| 2018年03月16日(金) |
雨が降ったら休もうな |
雨のち曇り。雨がやんでから少し肌寒くなる。
桜の便りが届くとかならず「花冷え」もあるものだ。
「雨が降ったら休もうな」と昨夜からじいちゃんが
目覚めたらぽつぽつ雨が降っていて一気に肩の力が抜ける。
じいちゃんは乾燥した海苔の箱詰め作業。
私は山里の職場へ向かう。朝の山道は久しぶり。
今朝はお遍路さんを一人も見かけず少し寂しい。
仕事はとても忙しかったけれど、我ながらてきぱきと
そうして今週の仕事が一段落してほっと肩の荷がおりる。
川仕事とかけもちだったけれどやればできるんだなと思った。
老体に打つムチも自分次第で優しく感じる事が出来るのだろう。
決して弱音を吐かないこと。試されているのだと自覚を持つこと。
帰宅して夕方までコタツムリ。とろりんとろりんとうたた寝。
まるで自分にご褒美をあげているようなひと時。
今日も平穏無事、笑顔の一日をありがとうございました。
まったりと入浴後、ほっこりほっこりとほろ酔ってこれを記す。
| 2018年03月15日(木) |
こころ穏やかにほっこりと |
今日もとても暖かくなり汗ばむほどの陽気。
高知城の桜が咲いたそうでいち早くの開花宣言。
四万十もすぐに咲くだろう。とても楽しみ。
早朝からの川仕事も8時には薄っすらと汗が。
暖かくなるほど辛くなるけれどへこたれずにいよう。
今日も収穫量が少なく10時過ぎには作業を終える。
早目に昼食を済ませて休む間もなく山里の職場へ。
国道から山道へ、春遍路さんがたくさん歩いていた。
なんと気持ちよさそうに颯爽と歩いていて
清々しさと元気をたくさんいただく。
自転車のお遍路さんは自転車が故障したみたいで困っている様子。
「大丈夫ですか?」と声をかけるとにっこりと笑って
「大丈夫ですよ」って。その言葉を信じて笑顔で別れた。
そのお遍路さんを帰宅途中に見かける。自転車でぐんぐんと
風のように走り抜けて行った。ああ良かったぁってほっと嬉しい。
今日は忘れずに牧場へ立ち寄ったけれど子牛さんが見つからず。
たくさんの牛さんだった。かくれんぼして遊んでいたのかも。
きょろきょろしながら春の花を見つけては写真を撮るのが楽しみなこの頃。
今日は白木蓮の花を見つけてとても嬉しかった。
こころ穏やかにほっこりと。
春を通り越してまるで初夏のような陽気。
保育園から帰った孫たちが「あつい」と言って
半袖に着替えてから遊んでいた。
今日も川仕事を終えてから山里の職場へ。
日に日に慣れて来た感じ、そうしてとても元気。
山道に入る前の国道沿いに菜の花畑があって
ずっと気になっていたのを今日こそはと車を停める。
そんな余裕をこれからも大切に持ち続けたいものだ。
交通量の多い国道、人目を気にしながら撮った写真はいまいち。
でも一面の菜の花がとても嬉しかった。
3時間ほどの仕事。わずかの時間でもとても充実している。
忙しいのがとても楽しい。遣り甲斐があるなとつくづく感じる。
帰り道、何か考え事をしていたのか牧場を通り過ぎていた。
ユーターンしようかと思いつつ、明日があるさとそのまま走る。
昨日の子牛さんが気になる。明日はお母さんと一緒だといいな。
今日も平穏無事。笑顔の一日をありがとうございます。
お風呂上がりに薄っすらと汗が。窓をあけて夜風をたのしんでいるところ。
全国的に4月並みの暖かさだったよう。
雪の多かった地方にもちいさな春が届いていますように。
川仕事と山里の仕事と、やればできるものでなんだか順調。
する仕事のあることがとてもありがたく思える。
少しずつ自信が湧いて来て明日も頑張ろうと思えてきた。
不思議なことにこころはゆったりとしている。
苛立つこともなく焦ることもなくまるで春のようなこころ。
お昼前の山道では外国人のお遍路さんに会えて声を掛ける事が出来た。
言葉はうまく伝わらないけれど笑顔には笑顔が返って来る嬉しさ。
「グッドラック」で良いのかなと思いながら手を振ると
お遍路さんも手を振ってくれて、ああちゃんと伝わったのだと嬉しい。
仕事を終えて帰り道にはまた牧場へ立ち寄っていた。
なんだか良い匂いがするなと思ったら沈丁花の花が咲いていたり。
牛さんは二頭だけで、子牛が座り込んでなんだか寂しそうに見える。
お母さんじゃないのかな。耳に付けられた黄色の札がなんだか切ない。
「またあしたね」って声をかけて後ろ髪を引かれるように帰る。
あした。そう口にするだけでなんだか元気が出て来る。
