ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年10月23日(金) ほどよい疲れ

やっとこさ金曜日の夜。ほどよい疲れを楽しんでいる。

今日は二時間の残業だった。忙しいのはとても好き。

娘がお休みだったので保育園の心配もなくとても助かる。



今朝は国道ではお遍路さんを一人も見つけられなくて

なんだかしょんぼりとしながら山道の県道へ入る。

こんな日もあるのだなあと諦めかけたその時

前方にとても背の高いお遍路さんが歩いているのを発見。

車のスピードを落として窓から会釈をしてびっくり

ちょっとお髭を伸ばした外国人のお遍路さんだった。

よかったぁやっと会えたと笑顔で職場に向かう朝。



仕事はとても忙しかったけれどお昼に母に電話する。

実は昨日から急性肺炎になっていてとても心配していた。

声は弱々しいけれど少し冗談も言ったりしてほっとする。

弟が毎日来てくれるのをとても楽しみにしているようだ。

体調を崩した元々の病名はまだ判明していない。

大きな病院でもそんな事があるのかとなんだか不可解な事だけれど。



帰宅が遅くなり朝来た山道経由で帰路につく。

もうこの時間では無理だろうと思っていた通りお遍路さんの姿はなかった。

ひっそりと寂しい山道につわぶきの花がたくさん微笑んでくれる。


今日も穏やかな一日だった。なんだか駆け抜けたような一週間。

すごく活き活きとしている自分を感じながらほっと息をしている夜だ。





2015年10月22日(木) つわぶきの花

朝の山道を行けば「つわぶきの花」があちらこちらに。

小さなひまわりのようでとても可愛い花だ。

綾菜に見せてあげたいなってすごくすごく思った。



今日の遍路道、国道で8人のお遍路さん。1人は逆打ちだった。

山里に向かう山道で3人のお遍路さん。2人は外国人のご夫婦のよう。

帰り道の県道で2人のお遍路さん。合計13人のお遍路さんだった。


そして今日は思いがけない再会もあってとても嬉しかった。

綾菜と芽奈が保育園から帰って土手で一緒に遊んでいたところ

以前から何度かお大師堂で会っていた札幌の青年がまた来てくれたのだ。

春に会った時に札幌に帰ると聞いていたのでもう会えないかもと思っていた。

夏の間にアルバイトを頑張ったとのこと、そしてまたお遍路に来てくれたのだ。

札幌から四国までの長旅、途中でヒッチハイクもしたとのこと

四国に着いた時には「ああ、帰って来たな」って思ったらしい。

うちの息子と同年代の青年をなんだか母親のような気持ちで迎える。

私のことを「おかあさん」って呼んでくれるのもとても嬉しかった。


そんなご縁をありがたく今日もとても清々しい気持ちで暮れて行った。

日々いろんなことがあるけれど、毎日を宝物のように思って過ごしていきたい。


ありがとうございました。今夜も焼酎が美味しゅうございます。



2015年10月21日(水) 清々しくて

今朝は金木犀の木が見つかった。すごい大きな木だった。

「きんもくせいやね」一生懸命おぼえようとしている綾菜が愛しい。

そんな綾菜を保育園に送り届けてから山里の職場に向かう朝。


四万十大橋を渡るお遍路さんが2人。

それから国道で4人のお遍路さん。

1人は自転車を押しながら歩いていた。

パンクだろうか故障だろうかとすごく気になったけれど

交通量が多くクルマを停めることが出来なかった。

後ろ髪を引かれるような思いで山道の県道へと入る。


山里では9人のお遍路さん。今日は合計15人となった。

帰り道に見かけた二人連れのお遍路さんの一人はお坊さんのような姿。

つい先日お大師堂に泊まっていたお遍路さんに違いないと思う。

ほんとに一瞬だったけれど会えて良かったなあと嬉しかった。


おかげで今日もとても清々しい気分で家に帰り着く。

お大師堂でまたお賽銭の回収、カレンダーに丸印を忘れずに。

お賽銭にはお参り仲間さん達の心が込められているのだなとつくづく思う。


大急ぎで洗濯物をたたんでから綾菜をお迎えに行っていた。

「きんもくせいみる」と言ってまたいい匂いを浴びて家に帰る。


いつもと変わらないにぎやかな夕暮れ時だった。

今夜もみんなの笑顔と「おいしい顔」が見られてばあちゃんは幸せです。












2015年10月20日(火) きんもくせい

最高気温が28℃、とても10月とは思えない陽気だった。

そろそろ散り始めた金木犀がほのかに匂う朝。

「おばあちゃん、なんかいいにおいがするよ」と綾菜。

「きんもくせいよ」と教えたけれどその木が見つからない。



遍路道、今日は4人のお遍路さんでぐんと少なかった。

朝の国道を歩くのは38番の金剛福寺へ向かうお遍路さん。

山里(三原村)の県道を歩くのは39番の延光寺へ向かうお遍路さんだ。

最後に見つけたお遍路さんは少し高齢に見える女性だった。

しっかりとした足取り、すごいなあとひたすら感心する。

自分もいつかきっとと思う。私にとってはとても大きな夢だけれど。



仕事は今日も大忙しで嬉しい悲鳴をあげていた。

母から電話があってやっと熱が下がったとのこと。

