中秋の名月。窓をあけてきれいな月を仰いだ。
まだ満月ではないのだけれど秋の夜空にぽっかりと浮かぶ月。
ほっこりとこころが和む。月見酒もいちだんと美味し。
早朝から川仕事へ。漁協で人口種付けをしてもらった海苔網を
漁場に張る作業。今はまだ目に見えないけれど網にはたくさんの胞子が。
川で冬まで育てる。どうかどうか緑の芽が出てくれますように。
必ず芽が出る保証はなくいつもいつも天に任せて祈るばかり。
川仕事を終えて水曜日恒例の3B体操へ行っていた。
今日も心地よく身体を動かす。すっきりとリフレッシュ。
先週は途中で気分が悪くなってしまって大変だったけれど
今日はとても調子が良くて溌剌としている自分が嬉しかった。
午後、孫たちを保育園にお迎えに行ってからお散歩へ。
いつもは土手の道を歩くのだけれど今日は別のコースだった。
県道を横断して地区の集会所のあたりまで。ずいぶんと歩いた。
にわ鶏さんを見たり、小川には亀さんが泳いでいたり。
今日も平穏無事、笑顔の一日をありがとうございました。
月見酒でほろ酔ってなんともまったりの夜にこれを記す。
| 2017年10月03日(火) |
10月のつくつくぼうし |
日中は暑いくらいの陽気となる。
つくつくぼうしも鳴いていたりでおどろく。
朽ちてうなだれる彼岸花を励ますように秋桜の花が微笑んでいた。
孫たちを保育園に送り届けて山里の職場へ。
今日も忙しかったけれど午前中に一段落した。
例のお気に入りの場所で昼食を終えて帰路につく。
帰宅して少しうたた寝。そうしてまた断捨離を始める。
とにかく思い切って捨てる。またゴミ袋いっぱいになった。
迷うことなく潔く。それはとても心地良いものだ。
あらあらと言う間に保育園のお迎えの時間になっていた。
めいちゃんが「おだいしさんいく」と言ってくれて
今日こそはとやっとお大師堂にお参りに行ける。
日捲りの暦がちゃんと今日になっていてほっと安堵。
昨夜はお遍路さんが泊まってくれていたようで
備え置きのノートに記してくれていて嬉しい。
Sさんがシャワーのお接待をしてくれたようだ。
ぽくぽくぽくと木魚を叩くめいちゃんも微笑ましく
なむだいしへんじょうごんごう。また明日も来たいなと思う。
今日も平穏無事。笑顔の一日をありがとうございました。
飲み過ぎないようにと思いつつ今夜も飲み過ぎてしまったかも。
| 2017年10月02日(月) |
ただいま おかえりなさい |
ぽつぽつと静かに雨が降ったりやんだり。
冷たい雨でなくて良かった。少しくらい濡れても大丈夫。
月末の仕事が今日になりばたばたと走り回る。
遅く出勤して来た母がいきなり暴言を吐いたり
私がしかめっ面をしていたせいだろうと
自分を戒めながらさらりと聞き流す。
それなりに仕事が一段落して帰路につく。
お大師堂も気になりながら今日も行けなかった。
Sさんに任せっぱなし。いつもありがたいこと。
なんだかひどく疲れていてしばし横になっていたけれど
なんとなくそわそわと落ち着かなくて
また台所の片づけ。昨日やり残したことなど。
不要な引き出物の食器セットをリサイクルショップへ。
古い物ばかりだったので売れるとは思ってもいなかったのに
思いがけずに買ってもらえてびっくりと嬉しかった。
孫たちは仕事を終えた娘がそのまま迎えに行ってくれていた。
「ただいま」「おかえりなさい」と一気に笑顔になる。
孫たちをぎゅっとぎゅっと抱きしめたくなる。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
もうかなり酔っぱらってしまってこれを記す。
もう神無月。月日の経つのがほんとうに早く感じる。
今日はふと思い立って娘と一緒に台所の断捨離に精を出す。
ふたつあった食器棚をひとつにすることに決めて
もう使うことも無いだろうと思う食器等をどんどんゴミ袋へ。
ああこれ懐かしいねと言いながらも潔く捨てる心地よさ。
あらあらと言う間にゴミ袋が5つにもなってびっくりだった。
私の嫁入り道具の古い食器棚を処分することに。
