ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年12月26日(土) 優しいおひさま

朝は少し冷え込んだけれど日中は暖かくなる。

暖冬のせいか山茶花の花はほとんど散ってしまって

バトンタッチをしたかのように椿の花が咲き始める。



今日も山里の職場へ。娘がお休みだったので助かった。

仕事の忙しさもやっと峠を越えたように感じる。

30日が仕事納めになりそうだ。もうひとふんばりである。



朝の山道で逆打ちのお遍路さんに出会った。

クルマを停めて窓越しに少し話をする。

ただ声をかけるだけでもお接待なのだろうか。

「ありがとうございます」の声がとても嬉しかった。


今日は帰り道の県道でも逆打ちのお遍路さんを見つけた。

後姿ではなく正面から会釈が出来るのがなんだか嬉しい。



帰宅するとじいちゃんがいなかった。

近くで住宅火災があったとのこと、まだ現場にいると連絡がある。

鎮火しても後片付けなどに忙しくすぐには帰れないのだった。

消防団に入ってもうすぐ30年になるじいちゃんがとても頼もしい。



夕飯の支度までまだ時間があったので、娘と孫たちと散歩に出掛ける。

土手の道を綾菜が走る。芽奈もまるでチンパンジーのように走る。

「ほらほら危ないよ」と娘とばあちゃんは二人を追いかけていた。


ほんのりと夕焼け空。今日のおひさまもとても優しかった。

毎日こうして穏やかさを受け止めるように過ごしている。

ありがとうございました。今夜も手を合わせてぐっすりと眠ろう。







2015年12月25日(金) 穏やかな夜に

クリスマスの朝。孫たちは大はしゃぎであふれんばかりの笑顔。

サンタさんもきっと喜んでいる事だろう。サンタさんありがとう。


保育園から帰ったら一緒に遊ぶ約束をして綾菜を送り届ける。

その約束をしっかり覚えていて帰宅するなり病院ごっこをして遊ぶ。

お人形さんの熱を測ったり注射をしたり足に包帯を巻いたり。

ばあちゃんも童心に返ってほっこりほっこりと楽しかった。



今日も仕事がとても忙しく一時間の残業となる。

集金に行ったお宅でもらい泣きしそうになった。

複雑な事情がありとてもお金を払える状態ではないことを知る。

親身になればなるほど自分がとてもひどい仕打ちをしているように思えた。

心を鬼にすることなどどうしてできようかとつくづく思った。



今日はお遍路さんを1人も見つけられず、お大師堂にも行けなかった。

どんな日もあるもの。いつだって明日があるのだもの。


今夜も穏やかさの毛布にくるまってぐっすりと眠りたいと思う。

忙しい一日だったけれど今日もありがとうございました。




2015年12月24日(木) サンタさんが来るよ

クリスマスイヴ。今日も気温が高くなりとても暖かだった。

「おとなにはサンタさん来んがぜ」と綾菜に言われてしまった朝。

それは得意そうにほこらしげな顔をしていた。


幼い心には夢がいっぱい。そんな夢を大切にしてあげたいとつくづく思う。

枕元にプレゼントをそっと置いて、明日の朝の満面の笑顔を楽しみしている。



私が子供の頃にはいつも絵本や学習雑誌が置いてあった。

リカちゃん人形が欲しいとサンタさんにお願いしても聞き入れてくれない。

最後にもらったプレゼントは「星の王子さま」の本だった。

10代の後半まで大切にしていたその本も今はどこに行ったのだろうか。


父がいて母がいて弟もいた懐かしい子供の頃。ずっといつまでも忘れられない。



今夜は家族そろってささやかにパーティーをする。

孫たちは保育園でもらったトナカイの帽子をかぶって

娘はサンタさんの赤い帽子をかぶってクリスマスの歌をうたったり。

じいちゃんもばあちゃんもワインを飲んで酔っぱらっていた。


楽しい夜をほんとにありがとう。こんなに幸せなことはない。


あのね、ほんとうはおとなにもサンタさんが来るがかもしれんよ。



2015年12月23日(水) 優しい雨に

しとしとと優しい雨。暖かくてまるで春の雨のようだった。


娘がお休みだったので孫たちの心配もなく山里の職場へ。

祝日に仕事をするのは初めてではないだろうか。

「おばあちゃんはトトロのお山に行くが?」と綾菜。

そうそう大きなトトロがおるの。一緒にお仕事するがぜ。


そうして今日も忙しさを楽しみながら嬉しい悲鳴をあげていた。

苛立って声を荒げる人もいない。みんな笑顔で頑張った一日。



帰りが少し遅くなったけれどお大師堂に寄ってから家に帰る。

お賽銭を回収して地区長さんに届けた。今年最後の回収となる。

明日、地区の監査があるのだそうで少し早目に年末支度をする。


家に帰ると茶の間から孫たちのはしゃぎ声が迎えてくれた。

「だっこ」って言えるようになった芽奈が手を差し出して来る。

ぎゅっと抱きしめるあたたかさ。なんとも愛しいものである。