ゆっくりゆっくり私にも未来があるように思える。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
春のようなこころをぎゅっと抱きしめている夜です。
今朝もひんやり。そうして日中はまたすっかり春の陽気。
冬と春がおしくらまんじゅうをしているようなこの頃。
早朝からの川仕事を終え山里の職場へ向かう。
若い頃にはずっとそうしてしていたけれど
この歳になると体力に自信が持てなくなり
不安で心細くなったりしてしまうものだ。
きっと試されているのだろうと思う。
出来るのか出来ないのか、それならばと
なんとしても乗り越えてやろうではないかと思ったり。
そうして忙しいからとこころまで忙しくしてはいけない。
そう強く思う。だからこそほっとする瞬間が愛しく思える。
峠道を越えて山里の県道を走っていたら
道ばたに可愛らしいラッパ水仙の花がたくさん咲いていた。
毎年咲いてくれていたのかもしれない。
どうして今まで気づいてあげられなかったのだろう。
迷わず車を停めて花に微笑みかけていた。
そんな瞬間がとてもたいせつなひと時に思える。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
| 2018年03月11日(日) |
「ふつう」がいちばん |
朝の寒さが嘘のように日中はとても暖かくなる。
昨年よりも遅くなってしまったけれど
今日から青さ海苔の収穫を始める。
生育はとても順調とは言えず
昨年に続き今年も不漁の年になりそうだ。
でも今から嘆いていては海苔に申し訳ない。
自然の恵みをありがたく受け止めて収穫に精を出す。
じいちゃんと励まし合いながら「なんとかなるなる」と。
収穫量が少なく午前中には作業を終えていた。
おかげで午後はのんびりと身体を休ませることが出来る。
2時46分には孫達も一緒に黙祷。
心が痛み、心苦しく思うことはまだたくさんあるけれど
いま自分達に与えられている穏やかな日々をありがたく
うけとめて「ふつう」にしていることが一番に思えた。
暖かさに誘われるように夕散歩。
娘と孫たちも一緒にお大師堂へと向かう。
あやちゃんが木魚を叩きながら「なむだいしへんじょうこんごう」
めいちゃんはお供えのお菓子が無いとつまらなそう。
西日の射し込む暖かなお堂で水筒に入れて来たカルピスを飲む。
お散歩しながらの帰り道、土手には土筆の坊やが背比べ。
河川敷の木には若き緑の新芽が芽吹き思わず足を止める。
今日も平穏無事。それがどんなにありがたことだろうか。
「いい日」でした。ありがとうございます。
| 2018年03月10日(土) |
寒さなければ花は咲かず |
今朝は真冬並みの寒さ。ちゃんちゃんこを羽織る夜明け前のこと。
そんな寒さもつかの間で日中はすっかり春らしくなった。
どうしても外せない大事な仕事があり今日も山里の職場へ。
今朝も山道でお遍路さんに声をかけることが出来た。
金剛杖ではなく山登りに使う杖、あれは何て言うのだろう。
その杖を両手に持って元気よく颯爽と歩いていた。
私のささやかな一言に「ありがとうございます」と笑顔が。
ありがたいのは私のほうだった。とても元気をいただく。
仕事をしながら母の事ばかりが気にかかる。
月曜日の再入院はなんとか納得してくれたのだけれど
小さな会社とは言え今は私が経営をやり繰りしていて
自分なりに精一杯出来る事をやり遂げて来たつもりだった。
それが歯がゆくてたまらない母の気持ちもわかるけれど
矢を射るように荒い言葉が飛んでくるのが今日はとても辛かった。
いつものことだとさらりと水に流すことが出来ず
ひどく落ち込んでしまって涙が出そうになる。
母に声もかけられずに黙って職場を後にしていた。
帰り道のダム湖の公園まで行ってベンチに座りただただ青い空を仰ぐ。
ちっぽけだなって思った。この遣り切れない思いはいったい何なのか。
ふとまわりを見渡すと、桜の木がたくさん植えられてあって
はっと心が明るくなる。まだ蕾さえも見えないけれど
やがてたくさんの桜が咲いてこころを和ませてくれることだろう。
「寒さなければ花は咲かず」そんな言葉をふと思い出していた。
くよくよと思い悩むのはもうよそう。すくっと立ち上がり家路を急ぐ。
梅の花もそろそろ散り始める頃。それは決して嘆くことではない。
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