義父と母には申し訳ないけれど「捨てますよ」って心で叫ぶ。
娘の嫁入り道具の食器棚に普段使う食器を入れてやっと片付く。
たまにしか使わない食器は納戸に仕舞い込んで隠しておく。
台所がずいぶんと明るくなって広くなってすっきりした。
「やったね」と娘と笑顔を交わす。ほんとうに快適になった。
そうして今夜は鍋を囲む。じいちゃんの友達からお魚も届いて
四苦八苦しながらお刺身も作った。それもとても美味しかった。
60歳を過ぎたらとにかく捨てること。
先日ラジオでそう言っていて今日はそれを実行できたのかな。
まだまだ捨てなくてはいけない物がたくさんあるように思う。
でもしがみつくように大切にしている物がたくさんあって
なんだか自分を試されているような気持ちになる。
ゆっくりでいい。少しずつ捨てられるようになりたいものだ。
程よい疲れも心地よく、今夜もほろ酔ってこれを記す。
| 2017年09月30日(土) |
ぜったい長生きするからね |
ひんやりの朝だったけれど日中は夏日となる。
9月もとうとう最後の日となり
あれほど咲き誇っていた彼岸花もうなだれて枯れ始めた。
そうして秋桜の季節。次はあなたねと思いを託すように。
今日は孫たちの保育園で「敬老会」があった。
じいちゃんと一緒にいそいそと出掛ける朝。
歌や踊りやなんとも微笑ましくてこころが和む。
嬉しくって涙が出るってほんとうに幸せなことだ。
ふとこれは夢ではないかと思うほど感激で胸がいっぱい。
めいちゃん、あやちゃん今日はほんとにありがとう。
おじいちゃんもおばあちゃんもぜったい長生きするからね。
浴衣姿で踊るあやちゃんは右端です。
フラダンスの衣装で踊るめいちゃんは左から2番目です。
今朝はぐんと冷え込む。
夜中に何度も目が覚めてしまって熟睡出来ず。
もう夏布団では無理のよう。今日は冬布団を出して干す。
昨日亡くなった友のお通夜から帰って来たところ。
もう泣くまいと心に決めていたけれどやはり涙が。
悲しいのでも辛いのでもなくただ現実を受け止めながら。
お焼香が終わってから導師さまが伝えてくださった言葉。
それはみなこの世に生まれた時から「寿命」を授かっていると。
長寿の人もあればあまりにも儚い命を授かる人も。
うんうんとうなずきながら涙があふれてきた。
それぞれのいただいた命を決して粗末にしてはいけない。
一日を一生だと思うほどに大切にしていきたいと強く思う。
お棺の中で微笑む友と別れて来た。「ありがとうね」って言って。
| 2017年09月28日(木) |
今日ほど空を見あげた日はない |
今日ほど空を見あげた日はない。
今日ほど風に吹かれたいと思った日はない。
お昼に突然の訃報。
幼馴染の友が亡くなった報せだった。
嘘でしょ、そんなはずはないととても信じられず
とにかく友の家へクルマを走らせていた。
目の前の現実をしばらくは受け止められず
とても取り乱してしまって泣きじゃくってしまった。
「泣かないで、泣かないで」ふっと友の声が聴こえて我に返る。
元気に長生きしようねって会うたびに誓い合っていた。
そんなかけがえのない友がまさか先に逝ってしまうなんて。
くらくらとめまいがするような脱力感が襲ってきた。
そうしてとてつもない不安。ひきずりこまれそうな恐怖。
崖っぷちに独りたたずんでいるような気持ちになる。
泣くだけ泣いてやっと我に返る。いけないこんな私ではいけない。
空を見あげながら「負けてたまるか」って叫んでいた。
友の分も長生きしなければ。つよくつよく生き抜いてみせなくちゃ。
友もきっとそう願っている事だろうとやっと思えるようになった。
永遠の命などない。それがわかっていても悔しくてならない。
けれどもだからと言って嘆いていてどうする。
与えられた人生をなんとしてもつよくつよく全うしなければ。
まゆちゃんわたしいくよ。しっかりと見ていて。ずっと見ていて。
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