ちょうど来客中でゆっくり話せなかったけれどまずはひと安心だった。

ほぼ一週間近く続いた熱の原因はいまだわかっていないのだけれど。



帰宅してすぐにお大師堂へ。母の事をいちばんに報告する。

きっときっと見守ってくれているのだろうと信じてやまない。

信仰心などまるでないじいちゃんには笑い飛ばされてしまったのだけれど

原因不明の熱が下がったのはお大師さんのおかげだと思うのだった。



夕暮れて今日もわいわいとにぎやかな我が家。

何かが足らないなどと思うことなど決してなかった。

すごくすごく満たされている。なんてありがたいことだろうか。





2015年10月19日(月) おひさま元気

今日も日中は10月とは思えないほどの暑さとなる。

雲ひとつない青空に元気過ぎるほどのおひさま。



遍路道、今日は13人のお遍路さんを見つける。

一人は逆打ちのお遍路さん。まだ若い青年だった。

木陰で地図を広げながらひと休みしている三人のお遍路さん。

皆さんそれぞれ個性があって見つけるたびにやはり嬉しくなる。

さあて明日は何人のお遍路さんに会えるかしら。とても楽しみ。



仕事はとても忙しかったけれど張り合いがあって楽しく思う。

いつも休みがちの私がいない時に母がどれほど忙しかったことだろう。

その苦労がわかるような気がした。ずっとずっと無理をさせていたのだと思う。

今日は母にメールも出来なかった。弟からも何の連絡もなし。



帰宅してお大師堂へ。昨夜は二人のお遍路さんが泊まっていたようだ。

会えなくて残念だったけれど納め札を残してくれていて嬉しかった。

一人は高野山のお坊さんだと言うこと。やはり会いたかったなと思う。



綾菜を保育園にお迎えに行って帰って来たら、娘と芽奈も帰っていた。

さあ忙しくなるぞってばあちゃんも気合が入る夕暮れ時である。

今夜もわいわいとにぎやかな夕食。芽奈は食後にバナナを一本ぺろり。

その食欲にはほんとにびっくりぽんだけれどとても微笑ましいこと。


みんなが次々にお風呂に入って、今夜はばあちゃんが最後だった。

湯船には玩具がいっぱい浮かんでいるのもまた楽しい光景だった。


さあ、今夜もお楽しみの焼酎タイム。ほろ酔いつつこれを記す。









2015年10月18日(日) 今夜はおでん

日中は夏の名残を感じるほどの暑さとなった。

もう10月も半分過ぎているのだから一気に寒くなるのかも。

体調管理に気をつけながら元気に日々を過ごしたいものだ。



今日は地区の防災会の炊き出しがあった。

非常食のアルファ米と言うのを試食する。

決して美味しいとはいえないご飯だけれど

もしもの時にはそれが命の糧になるのだなと思った。

「ごちそうさま」じいちゃんと二人で手を合わす。




昨夜、母の様子を見に行きたいとじいちゃんに言ったら即却下された。

どうしても行きたかったら一人で行けと言われる。

すごく悲しくなってしまってちょっと泣いてしまった。

じいちゃんいわく、もし何かの感染症だったらどうするんだと

孫たちのことを考えたら今は行くべきではないと言うのだった。

一時は取り乱したもののじいちゃんの言う通りだとうなずく。

明日からまた検査なので病名がはっきりしてから会いに行こうと思う。

どうか早く原因がわかりますように。そうして治療が出来ますように。


お大師堂で手をあわせながら母のことばかり考えていた。

すごくすごく平和なのだけれど母の事を思うとやはり不安でならない。



家の前の路地で綾菜と芽奈が楽しそうに遊んでいる声。

もうすぐ晩御飯よ。今夜はおでん、玉子とはんぺんたくさん入れようね。

今夜もわいわいと楽しい夕食だった。美味しい顔をありがとうさん。







2015年10月17日(土) こんなに平和なのに

今日も秋晴れ。日中は思いがけないほどの暑さとなった。


芽奈の保育園の運動会。家族みんなで出掛ける。

ピンクの帽子が良く似合う。最初はどこにいるのかよくわからなかった。

見つけても手を振ったりしないようにと言われていたので

園庭のコスモスの花影からこっそりと見ていた。

さあかけっこ、まだ一歳児なのでほんの少しだけれど

まるでチンパンジーみたいに歩く姿が微笑ましかった。

おかげでみんな笑顔で楽しいひと時を過ごさせてもらう。

来年からはお姉ちゃんと一緒の保育園、もう来年を楽しみにしている。

こうして成長していく孫の姿を見られるのはほんとうに幸せなことだ。



そうして今日も穏やかに暮れて行った。なんと平和な事だろう。

今夜はやっと母と電話で話すことが出来てほっとしている。

けれどもまだ熱がありその原因もわからないとのこと。

月曜日からまた検査でどうやら今回は長期戦になりそうだった。

仕事の事は心配しないでとにかく安静にして養生するようにと伝える。

「明日病院に行こうか」と言えば「来なくていい」などと言う。

幸い弟が毎日行ってくれているので弟にまかせることにした。

やはり私は薄情な娘なのかもしれない。ゆるしてね母さん。



今夜も窓から三日月が見える。ほんのりと紅くなんだかせつない月だ。



 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加