ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2016年03月01日(火) 弥生の雪に

昨夜からの雪が今朝は薄っすらと積もっていた。

幸い道路は凍結しておらずほっと山里の職場に向かう。

雪化粧をした木々に朝陽があたってなんとも綺麗だった。

弥生三月の雪。ふっと冬の後姿を見たような気がする。



ラジオから卒業式の話題が流れていた。

高知県下の公立高校は今日が卒業式だったようだ。

もう40年以上も昔の事を鮮明に思い出す。

自分にとってはとてもとても特別な日であった。

卒業と同時に決心し行動したことがもしなかったら

今の自分は存在しない。まったく別の人生を送っていたことになる。


わたしはもうゆるされているのだろうか。

そのこたえをきくのがいまでもこわい。




多忙だった仕事を終えて帰宅。

今日はひとりもお遍路さんを見かけなかった日だった。

お大師堂のひだまりでいつものように手を合わす。

そう、いつものように。それが何よりも平穏だった。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。

あたえられた人生をどうかまっとうできますように。







2016年02月29日(月) 白い月

雨の音で目覚める。どうやらつかの間の雨だったようだ。

夜があけた頃には雨も止んでいて名残りの月がほんのりと白い。

暖かい朝だったけれど日中はどんどんと寒くなり夕方には雪がチラつく。

春のようだったり冬のようだったり、そして二月も最後の日。



山里では三人のお遍路さん。最初のお遍路さんは母が見つける。

職場の前の道を颯爽と通り過ぎて行った。ちりんちりんと鈴の音。

「お遍路さんはえらいね〜」と母が感慨深そうにつぶやいていた。

その後も立て続けに二人のお遍路さんに元気をいただいた日。



今日はご近所で不幸があって少し早目に帰宅する。

午後四時、自宅を出棺してお通夜の葬儀場に向かうのだった。

地区の人達がたくさん集まってみんなで手を合わせ見送る。

喪主は娘さんで亡くなったお母さんと二人きりの家族だったそうだ。

家族がもう誰もいない。なんとも寂しいお見送りであった。


自分はどれほど恵まれている事だろうとつくづく思った。

欲を言えばきりがなく孫だけでなくひ孫もと最期の日を思い浮かべていた。


ほっこりとこうして生きているのが奇跡のように思える。

今日も穏やかな一日をありがとうございました。



2016年02月28日(日) 小春日和に

ほっこりほっこりと暖かな小春日和。

まだまだ寒い日があるだろうけれどすっかり春の気分。



午前中に買い物を済ませてお大師堂へ。

お参り仲間のいとこと一緒になった。

青さ海苔漁のお仲間さんでもあるのだけれど

やはり今年はとても厳しそうだと語り合う。

いったいどうなることだろうとまた不安がつのるけれど

ほんの少しでも希望があればなんとかなりそうな気がする。

決して諦めてはいけないと強く思う。大丈夫、きっとだいじょうぶ。


いとこと別れてから今度はまたお参り仲間のSさんに会った。

お供えのお菓子が一晩で無くなってしまうのが不思議だねなどど

一昨日も全部無くなっていて昨日補充したばかりだった。

けれどもそれはほんとうに些細な事。今日もSさんと笑いあった。



お昼までまだ時間があったので思い立って髪を切りに行く。

最近出来たばかりの激安の美容院へ初めて行ってみることに。

それがなかなか良かった。カットも上手でなんと980円の安さ。

すごい得をした気分でウキウキしながら帰る。さっぱりといい気持。



午後は芽奈と一緒にお昼寝。なんともゆるやかなひと時であった。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。

