ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2016年12月05日(月) 仲冬の頃に

冷たかった雨もあがり今日は穏やかによく晴れる。

朝のラジオから「仲冬」という季節の言葉が流れていた。

日本語には季節ごとの風情があってとても良いものだ。



午後から仕事を休ませてもらって市役所へ。

年金請求に必要な書類を整えて年金事務所へ行く。

早ければ来年の2月から年金がもらえるとのこと。

わずかな年金だけれどなんとも嬉しくてならない。


その嬉しさのまま宝くじを買って帰る。

なんと欲張りな事だろうと自分が可笑しかった。


帰宅してじいちゃんと一緒にダイハツへ。

19年もの長いあいだ大切にしてきたじいちゃんの愛車をついに手放す。

いろんなところにドライブをしたのがとても懐かしい。

新しいクルマは新車ではないけれど一年落ちで見た目はまだ新車。

お手頃価格だったのでナビも奮発してじいちゃん大喜びだった。


またどこかに遊びに行けるといいな。すっかり夢がふくらんでいた。



夕方になりお大師堂のお水が少なくなっていたのが気になり大急ぎ。

そうしたらちょうどお遍路さんが到着したところで一緒になった。

てっきり初対面のお遍路さんだと思って話していたら

「お久しぶりです」と言うので顔を見てびっくりぽんだった。


確か9月頃に会っているはず。けれどもあまりにも痩せていて

すっかり別人に見えてしまったのだった。どこか体調が悪いのでは

ふっと思ったけれどあえて口にせず。とても元気そうな笑顔だったから。

これからの真冬の野宿を思うとほんとうに心が痛むのだけれど

お遍路さんは一言も辛いとは言わずなんとも逞しい姿だった。



今日もそうして笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。

今夜は孫たちとお風呂に入ってとても楽しかった。



2016年12月04日(日) 60歳になりました

朝から冷たい雨。絶好の炬燵日和でもあった。


とうとうというべきか、ついに60歳の誕生日を迎える。

なんだか人生の節目にも思えて感慨深く受け止めていた。

もう60なのかまだ60なのか、とにかく与えられた人生を全うしたい。

あとどれくらいだろうと考えるのはもうよそう。

三日坊主になってしまうかもしれないけれど今はそんな気持ち。



下田のおばあちゃんと出掛けていた綾菜が

「おばあちゃんリカちゃんにんぎょう買うてきちゃったぜ」と

なんと自分のではなくて私へのプレゼントなのだと言う。

昨夜、「なにがほしい?」と聞くので「リカちゃん」って応えたっけ。

ほんの冗談のつもりだったけれど、子供ってほんとに純真そのもの。

おまけに「おばあちゃんリカちゃんだいじにせんといかんよ」って。

そんな綾菜の気持ちがとても嬉しかった。そして愉快で微笑ましくて。


芽奈は一緒にお風呂に入って「おたんじょうびのうた」を歌ってくれる。

可愛らしい声がお風呂にこだましてとても楽しく嬉しかった。

歌い終わって大きな声で「おめでとー」って言ってくれてありがとう。

おばあちゃんは涙がでそうだった。とてもとても幸せだった。


可愛い孫たちのためにも元気に長生きしなければ。

今日はほんとうに「いい日」でした。いっぱいのありがとうです。



2016年12月03日(土) おひさまありがとう

日中はとても暖かくなり過ごしやすかった。

冬のおひさまはほんとうにありがたいものだ。



芽奈が昨夜から高熱、下痢もしていて心配していたのだけれど

今朝は熱が下がっていてほっとひとあんしん。

まだ少し下痢気味だったので念のために保育園をお休みして

小児科へ連れて行っていた。先日の綾菜の症状とよく似ていて

風邪と胃腸炎との事。お薬を処方してもらって帰って来た。


早目に昼食を済ませてから三時間ほどぐっすりと寝てくれる。

その間に綾菜をお迎えに行って一緒に買物に行く。

DVDもレンタルして来ておばあちゃんも一緒に観ながらうたた寝。


午後2時過ぎ、芽奈が目を覚まして外に出たがる。

「おねつでるけんいかんよ」と言ってももう玄関で靴を履いていた。

暖かいので大丈夫かなと思って綾菜と三人でいつもの散歩道。

自転車と三輪車、おばあちゃん一人ではちょっと大変だったけれど

楽しそうにはしゃぐ孫たちに励まされるように元気を出して歩いた。


ふりそそぐおひさま。きらきらとまぶしい川面。

なんとも穏やかなひと時であった。


夕方になっても熱は出ず、食欲もあってもう大丈夫かな。

今日も笑顔で過ごせてほんとうによかった。


ありがとうございました。ばあちゃんちょっとお疲れさんの焼酎なり。



2016年12月02日(金) まだまだひよこ

おひさまと北風が仲良く寄り添っていた一日。

そんな冬らしさを楽しむ。冬には冬の良さがあるもの。


朝は寒かったので首にスカーフを巻いて出勤。

ずっと昔に母が買ってくれたスカーフだったけれど

母はすっかり忘れていて「そのスカーフ似合うね」と言ったり

そして笑い合う。おかげで今日も穏やかに時が流れた。


仕事中に大切な物が無くなってしまって慌てふためいて探していたら

自分の机の上にちゃんと置いてあってまたまた大笑い。

「いかんいかん、私もボケてきた」と母に言ったら

