ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年10月19日(月) おひさま元気

今日も日中は10月とは思えないほどの暑さとなる。

雲ひとつない青空に元気過ぎるほどのおひさま。



遍路道、今日は13人のお遍路さんを見つける。

一人は逆打ちのお遍路さん。まだ若い青年だった。

木陰で地図を広げながらひと休みしている三人のお遍路さん。

皆さんそれぞれ個性があって見つけるたびにやはり嬉しくなる。

さあて明日は何人のお遍路さんに会えるかしら。とても楽しみ。



仕事はとても忙しかったけれど張り合いがあって楽しく思う。

いつも休みがちの私がいない時に母がどれほど忙しかったことだろう。

その苦労がわかるような気がした。ずっとずっと無理をさせていたのだと思う。

今日は母にメールも出来なかった。弟からも何の連絡もなし。



帰宅してお大師堂へ。昨夜は二人のお遍路さんが泊まっていたようだ。

会えなくて残念だったけれど納め札を残してくれていて嬉しかった。

一人は高野山のお坊さんだと言うこと。やはり会いたかったなと思う。



綾菜を保育園にお迎えに行って帰って来たら、娘と芽奈も帰っていた。

さあ忙しくなるぞってばあちゃんも気合が入る夕暮れ時である。

今夜もわいわいとにぎやかな夕食。芽奈は食後にバナナを一本ぺろり。

その食欲にはほんとにびっくりぽんだけれどとても微笑ましいこと。


みんなが次々にお風呂に入って、今夜はばあちゃんが最後だった。

湯船には玩具がいっぱい浮かんでいるのもまた楽しい光景だった。


さあ、今夜もお楽しみの焼酎タイム。ほろ酔いつつこれを記す。









2015年10月18日(日) 今夜はおでん

日中は夏の名残を感じるほどの暑さとなった。

もう10月も半分過ぎているのだから一気に寒くなるのかも。

体調管理に気をつけながら元気に日々を過ごしたいものだ。



今日は地区の防災会の炊き出しがあった。

非常食のアルファ米と言うのを試食する。

決して美味しいとはいえないご飯だけれど

もしもの時にはそれが命の糧になるのだなと思った。

「ごちそうさま」じいちゃんと二人で手を合わす。




昨夜、母の様子を見に行きたいとじいちゃんに言ったら即却下された。

どうしても行きたかったら一人で行けと言われる。

すごく悲しくなってしまってちょっと泣いてしまった。

じいちゃんいわく、もし何かの感染症だったらどうするんだと

孫たちのことを考えたら今は行くべきではないと言うのだった。

一時は取り乱したもののじいちゃんの言う通りだとうなずく。

明日からまた検査なので病名がはっきりしてから会いに行こうと思う。

どうか早く原因がわかりますように。そうして治療が出来ますように。


お大師堂で手をあわせながら母のことばかり考えていた。

すごくすごく平和なのだけれど母の事を思うとやはり不安でならない。



家の前の路地で綾菜と芽奈が楽しそうに遊んでいる声。

もうすぐ晩御飯よ。今夜はおでん、玉子とはんぺんたくさん入れようね。

今夜もわいわいと楽しい夕食だった。美味しい顔をありがとうさん。







2015年10月17日(土) こんなに平和なのに

今日も秋晴れ。日中は思いがけないほどの暑さとなった。


芽奈の保育園の運動会。家族みんなで出掛ける。

ピンクの帽子が良く似合う。最初はどこにいるのかよくわからなかった。

見つけても手を振ったりしないようにと言われていたので

園庭のコスモスの花影からこっそりと見ていた。

さあかけっこ、まだ一歳児なのでほんの少しだけれど

まるでチンパンジーみたいに歩く姿が微笑ましかった。

おかげでみんな笑顔で楽しいひと時を過ごさせてもらう。

来年からはお姉ちゃんと一緒の保育園、もう来年を楽しみにしている。

こうして成長していく孫の姿を見られるのはほんとうに幸せなことだ。



そうして今日も穏やかに暮れて行った。なんと平和な事だろう。

今夜はやっと母と電話で話すことが出来てほっとしている。

けれどもまだ熱がありその原因もわからないとのこと。

月曜日からまた検査でどうやら今回は長期戦になりそうだった。

仕事の事は心配しないでとにかく安静にして養生するようにと伝える。

「明日病院に行こうか」と言えば「来なくていい」などと言う。

幸い弟が毎日行ってくれているので弟にまかせることにした。

やはり私は薄情な娘なのかもしれない。ゆるしてね母さん。



今夜も窓から三日月が見える。ほんのりと紅くなんだかせつない月だ。




2015年10月16日(金) ちょっとひとやすみ

今日も雲ひとつない秋晴れ。日中は汗ばむほどの陽気となる。


早朝、窓から堤防の道を大橋に向かうお遍路さんを見つけた。

たぶんお大師堂に泊まっていたのだと思う。

長髪の青年だった。ひんやりとした朝の空気に鈴の音がひびく。

その青年遍路さんをかわきりに今日は9人のお遍路さんを見かけた。

見つけるたびに思わず歓声をあげている自分もちょっと愉快なり。



母のいない山里の職場。朝いちで母にメールをしてみたけれど連絡なし。

高知市内に住んでいる弟が今日も病院へ行ってくれるというので

連絡を待っているうちに夜になってしまった。

入院には慣れている母だけれど、これほどなしのつぶてとは。



今日も少し残業になり急いで帰宅。

