敬老の日。寝たきりの姑さんに何もしてあげられなかった。
最近ほんとうにいろんなことを疎かにしているわたし。
芽奈の熱がやっと平熱になってほっとしているところ。
娘夫婦が魚釣りに行くと言ってまたまたじいちゃんとお守の一日だった。
高熱の後でまだしんどいのだろう午前中から寝てくれて助かったけれど
お昼に目覚めてからすごいご機嫌ななめで泣いてばかりだった。
お昼ご飯も食べてくれない。ミルクさえも嫌がってひたすら泣く。
これにはすっかり参ってしまってじいちゃんが娘に帰れコールした。
母親の顔を見たら少し落ち着いたけれどまたすぐに寝入ってしまった。
もしやまた熱が出るのではとはらはらと気遣うばかり。
どうかどうかと手を合わす午後、なんだか悪い事ばかり考えてしまう。
夕方、たっぷりと寝たのが良かったのかいつもの元気なめいちゃん。
「まんま、まんま」の声がどんなに嬉しかったことだろう。
大好きなお豆腐を手づかみでがつがつ食べてくれた。
久しぶりのお風呂も良い気持ち。お風呂上がりもご機嫌でよくはしゃぐ。
今度こそ大丈夫って思った。じいちゃんと二人で胸を撫で下ろす。
綾菜は今夜もお泊り。迎えに行っても帰りたくないと言ったそうだ。
三歳でお泊りがもう出来るのもある意味すごいなと思ったり。
でもやっぱり綾菜がいないと寂しい。おしゃべりいっぱいしたいなと思う。
そうして今日も暮れていく。秋の虫たちの声が少しせつなく聞こえる。
今夜もありがとさんの焼酎タイムをしながらこれを記す。
雲ひとつない秋晴れ。真っ青な空が目に沁みるようだった。
早起きをして体操服を着た綾菜が朝から大騒ぎ。
残念ながら芽奈の熱が下がらず家族みんなで行けなかったけれど
じいちゃんが「行ってこいや」と言ってくれて
ちらっと「かけっこ」だけ見に行く事が出来た。
すごい頑張った綾菜、いちばんだった。えらいえらい。
じいちゃんもどんなにか見たかったことだろう。
急いで帰宅してじいちゃんと交代してあげようと思ったけれど
「もうええわ」と言う。そのまま二人で芽奈のお守りをしていた。
お昼に運動会は終わったのだけれど娘たちは外食に行くと言う。
じいちゃんちょっとご機嫌ななめ。ぶつぶつ文句を言っていた。
お守りが嫌なのではなくて、熱のある芽奈のことを気遣っていたようだ。
「いやいや」をするようになった芽奈がお昼の薬を飲みたがらない。
おうどんを煮たけれどそれも嫌がって口に運べばはねのけるありさま。
仕方なくミルクを飲ます。それはなんとか飲んでくれてすぐに寝てくれた。
ばあちゃんもなんだか疲れてしまって一緒に添い寝していた。
午後二時過ぎ、やっと娘たちが帰って来てくれる。
おや?綾菜がいない。お婿さんの実家のいとこたちと遊んでいるとのこと。
「きょうはがんばったね、えらかったね」ってほめてあげたっかけれど
夕方になっても帰らず、そのままお泊りをするのだそうだ。
綾菜がいないと静かすぎてさびしいねって言いながら夕食。
芽奈がシチューを食べてくれた。すごいすごいほっとした。
熱も8℃台まで下がり、もう峠を越えたのかもしれない。
お守りは大変だったけれど今日も平穏無事だと思いたい。
どんな日もあってよし。いろんなことがひとつひとつのいただいた試練。
今日もありがとさんの焼酎タイムなう。
| 2015年09月19日(土) |
久しぶりのおだいしさん |
朝の肌寒さもつかの間、今日も残暑の一日となる。
芽奈の熱があまりにも高いままなので今日も小児科へ。
念のためにレントゲンを撮ってもらったらまた気管支炎になっていた。
午後いったん熱が下がっていたけれど夕方からまた40℃の高熱。
昨日はぐったりしていたのだけれど熱に慣れてきたのだろうか
今夜は食欲もあり元気なのであまり心配なさそうだった。
娘が遅番だったのでじいちゃんと二人で孫三昧をさせてもらっていた。
綾菜がいつもより甘えてけっこう手がかかるのも微笑ましいこと。
めずらしくウンチをおもらししたりしてばあちゃんも大忙しだった。
明日は綾菜の保育園の運動会。家族みんなで応援に行けたら良いのだけれど
「おじいちゃんもおばあちゃんもきてね」と綾菜の可愛いらしい声。
今日は久しぶりに綾菜と「おだいしさん」にお参りに行っていた。
「うんどうかいでいちばんになれますように」
「めいちゃんのおねつがさがりますように」
なむだいしへんじょうこんごう。ちゃんと言えてえらかったよ。
午前三時、けたたましいサイレンの音で目を覚ます。
同時に市の防災放送が流れ津波注意報が出たことを知る。
ざわざわとしているうちに今度は夫のケイタイが鳴り響き
消防団の出動命令が出たりしてほんとに大変な朝になってしまった。
