曇りのち晴れ。おひさまのなんとありがたいこと。
きらきらとまぶしい空を仰げばなんてちっぽけな自分だこと。
けれどもそんな自分にちょこっと惚れている。
今日も山里の職場へ。さあ月末の支払いをと少し緊張していたのだけれど
「まだ月末じゃないけん」母の一言ですっかりやる気をなくす。
あれこれ言い合っていても喧嘩になるだけなので
もう何も言わない。月末になるといつもいつも仕事を辞めたくなる。
定時で逃げるように退散。帰り道で二人のお遍路さんを見かけた。
苛立っていた自分を恥ずかしく思う。お遍路さんに会えてほんとに良かった。
帰宅して洗濯物をたたんでいたら娘から電話があって
急な残業になったとのこと。急いで孫たちを迎えに行っていた。
ふたりともご機嫌、「お母さんは?」とも訊かなかった。
わいわいわいと今夜もにぎやかに夕食。家族団らんそのものである。
今日も平穏無事をありがとうございました。毎日が宝物のように思える。
思い煩うほどでもないけれど、あれこれと心は忙しい毎日。
そんな心をいつも癒してくれる家族みんなに感謝している。
夜明け前から降り始めた雨が今も降り続いている。
やまない雨はないけれど、なんだかふっと心細くなる。
悪天候の中、今日は三人のお遍路さんを見かけた。
声もかけられず追い越しながら頭が下がる思いであった。
明日は雨がやみますように。そうして気持ちよく歩けますように。
山里の職場は今日は開店休業状態だった。
同僚がお休みしていたので母が出勤してくるまで独りぼっち。
急いだ仕事も特になくしばしのあいだ本を読んでいた。
先日ふっと北海道のネット友のサイトを久しぶりに訪れたところ
昨年の夏に本を出版していたことが分かったのだった。
びっくりと嬉しくてすぐにアマゾンで注文する。
それが昨日届いてもうすぐにでも読みたくてうずうずしていたのだった。
その友と出会ったのはもう14年ほど前のことだけれど
難病と闘っていることを知りずっと応援し続けていた。
それなのに一年近くも遠ざかっていた事を詫びなければいけない。
その本を一気に読み終えなんともいえないパワーを貰った気がする。
この爽快感はなんだろう。思わず本を胸にぎゅっと抱きしめていた。
ありがとうね、ほんまにありがとうね。それ以外の言葉が見つからない。
加藤慎司「大丈夫、じゃない」文芸社
どうかひとりでも多くの人に読んでもらいたいお薦めの一冊です。
五月晴れにはまだ少し早いけれど爽やかな快晴となる。
木々の緑が目に沁みるように鮮やかだった。
芽奈と一緒に保育園へ向かう朝。トトロの歌を聴きながら行く。
綾菜はこのところ「ぐずぐず病」になってしまって
服を着替えなかったり歯磨きをしなかったりと少し手をやいている。
芽奈よりも30分ほど遅れて登園している日々が続いている。
お姉ちゃんなのだけれどちょっと赤ちゃん返りをしているようだ。
今日は海苔の二回目の出荷日だったけれど初回よりもずっと少なく
じいちゃんが一人で運んでくれて、私は今日も山里の職場へ。
連休前のせいか今日も忙しくばたばたと走り回っていた。
朝の道でお遍路さんが三人。今日は昨日よりもぐんと少ない。
帰り道でも一人も見つけられずちょっぴり寂しい遍路道だった。
帰宅するとじいちゃんが洗濯物を取り入れてくれていた。
おひさまの匂いのする洗濯物をたたむのがとても嬉しかった。
そして朗報。もう収穫は終わったと諦めていた海苔が
ほんのわずかだけれどまだ成長しているらしいのだ。
少しでも収穫してみようとじいちゃんが言うのですっかりその気になっている。
とにかくやれるだけのことを。最後の最後まで頑張ってみようではないか。
今日も平穏無事、穏やかな一日をほんとにありがとうございます。
焼酎ロックで今にも踊り出しそうな夜になりました。
| 2016年04月25日(月) |
ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん |
お昼頃からまた雨が降り出す。なんとも肌寒い雨だった。
今日からぼつぼつと漁場の撤収作業を始めようとしていたのだけれど
じいちゃんが一人で良いと言ってくれて山里の職場へ行くことが出来た。
忙しい月曜日となりばたばたと走り回る。ほっとした様子の母の姿。
朝の道で10人のお遍路さん。帰り道でも3人のお遍路さんを見かける。
家にいる時よりもずっと多くのお遍路さんに会える嬉しい遍路道だった。
帰宅が少し遅くなりお大師堂には行けなかったけれど
そろそろお水の補給も気になり明日こそはと思っている。
午後四時前、レインコートと雨靴を提げて保育園にお迎えに行っていた。
綾菜は傘をさせるけれど芽奈はレインコートのままで水たまりへ。
