| 2018年04月22日(日) |
つかの間でも無心になれたら |
今日も夏日となる。全国的に気温が高くなり真夏日の所も。
まだ暑さに慣れるには早過ぎて身体に堪えたことだろう。
夜が明けるなり川仕事へ。ひんやりと涼しくちょうど良い。
海苔の収穫もラストスパートになって来て
とにかく最後の最後までと精を出す。
あと一週間が勝負だと思う。なんだか早過ぎるようなゴール。
海苔の寿命が尽きるのはいつも突然のことで覚悟をしている。
「今日も採らせてもろうたな」とじいちゃんと微笑み合った。
毎日の恵みにただただ感謝するばかり。
天日干しの後、休む間もなく箱詰め作業に追われる。
次の出荷日がもう決まっているので一箱でも詰めておきたい。
一段落してから一週間ぶりのお大師堂へ。
土手には野アザミの花。川辺には野バラが咲き乱れていた。
風に煽られて揺れる花々。うまく写真が撮れず諦めてしまう。
おひさまの光をいっぱいに浴びてキラキラと光る川面もきれい。
ゆっくりと手を合わせた。つかの間でも無心になれたような。
川の水を汲んで来て手水鉢の水を入れ替えてすっきり。
穏かな一日でした。ありがとうございます。
| 2018年04月21日(土) |
ほっこりと微笑みながら |
連日の夏日。爽やかな風のありがたいこと。
川仕事に精を出しながら心地良い川風と戯れていた。
姑さんの初七日。葬儀の日に繰り上げ法要を済ませていたけれど
精進料理のお膳をお供えして家族皆で手を合わす。
もう初七日なのかと口々に。ほんとうに早く感じる。
四十九日の法要は三月(みつき)にかかるため
三十五日で行うことに。来月の19日、あっという間である。
その準備も少しずつ始めている。なんだかそわそわと落ち着かない。
もうひとりの母は、月曜日まで待てず今日緊急入院となった。
なんとか一人で列車に乗って病院まで行けたのだけれど
心不全の悪化でICUに入ったとの事、弟から連絡があった。
幸い今のところは命に別状はなく、夕飯も食べられたらしい。
川仕事を優先し母を見捨てるようなことをしてしまった。
なんて薄情な娘なのだろうとつくづくと思う。
いくら母が気丈だと言え列車に乗ってどんなにかしんどかったか。
入院するたびに弟夫婦に任せっぱなし。ほんとうに申し訳ない。
そう自分を責めても何も変わらないと言うのに。
一難去ってまた一難。これも試練なのだと受け止めている。
いっぱいいっぱいのこころに少しでもゆとりが出来るように
とにかく目の前の事を精一杯にやり遂げるしかないのだろう。
お風呂あがりの孫たちがにぎやかにはしゃいでいる。
ほっこりと微笑みながらこれを記す。
| 2018年04月20日(金) |
あんずるよりうむがやすし |
少しひんやりの朝だったけれど、日中はほぼ夏日となる。
爽やかな風のおかげでずいぶんと過ごしやすく感じた。
一週間ぶりの川仕事。程よい疲れが心地良い。
収穫量も多くなり嬉しい悲鳴をあげていた。
どうかこのまま順調にと願わずにいられない。
午後は母に付き添って病院へ。
ずっと不調が続いていて心配でならなかったけれど
もっと早く病院へ連れて来てあげるべきだったと悔やまれる。
やはり心不全が悪化しており手術が必要とのこと。
来週早々に高知市内の病院へ再入院することになった。
「大丈夫、一人で行ける」と言って聞かない。
どうしたものか、とてもとても複雑な気持ちになる。
あんずるよりうむがやすしと言うけれど今がその時だろうか。
少しひんやりの朝だったけれど、日中は初夏のような陽気。
娘夫婦も今日から職場へ。孫たちも元気に保育園へ。
私とじいちゃんは葬儀の後の雑用などをあれこれと。
それが終わるなり山里の職場へと走る。
明日から川仕事を再開するのでとにかく急ぎの仕事を。
後は母に任せようと思っていたのだけれど
思いのほか母の体調が悪くとても無理に思える。
どうしたものか、どうしたものか、パニックになりそう。
どうしようも出来ないことを考えてもしょうがなく
なるようになるだろうとやっと思えるようになったところ。
どんな日もいただいた一日。ありがたく受け止めようと思う。
明日の風がどうか優しいそよ風でありますように。
爽やかな晴天に恵まれた一日。
姑さんの葬儀を無事に終える。
大勢の人達に見送ってもらって
姑さんもどんなにか嬉しかったことだろう。
じいちゃんもしっかりと喪主を務める。
私も喪主の妻として精一杯のことを。
そうして悲しむ間もない忙しさを与えてもらった。
また明日からゆっくりと日常が返って来る。
すくっと前を向いて歩みだしていかなければ。
| 2018年04月16日(月) |
とにかく明日のことを |
ぼんやりと霞んだ空から光の雨が降るように
春らしい陽射しが傘は要りませんよと降りそそぐ。
昨夜7時5分、姑さんが静かに息を引きとる。
すやすやと眠るようにそれはそれは安らかな最期だった。
「もう頑張らんでもええぞ、楽になれや」とじいちゃんが
もしかしたらその声を待っていたのかもしれない。
悲しさ辛さ寂しさ。それをつかの間の事にして
一気に慌ただしさが襲って来る。
葬儀の準備が無ければずっと泣き続けていたことだろう。
家族みんなが前を向いている。とにかく明日のことをと。
午後からかなりまとまった雨になる。久しぶりの雨。
どうか降り過ぎませんように。恵みの雨になりますように。
海苔の出荷が近くなり今日は朝から箱詰め作業に精を出す。
ラジオを聴きながらじいちゃんと向かい合って
手を動かしながらあれこれとおしゃべりをしたり。
肩の凝る細かい作業だけれど苦にはならず楽しく感じる。
「やったらやっただけのことはあるぞ」とじいちゃんが。
私もそう信じたい。きっときっと報われるだろう。
昨日からあれこれ。あえて書き記すことをしなかったけれど
母のことで心配事があってさっき電話をしてみたけれど
20回コールをしても母の声が聴こえなかった。
ざわざわと胸騒ぎがしてなんだか落ち着かない夜。
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