午後から静かに雨が降り始める。優しい桜雨だこと。
早朝から川仕事、午後から山里の職場に駆けつけていた。
月末でもあり年度末でもありとても忙しい一日だった。
私がいない間、母は母なりに一生懸命だったことを感じる。
なんだかひどくやつれているように見えてとても気になった。
次はいつ来られるのか約束も出来なくてほんとうに済まないと思う。
私もいっぱいいっぱいだけれど、まだへこたれるわけにはいかない。
帰宅が遅くなりお大師堂は仕方なくお休みする。
娘がお休みだったのでコインランドリーへ行ってくれていた。
台所の流し台にあふれんばかりの食器もきれいに洗ってくれていた。
そんなちょっとしたことが涙が出るくらい嬉しかった。
今日もこんなに穏やかな一日をありがとうございました。
疲れた身体に焼酎が「いのちの水」みたいに沁みこんでいる。
ああ生きています。ほっこりほっこり生きています。
今日は花曇り。桜の季節ならではのことばが好きだ。
花冷え、桜雨、桜吹雪、そして花散らしの雨とか。
今日も相変わらずの忙しさだったけれど
苛立つこともなく穏やかに過ごせてよかった。
川から戻って作業場で仕事をしている時だった。
なんとも耳に心地よい鈴の音がちりんちりんと聴こえてくる。
はっとして顔をあげるとお隣のコンビニに向かうお遍路さんの姿。
ほっとほっと癒される。お遍路さんありがとうと手を合わした。
今日は海苔の天日干しが出来なかったのでいつもより早めに作業を終える。
綾菜をお迎えに行くまで時間があったのでお大師堂へお参りに。
その時、綾菜も一緒に来たかったかもと思っていたのだけれど
やはり思った通り、保育園から帰るなり「おだいしさんいく〜」
泣き出すと手におえず本日二度目のお参りに行っていた。
お目当てのお菓子を食べて「おだいしさんごちそうさま」と帰る。
今日はアヒルさんがいなくて残念。でも桜はずいぶんと咲いていた。
今日よりも明日と日に日に咲いてくれる桜に心がほっこりと和む。
忙しい一日だったけれど今日もありがとうございました。
ああ生きているんだなって焼酎飲みつつまったりとこれを記す。
予報通り日中はとても暖かくなりぽかぽか日和となる。
あちらこちらで桜の花が。ほらほら見てと誇らしげに咲いている。
今日も相変わらずの川仕事だったけれど
今朝は綾菜を急かすこともなくゆっくりと保育園へ。
やはり心のゆとりは大切、穏やかな朝の嬉しいこと。
嬉しそうにおしゃべりをする綾菜と笑顔で門をくぐった。
今日は娘が遅番だったのでお迎えにも行っていた。
ぺんぺん草だろうか、散歩に行っていて見つけたと花束をくれる。
それから作業場へ。じいちゃんと海苔を取り入れるのを手伝った。
さあこれで今日のお仕事はおしまい。「お大師さんは?」と問うと
「いく〜」と言ってくれて嬉しかった。実はお菓子が目当て。
お大師堂の桜もぽつぽつ、満開になるのがとても楽しみだった。
お参りを済ませてお楽しみのお菓子をごちそうになって
帰り道でふっと川面を見るとなんとアヒルさんが三羽も泳いでいた。
以前からたまに見かけることはあったけれど、誰かが飼っているらしい。
綾菜と川辺まで下りて行って「こ〜い、こ〜い」と呼んでみると
人懐っこいアヒルはすぐに近くまで泳いで来てくれた。
お大師堂からお菓子をもらってきてアヒルさんにあげてみた。
そしたらすごい勢いでがぶっと食べて「もっと、もっと」の感じ。
最初はおそるおそるだった綾菜も満面の笑顔になって大喜びだった。
うんうん、今日はアヒルさんにも会えてすごい楽しかったね。
ばあちゃんも疲れていたけどいっぱい笑顔でいられて良かった。
今日も穏やかな一日をありがとうございます。
ほっこりと生きながらほっこりとほろ酔っている夜。
花冷えもそろそろ峠を越えたのかもしれない。
三月も残り少なくなり明日はぐんと暖かくなりそうだ。
今日も朝から休みなく働く。疲れがたまってきたのか
なんだか身体が重くてしんどくてしょうがない。
無理をしない頑張らない。ぼちぼちとやれるだけのことをする。
今朝はまた綾菜を泣かせてしまって反省のばあちゃんであった。
気忙しさのせいでついつい苛々してしまうのだった。
子供は純粋にそれを察して幼い心を痛めているのだと思う。
5分でも早く保育園に連れて行きたくて「早くして」と怒鳴る。
「おばあちゃんだいきらい」と泣き出してしまう綾菜であった。
ごめんねあやちゃん。明日からはもっとゆっくりで良いからね。
どんなに忙しくても心にゆとりを。それがいちばん大切なこと。
夕方、保育園から帰った綾菜と芽奈が作業場まで遊びに来てくれる。
みんなでわっしょいわっしょい。干していた海苔を取り入れる。
それから娘の提案でみんなでお大師堂へ行くことになった。
にぎやかで楽しくてお大師さんもきっと喜んでいたことだろう。
