少しひんやりの朝。それでも平年より高めの気温なのだそうだ。
もうすぐ11月だもの。つかの間の晩秋になってしまいそうだ。
さあ月曜日と気負うわけでもなくぼちぼちの気分で山里の職場に向かう。
今朝もたくさんのお遍路さん。山道では外国人のお遍路さんもいた。
声もかけられず追い越していくばかり。タイミングというのか
思うように声をかけられない日々が続いている。
午前中は少しばたばたとしていて忙しかったけれど
クルマの中に逃げ込んで今日も早弁をがんばった。
青空を見上げながら食べるお弁当はとても美味しい。
トンボが飛んできてバックミラーにとまった。
そんななんでもないことがほっと嬉しくてならない。
帰宅して4日ぶりにお大師堂へお参りに。
以前はあれこれと気がかりな事が多くほぼ毎日のお参りだったけれど
最近はSさんが積極的に管理をしてくれるようになって
ついついサボってしまうことが多くなってしまった。
お詫びにお菓子を持って行ってお供えする。
花枝がまた新しくなっていて鮮やかな緑が嬉しい。
それも以前は私が気を付けていたのだけれど
お参り仲間のK姉さんが活け替えてくれていることをSさんから聞く。
気にかけてくれる人が増えてほんとうにありがたいことだ。
そうしてみんなで守っていきたいお大師堂であった。
孫たちが保育園から帰ってまたお散歩に行っていた。
先日から土手の除草作業が始まっていて
すっかり雀色になってしまって少しさびしい。
ススキの穂も野菊の花も跡形もなく刈り取られてしまった。
ススキさんありがとう。野菊さんありがとうのきもち。
今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。
あいかわらずのささやかなことだけれど今日も生きていました。
| 2016年10月23日(日) |
どんどこどんどこ太鼓の音 |
今日もぽつぽつの雨。金木犀がもう散り始める。
オレンジ色のじゅうたんに降る雨はちょっぴりせつない。
地区の秋祭りがあって娘と孫たちとちらっと行っていた。
雨のためお神輿は出なくて残念だったけれど
太刀踊りは小学校の体育館であって大勢の人だった。
「新踊り」と言って今年10歳になる男の子達が初めて踊る。
昨年は一人もいなくてお祭りが中止になってしまったけれど
今年は4人もいて嬉しかった。まだあどけないけれどみんな上手。
どんどこどんどこ太鼓の音が響いてなんともいえない風情があった。
綾菜はあまり興味がない様子だったけれど
芽奈はとても真剣な顔をして見ていた。娘が話しかけると
「だまっちょって」と言ってちょっと愉快なひとこまも。
女の子は踊れないけれどもし芽奈が男の子だったら
どんなにか喜んで踊る事だろうと思った。
帰宅して昼食を済ますと芽奈が眠くなっていたのだけれど
綾菜が騒ぎまわってとうとうお昼寝をしないまま日が暮れてしまった。
また自分でお布団を出して「あやもねたや」と言ったり
世話好きなのは誰に似たのだろう。綾菜に毛布をかけたりして微笑ましい。
今日も平穏無事。にっこりと笑顔でいられてありがとうございました。
お風呂上がりの焼酎が美味し。今夜もほろ酔ってこれを記す。
ぽつぽつと雨の土曜日。少し肌寒くて
やっと秋らしさが戻って来たように思う。
午前3時半ごろまた地震。今度は大分とのこと。
熊本地震の時もかなり揺れた場所なので心配だった。
鳥取の皆さんも眠れない夜を過ごした事だろう。
ただただ心を痛めるばかりで何も出来ないけれど
一日も早く穏やかな日々が訪れることを祈るばかり。
こちらはこころ苦しくなるほど平穏無事な一日だった。
早朝、お豆腐を買いに行ったローソンでは
すっかり顔なじみになっている店長さんが
「半額?」と訊くので思わず照れ笑い。
そうしたらすぐにお豆腐と卵に半額シールを貼ってくれて嬉しかった。
どうやらローソンでは「半額のおばさん」と知れ渡っているよう。
