朝の峠道で顔なじみのお遍路さんとばったり会った。
逆打ちだったおかげで正面から顔が見えて気がついたのだった。
車を停めてしばし語らう。今夜はお大師堂に泊まってくれるとのこと。
また会う約束をして笑顔で職場に向かう朝だった。
午後3時過ぎ、あれこれと差し入れの食料を提げてお大師堂へ。
少しでも滋養のつく物をと思うのだけれど
相変わらずの物でいつも申し訳ないなと思う。
一日一食しか食べられない日もあるのだそうだ。
もう慣れているから大丈夫とどんなに笑っていても
それでは身体が持たないだろうといつも気がかりでならない。
ささやかなことでも自分にできることをといつも思う。
お接待と思う気持ちは少しもなかった。
ただ人として当たり前のことをしているのだと思っている。
どうして見て見ぬふりをできようか。
今度はいつ会えるだろうか。約束も何も出来ないけれど
どうか身体を大切に元気に歩き続けて欲しいと願っている。
終わりのない旅、終わるということは死ぬことだとその人は言う。
今日も夏日になったけれど風がとても爽やかで気持ち良かった。
あたりの緑を包み込むように吹く風は空からの贈り物のよう。
仕事を終えて帰り道に宝くじを買った。
7億円が当たったら人生がとてもつまらなくなりそうで
7千万のミニにしておく。それでもやはりつまらない人生かとも思う。
人生は苦しいほど楽しいのである。わかっていても夢を買ってしまう愚かさ。
とりあえず住宅ローンを完済してついでにリフォームをしてとか。
じいちゃんに新しい車を買ってあげようとか、もう当たったつもり。
あれこれと捕らぬ狸の皮算用をすることが楽しいのであった。
そうしてその夢が破れた時もまた楽しいのが不思議でもあった。
おっし、またこれからも頑張ってやろうじゃないかと思う。
宝くじはつかのまの「ひと休み」なのかもしれない。
今日も穏やかな夕暮れ。家族がみな揃うとわいわいととても楽しい。
今夜は綾菜と久しぶりにお風呂に入ってお湯のかけっこをした。
綾菜が本気出してやるものだからばあちゃんは頭からずぶ濡れ。
童心にかえったようで楽しいお風呂だった。あやちゃんありがとうね。
お風呂あがりの焼酎も美味し。今夜もほろ酔ってこれを記す。
少しひんやりとした朝だったけれどすぐに暖かくなる。
そしてまたまた夏日となり汗ばむほどの陽気になった。
朝のラジオで「五月晴れ」というのは今の晴天を言うのではないのだと。
それは6月になって梅雨の晴れ間の事を言うのだとしきりに言っていた。
そうなのか知らなかったとうなずきながら山里の職場に向かう。
季節ごとの言葉って風情があってとても好きなのだけれど
使い方を間違っている時が自分にもよくあるなあって思ったことだった。
今日もぼちぼちと仕事。事務仕事はけっこう忙しいのだけれど
工場の方が暇になってしまって、今日は少し営業の電話などする。
それがなんだか楽しかった。自分は営業に向いているのかもと自惚れたり。
そして帰る時に母や同僚に「明日も来ても良いかね?」と少しおどけて。
そうしたら「どうぞおいでてください」とみんなで大笑いになった。
どんな時もあるけれどそんな「楽しさ」は自分で作れるものかもしれない。
反対にすごく嫌な事があった時はそれも自分が原因を作っているのかも。
そう思うことにしよう。何事も自分次第だと言う事を肝に命じたい。
今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。
隣室からの孫たちの声がどっちの声なのかわからなくなるくらい
芽奈もおしゃべりが上手になって綾菜の声とよく似ている。
さあばあちゃんは今夜もたんと焼酎を飲んで、これにて終了です。
| 2016年05月17日(火) |
あふれんばかりのみどり |
昨日の雨が嘘のように素晴らしく晴れる。
晴れたら気温が高くなり今日も夏日だったようだ。
新緑が目に沁みるようにまぶしい季節でもある。
山里にいると特に緑に恵まれているのを感じる。
今日もぼちぼちと仕事。さほど忙しくはなかったのだけれど
なんとなく気だるい。そして午後は眠気がおそってくる。
おそらく上手くスイッチが切り替わっていないのだろう。
川仕事の時は暇さえあればごろりと横になっていたのだから。
まだ火曜日だと言うのにもう週末が待ち遠しい自分がいた。
母はその反対にすごく気が楽になってほっとしているらしい。
それだけ私のことを頼りにしてくれていたのかと思うと嬉しくもある。
出来ることを精一杯に。やはりそれがいちばんの親孝行なのだろうか。
定時で帰路に着きじいちゃんと一緒に銀行へ行っていた。
住宅ローンの更新の手続き。まだ6年も期間が残っているらしい。
3年ごとの更新なので次の更新には完済したいねと話したことだった。
夢のマイホームはローン地獄でもあった。今までよく頑張ったと思う。
過ぎ去った日々を思い起こしながらちょっと感慨に浸ったりした。
娘が遅番だったので保育園は延長保育をお願いしてあったのだけれど
仕事を終えた娘が迎えに行ったら綾菜と芽奈の二人きりだったそうだ。
おまけに芽奈は微熱が出ていたそうで可哀想な事をしてしまった。
けれども二人ともすごく元気。晩御飯もいっぱい食べてくれた。
今日も平穏無事としよう。穏やかな一日をありがとうございました。
茜色の空を眺めながらこれを記しているうちにすっかり夜になった。
焼酎はもう何杯目なのかも忘れてしまったけどおかわり良いですか?