まったりまったりと生きています。ぐっすりと眠りましょうね。



2016年02月27日(土) 青虫さんが蝶々になって

ありがたいことに今日も青空。優しいおひさまにただただ感謝。


今日は綾菜の保育園で「発表会」があってみんなで観に行く。

歌やリズム体操など最後に劇もあってとても楽しかった。

劇は青虫の役だったけれど大きな声でセリフもちゃんと言える。

そして最後に黄色い蝶々になった。なんとも可愛らしい姿。

去年はまだ大勢の人の前で歌ったり踊ったりが出来ずに

お友達の後ろに隠れるようにして恥ずかしがっていたのだけれど

この一年でものすごく成長したのだなと感動を覚える。

えらかったね、あやちゃん、ほんとによく頑張ったね。


頑張ったごほうびに大好きなイクラのお寿司。

芽奈を残して娘たちはスシローに走る。例のごとくちゃっかりしている。

残された三人はありあわせの昼食を終え、芽奈をなんとか寝かしつけた。

あとはじいちゃんに任せて買い物に行ったりお大師堂へ行ったり。



お大師堂で以前の「お大師組」の一員だったというご婦人と初めて会った。

70歳位だろうか、市内に住んでいて今でも度々お参りに来てくれているそうだ。

我が家の姑さんの事もよく知っていて「お元気ですか?」と気遣ってくれた。


今の姑さんの様子を話すとなんだかすごくせつなくてたまらない。

車いすを押しながら一度連れてきてあげたいとすごく思った。


そんな出会いもあって今日も穏やかなままに暮れていく。

みんなが笑顔でいられてほんとにありがたいこと。

今日もほっこりと生きています。ありがとうございました。



2016年02月26日(金) おかげさま

今朝はいちだんと冷え込んでいたけれど、日中は少し暖かくなる。

元気なおひさまのおかげ。ほんとうにありがたいことだ。


今日は6人のお遍路さん。いや7人だったかも。

メモっておかないと忘れてしまいそうになるほど多くなった。

今年はうるう年のせいか逆打ちのお遍路さんもぼちぼち見かける。

正面からしっかりと会釈が出来るのがなんだか嬉しくてたまらない。


仕事は今日もぼちぼちの忙しさだったけれど定時で終らせてもらった。

ちょうど常連のお客さんが来てくれていて「気をつけて帰れよ」と

そんな一言にほっこりと「ありがとう」と言って微笑みながら帰る。


帰宅するとお休みだった娘が洗濯物をちゃんとたたんでくれていた。

晩御飯の支度も手際よく殆ど作ってくれてほんとにありがたい。

すっかり元気になったじいちゃんが晩酌を始めると

食いしん坊の芽奈も待ち切れず「まんま、まんま」と騒ぎ出す。


今日もこんなに穏やかな一日をありがとうございました。

おかげさまでほっこりと生きています。焼酎も美味しゅうございます。





2016年02月25日(木) 白木蓮の咲く頃

朝の道で大好きな白木蓮の花を見つける。

毎朝通る道なのにどうして今まで気づかなかったのだろう。

ほっこりほっこりこころがなごむ。なんて清々しい朝だろうか。



お遍路さんも三人、このところの寒さのせいか皆さん防寒着。

金剛杖のおかげでお遍路さんだとわかる。

颯爽と歩く姿に元気をもらって山里の職場に向かった。


今日もぼちぼちの仕事。同じことを何度も訊く母。

苛立ってはいけないと思っていてもついつい言葉が荒くなる。

例年なら母が一人で頑張っている頃なのだなあと思ったり。

「おねえちゃんが何もかもしてくれるけんお母さんはすることがない」

などと言って笑わせてくれたりもするのだけれど。



今日は残業なしで定時に帰路に着く。久しぶりにゆっくりと買い物。

お大師堂にお供えするお菓子も買ってさっそくお供えをする。

西日にすっぽりと包まれたお堂のひだまりでおせんべいをいただいた。

すごくすごく平和だなって思った。今日もほっこりと生きている。


心配していたじいちゃんも少し元気になって、今夜はちょこっとビール。

おうどんを作ってあげたらそれは美味しそうにお汁まで飲み干してくれた。

そんなささやかなことがとても嬉しいばあちゃんであった。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。

隣室からの孫たちのはしゃぎ声を聞きながらほろ酔ってこれを記す。



2016年02月24日(水) がんばれじいちゃん

風は少し冷たかったけれど元気なおひさまがありがたい。

ひだまりで猫のようにとろんとろんとしていたかった。


昨夜は夜中に熱が出てしまったじいちゃんが

「おい、5時過ぎたぞ」と起こしてくれた朝。

熱は下がっていたけれど食欲がなくお味噌汁だけの朝食。

娘がお休みだったので「お昼におうどんを作ってあげてね」と頼み

気になりながら山里の職場に向かったのだった。


帰宅するとちょっと元気だけれどお腹の調子が悪いとのこと。

なんとお昼にカップヌードルを食べたとのこと。

娘は友達と外食に行ってしまっておうどんどころではなかったそうだ。

なんとも可哀そうなじいちゃん。娘を責めるわけにもいかなかったけれど。


今夜は「ちょっと雑炊」を作る。早めに作り過ぎて「ちょっとおじや」

けれどもそれを「うまいな」と言って食べてくれたのでとても嬉しかった。

少しづつ食欲も出てくるだろう。もう少しがんばれがんばれじいちゃん。



家族みんなが健康で、いつもいつも願っているけれど

そうそう神様は大サービスをしてくれるわけではなかった。

いろんな試練を与えてくれるのが神様。それをありがたく受けとめていたい。


今日もありがとうございました。みんなほっこりと微笑んでいます。


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