朝のうちぽつぽつと雨。日中もおひさまはずっとかくれんぼ。
保育園のそばのコスモスが種を付け始めて
綾菜がその種をパラパラ撒くのが最近のお気に入り。
らいねんもいっぱいさきますようにって可愛い声。
今日の遍路道は11人と6人くらいかなと。
朝の国道で4人、1人は逆打ちのお遍路さん。
山道で1人、山里で4人のお遍路さん。
その4人はまたまた職場の前の道を歩いていたのを偶然に見つける。
帰り道の県道で2人、今日はもうお終いかなと思っていたところ
すぐ前方を香川ナンバーのハイエースがゆっくり進んでいた。
下り坂のカーブ道で慣れないと運転し難い県道だった。
少し道が広くなっているところで先に行くようにと合図してくれる。
クラクションを鳴らしてお礼をしながら追い越して行くと
なんと運転手さんはお遍路さんだった。助手席も後部座席も。
はっきりと確認出来なかったけれどたぶん6人くらい乗っていたようだ。
こんな日もあるのだなあとすごい嬉しい気持ちで帰路に着く。
帰宅して綾菜をお迎えに行ってそのまま一緒にお大師堂へ。
昨日はたくさんあったお供えのお菓子が殆どなくなっていた。
「おだいいしさんがたべたがや」と綾菜の言葉にうなずく。
明日はまたお菓子を供えよう。お大師さんはどんなお菓子が好きかな。
そうして今日も穏やかなまま暮れて行く。
清々しさもそのままにぐっすり眠りたいと思う。
今夜もありがとさんの焼酎を飲みつつこれを記す。
今朝はとうとう暖房のお世話になる。
そろそろ炬燵も欲しいとじいちゃんがつぶやく。
きりりっとした朝の空気が心地よく感じる朝だった。
今日の遍路道は13人のお遍路さん。
朝の国道で7人、女性が2人でひとりは逆打ちだった。
山道で2人、とても重そうな荷物を背負っていた。
昼間の山里では4人のお遍路さん。
ばたばたと仕事をしていたけれどふっと窓の外を見ると
まるで映像のように4人のお遍路さんの姿が見えた。
思わず歓声をあげる。なんだかすごく嬉しかったのだ。
相変わらずの忙しさで今日も少しだけ残業。
今日は娘が保育園へ行ってくれてとても助かった。
帰宅してすぐにお大師堂へ行ってゆっくりとお参りをする。
「あんドーナツ」2個ごちそうになった。
夕陽の川面はきらきらと眩しくて西日はとろけるようにあったかい。
ああ今日もいい日だったなってつくづく思った。
すごくすごく平凡なのだけれどそれがいちばんのしあわせ。
今夜もありがとさんの焼酎が美味し、穏やかさを飲み干すようにこれを記す。
今朝はいつもより暖かだったけれど午後から冷たい風が吹く。
10月も残りわずか、季節が秋から初冬へと変わろうとしている。
今日の遍路道は11人のお遍路さん。
大橋のたもとのコンビニのベンチで最初のお遍路さんを見つける。
それから国道で8人のお遍路さん。そのうち2人は逆打ちだった。
ながいながいトンネルを抜けて山道に入ると1人のお遍路さん。
そうして帰り道の県道で地図を広げているお遍路さんを見つけた。
なんとなく気になりながら声をかけられず通り過ぎてしまった。
気になった時にはお節介でも声をかけるようにしたいなと思った。
帰宅して綾菜をお迎えに行って帰って来たら
どうしても行きたい所があると言ってきかない。
お大師堂仲間のいとこの家だった。じいちゃんが連れて行ってくれる。
そこでお菓子をもらった綾菜は「ありがと」ってちゃんと言って
また行きたい所があると言ってじいちゃんを困らせたそうだ。
なんともらったお菓子を「おだいしさんにもっていく」と言ったそうで
もう五時近くじいちゃんがやっと言い聞かせて諦めさせたそうだ。
その話を聞いてなんと微笑ましかったことだろう。
幼い心にお菓子をお供えする気持ちが芽生えていることが嬉しかった。
その気持ちはきっときっとお大師さんに伝わっていると思う。
そうして今日も穏やかに暮れて行く。今夜もにぎやかな夕食だった。
ありがとさんの焼酎も美味しくまったりまったりこれを記す。
晴れのち雨。久しぶりの雨の匂いがなんとも心地よい。
赤い傘と黄色の長靴を持って綾菜を迎えに行く。
さっそく園庭の水たまりへ駆け出してちゃぷちゃぷしていた。
子供ってほんとうに水たまりが好きなんだな。
今日の遍路道、朝の国道で2人。昼間の山里で1人。
帰り道の県道で3人のお遍路さん。1人は逆打ちだった。
その逆打ちのお遍路さんのことがとても気になってしまった。
明るいうちに目的地まで着けるのだろうかと。
山里にも農家民宿があって泊まることは出来るのだけれど
もしそこが目的地でなければ夜道を歩き続けることになる。