「まだボケる年じゃないよ」と笑い飛ばされてしまった。


母いわく、60歳はまだまだひよこさんなのだそうだ。

そうか、まだひよこか。これから大きくなって卵を産むのかな。

まだこれからなんだって出来そうな気がして嬉しくなった。


おかあさんありがとうね。くよくよせずにがんばってみるね。


今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。

金曜日の夜はとてもほっとしてふにゃふにゃしながらこれを記す。



2016年12月01日(木) 慌てず急がずゆっくりと

雨もあがり12月とは思えないほどの暖かさ。

かと思えば夕方から冷たい風が吹き始める。


師走とはよく言ったものでなんとなく気忙しく感じる。

慌てず急がずゆっくりと日々を大切に過ごしたいものだ。



仕事は朝から雑用が多く忙しかったけれど

少し早めに終わらせてもらって今日もゆっくり買い物をする。

昨夜はあまりにも手抜きだったので今夜はお肉とお刺身を奮発。

決して贅沢にならないようにと食費のやりくりも上手になった気がする。

とにかく半額のものは買う。そうしてその日のメニューを考える。


帰宅すると一足先に娘が帰っていて洗濯物をたたんでくれていた。

そんなちょっとしたことがとても嬉しくてありがたい。


夕飯時はまたまたにぎやかになりお肉と一緒に焼いたウィンナーを

綾菜と芽奈が取り合いっこ。同じようにお皿に入れてあっても

芽奈がお姉ちゃんのお皿から奪い取ろうとするのだった。

「めいちゃんそれはいかんろ、ばってんぜ」と叱れば

大泣きになってお皿をひっくり返してしまったのだった。

ほんにまあ困った子。けれどもそれも愉快なひとコマであった。



今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。

ささやかな日々を愛しみながら毎日を楽しみたいと思う。



2016年11月30日(水) どんまいどんまい

霧のような雨が降る。濡れても平気そうでそれがとても冷たかった。

お隣のお庭の山茶花がたくさん散って路地には花びらのじゅうたん。

その花びらを綾菜が「ピンクのハートがいっぱい」って言う。

その一言に思わず微笑む。山茶花さん咲いてくれてありがとう。



とうとう11月も最後の日となりそれなりに仕事をこなす。

月末の支払いに頭を悩ませているあいだ、母はずっと新聞を読んでいた。

10時に出勤して来てお昼までゆっくりと新聞を読むのが日課で

以前はそれがとても腹立たしく苛々してたまらなかったけれど

不思議な事に最近はまったく気にならなくなった。

お昼になって「さあ支払いはどうしようかね」と言うので

「もう済んだよ」と言ったらぽかんと口を開けてびっくりする姿も愉快。


まあこんなもんでしょう。私がいなくてもなんとかなるのでしょう。

先の事を考えていたらきりがなく。なるようになると思うのがいちばん。



午後は少し早目に帰らせてもらって「しまむら」へ。

じいちゃんに冬用のハイネック2着と私のも1着買って3200円。

すんごい得した気分。しまむらは貧乏人の強い味方である。

そして今日の日当はチャラになるのもまたまた愉快な事である。



夕飯は少し怠け心に目覚めてすっかり手抜き料理となる。

お休みだった娘が「どーしてよ」と軽くブーイングをかまされた。

どんまいどんまい。おかあちゃまはぜんぜん気にしてないから大丈夫。


今日もいっぱい笑って穏やかな1日をありがとうございました。

孫たちが入れてくれた入浴剤のお風呂がとても気持ち良かった。


さあぐっすり眠って明日からは師走ですよ〜



2016年11月29日(火) いつもと変わらないことが

朝はとても冷え込んでいたけれど日中は暖かくなる。


例のごとくばたばたと忙しい朝、まだすっぴんの娘が

遅刻しそうだと言うので久しぶりに孫たちと保育園へ。

「お願いやけんおばあちゃんと行ってね」と娘が言うと

ふたりとも素直にうなずいて競い合うようにクルマに乗ってくれた。


孫たちを送り届けてから山里の職場に向かう。

今日はお遍路さんをひとりも見かけなかった。

秋遍路から冬遍路へと季節が変わったせいかもしれない。




昨夜は少し体調が悪くて早々と床につく。

夕方から冷え込んでいたせいか血圧がとても高くなっていた。

毎日お薬も飲んでいるのだけれどどんな日もあるもの。

体調が悪いとついつい不安になってしまって「死」が頭をよぎる。

60歳で脳卒中で倒れた祖母の事、冬場に入浴中に亡くなった伯母の事。

持病の不安神経症に拍車をかけるように悪い事ばかり考えてしまう。


いけないいけない。だいじょうぶだいじょうぶ。呪文のように唱えていた。


おそるおそるの朝、お布団から起き上がってみるとけっこう元気。

血圧も正常値になっていてほっと胸を撫で下ろした。



昨夜は怖くてゆっくりと入れなかったお風呂を今夜は楽しむ。

髪も洗ってさっぱりといい気持ちになった。

そうしていつもの焼酎。飲みながらささやかなことをこうして記す。


いつもと変わらないということがどれほどありがたいことだろうか。

ある日突然は避けられないこと。だからこそ穏やかな日々がとても愛しい。


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