き飛びそうな鳴子の音。
子供の頃に一度だけ見に行ったことがあるけれど
それがとても懐かしくてまた見に行けたら良いなと思う。
保育園から帰っためいちゃんが「めいもおどりたい」と。
いつかそれが叶う気がする。おばあちゃん見に行くからね。
真っ赤な夕陽。今日も平穏無事に暮れていく。
| 2018年08月09日(木) |
ちいさな秋みいつけた |
今朝はいちだんと涼しくなりなんとも心地よい朝風。
昨夜の早寝が良かったのか体調もすっかり良くなり
孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。
そんな時間のゆとりが嬉しくてならない。
急がず慌てずゆっくりと峠道を越えると
山里にはちいさな秋が待っていてくれた。
急いで通り過ぎていたら気づかなかったことだろう。
あらためてこころのゆとりを大切にしなければと思った朝のこと。
仕事は今日も忙しかったけれどそれなりに。
土曜日からお盆休みの予定だったけれど
社長と相談のうえ土曜日も仕事をすることになった。
お客様に迷惑をかけるわけにはいかない。
帰宅してじいちゃんに話したら少しご機嫌ななめ。
お墓参りに行く予定だったので無理もないこと。
ぶつぶつ文句を言いながら「まあええわ」と言ってもらえる。
いつも穏やかなじいちゃんもたまにはそんな時もある。
姑さんの初盆を控えていて私も気が気ではないのだけれど。
娘と孫たちが帰ってきて笑顔いっぱいに日が暮れる。
孫たちにはほんとうに癒されている日々だった。
今日も平穏無事。ありがとうございました。
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