夜明け前より激しい雷雨。どすんと大きな音がして目覚めた。
その後エリアメールがひっきりなしに鳴り響き
高知県に大雨特別警報が出されたことを知る。
ざわざわと落ち着かない朝になってしまったけれど
午前9時にはもう雨も小降りになりいつもと変わらない日曜日になった。
隣町の宿毛市では浸水の被害が、そして各地の甚大な被害。
とても他人事ではなく心を痛めるばかり。
かと言って何も出来ず心苦しさがつのるばかりだった。
じいちゃんとふたりNHKの報道を見ながら一日を過ごす。
午後には曇り空。薄っすらと陽も差し始めて空が明るくなる。
もう峠を越えたのだと思う。もう大丈夫なのだと思う。
久しぶりに夕陽を見た。灰色の雲を精一杯に染めて微笑んでいた。
ふと微笑んでも良いのではないかと思った。
どんなに心苦しくてもどんなに心を痛めていても
ひとにはそれぞれに与えられた一日があるのだと思う。
いまほんとうに必要なのは涙ではなくて希望なのではないか。
お風呂上がりの孫たちの髪を乾かす。
愛しくてならなくて頭を撫でるようにして乾かす。
我が家は平和だった。どうしようもないほどに平和な夜に。
| 2018年07月06日(金) |
てるてるぼうずてるぼうず |
雨がほんとうに大変なことになってしまった。
我が家はどうしてこうも平和なのだろう。
感謝しても良いのか。笑顔でいても良いのか。
とても複雑な気持ちでこれを記している。
みなそれぞれに与えられた一日があると記したばかりだけれど
これではあまりにも不公平ではないかと思える。
帰り道のラジオからパーソナリティーの笑い声が聴こえた。
地元のローカル局で一瞬抗議の電話をしようかと思ったほど。
避難先で聴いている人もいるだろうに「いま笑うのか」と。
何が良くて何が悪いのかわからなくなって戸惑う。
平穏だった一日が今日ほど心苦しかったことはない。
今朝の保育園で。めいちゃんたちの作ったてるてるぼうず。
どうかどうかお空が微笑んでくれますように。
| 2018年07月05日(木) |
やまない雨はないというけれど |
豪雨のニュースが飛び交い心を痛めつつ今日も暮れようとしている。
やまない雨はないというけれど、そんな言葉を泡のように感じたり。
我が家はいつもと変わらない穏やかな夜を迎えようとしている。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声。ほっこりと笑顔でいられる。
それがとても心苦しいけれど、恵まれているのだなと感謝するばかり。
今日は予定より一日早く母が心臓の手術をした。
本来なら駆けつけなければいけないのだろうに
すべてを弟に任せる。ほんとうに申し訳ない。
弟は仕事を休んで病院へ行ってくれた。
手術は3時間ほど、夕方無事に終わったと連絡がある。
母はまだ麻酔から覚めておらず弟が付き添ってくれる。
薄情な娘だというのに早く母の声が聴きたくてならない。
あれこれと思いを募らせながらいつものようにしている夜。
これでいいのか。こんな私でいいのかと自問自答を繰り返す。
窓を開けたら思いがけないほどの涼風が舞い込んできた。
| 2018年07月04日(水) |
笑顔の花がたくさん咲いて |
早朝大雨警報が解除される。
午前中は少し雨が降ったけれど午後には思いがけないほどの青空。
空も荒れたくて荒れているのではないのだろうと思ったり。
仕事を終えるなり孫たちを迎えに行く。
今日はプール遊びが出来たそうで嬉しそうな孫たちだった。
ほっこりと笑顔に癒される。宝物のような笑顔だった。
娘が遅番だったので夕飯の支度がとても大変。
いつも手際よく手伝ってくれる娘のありがたみがわかる。
そうだじいちゃんがいるではないかと
焼きそばを作ってもらうことに。彼もやれば出来るんだ。
おかげでとても美味しい焼きそばが出来た。
孫たちと夕食を食べ終えて、めいちゃんがちょっとしょんぼり
「おかあさんおそいね」って待ちかねている様子。