野宿にしては荷物が少なめだったのでよけいに気になってしまった。
雨の夜になりどうか民宿に泊まっていますようにと祈るばかりである。
こうして日々お遍路さんの人数を数えるようになって
なんとなくだけれど心に余裕が出来たような気がする。
これもお大師さんが授けてくれている日々なのかもしれない。
思えばずっと苛々していた自分。些細なことにこだわってみたり。
いつも悪いことばかり考えていたのが今はとてもすっきりとしている。
いい感じだなと毎日がとても楽しいのだった。
好きだなって思える自分をずっと大切にしたいなと思う。
今夜もありがとさんの焼酎を楽しみつつこれを記す。
予報通り今朝はこの秋いちばんの冷え込みとなる。
ずっと半袖で頑張ってきた孫たちも今朝はついに長袖を着る。
タンスにお気に入りの長袖Tシャツを見つけた綾菜が
「おにさんがもどしてくれたがや」と大喜びしていた。
そんな綾菜を保育園に送り届けて山里の職場に向かう。
今朝は国道で7人のお遍路さん。
三人組のお遍路さんは女性一人を含む外国人だった。
最近外国人のお遍路さんが多くなってとても嬉しく思う。
山道の県道では2人のお遍路さん。1人は若い女性だった。
そのお遍路さんをお昼前に山里の道で見かけた。
車だと10分足らずの道を歩くとほんとうに大変な距離なのだ。
今日もぼちぼちと仕事に励む。忙しいのにはもう慣れてしまった。
お昼に母に電話。肺炎はずいぶんと落ち着いて来たようだが
入院前から続いていた下痢がまたひどくなっているようだ。
相変わらず元々の病名は判明していなくてなんとももどかしい。
母も焦っている様子でとにかく気長に辛抱するように伝える。
母の事を気遣いながらも今日も平穏に暮れていった。
ふたりの孫のおかげで笑顔でいられてほんとうにありがたいことだ。
不安がるよりも希望をといつも祈るように思っている。
なにごとも「なるようになる」母の言葉を思い出しながら。
日中は今日も暑いくらいの陽気だったけれど
明日の朝はこの秋いちばんの冷え込みになりそうな予報。
10月も残りわずか、そうしてすぐに木枯らしの季節がやって来る。
今日はじいちゃんと娘婿が消防団の演習があり留守だった。
娘たちと買い物に行ったりまたまた孫三昧の一日を過ごす。
いつも芽奈のめんどうを見てくれるじいちゃんがいないと
なんて忙しいのだろう。じいちゃんのありがたみがわかったような。
午後は芽奈がお昼寝をしてくれたので録画してあったドラマを見た。
「下町ロケット」と「コウノドリ」どちらもとてもおもしろい。
「コウノドリ」は特にこの秋いちばんのおすすめである。
今日も泣いた。こんなに感動するドラマは久しぶりだった。
夕方、じいちゃんと娘婿が帰って来たけれど
じいちゃんは消防団の飲み会があってまたすぐに出掛けて行く。
娘婿がピザを注文してくれて美味しいのをたくさんごちそうになる。
娘はシチューを作ってくれた。さつま芋の入ったシチューが美味しい。
そうして今日も平穏無事に暮れて行く。なんとありがたいことだろう。
お風呂上がりの焼酎も二杯目、ほろ酔いつつこれを記す。
今日も汗ばむほどの陽気になって半袖Tシャツで過ごす。
予報では週明けから少し寒くなりそうだった。
深まる秋を心地よく楽しもうと思う。
今日は仕事が休みだったので遍路道の通勤はなかったけれど
四万十大橋を渡るお遍路さんを一人だけ見つけた。
近くのコンビニにも姿はなくなんだか寂しい。
午前中に買い物に行ったり、久しぶりに洗車をしたり
すぐに綾菜のお迎えの時間になってしまっていた。
お約束のさつま芋を大急ぎで蒸したりする。
午後、お大師堂の蛍光灯を新しく取り換える。
お参り仲間のいとこが手伝ってくれてとても助かった。
地区長さんに相談に行っていたら、予算は気にしなくても良いとのこと
ついでに入口の網戸も張り替えてもらえることになった。
これまで泊まってくれたお遍路さんに不都合をかけていたから
ほっとひと安心、これからは少しでも快適に寝泊りしてもらえそうだ。
娘が遅番だったので帰りを待ちわびる綾菜とちょっとお散歩。
土手へ這い上がったりすごい元気。「せいたかあわだちそう」
花の名前を覚えるととても得意そうに連呼するのも微笑ましい。
さあ晩御飯の準備が出来ました。娘と食いしん坊のめいちゃん帰宅。
今夜もわしわしとよく食べる芽奈にみんなが圧倒されていた。
笑顔のままで暮れていく。それがどれほど幸せなことだろう。
今日もありがとさんの焼酎を飲みつつこれを記す。
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