ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年02月03日(土) ささやかな福を

気温はさほど低くはなかったけれど、風がとても冷たく感じる。

朝のうちに買物やら掃除やら。あっという間に保育園のお迎え時間。


お友達と豆まきごっこをしていたあやちゃん

男の子の投げた豆が目に当たって痛がっているとのこと

保育士さんも少し心配していて念のために眼科へと走る。

幸い傷にはなっていなかったけれどやはり痛いと言いながら帰宅。

いつもの元気はなくてなんだかしんどそうにしていたので

もしやと思い熱を測ってみたら少し微熱が出ていた。

風邪の症状もなく不思議な熱だけれどそのまま様子を見ることに。

そうしたらすぐに眠くなったのか珍しくお昼寝をしてくれた。


元気過ぎるのはめいちゃん。しばし一人遊びをしていて

じいちゃんもばあちゃんもうたた寝をしていたら

炬燵にもぐり込んでいつの間にか寝入っていた。


なんとも静かな午後。3時過ぎまでみんなでお昼寝。


夕方にはあやちゃんも嘘みたいに元気になっていてほっとする。

夕食は恵方巻ではなく手巻き寿司を食べた。

それから豆まき。今年もばあちゃんが鬼になって大暴れ。

今にも泣き出しそうになりながら豆をぶつけるふたりの姿が微笑ましい。

「いたい、いたいよ〜」と鬼は退散。めでたしめでたし。


ハプニングはあったけれど今日も平穏無事に暮れて行く。

どうかどうか今年もささやかな福に恵まれますように。





2018年02月02日(金) 書くことは生きること

雪の地方も多いというのに優しいおひさまに恵まれありがたいこと。

最高気温が10℃を超えたのは久しぶりのことだった。



仕事がさほど忙しくなかったので、気分転換もかねて

すぐ近くに住む恩師の家を訪ねる。

ご無沙汰を詫びつつ庭先の陽だまりでしばらく語り合った。

文学からはほど遠くなってしまった私の嘆きを

手をとって励ましてくれてとても救われる思い。

「まだまだこれからよ」と言ってくれてなんとありがたいこと。


もう80歳を越えた恩師に弱音を吐いてしまった自分が恥ずかしい。

細々でいい。認められなくてもいい。自分は文学を諦めてはいけない。

道端の雑草のように生き抜いて生きた証を残しておきたいと強く思う。

「書くことは生きること」と言ったとある作家の言葉のように。


所詮は文学少女の成りの果て。身の程知らずと思ってもみる。

けれどもこうして書いている。ほんのささやかな日々のこと。

そんな日々が愛しいからこそ書けるような気もする。


このような拙い日記におつきあいくださるかたがた

ほんとうにありがとうございます。



2018年02月01日(木) そして如月

雪の予報だったけれど、静かな雨音で目覚める。

ぽつんぽつんと歌うような雨だれの音が耳に心地よい。

ああ雪でなくて良かったとほっと胸を撫で下ろしていた。


いつものように山里の職場へ。山道ですれ違った車が

雪を被っていてびっくり。もしやもしやとおそるおそる峠を越える。

山里に入ってからも雪はどこにも見えず。なんとも不思議なきもち。

それから職場近くのトンネルを抜けたらすっかり雪景色だった。

ちいさな山里でもこんなにも違うのかととてもおどろく朝のこと。


雪はすぐに雨に変わったけれどなんとも冷たい一日だった。

事務所のエアコンが作動せず、石油ストーブで暖をとる。

足元が寒くてならず小さな電気ストーブも点けてみたり。


お昼に母が出勤して来て「こんにちは」とひょうきんな声。

じゅうぶんに談笑する時間はあったのに、殆ど口を聞かず。

なんと可愛げのない娘だろうと我ながら思うばかり。

母と交代するように事務所を出ていた。とても後ろめたい気分。


このままではいけないな。せめて笑顔をと帰りながら思った。



帰宅するなりコタツムリ。なんと暖かいことだろう。

保育園のお迎えまでごろごろと怠惰に過ごす。


保育園では一日早く明日「豆まき」をするそうで興奮気味の孫たち。

「おにさんがくるよ」「やっつけるよ」と口々に話してくれた。


今日も平穏無事、ほんとうにありがたいこと。

「節分」「立春」「雨水」とゆっくりと春が近づいてくる如月。



2018年01月31日(水) 優しい言葉のひとつも言えずに

朝はとても冷え込んでいたけれど、日中は少し暖かくなる。

風もなく優しい陽射しが降り注ぎ、ほっと空を仰いでいた。



月末の仕事は順調に支払いを終えてほっとする。

お昼に出勤してきた母が車から降りようとせず一時間ほど。

異様な光景が気になってたまらなかったけれど

社長の義父が「そっとしておけ」と言うのでそのままに。

また痛みが辛かったのだろうと思う。無理をしてまで

どうして母が出勤してくるのか、なんとも複雑な気持ち。