それは少しも恥ずかしい事ではなくてとても愉快な事に思える。
水曜日と土曜日の朝は卵が半額になるのを教えてくれたのも店長さんだ。
「他の人に教えたらいかんよ」とそっと言われたのだけれど
けっこうしゃべってしまって今ではライバルが多くなった。
午前9時前、買い物に出掛けようと車に乗るなり着信アリ。
もう20年以上も付き合いのあるバド仲間のKちゃんからだった。
赤ちゃんの時から知っている息子さんが先日のドラフト候補になっていて
残念ながら指名には至らなかったけれどすごく前向きなコメントが
昨日の新聞にのっていてなんだかとても元気を貰った気がしていた。
まだまだこれからの未来。こつこつと頑張って大きく羽ばたいてほしい。
もう何年も会っていないKちゃん。近いうちに会えたらいいな。
お昼前には孫たちをお迎えに行って、芽奈は「じぶんで」と言って
押し入れからお布団を出して毛布にくるまっていた。
お気に入りのお人形さんを抱っこして5分もしないうちに眠りにつく。
ばあちゃんも眠くなって一時間ほど添い寝をしていた。
今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。
今夜はどうかもう揺れませんように。
曇り日、午後からぽつぽつと雨が降り始める。
鳥取で大きな地震があったとのこと。
高知県西部も少し揺れたようだけれど
ちょうど帰り道で運転していて全く気付かなかった。
突然の地震は避けようがなくほんとうに怖ろしいものだ。
熊本、鳥取、次は高知かもしれないとじいちゃんが言う。
いつだって明日は我が身。不安な気持ちは募るばかりである。
保育園ではちょうど午前中に避難訓練があったらしく
園児たちがお昼寝中に本物の地震があって驚いたようだ。
幸い小さな揺れで収まったけれど大きな地震だったらと思うと
ぞっとして身体ががくがくと震えそうになるほど怖ろしい。
平穏無事、それがどれほどありがたいことか思い知ったような一日。
娘がお休みだったので一緒に保育園へお迎えに行って
芽奈の予防接種があったので小児科へ行っていた。
待ち時間の間に綾菜とコインランドリーへ行って
その待ち時間の間に綾菜が2歳まで通っていた保育園へ。
園庭の近くに車を停めて「なつかしいね」と綾菜はまだしっかりと憶えていた。
そうしたら「あやちゃん?あやちゃんよね?」と当時の担任だった保育士さん。
2年も経ってすっかり大きくなっているのにまだ憶えていてくれたのだ。
綾菜もちゃんと憶えていてすごく嬉しそうな顔をしていた。
その笑顔がこころにやきつくようにとてもとても感動の一瞬。
おぼえていてくれるってほんとに嬉しいことだなと思った。
今日もささやかだけれど穏やかな一日をありがとうございました。
こんなささやかさが好き。こんなささやかな日々が愛しくてならない。
ほんの少しの涼しさ。まだまだ夏日が続いているけれど。
今日は保育園のミカン狩りがあって孫たちはおおはしゃぎ。
めずらしく「おばあちゃんといく」と言ってくれて嬉しかった。
綾菜たちは徒歩で、芽奈たちはバスでミカン農園まで。
お天気に恵まれてほんとうに良かったなと思う。
孫たちを送り届けて笑顔のままで山里の職場へ向かった。
今朝もたくさんのお遍路さん。山道ではご夫婦らしいふたりに
声をかけることが出来た。「ありがとうございます」と笑顔。
おかげでなんとも清々しい気持ちになれてこちらこそありがとう。
仕事はぼちぼちのつもりが、10時前から社長に捉まってしまって
ちょっと不慣れなワードで大切な書類を作らなくてはいけなくて
横からあれこれと言われてちょっとパニック状態になっていた。
いつもの早弁も出来ずにお昼過ぎになってやっとおっけいが出る。
お腹が空き過ぎてめまいがしそうだった。やれやれと大きなため息。
けれどもちょっとした達成感。仕事は決して嫌いではなかった。
一段落したので少し早目に仕事を終わらせてもらって
ゆっくりと買い物を済ませてお大師堂へお参りに。
