「弥生つめたい風」そんな歌のことをふと思い出した日。
陽射しはたっぷりとあったけれど風が強くとても冷たく感じた。
今朝も山道で男性ふたりのお遍路さん。もう躊躇わない。
すぐに車を停めて声をかけることが出来た。
今日も満面の笑顔をいただく。なんだか贈り物のような笑顔。
「この道で良いのかな」と少し不安になりながら歩いていたそう。
山道に入ると誰しも心細くなるものだろう。声をかけて良かった。
おかげで今日も清々しい気持ちのまま仕事に精を出す。
金曜日は好きなラジオ番組があって、それを聴きたさに
外まわりの仕事ばかりを選んでいた。そのたびにラジオが聴ける。
番組にメールを送っていたのが読んでもらえてすごく嬉しかった。
月曜日に再入院の予定の母が、月曜日ではないと言い張る。
弟に電話して確認したらやっぱり月曜日だった。
それでも母は「月曜日には行かない」と言い張る。
喧嘩にこそならなかったけれど、やはり認知症なのかと複雑な気持ち。
明日また穏やかに説得してみようと思う。「はい、わかりました」と
どうか素直にうなずいてくれますように。
帰宅したらじいちゃんが居なくて、洗濯物が竿のまま飛ばされていた。
あらあらどうしましょうと風の悪戯もなんだか愉快に思える。
強い風のせいにしてお散歩はやめておく。こんな日もあってよし。
出来ることを出来る日に。それがいちばんなのかもしれない。
今日も平穏無事。清々しく笑顔でいられたことが何よりに思う。
あしたはあしたの風が吹く。どうか優しい風でありますように。
| 2018年03月08日(木) |
大切なことを忘れていた |
また春の嵐か。雨も風も凄く大荒れの一日となる。
孫たちもしっかりと傘をつかんで無事に保育園へ。
大雨の中を突き抜けるように山里の職場へ向かう。
山道で黄色い雨合羽を着て歩くお遍路さんを見つけて
声をかけることが出来た。満面の笑顔が返って来て嬉しい。
ずっとずっと疎かにしていたことが「ああ出来たんだ」って思った。
なんて清々しいのだろう。こんな大切なことを忘れていたなんて。
おかげで仕事中も穏やかでいられたような気がする。
母の暴言も聞き流し、気にならないのがとても不思議だった。
帰る時には笑顔で「また明日ね」ってちゃんと言える。
「ありがとうお疲れさま」母はとても優しかった。
来週にはまた入院する母。きっと複雑な気持ちだろうと思う。
帰宅して雨音を聴きながらコタツムリ。すぐに寝入ってしまう。
娘と孫たちが帰って来てはしゃぎ声がなんだか夢の中のよう。
夕食後、めいちゃんをお風呂に誘ったら「きょうはいや」って。
私が泣き真似をしたらちょっと困った顔をして
「おばあちゃんをなかせてしもうた」とじいちゃんに報告。
私が笑ったらめいちゃんも笑う。なんとも微笑ましい瞬間。
降り続いていた雨もやっとやんでくれて穏やかな夜。
今日も「いい日」をありがとうございました。
| 2018年03月07日(水) |
おばあちゃんのたまごやき |
寒の戻りだろうか。ひんやりと肌寒い朝。
雲の多い空だったけれど15℃まで気温があがる。
今日は孫たちが遠足だったのでとてもほっとした。
夕方から風が強くなってまたぐんと寒くなる。
明日はまた春の嵐だとか。大荒れにならなければ良いけれど。
遠足から帰った孫たちはとても楽しかったようす。
お弁当の「おばあちゃんのたまごやき」が一番美味しかったと
言ってくれてとても嬉しかった。なんだか舞い上がるようなきもち。
あやちゃんは好きな男の子がいて一緒にお弁当を食べたっかのだそう。
でも男の子と女の子が別れて食べたらしく「ショック」って言って
幼い恋心だろうか。なんだかほのぼのと耳を傾けていた。
先日は「だいすき」って手紙も渡したそうでなんとも微笑ましいこと。
今日も平穏無事、笑顔のままに暮れていきありがたいこと。
あれこれと思い悩むこともなきにしもあらず。
まあいいか。なるようになるさとのほほんとしている夜だ。
二十四節気の「啓蟄」朝は寒の戻りがあり少しひんやり。
でも日中は18℃まで気温があがりとても暖かくなった。
紋白蝶がひらりひらりと飛んでいたりほっこりとこころが和む。
今日は仕事も穏やかに母とも仲良く出来てほっと帰宅。
少し横になろうかなと思っていたけれど
なんとなくお大師堂が気になってそわそわと落ち着かない。
こんな日は行かなくちゃと何かに引かれるように歩いていた。
そうしたらびっくり。先日不思議な再会をしたお遍路さんが
また私が来るのを待っていてくれたのだった。
逆打ちで中土佐町まで行ったところ体調が悪くなってしまって
踵を返しやっとの思いで竹島大師堂まで帰ってきたとのこと。