私が帰ろうとしていたらやっと車から降りて来て

「ご苦労さま、ありがとうね」と声をかけてくれた。

なんだか涙が出そうになる。私は優しい言葉のひとつも言えず。



帰宅して、暖かいからお散歩をと思うだけ思って

例のごとくのコタツムリ。夕方までとろりんとうたた寝。



今夜は満月で皆既月食もあるとのこと。でも曇っていて

月は雲のお布団にすっぽりと包まれている。


孫たちがお風呂から出て階下からにぎやかな声が聞えている。

今日も平穏無事。ほっこりさんまったりさんとほろ酔ってこれを記す。



2018年01月30日(火) 鹿児島に行ってみたいな

夜明け前、西の空に沈みかけた月が見えた。

ほんのりとオレンジ色でとてもきれい。

寒さも忘れて見入る。久しぶりのお月見だった。



青空にほっとして洗濯物を干し終えてから山里の職場へ。

山道に差し掛かったあたりから雪が降り始めてびっくり。

山里も雪が舞っていてなんとも寒い一日だった。



お昼前に母が出勤して来てやはり痛いのかしんどそう。

もう何も言うまいと決めていたのでそっとしておく。

背中を老婆のように丸めて新聞を読み始めた母だった。

そんな後姿がせつない。亡き祖母にあまりにも似ている。


仕事も一段落していたので早めに終わらせてもらって帰る。

今日も怠け者。お散歩にもお大師堂にも行かずにコタツムリ。

じいちゃんと録画してあった「西郷どん」を見る。

鹿児島へ行ってみたいなと言うと「おう、行こうぜ」とじいちゃん。

いったいいつ叶うことやら。夢みたいなことだと愉快に思う。


今日も平穏無事で何より。笑顔の一日に感謝するばかり。





2018年01月29日(月) あしたの風にまかせましょうか

晴れの予報。今日は少し暖かくなりそうだったけれど

山里はお昼前まで曇っていて冷たい風が吹き荒れていた。


月曜日の仕事、5時間ほどで終われたけれど今日も忙しかった。

母が肋骨の痛みを我慢している様子。「帰って寝ていたら」と

優しく言ったつもりだったけれどまた怒られてしまった。

もう何も言うまいと思う。とにかくそっとしておくのがいちばん。

私は私なりに穏かな心を保ち続けていたいとつくづくと思った。


3時には帰宅していたけれどあまりの寒さにお散歩も行かず。

また怠け者になってしまって炬燵で横になっていた。

それから孫たちの保育園へ。こどもは風の子、とても元気なふたり。



娘がふたりの喪服にと黒いスカートとカーディガンを買って来ていて

どうかな?と着せてみたり。家族みんながもう覚悟をしていて

夕飯時もひいばあちゃんの話をしながら、それでも笑い合って。

もしかしたと希望もわいてくる。春まで持つかもしれないと。


ありがたいことに今日も平穏無事。

明日はあしたの風にまかせましょうか。



2018年01月28日(日) ほっとするような穏やかな午後

ぽつぽつと冷たい雨の日曜日。


大量の洗濯物をコインランドリーで乾かしている間に

息子のマンションへけい君を連れに行く。

そろそろ乾いたかなと一緒にランドリーへ向かう。

けい君は男の子なのに洗濯物をたたむのがとても上手。

「おてつだいする」と言ってタオルや靴下をたたんでくれた。


帰宅して今度はめいちゃんも一緒に買物へ。

手を繋いでお菓子売り場へ走る姿の微笑ましいこと。

開店したばかりのスーパーはまだ空いていて

幼い子供達を連れていても安心して買物が出来る。


そのままずっとめいちゃんと遊びたかったけい君。

でも娘たちが出掛けてしまって一人残されてしまった。

「めいちゃんかえってくる?」と寂しそうにしていた。

じいちゃん、ばあちゃんとテレビのアンパンマンを見たり

絵本を見たりしながらめいちゃんの帰りを待っていた。


お昼には帰って来てくれたけれど、家族4人で過ごしていて

なんだかけい君は邪魔者のようでとても憐れに思う。

一人っ子で、お父さんもお母さんも日曜日のお仕事。

いつもいつも寂しい思いをしていることだろうと心が痛む。


お昼寝をしようと添い寝。そのまま居眠りをしてしまったばあちゃん。

じいちゃんもうたた寝をしていたようで、よけいに寂しかった事だろう。



午後3時になって雨がやんでくれたのでお散歩に行くことに。

そうしたらやっとめいちゃんが二階から下りて来てくれた。

「おだいしさんいく」と言ってくれて3人で歩いて行く。

嬉しそうなけい君。めいちゃんと仲良く手を繋いで行った。


私もやっとお大師堂へ。お菓子もお供えして心から手を合わす。

小さな手のひらを合わすめいちゃん。

「ひいばあちゃんげんきになりますように」とつぶやいていた。


ほっとするような穏やかな午後だった。

雨雲をかき分けるように西の空におひさまがほっこり。






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