綺麗好きのSさんが今日も絨毯と座布団を干していた。
「絨毯入れたよ」とメールしたらすぐに返信があって
「ありがとさん」って。そんなささやかなやりとりが嬉しい。
帰宅して洗濯物をたたんでいたら娘と孫たちが帰って来る。
ふたりともリュックにたくさんのミカンを持ち帰っていた。
さっそくごちそうになる。とても甘くて美味しいミカンだった。
今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。
ちょこっと扇風機。涼しい夜風はどこに行ったのやら。
秋の虫たちもこころなしか元気がないのだけれど
こんな夜も良いものだなと今夜もほろ酔ってこれを記す。
曇り日。空の色に自分のこころをかざしてみたり。
元気なんだけれどちょっぴりのグレーをもてあましていた。
朝の道で今日も数人のお遍路さんを見かける。
逆打ちのお遍路さんも多くてそっと会釈を繰り返す。
ぼちぼちの仕事で必要以上に張り切らず
与えられたことだけそれなりにこなす。
いつもお昼休みはないのだけれど一昨日から
そっと事務所を抜け出してクルマの中でお弁当を食べている。
今日も11時前に早弁。食べる事だけが楽しみになってきた。
カーラジオを聴きながら風に吹かれながら空を見上げながら
つかの間の昼休み。そんな10分間がとてもありがたい。
帰り道に集金があってお得意様の動物病院へ寄っていた。
そうしたらもう来年のカレンダーをいただきとても嬉しかった。
あんずが生きていた頃にはお世話になっていた病院なので
毎年カレンダーをいただいていたのだけれど
それがぷつんと途切れてしまってよけいに寂しかった。
孫たちが喜びそうなとても可愛い犬や猫のカレンダー。
気が付けば10月も半分を過ぎすぐに11月がやって来る。
一年の早さに戸惑いつつもあらあらと言う間に日々が流れている。
帰宅したら残念ながら洗濯物がよく乾いていなくて
大急ぎでコインランドリーに走った。100円で乾くかな。
待っていると娘から電話があって少し残業になりそうだということ
保育園のお迎えに困って急きょじいちゃんに行ってもらうことに。
じいちゃんがお迎えに行ったら芽奈の担任の保育士さんが
「どちらさまですか?」と訊いたらしくそれも笑い話になった。
今日もそれなりに穏やかな一日をありがとうございます。
今夜も例のごとくほろ酔ってほっこりさんまったりさんとこれを記す。
昨日ほど気温は高くなかったけれどとても蒸し暑くて
今朝は扇風機をつけて朝食。急いで片づけてなくて良かった。
天気予報では遠くにある台風の影響で暖気が流れ込んでいるとの事。
水温もかなり高くなっているようで海苔の生育が心配であった。
朝からどうしたことかひどい無気力に襲われていた。
まるでこころが眠っているよう。仕事に行くのが憂鬱でならない。
しぶしぶと山里の職場に向かっていたらSさんからメール。
すごいハイテンションのメールで一気に気分が明るくなった。
昨日お大師堂で眠っていたお遍路さんはイギリス人だったとの事。
「にほんごすこしだけ」と言ってSさんに「はんにゃしんぎょう」
一緒に唱えて欲しいとお願いされたそうで、照れ屋のSさんらしく
「ノーノー」と必死で首を横に振ってなんとか断ることが出来たらしい。
その光景が目に見えるようで思わずくすくすと笑ってしまった。
私ならどうしただろう。調子に乗って一緒に唱えたかもしれない。
聴きたかったなとすごく思った。イギリス人の般若心経。
おかげで穏やかな気持ちのまま仕事をすることが出来て
ああ今日もなんとかなったのだなとほっとくつろいでいる夜。
このままずっとずっと穏やかな気持ちでいられそうな気もする。
今日もありがとうございました。ほっこりさんまったりさん。
今夜もほろ酔ってこれを記す。
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