ぴちぴちちゃぷちゃぷして遊ぶのがとても気に入っているようだった。
おとなにとってはうんざりするような雨も子供にとっては楽しい雨らしい。
あれこれと思うことはあるけれど、今日も穏やかな一日だった。
ありがとうございます。この穏やかさが宝物のように思う。
さっきから芽奈がわんわんと泣いているので今から抱っこしに行くね。
| 2016年04月24日(日) |
いつもと変わらないこと |
曇り日、お昼頃からまた雨がぽつぽつ降り始める。
干していた洗濯物を急いで取り入れてコインランドリーへ。
生乾きだった洗濯物も20分でふっかふっかになった。
被災地の人達は着の身着のままで過ごしていることだろう。
今日で10日目、いまだ余震も続いておりどんなにか不安なことか。
洗濯物をたたみながらやはりどうしても心苦しさがつのるばかり。
夕方になり雨がやんでくれたのでお大師堂へ。
ちょうどお遍路さんが到着したばかりで少しだけ語らうことが出来た。
二度目のお遍路で今回は区切り打ちとのこと。
遠く神奈川からはるばる来てくれてほんとにありがたいことだ。
お大師堂の事はインターネットで知ったとのこと、けっこう有名らしい。
こうして訪ねて来てくれるお遍路さんに少しでも快適な空間を。
これからも自分に出来ることを精一杯にしていきたいなと改めて思う。
綾菜も帰って来てくれて今夜もにぎやかに夕食。
いつもと変わらないことがどれほどしあわせなことだろう。
今日も平穏な一日をありがとうございました。
孫たちのはしゃぎ声を聞きながら微笑みつつこれを記す。
朝のうちは晴れていたけれど午後からぽつぽつと雨。
綾菜が昨夜から下田のおばあちゃんちへ泊まりに行っていて
今朝は芽奈だけ保育園へ。じいちゃんも一緒に行こうよと
つないだ手を離さず、じいちゃんもしぶしぶついていく。
お昼のお迎えも二人がかりですっかり孫三昧をさせてもらった。
眠くなった芽奈を連れてドライブがてら海苔の漁場を見に行っていた。
すっかり潮の引いた漁場で「もう駄目やね」とため息をつく。
後はもう撤収作業か、それも人並みで良いだろうと結論を出す。
すやすやと気持ちよさそうに眠った芽奈の寝顔に癒される。
じいちゃんもばあちゃんもやれるだけのことをしたよって。
短い漁期だったけれどそれなりに達成感もある。どんな年もあるのだもの。
午後はぐっすりと眠る芽奈と一緒にうたた寝をしてまったりと過ごす。
なんだか雨が降りそう。洗濯物を取り入れるなり雨が降り始める。
よかった、ちゃんと乾いている。おひさまありがとさんです。
今日もこんなに穏やかな一日をありがとうございました。
ほっこりほっこり生きているだけでじゅうぶんです。
| 2016年04月22日(金) |
きらきらとまぶしい空 |
昨日との温度差が10℃近く、すっかり初夏のような陽気となる。
きらきらと眩しい空を仰ぎながらこんなに平和なのにと思った。
空はどこまでも繋がっているというのにやりきれない思いになる。
川仕事の目処も立たず、とりあえず今日は山里の職場へ。
のどかな山里はもう田植えの準備が始まっている。
すでに植えられている田んぼもあって小さな苗がちろちろと風に揺れていた。
忙しかったけれど定時で終らせてもらって帰路につく。
お大師堂へ行くと川辺にじゅうたんや座布団が干してあって
お参り仲間のSさんから「取り入れておいて下さい」とメモがあった。
もし来れずにいたら夜露に濡らしてしまうところだった。
いつもお大師堂のお世話を熱心にしてくれるSさんに感謝である。
私もよほどの事がない限りは毎日お参りに来ようと改めて思った。
その後、娘と一緒に保育園へお迎えに。今日は孫たちの風疹の予防注射。
芽奈は少しだけ泣いたけれど、綾菜は大暴れするほど抵抗して泣く。
赤ちゃんの時からいろんな予防注射をしているのだけれど
こんなに暴れて泣いたのは初めてだと娘も不思議がっていた。
ここ数日おねしょもしたりおしっこの失敗も多くなりなんだかおかしい。
何かが原因で情緒不安定になっているのかもしれない。
保育園ではしっかりお姉ちゃんぶりを発揮しているとのこと、もしかしたら
頑張り過ぎているのかもしれないねと娘と話したことだった。
あれこれと思うことはあるけれど今日も平穏無事に暮れて行く。
いただいた一日を今日も全う出来たような気がする。
決して当たり前の事ではないことがたくさんあるのだけれど
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
隣室から孫たちが「おばあちゃーん」と呼んでいます。
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