ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年12月15日(火) 優しい雨

ぽつぽつと静かに雨が降った。優しい雨でほっとする。


少女時代、母代わりになってくれた伯母の命日。

ずっとずっと不義理を重ねては歳月が流れていた。

いまだお墓参りにも行けずにいてとても心苦しいけれど

優しかった伯母の事を思い出して空に向かって手を合わしていた。




今日の遍路道、帰り道の蛍湖のあたりで2人連れのお遍路さん。

ご夫婦だったのかもしれないけれど女性の方が少し若く見えた。

気になりながら声もかけられずに追い越して行くばかり。

今頃はどうか宿でゆっくりとくつろいでいますように。



帰宅してお大師堂でお参りを済ませてから

孫たちのインフルエンザの予防注射へ行っていた。

綾菜はさすがお姉ちゃんで泣かなかったけれど

芽奈は大声で泣きわめいてそれは大変だった。

小さな子供は二回接種しなければいけないそうで

芽奈は年明けにもう一度接種しなければいけない。

予防注射をしても絶対に大丈夫とはいえないインフルエンザ。

どうかどうか二人とも元気にこの冬を乗り越えて欲しいものだ。



いつもより少し遅い夕食。今夜は「煮込みラーメン」だった。

熱々のラーメンを私がふうふうして冷ましていると

芽奈が真似をしてふうふうするのがなんとも微笑ましかった。



そうして今日も穏やかに暮れて行く。

ありがとさんの焼酎も美味し、今夜もほろ酔ってこれを記す。



2015年12月14日(月) 再会

少し曇っていたけれど今日もやわらかな陽射し。

職場の庭の片隅に母が植えている千両の紅い実が可愛い。



綾菜とトトロのCDを聴きながら保育園へ。

ふたりで大声で歌うのが最近の日課であった。

ちびっ子パワー全開、ばあちゃんのパワーも全開なり。



今朝は国道の伊豆田トンネルの中でお遍路さんを発見。

なんとなく今日はお遍路さんに会える日のような気がしていた。

仕事を終えて職場を出るなり二人目のお遍路さんと会釈を交わす。


そうして蛍湖近くのトンネルを抜けた時、前方を歩くお遍路さんを発見。

おや?この後姿はとはっとする。なんだか見覚えのある背格好だった。

ゆっくりと近づいて横顔を見る。やっぱりそうだ間違いない。

追い抜いてすぐに車を停めて駆け寄って行った。

それはお大師堂の常連さんだった顔なじみのお遍路さんだった。

ほぼ一年ぶりの再会。なんとも懐かしく嬉しい笑顔であった。


この一年会えなかったのにはわけがあって

それはお大師堂のお賽銭泥棒の一件。そのことを耳にして心を痛めていた事を知る。

元をただせば私が大騒ぎしてしまったことが発端だった。

被害届など出すべきではなかったと今更ながら悔やまれる。

その時には良かれと思ってした行動が誰かを傷つける事もあるのだと

あらためて思い知った出来事になってしまった。

決してお遍路さんを疑ってなどいなかったのにこんな結果になるなんて。

深く深く心から謝罪する。うなずいて微笑んでくれてほんとうに救われる思い。


またの再会を約束して別れた。きっときっとまた会えることだろう。



2015年12月13日(日) 小春日和に

今日も穏やかな小春日和。優しいおひさまにありがとう。


午前中は地区の年末総会があって出掛ける。

いつもはじいちゃんが出席するのだけれど

少し風邪気味なので代りに私が行く事になった。


区長さん、副区長さんの選挙があって

副区長さんにお大師堂仲間のSさんが選ばれる。

お大師堂の経理など任される役なのでほんとうに良かったなと思う。

お賽銭の管理のこともあって、私はお役御免になるかもしれない。

とりあえず近いうちに相談してみようと思う。

今まで通りで良いよと言ってくれたら喜んで引き受けたいと思っている。



暖かい一日だったけれど今夜も週末恒例の鍋を囲む。

先週「青空レストラン」で美味しそうだった車麩を試しに入れてみた。

そうしたらなんということでしょう。車麩がふやけて鍋にいっぱいになる。

家族には大不評で芽奈と一緒にせっせと片づけるありさま。

まだ文句も言えない芽奈が美味しそうに食べてくれたのが嬉しかった。

それとカニ入りつみれ。それがどうやら腐っていたようでとても残念。

入れる前から何か変な匂いがするなと思っていたのだけれど

案の定、ひとくち食べたら吐き出しそうな味がしたのだった。

孫たちが食べたら大変と急いで取り出して捨ててしまった。

いつも利用しているお店にちょぴり不信感の沸き起こる出来事だった。


まあでもそれなりに美味しい夕食、〆のおうどんの美味しかったこと。

今日もそうして穏やかに暮れて行った。

今夜もありがとさんの焼酎でほろ酔ってこれを記す。





2015年12月12日(土) 水仙の花が咲く

今日も穏やかな小春日和。洗濯物がよく乾く。

