| 2018年01月02日(火) |
新年早々の厄落としかな |
午前二時、はっとおどろくほどの月明かりで目覚める。
じいちゃんと連れション。「まだ二時だぞ」と再び眠る。
四時にはまた目が覚めてしまって例のごとくの早起きさん。
そっと窓をあけて月を仰いだ。寒さも忘れるほどのきれいな月。
ゆっくりと夜明けを待つ。いつもと変わらない穏やかな朝。
今日は寝正月と決めつけていたけれど
お大師堂に初詣がてら久しぶりに川辺の道を散歩する。
今年は立派な鏡餅をSさんが供えてくれていた。
ゆっくりと手を合わせとても清々しい気持ちになった。
きらきらの川面。冬枯れた景色も良いもので枯れすすきもまたよし。
「昭和枯れすすき」の歌をふと思い出し口ずさみながら歩く。
貧しさに負けた。いえ世間に負けたと歌うのも愉快だった。
帰宅してちょっと息子のマンションへ。昨日息子たちが帰ってから
叔父さん達がけい君にとお年玉を届けて来てくれていたのを持って行く。
息子夫婦もお休みでけい君もとても嬉しそうに跳び出して来た。
次の日曜日のお守りを頼まれて了解とこころよく引き受ける。
それからマンションの駐車場をバックで出ようとしていたところ
ガツンと大きな音が。なんと大変、ガードレールに車をぶつけてしまった。
幸いガードレールは無事だったものの、車はかなりへこんでしまった。
私もへこむ。新年早々なんというドジなことをしてしまったのか。
へこんだ車のまま家の近くのローソンに寄ったら、店長さんが笑って
「厄落としが出来たんじゃないの」って言ってくれた。
「そっか、そうだね」と私もやっと微笑むことが出来た。
気の持ちようでもうこれで悪い事は起きないような気がする。
もう何だって来いと開き直るような出来事だった。
笑い話のようなこと。これでこそどんな日もあってよし。
| 2018年01月01日(月) |
家族の笑顔がたからもの |
穏やかに元旦。家族がみな揃って笑顔の花がたくさん咲く。
そんな笑顔がたからもの。なんとしても守りたいとつくづくと思う。
大晦日の昨日は不覚にも夕方から寝込んでしまっていた。
昆布巻きを作り終えるなりのことで、どっと疲れが出たのか。
めまいと吐き気で起き上がれずなんとも情けないありさま。
精一杯やれるだけのことを頑張った結果がこれなのかと
やはり限界を感じずにいられない出来事だった。
けれども弱音を吐けばどんどん落ち込むばかり。
だいじょぶ、だいじょぶと自分に言い聞かせながら新年を迎える。
いつものように午前3時過ぎには起き出して綺麗な月を仰ぐ。
いつもと変わらない自分にどれほど安堵したことだろう。
元気に新年を迎えられてほんとうにありがたいこと。
ゆっくりゆっくりと今年も歩みだして行こうと心に誓う。
歳に勝とうと思わないこと。それなりに老いと向き合って生きたい。
どんな時もあってよし。ありのままの自分を受け止めてあげたい。
家族にかこまれてとても「いい日」でした。ただただ感謝の元旦のこと。
ほぼ氷点下の朝。きりりっとした寒さが心地良い。
体内時計のおかげでいつも通りの早起き。
夜明け前の星空を仰いでみたり穏やかなひと時を過ごす。
ついに晦日となり、とりあえず新年を迎える準備を。
床の間のあたりをそこそこに拭き清めて鏡餅をそなえる。
それから買い物に行っていたらもうお昼になっていた。
じいちゃんがGSに洗車に行ってくれる。
そのついでにお米の精米もして来てくれた。
それだけで大助かりだった。お年玉をあげなくてはね。
午後は玄関の掃除。孫たちの小さくなった靴など処分する。
大掃除とは言えないほどの小掃除。それなりにきれいになった。
お正月飾りをすれば一気に新年が来るのだなと実感する。
普段からこまめに掃除をしていれば楽だろうに
毎年の事だけれどずいぶんと怠けていたものだなと愉快な気持ち。
あっという間に月日が流れ、明日はもう大晦日。
とにかく与えられた一日をそれなりに受け止めてきたように思う。
どんな日もあったけれどふりかえればとても愛しい日々だった。
ずっとずっと明日は死ぬかもと思い続けて来たけれど
今は胸をはって「明日も生きよう」と思えるようになった。
心細いこと不安なこともいっぱいあるけれど
それは生きるための試練のようにも思える。
こうして日々を記す場所があることのありがたさ。
自分が生きて来た証を残すようにこれからも綴っていきたいと思う。
これが今年最後の日記になりそうです。
ささやかでありふれた日常におつきあい下さった皆さま。
ほんとうにありがとうございました。
足跡に励まされながら書き続ける事が出来ました。
どうかどうか穏やかで笑顔で新年を迎えられますように。
| 2017年12月29日(金) |
おひさまは沈んではまた昇る |
今日も日中は暖かくなる。優しいおひさまのありがたいこと。
とうとうここまでこぎつけたかと感慨深く思うほどの仕事納め。
30年この仕事をしてきて今日ほど心地よい達成感を感じた事はない。
母のいない年末も初めての事だったけれど、なんとかなった。
すべて自分に任されている責任感も大きかったけれど
やれるだけのことを精一杯頑張れたのだと思う。
もう嫌だ、逃げ出したいとどれほど弱音を吐き続けてきたことか。