雨が時おり激しく降る。風も強くプチ嵐のようだった。
芽奈を保育園に送り届けて山里の職場に向かう。
今日から完全復帰、なんとなく気が重いような。
けれども笑顔でいればきっと穏やかに過ごせるだろう。
雨だったけれど来客多し、あらあらと言う間に時が過ぎる。
お昼には常連のお客さんがたこ焼きを差し入れてくれた。
実は今日も早弁、とっくにお弁当を食べていたのだけれど
「まあ遠慮せんと食えや」と言われて別腹でごちそうになる。
美味しいたこ焼きでした。お客様はやっぱり神様なり。
仕事が一段落したところで帰路に着く。
母が窓から手を振ってくれた。それがなんとも切なくてならない。
なんだか胸が熱くなってしまってほろりとしてしまいそうになる。
その時、職場の庭の片隅に「ゆきのした」の花が咲いているのを見つけた。
母も私も大好きな花だった。今年も咲いてくれたのだなとほっとする。
帰り道では悪天候の中、5人のお遍路さんが歩いていた。
ひとりひとりに会釈をしながら追い越して行く。どうかご無事で。
雨の一日だったけれどこころにはおひさまがいてくれた。
今日も穏やかな一日をありがとうございます。
孫たちのはしゃぎ声を聞きながら微笑みつつこれを記す。
| 2016年05月15日(日) |
ああなんてややこしいこと |
お昼頃からぽつぽつと雨が降り始める。
せっかく干していた洗濯物を取り入れてコインランドリーへ。
百円でふっかふかに乾くなんてとてもありがたいことだ。
午後はテレビ三昧で録画してあった番組を片っ端から見る。
ああ日曜日なのだなと思った。ゆっくりと休むのはとても久しぶり。
昨夜の事、中学高校時代の親友から電話があった。
8月のお盆の頃に還暦の同窓会をするのだそうだ。
咄嗟に「無理かも」と言ってしまってまたブーイングを受ける。
それからすごく複雑な気分になってしまって鬱々と思い悩んでいた。
懐かしい旧友たちに会いたいと思う気持ちは少しだけあるのだけれど
遠い町でのことで旅費の事、宿泊費の事、ボンビーには痛い出費。
何よりも今の穏やかな日常からかけ離れていくことの途惑いが大きい。
はっきり言って自分の時間を楽しみたいと言う気持ちが殆ど無い。
家族のために孫たちのために頑張っている自分がとても好きだから。
そんな「理由」で友たちはゆるしてくれそうにもないけれど
行きたければ行けば良いし、行きたくなければやめておけとじいちゃんは言う。
どうなんだろうと自問する。やっぱり私は行きたくないのではと思ったり。
ああなんてややこしいこと。もうこの話はこれでお終いとしよう。
今夜も孫たちの笑顔に癒されながらほっこりと焼酎を飲みつつ
相変わらずのつまらないことをだらだらと記してしまった。
いつもおつきあいくださる皆さんにはほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。明日もあさってもほっこりのゆびきりげんまん。
今日も五月晴れ。連日の夏日を記録しているようだ。
川仕事は終わったけれど今日は後始末の作業があった。
川から撤収して来た竹の杭を一本ずつ研いで先端を尖らし
20本ずつ数えて束にしていく作業だった。
屋外での作業で暑さにくたばりそうになりながらも頑張る。
熱中症になっては大変と水分補給と少しずつ休憩をしながらだった。
午後4時過ぎ、やっと作業が終わった頃にはもうくたくたになっていた。
とにかくシャワーをと帰宅すると、台所から美味しそうなカレーの匂い。
お休みだった娘が作ってくれていた。なんとありがたいことだろう。
なんだか今日が「母の日」ではないかと思ったほどだった。
ぐったりと疲れていたけれど孫たちの笑顔に癒されながら夕食。
どんなに疲れていても笑顔でいられるって素敵なことだなって思った。
今日も平穏無事、穏やかな一日をありがとうございました。
今夜は焼酎が沁み込むようにちょっと酔っ払いのばあちゃんです。
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