綾菜は「おだいしさんおやすみ」と言って今日もふられてしまった。

お大師堂で今朝の青年がノートに書き残してくれていたのが嬉しい。


忙しい一日だったのでちょっとひとやすみ。

おせんべいをいただいて川面を眺めながらポリポリとかじる。


平和だなって思った。この平和がいつまでも続きますように。



2015年10月15日(木) さらりさらり

今朝はまたいちだんと冷え込む。

お味噌汁を作ったり卵焼きを焼いたりするのがあったかいな。



今日のお遍路さんは6人。1人は逆打ちのお遍路さんだった。

帰り道で見つけた二人連れのお遍路さんはご夫婦みたいだった。

お互いを気遣いながら支え合いながらの旅なのだろう。

いいなって思う。すごくすごく憧れる光景だった。



仕事は今日もぼちぼち。忙しさを楽しみながら過ごす。

母はしばらく休養することになった。

昨日は風邪だと言っていたのに今日は高知市内の病院へ。

誰にも言わずに黙って行っていたのでおどろいてしまう。

熱の原因が分からず精密検査をしているとのこと

おそらく入院になるだろう。夕方になっても連絡がなかった。

心配すれば機嫌が悪くなるものだからもうそっとしておくしかない。

薄情な娘だなと我ながら思う。伝えたいことがうまく伝えられない。



少し残業になり急いで帰路に着く。買い物を済ませてから綾菜のお迎え。

「おばあちゃんお大師さん行くよ」って言ったのだけれど

「あやちゃんはおだいしさんいかんが」とあっさり断られてしまった。

気分屋さんの綾菜らしいなあとちょっと寂しく一人でお参りに。


いちばんに母のこと、そうして家族みんなを思って手を合わした。

祈ってばかりでごめんなさい。お大師さんはゆるしてくれるだろうか。


さらりさらりと大河は流れる。そう何事もさらりさらりがよい。

今日もまったりと焼酎グラスをかたむけながらこれを記す。



2015年10月14日(水) 勇気そのもの

朝と日中の気温差が13度もあった。

今日も雲ひとつない秋晴れ。


今日のお遍路さんは少なくて2人だけだった。

最初のお遍路さんは綾菜が見つける。

「おばあちゃん、おへんろさんがあるきよるよ」

保育園へ向かう県道の歩道に60歳くらいのお遍路さん。

綾菜とふたりで「おはよう」とクルマから手を振った。

ばあちゃんより先に綾菜が見つけてくれたのがなんだか嬉しい。



綾菜を保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。

峠道でもお遍路さんの姿はなくなんとも今朝はさびしかった。



今日もぼちぼちと仕事、10時頃母が出勤して来たのだけれど

顔色が悪く体調がすぐれないということ。はらはらと気遣うばかり。

お昼に悪寒がするというので熱を測ってあげたら38℃を越えていた。

例のごとく病院へ行きたがらない。大丈夫の一点張りである。

バファリンを飲ませて一時まで様子を見てから主治医の先生に相談した。

今日は午後から休診の予定を特別に診てくれると言うことで助かる。

私が連れて行くからと言っても自分で行くと言って聞かない母だった。


午後二時、「点滴をしよるけん」とけっこう元気そうな声で電話があった。

風邪だろうと言うこと。大事に至らなくてほんとうに良かった。


ざわざわとした一日だったけれど、帰り道で二人目のお遍路さんを見つける。

今日はもう諦めていたのでその姿を見てとても嬉しかった。


颯爽と歩く姿は「勇気そのもの」その勇気を分けてもらったような気分。

どんな日もあるけれど立ち向かって行く勇気って大切だなって思った。


うちに帰れば何事もなかったように平和。

今日もありがとさんの焼酎を飲みつつこれを記す。






2015年10月13日(火) 風のように通り過ぎて行く

予報通り北海道は初雪。高知も今朝はいちだんと冷え込む。

日中は暖かくなりほっとしたけれどふっと初冬を感じる風が吹く。



遍路道、今日は11人のお遍路さんを見かけた。

自転車の二人乗りで颯爽と進むのは外国人の親子だった。

7歳くらいの女の子、ちゃんと白装束を着ていてよく似合う。

ヘルメットから伸びる金髪の髪が風になびいてとても可愛かった。

風のように通り過ぎて行く。ほんとうにあっという間の出来事。

その微笑ましい光景がいつまでも目に焼き付いて離れないでいる。

「いい日」だなって思った。一瞬の事だったけれどこれも良き出会いなり。



連休明けの仕事は少し忙しかったけれどそれも楽しく思えた。

母はやはり言動がおかしく何度も同じ話を繰り返すのだけれど

認知症と決めつけるのも可哀想に思えてそっと見守っているばかり。

もしかしたら私がそばにいるからほっとして気が抜けているのかも。

母の言葉を借りれば「なんとかなるだろう」そう思うのが一番かも。



帰宅してお大師堂へ。昨日お賽銭を回収したばかりなのにけっこうあった。

それだけたくさんの人がお参りに来てくれているのだなと嬉しく思う。

お供えのおせんべいをいただいて川面をながめながらポリポリと食べる。


ゆったりと流れる大河を見ているだけでこころが洗われるようだった。

あれこれと思い悩むことなどなにひとつないように思えてくる。


今日も穏やかな一日をありがとさん。今夜もまったり焼酎を飲みつつこれを記す。



 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加