やはり仕事が好きなのだろう。いや好きなんだと改めて思った日。
午後、母から着信あり。「帰りたいよ」と弱々しい声だった。
同室の入院患者さん達が次々に一時帰宅をしているのだそうだ。
よほどの重体では無い限りみんな自宅で新年を迎えたいことだろう。
母の気持ちもすごくわかったけれどそのまま病院に居るようにすすめる。
帰ったところで独り暮らし。待っている家族もいない。そんな現実。
なんと薄情な娘だときっと思っただろう。今にも泣きそうな声で
「はい、わかりました」そう言って電話を切った母だった。
私もとてもせつない。もっと優しく言ってあげれば良かったと悔やむ。
気を取り直すように事務所の掃除をし終わり帰路に着いた。
四万十大橋を渡っていたらルームミラーにほうずき色の夕陽が映る。
おひさまは沈んではまた昇る。決して消えてしまうのでなない。
そんなことをふと思ってみたり。玄関のドアをあけて「ただいまあ」
そうして笑顔にかこまれ笑顔でいっぱいになった夕暮れ時のこと。
| 2017年12月28日(木) |
あしたの風に吹かれてみようかな |
氷点下の朝。そんな寒さも苦にならず夜明け前の星空がきれい。
早起きをしていつものように穏やかなひと時を過ごす。
最近はじいちゃんもすっかり早起きになって
新聞が届くのを待ちかねていたり。すっかり老夫婦らしくなる。
8時半には山里の職場に着いていてせっせと仕事。
今日で仕事が一段落したのでなんとか明日で終われそう。
お客様への年賀状も出し終えてほっと肩の荷をおろす。
帰宅が遅くなってしまったけれど先に娘が帰っていて
洗濯物をたたんでくれていたり、お風呂の準備もしてくれていたり。
そうしてすぐに夕食の支度も手際よく手伝ってくれてありがたい。
夕食後は孫たちとお風呂。わいわいと賑やかにとても楽しかった。
じいちゃんは今夜から消防団の年末警戒で「火の用心」
娘は職場の棚卸で7時過ぎに出掛けて行った。
ふたりとも10時頃まで帰れそうになくてほんとにご苦労さま。
孫たちは娘婿にお任せ。おかげで今夜もまったりと焼酎を飲んでいる。
今年も残り少なくなった。ほんとうにあっという間の一年だった。
感慨深く思うこともたくさんあるけれど
とにかくあしたの風に吹かれてみようかなと思う。
| 2017年12月27日(水) |
忙しさも苦にならずむしろ楽しい |
おひさまも精一杯。北風小僧さんも精一杯の一日。
寒さにもすっかり慣れてしまって冬をたのしんでいるこの頃。
今年の仕事もあと少し。29日には終われそうになってきた。
ゴールを目指して今日もみんなで精一杯がんばる。
私は仕事が楽しくてたまらない。忙しさが少しも苦にならず。
母に電話をする余裕もないけれど、きっと解ってくれているだろう。
午後、娘から着信。まためいちゃんが熱ではと一瞬どきっとする。
「ちがう、ちがう」と娘。急きょ残業になってしまったのだそうだ。
私も遅くなりそうだったので保育園に延長保育をお願いておく。
夕陽が沈みかけた頃、やっと保育園へ。ふたりとも待ちかねていた。
「おばあちゃ〜ん」と大きな声で呼びながら跳び出して来た。
めいちゃん特に変わった様子もなくとても元気だったそう。
「こんやはパスタよ」って言うと「やったぁ!」と喜ぶ。
後は出来合いの物でじいちゃんと4人で夕食。
娘が帰って来ると「おかあさんだ!」と玄関へお迎えに行く。
夕食後の後片付けを娘に任せてめいちゃんとお風呂。
リカちゃんも一緒にとあれこれおしゃべりをしながら楽しかった。
おばあちゃんが突然のおなら。泡がぶくぶくと浮かんで愉快なこと。
「もういっかいやって」とめいちゃん。さすがにもう出ないよ。
今夜も笑顔でいっぱい。お風呂上がりの焼酎も楽しみ。
8時を過ぎるともう眠くなる。あくびをしながらこれを記す。
| 2017年12月26日(火) |
ほっとしながらほっこりの夜 |
冷え込みの厳しい朝。夜明け前の空に星がひとつきらり。
それだけでこころがほっこりとあたたかくなる。
いつもと変わらない穏やかな朝のありがたいこと。
7時になれば孫たちが起きて一気ににぎやかになる。
孫たちは娘にお任せして山里の職場へ。
あれもこれもと山積みの仕事をひとつずつこなしていく。
それが順調にはかどり午後には少しだけほっとしていた。
そんな時に娘から着信。めいちゃんが保育園で熱が出ているとのこと。
取り急ぎじいちゃんに迎えに行ってもらって
娘が早退して病院へ連れて行くことになった。
だいじょうぶかな。インフルエンザではないかな。
気になりながら私も少し早目に仕事を終わらせてもらって帰る。
帰宅したらあらまあ。いつもと変わらない元気なめいちゃん。
病院へ行った時にはもう熱が下がっていたのだそうだ。
風邪でもなさそうでいったい何の熱だったのだろう。
とにかく元気でいてくれて何よりだった。
明日も保育園に行けそう。だいじょうぶね、めいちゃん。
今日も平穏無事としよう。あたふたすることもあっておっけい。
程よい疲れを楽しみながら今夜もほろ酔ってこれを記す。
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