托鉢をする気力もなく食料は殆ど底をついている様子。
「情けは人の為ならず」という言葉があるけれど
自分に出来る精一杯のことをしてあげたいと強く思う。
私を頼って必死の思いで帰って来てくれたことをありがたく思う。
ほんとうにささやかなことしか出来なかったけれど
目に涙をためて喜んでくれたことがとても嬉しかった。
この先もお遍路を続けるのか、終わりのない旅を続けるのか。
少し真剣に話し合った。とにかく生きなければそれが結論。
そのために出来る事から始めてみようと言う事になった。
故郷には帰らず高知県内に永住したいのだそうだ。
なんとしてもそれを実現させてあげたいと思う。
前回の再会も、今日の再会もとても不思議な縁を感じずにいられない。
ひとは出会うべきして出会うというけれどその言葉を私は信じる。
ちょうど干潮時で川辺の岩に付く青海苔がとても鮮やかだった。
「食べられるのよ」って教えたらさっそく「採ってみよう」と。
今日もとても「いい日」でした。なんとも清々しいきもち。
| 2018年03月05日(月) |
どしゃ降りの雨にも負けないで |
春雷の朝。「冬が終わったんだな」とじいちゃんが
なんだかほっとするような朝の会話だった。
どしゃ降りの雨になり、なんとか孫たちを保育園へ。
山里に着いてしばらくするとぴたっと雨がやんでくれた。
それからぐんぐんと気温があがり20℃まで。
もわんと暖かい。ほんとうに冬が終わったのだろう。
外回りの仕事があって出掛けていたら
とても綺麗に咲いている梅の花を見つけた。
一度通り過ぎてからユーターンする。
あまりにも綺麗だったから今しかないと思ったり。
どしゃ降りの雨にも負けず頑張って咲いてくれていたのだな。
嬉しくなってこころがとても和むひと時だった。
午後、また母とぶつかる。「もう喧嘩はしたくない」と
告げながらなんともやるせなく悲しい気持ちになった。
尾を引くのはいや。いつまでもこだわるのもいや。
さらりさらり。さっさと水に流してしまうのがいちばん。
帰る時「また明日ね」と声をかけると「ご苦労さま」と母が。
何事も自分次第なのだなとあらためて思った。
今日も平穏無事、ああ「いい日」だったなあってすごく思った。
曇り日、おひさまはかくれんぼしていたけれど
気温が高くなり風もなくほっこりと春らしい一日。
じいちゃんは消防団の火災予防パレードがあって出掛ける。
娘たちも出掛けて行って一人でのんびりと過ごす。
暖かさに誘われるようにいつもの散歩道。
まずはお大師堂へ行ってゆっくりと手を合わす。
ちょうど地区外から来たと言うご婦人たちと一緒になって
初対面だと言うのに意気投合してあれこれとおしゃべり。
以前から時々お参りに来てくれていたことを知り嬉しかった。
帰り道、土手に土筆の坊やを発見。おおっと思わず歓声をあげる。
それから河川敷に早咲きの桜が咲いているのを見つけて駆け寄る。
去年は気がつかなかったけれど、誰かが植えてくれていたのだろうか。
まだ小さな木だったけれどそれは綺麗に咲いていて嬉しかった。
早咲きの桜にもいろんな種類があるようで
帰宅してネットで検索してみたけれど同じ桜が見つからなかった。
梅の花と競い合うように咲いてくれる桜にとてもこころが和む。
今日も平穏無事、笑顔の一日をありがとうございました。
明日は雨の予報。梅の花も桜の花も散り急ぎませんように。
朝は晴れていたけれど午後から雨がぽつぽつ。
菜種梅雨にはまだ少し早い気がするけれど
これから雨の日が多くなりそうだった。
仕事は休めたものの、朝から電話があり
急ぎの仕事が舞い込んで来る。
今日は息子からもヘルプが来ていて
孫たちの事を優先しようと決めていた。
お昼前にじいちゃんの運転で保育園のはしご。
そのまま孫たちを連れて山里の職場へ走る。
母も出勤して来ていてひ孫勢揃いに大喜びしてくれた。
めいちゃんは初めてのひいばあちゃんだった。
それほど日頃からの付き合いを疎かにしているということ。
もっとゆっくりとしても良かったのだけれど
急ぎの仕事を済ますとさっさとトンボ帰り。
笑顔で見送ってくれた母。とても穏やかな顔をしていた。
帰宅して「おひな祭り」毎年の記念撮影をする。
けい君も一緒なのは今年が初めてだった。
三人ではしゃぎまわってやっと座ってくれる。
ちょっとピンボケになってしまったけれどそれも良い思い出になるだろう。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
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