今日も忙しい一日だったけれど、とても穏やかな気持ちで暮れて行く。
ありがとうございました。今日もほっこりと生きています。
お天気は下り坂の予報だったけれど、思いがけずによく晴れる。
毎日順調に海苔を干すことが出来てほんとにありがたいこと。
今日も忙しくてくたくたに疲れてしまったけれど
お昼に川から戻ってくると作業場の庭に娘たちが来ていた。
レジャーシートを広げてお弁当を食べるのだと言って
「きょうもピクニック」と孫たちも大喜びしていた。
じいちゃんも、ばあちゃんもとすっかりその気になっていたら
なんとちゃっかりしていて我々のお弁当は用意してないとのこと。
がっかりするじいちゃんに慌ててコンビニに走るばあちゃんであった。
楽しそうに走り回る孫たちに微笑みながら作業をする。
日曜日ならではのこと。忙しい作業もずいぶんと楽しい。
午後二時、やっと海苔を干し終えてひと休み出来るかなと思っても
夕飯の買い出しにも行かねばならず今日も綾菜と一緒に出掛ける。
娘と芽奈はお昼寝。じいちゃんも茶の間でとろとろしていた。
買い物もけっこう疲れる。日曜日で人も多く駐車場もいっぱいだった。
それでも綾菜と一緒にいると笑顔にもなれてありがたいこと。
午後四時には干していた海苔を取り入れる。綾菜も芽奈も一緒に行く。
ふたりとも作業場の庭がとても気に入っているようだ。
おかげで笑顔の日曜日だったけれど、身体はくたくたに疲れていた。
お大師さん今日はおやすみ。気になりながらお参りに行けなかった。
けれどもどんなに疲れていても今日もほっこりと穏やかでいられた。
ありがとうございました。夕焼け空に手を合わす。
あしたのことはまたあした。今夜もほろ酔ってぐっすりと眠ろう。
| 2016年03月26日(土) |
がんばったらできるけん |
今朝も真冬並みの寒さだったけれど、日中は春らしくなる。
綾菜を保育園に送り届けてから川仕事に向かう。
今日は卒園式とのこと、年長組のお友達も一年生になるのだな。
娘が仕事だったのでお昼前に綾菜をお迎えに行く。
川から戻って大急ぎで行ったのだけれど、園児の姿がもう誰もいなくて
ぽつんと綾菜が独りぼっちで待っていた。なんとも可哀そうなことをした。
保育士さんに聞けば殆どの父兄が卒園式に出席していたとのこと。
知らなかったとはいえ綾菜にとても寂しい思いをさせてしまった。
コンビニでお昼ご飯を買って「今日はピクニックよ」と作業場へ行く。
作業をしているあいだもおりこうさんで庭で遊んでいた。
昔々の子供たちの姿と重なる。息子も娘もそうして大きくなったっけ。
やっと作業が終わってお約束のお買い物に行っていた。
今日は娘の働いているショピングセンターへ。「おかあさんのおみせ」と
母親を見つけるとそれは嬉しそうに話しかけていた。
「おかあさんおしごとがんばってね」いっぱいタッチをして別れる。
さあ晩御飯は何にしようかね。「あやちゃんはシチューがたべたい」と。
「おばあちゃんしんどいけんむりかも」と言ったら
「がんばったらできるけん」と励ましてくれた。うん頑張ろうかね。
おかげで美味しいシチューが出来た。今夜もみんな笑顔でごちそうさま。
今日も忙しい一日だったけれど、綾菜にたくさん元気をもらった気がする。
穏やかな一日をありがとさん。今夜もほっこりとほろ酔ってこれを記す。
花冷えだろうか。桜が咲くと必ず寒い日がやってくるものだ。
よく晴れて陽射しは春のようでいて冬の名残の風が冷たい。
今日も相変わらずの忙しさ。朝から夕方まで休みなく働く。
疲れがたまってもう限界のように思えるけれど
やれば出来ることがまだまだあるのだなと感心してみたりする。
娘が遅番だったので作業着のまま保育園へ急ぐ午後四時。
やり残した作業がまだあり綾菜も「おてつだい」と一緒に作業場へ。
やっとこさ今日の仕事が終わる。「おだいしさん行く?」と問うと
「うん、いく」と言ってくれて今日も一緒にお大師堂へ。
ふたりでお参りを済ませてからまたお菓子をごちそうになる。
「おいしいねー」うんほんとに美味しい。あごが落ちてしまいそう。
そうして帰り道でお約束の花の首飾りを作った。
まだ咲いたばかりのしろつめ草を惜しげもなく千切るのは可哀想だけれど
出来上がった首飾りをお姫様みたいに喜ぶ綾菜の笑顔がとても嬉しい。
夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る。歌いながらお家へ帰る。
どんなに忙しくてもほっとする瞬間はきっとあるもの。
そんな瞬間を大切に愛しみたいなとつくづく思ったりした。
今日も穏やかな一日をありがとうございました。
今夜は芽奈と一緒にお風呂に入って、まったりさんとまた焼酎なり。
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