じいちゃんは一日中孫たちの相手をしていたそうで

「おらあもう疲れた」と苦笑いをしていた。それも微笑ましいこと。


夕飯は孫たちの好きなハンバーグ。相変わらず芽奈のよく食べること。


そうして今日も穏やかに暮れて行った。

幸せすぎること恵まれすぎること。それが決してあたり前の事ではないこと。

いつもいつも感謝することしか出来なくて、これで良いのかとふと思う。

けれどもそれ以外に何をすれば良いのかわからないのだった。


今夜もありがとさんの焼酎を飲みつつほっこりとこれを記す。



追記、雨の一日だったけれど4人のお遍路さんに会えて嬉しかった。



2015年12月22日(火) おひさまありがとう

冬至、例年なら寒さ厳しい頃だけれど今年はとても暖かい。

山里で柚子をもらったので今夜は「柚子湯」を楽しむ。

孫たちが大喜び、芽奈は柚子をかじってしまったそうだ。



仕事は今日も忙しかったけれど、午後から休ませてもらって免許講習。

新しい免許証の写真を見て思わず笑ってしまった。

それなりに年をとる。それもまた愉快なことに思える。


警察署を出て今度は美容院へ。2センチほどの憂鬱をカットしてもらう。

さっぱりと気持ちよくなって「これでお正月が来るね」と言ったら

「髪を切らなくてもお正月は来ますよ」と美容師さんが笑っていた。

ほんとにその通り。けれどもやはり髪を切りたくなるのは不思議だ。



少し帰宅が遅くなったけれど今日もお大師堂へ。

お参りを済ませて例のごとくお菓子をご馳走になっていたら

保育園から帰ったばかりの娘と孫たちが来てくれてびっくりぽんだった。

みんなで輪になってそれぞれに好きなお菓子をご馳走になった。

綾菜が木魚を叩いて遊ぶ。芽奈はおせんべいに夢中になる。

「これはこれはにぎやかなことですな」お大師さんも笑っているようだった。


穏やかな夕暮れ。今日も夕焼け空がとても綺麗。おひさまありがとう。



追記、今朝は4人のお遍路さんに会えてとても嬉しかった。



2015年12月21日(月) とにかく希望を

今朝は静かに雨が降っていたけれど、午後から晴れてくる。

気温がぐんぐんと高くなり20℃の暖かさとなった。


暖冬の影響で海苔の生育がかなり遅れているようだ。

水温が高すぎるのだろう。どうしようも出来ないことだけれど

日に日に不安がつのってくるばかり。いったいどうなるのだろうか。

悪い事ばかり考えていたらきりがなく、とにかく希望をと胸に言い聞かす。

「いまから嘆いていてどうする」じいちゃんはいつも頼もしい。



山里の職場は今日も忙しく、そんな忙しさを楽しんでいた。

今週は車検の予約がいっぱいで23日の祭日も休めそうにない。

お客様は神様。ほんとにありがたいことである。



今年も残すところ10日。自分なりにあれこれと予定を組んでみたり

けれども思うようにいかないこともあって少し焦ってしまいそうになる。

それでも新しい年はやってくる。年末だからとこだわらないのが良いのかも。



今日もお大師堂のひだまりでお菓子をひとついただいて少しぼんやり。

そうそう、そんなに急いでどこに行くってふっと思ったりした。

出来ることを出来る日に。ひとつひとつクリアして行けば良いのだもの。



穏やかな夕暮れ時。夕焼け空にぽっかりと浮かぶふたつの雲が可愛かった。



追記、今日は1人もお遍路さんを見つけられなかった。







2015年12月20日(日) 生きているだけで

お天気は下り坂のよう。おひさまはかくれんぼしていたけれど

日中は暖かく過ごしやすい一日だった。



息子が久しぶりに圭人を連れて遊びに来てくれていた。

もうすぐ2歳、ずいぶんと背が伸びたように思う。

お昼ご飯を食べてから帰る予定だったけれど

圭人のご機嫌が悪くなってしまって早々に帰ってしまった。

息子は元旦も仕事とのこと、相変わらず忙しい毎日を送っているようだ。

あれこれと心配なこともあるけれど見守ることしか出来ない母であった。




夕方、お大師堂仲間のSさんとばったり会う。

お賽銭回収の件、やはり来年からはSさんが引き受けてくれるとのこと。

「ご苦労さんやったね」とねぎらいの言葉をもらって嬉しかった。

短い間だったけれど自分に出来ることをやらせてもらって感謝に尽きる。


今日のお大師堂はかすみ草の花と千両の紅い実。誰かが活けてくれていた。

一気にお正月準備が整いほっと嬉しく思う。

少し早いけれど鏡餅もお供えする。少なくなっていたお線香も買って来た。


どうかどうか穏やかな新年を。ずっとこれからも清々しい心でいられますように。



夕暮れて今日も家族そろって楽しい夕食。みんなの笑顔がいちばんのご馳走。

失いたくないといつもいつも願う。生きているだけでありがたい毎日。


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