あやちゃんはさすがにお姉ちゃんでしっかりしているけれど
めいちゃんはまだまだ甘えん坊の妹だった。
「あっ、おかあさんだ」そうしてまた一緒に夕食を食べる。
嬉しそうなめいちゃんの笑顔がなんとも微笑ましいこと。
今日もたくさん笑顔の花が咲きました。
穏かな一日をありがとうございます。
台風の直撃は免れたけれど山間部ではかなりの雨が。
とても他人事ではなくざわざわと落ち着かない夜になった。
今夜から明日の朝にかけても豪雨になりそうだ。
どうか何事もなく無事に朝を迎えられますように。
昼間は風が強かったものの雨はほとんど降らず
帰宅しながら濁流が渦巻いている四万十川を見て驚く。
上流域でかなりの雨が降ったことをそうして知った。
いつもと変わらない我が家。
お風呂上がりの孫たちが元気にはしゃぎまわっている。
こんなに平和で良いのかしらとふと思ったり。
人にはそれぞれ与えられた「時」があるのだろう。
不安な夜を迎えている人もいれば
のほほんと笑って過ごしている人もいる。
不謹慎な事かもしれないけれどそれで良いのだと改めて思う。
どんな日もいただいた一日です。
今日もありがとうございました。
「狐の嫁入り」どうしてそう呼ばれるようになったのかは知らず。
空は今日も慌ただしくいろんな顔をして見せてくれた。
太陽をだっこしてのんびりと風に吹かれていたかったろうに。
月曜日だと言う事をすっかり忘れて仕事。
後から後から仕事が舞い込んで来る。
なんとありがたいことだろうか。
月曜日が憂鬱だったことなど随分と昔の事に思える。
3時過ぎには帰宅していてトドのように寝転んでいた。
4時過ぎには娘と孫たちが元気いっぱいで帰って来る。
今日はプールが出来たそう。一気に賑やかになる我が家だった。
夕食後、ふたりが「おばあちゃんとおふろはいる」と。
もう先になってパンツを脱いでまっしぐらだった。
髪を洗っていたら泡が立たない。ゴシゴシしても泡が立たない。
おかしいなあとようくみたらリンスで洗っていた。
愉快なおばあちゃん。またやってしまったのね。
今日もとても穏やかに笑顔のままで暮れて行く。
空は茜色に染まれないままこっくりこっくりと眠ろうとしている。
| 2018年07月01日(日) |
生きているだけでじゅうぶん |
雨が降ったりやんだり、陽が射したり曇ったり。
空もあわただしくつかれたことだろう。
朝のうちにめいちゃんとコインランドリーと買い物。
ちょこちょことくっついていてくれてとても嬉しい。
ドラッグストアーで息子とけい君にばったり会った。
「いまから家へ行くよ」と言うので後を追うように急いで帰宅。
お昼前までにぎやかなこと。家の中でラジコンカーを走らせたり。
「お素麺をゆがこうかね」と言ったけれど息子たちは帰ると言う。
ほんとうにいつも嵐のように去って行く息子だった。
話したいことがいっぱいあったけれどいつも話せないまま。
お嫁さんの体調は落ち着いているとのこと。
それだけでも聞けてほっと胸を撫で下ろす。
午後は窓を開け広げてまた沖の風とたわむれる。
少しお昼寝をとろりんとろりんと気持ち良い。
窓の外から名前を呼ばれて目を覚ます。
先日息子さんを亡くしたばかりの従姉妹が来てくれていた。
やはりひどくやつれている様子が気がかりでならず
まだ励ますには早過ぎる気がして辛い心に寄り添うばかり。
自分に出来る事をと強く思う。今度は私から会いにいこう。
夕食の支度まで読書。めいさんの綴る言葉が胸に沁みる。
そのことを伝えたくてならないけれど伝えられないもどかしさ。
私はちっぽけなんだなとつくづく思う。
けれどもそんなわたしを見つけてくれて声をかけてくれる人もいる。
これほどの励みがほかにあるだろうか。ほんとにありがたいこと。
あしたはあしたの風に吹かれよう。
生きているだけでじゅうぶんだといつも思うこの頃。
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