あちらこちらに水仙の花が咲き始めてほっこりと心が和む。



あんずの命日。早いものでもう二年が経った。

生きていれば芽奈がどんなにか喜んだろうと思う。

「わんわん」犬がとても好きな芽奈であった。

枯葉に埋もれそうになっていた小さなお墓を掃除。

花とお線香を供えて天国のあんずに声をかけた。


そのあとお大師堂へ。テントを片づけていたお遍路さんと少し話す。

ほんとに物静かなお遍路さんでひとことふたことだった。

ちょっとひと巡りしてくるそうで三ヶ月もかかるのだそうだ。

大きな荷物のせいもあるだろうけれどきっとゆっくりの旅なのだろう。



午後は綾菜と芽奈と一緒にお散歩。

高台の神社までふうふう言いながら歩いて行った。

暖かいせいか足の痛みも薄れていてずいぶんと楽に感じる。

神社の石段にしいの実がたくさん落ちていて綾菜が喜んで拾っていた。



そうして今日も穏やかな夕暮れ。

夕焼け空を見ていると「あした」が空から舞い込んで来そう。


今日もありがとさん。みんな笑顔の穏やかな一日だった。



2015年12月11日(金) 嵐が去って

嵐が去って今日はとても良い天気になった。

最高気温が24℃、ほんとうに12月なのだろうかと思う。


朝の山道を行けばあちらこちらに折れた木や石が落ちていた。

作業員の人達が総出で道路の片づけに追われていて

台風並みの風だったことをあらためて知ることに。


暖冬、異常気象、なんだかひしひしと不安が襲ってくるこの頃である。

四万十川の水もかなり増水しており濁流が流れていた。

海苔は大丈夫だろうか。なんとしても生き延びて欲しいとひたすら祈る。

じいちゃんに言わせれば「大丈夫ちや」ほんとに頼もしい我が夫である。


そうね、なんとかなるよねってここは気楽に考えたほうが良さそうだ。



仕事を定時に終え帰宅。お大師堂に行くとまたテントが張ってあった。

前回会った時もそうだったように昨日のお遍路さんに間違いない。

やはり連泊を気にしているようで申し訳ないような気持ちになる。

おそらく明日は旅立つのだろう。いったいどこに向かうのだろうか。

いろんな事情を抱えているお遍路さんがいるけれどみんな「お遍路さん」

わけ隔てなく接することがいちばんのお接待だと私は思う。



今日も穏やかな夕暮れ。孫たちの笑顔と一緒に微笑んでいられる。

ありがとさんの焼酎も美味し。今夜もほろ酔ってこれを記す。



2015年12月10日(木) 嵐のような

今朝からまるで嵐のように雨と風が吹き荒れている。

気温も高くなんだか春の嵐のような錯覚を覚える。



久しぶりに山里の職場。母も元気そうでほっとひと安心。

朝の国道ではお遍路さんもひとり見つけて嬉しかった。

鮮やかな黄色の雨合羽。悪天候の中ほんとうに頭が下がる思い。



帰宅してあまりの雨にお大師堂へ行くのを少しためらったけれど

なんとなく気になって足を向ける。やはり思った通りだった。

二週間ほど前に泊まっていたお遍路さんと再会することが出来た。

伊予路に向かわなかったのは何かわけがあるのだろうと思う。

無口で物静かなお遍路さん、そっとそっとあいさつをして別れた。



今夜は夕方から娘が仕事になり出掛けて行った。

綾菜は下田のおばあちゃんちに遊びに行く。

芽奈とじいちゃんと三人で夕食。母親がいなくてもぐずることなく食欲旺盛。

ばあちゃんとお風呂に入ってじいちゃんがパジャマを着せてくれる。

ほれほれほれと忙しい。それも楽しいひと時だった。


今夜は焼酎も諦めていたけれど、八時前に芽奈が寝てくれて大助かり。

おかげでいつものようにこうして焼酎を飲みつつこれを記す。


今日も穏やかな一日をありがとうございました。








2015年12月09日(水) なんとかなるさ

やはり暖冬なのだろうか。今日も暖か過ぎるほど。


予定通りに川仕事を終えほっとひと息。

順調に生育してくれたら来年の二月には収穫が始まる。

不安はあるけれどなんとしてもと欲も出る。

すべてが自然まかせ。こればかりは天にまかすかしかない。


それにしてもこころの忙しいこと。

いつもいつも悪い事ばかり考えてしまってどうしようもない。

なんとかなるさ。もっともっと気楽に生きたいものだ。




今日もお遍路さんの姿はひとりも見つけられず。

お昼にコンビニに行ったのでもしかしたと思ったけれど

やはり姿はなかった。あしたがあるさと思うことにしよう。


ぐるぐるぐるといろんなことを考えているけれど

今日も孫たちのおかげでずいぶんと癒されていた。

お風呂上がりのはだかん坊を追いかけるのも楽しいひと時。


今夜も隣室から孫たちのはしゃぎ声。

ばあちゃんはにこにこしながら焼酎を飲んでます。


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