幸い津波はほんのわずかで済み津波注意報も夕方近くに解除された。
人騒がせな津波だったけれど良い教訓になったと思う。
山里の職場から帰宅すると芽奈がすごい高熱。
連休前でもあり念のために娘がまた小児科へ連れて行った。
先日はただの風邪ということだったけれど今日になりRSウィルス。
生後二ヶ月の時にも感染していたのだけれどこれで二度目となった。
熱はあっても元気なめいちゃんも40℃を越すとさすがにぐったり。
幸いなことに食欲はありほっと胸を撫でおろしていたけれど。
熱で火照った身体を抱きしめると涙が出そうなくらい可哀想だった。
熱が出るのは身体がウィルスと闘っているからだそうだ。
がんばれがんばれ、ただただ祈ることしか出来ないじじばばだった。
どうかどうか平穏無事を。今日はこころからそう思った日。
雨のち晴れ。蒸し暑くなり忘れていた残暑がかえってくる。
今日はやっと山里の職場へ行くことが出来た。
仕事は山積み、なんて嬉しいことだろう。
ひとつひとつ片付けながら活き活きとしている自分を感じる。
母がぼんやりとしている。どうしたのかと思ったら
「お姉ちゃんの顔見たら気が抜けた」と言うので思わず笑った。
私が休んでいる間に張り切り過ぎたのだろう。
「今日はずっとぼんやりしていなさいね」と言ってあげた。
自分を必要としてくれる人、頼りにしてくれる人がいてくれて嬉しい。
帰宅してお大師堂へ。お賽銭箱の中に赤い包みを見つける。
何だろうと取り出してみると納め札にくるまれた小銭だった。
昨夜泊まっていたお遍路さんが残してくれたのだと思う。
なんという心遣いだろう。感謝の気持ちでいっぱいになった。
おかげでとても清々しい気持ちになれた。心に花が咲いたように。
夕暮れ時は今日も大忙し。綾菜が「お豆さん食べたい」と言うので
冷凍してあったエンドウ豆を煮る。ふっくらと柔らかくて美味しい。
そうしたら綾菜よりも芽奈のほうが喜んでいっぱい食べてくれた。
綾菜も負けじとお箸で一生懸命なのだけれど芽奈の手づかみには負けたよう。
今日も平穏無事、チリ地震の津波が少し気になっているけれど
どうか大事に至りませんように。祈りつつ眠りたいと思う。
今夜もありがとさんとお疲れさんの焼酎タイムなう。
| 2015年09月16日(水) |
おもちゃのチャチャチャ |
今朝はぽつぽつと静かな雨。雨が歌っているようで耳に心地よかった。
そんな雨もすぐに降りやむ。どんよりとした曇り空は少し肌寒い。
今日から山里の職場へ行く予定だったけれど
芽奈がまた熱が出ていて保育園へ行けなかった。
じいちゃんと二人でお守りをしながら過ごす一日。
お昼には熱が下がって元気すぎるほどだった。
おもちゃ箱をひっくり返したり部屋中をよちよち歩く。
じいちゃんが遊んでくれたのですごく助かった。
娘から電話があり急な残業になったとのこと。
じいちゃんも四時から消防団の会があり出掛ける。
綾菜は延長保育を頼んでいたけれど娘が遅くなりそうで困っていた。
そしたら娘婿がいつもより早く帰って来てくれて綾菜を迎えに行ってくれた。
おかげで晩御飯の支度もちゃんと出来てほっとひと安心だった。
どんな時もあるけれどなんとかなるものだなと思ったり。
今日も平穏無事、ささやかな試練も穏やかさには勝てないものだ。
「ありがとうございました」こうして手を合わせる日々が愛しい。
| 2015年09月15日(火) |
お疲れさんとありがとさん」 |
お天気は下り坂。ほんのりと雨の匂いがする夜だ。
ひと雨ごとに秋が深まっていくのだろう。
気が付けばふっと夏の名残をさがしている自分がいる。
夜中に芽奈が発熱、とりあえず坐薬をさして様子を見る。
そうしたら今朝は平熱にさがっていてほっとひと安心だった。
おかげで予定通り川仕事に行く事が出来た。
漁場の準備、杭を打つ作業も今日でラストだった。
最後の杭を打ち終わり「やったね」と夫と微笑みあう。
すごくすごく疲れていたけれどなんともいえない達成感があった。
夕方、保育園からそのまま小児科へ行っていた芽奈が帰って来る。
保育園では平熱だったのに病院ではまた熱が出ていたようだ。
ただの風邪とのこと、熱があるとは思えないほど元気いっぱい。
食欲も旺盛で今夜は大根と厚揚げを煮たのをがつがつとよく食べる。
そしてちょっと目を離したすきに娘の鮭のムニエルを口に入れていた。
娘と二人がかりで口の中を点検、良かった骨は大丈夫みたい。
わいわいとにぎやかな食卓。ちょっと言い換えれば戦場のような。
そんなにぎやかさを楽しんでいる。これも幸せのひとこま。
お疲れさんとありがとさん。穏やかな一日に手を合わせて「あした」に向かう。
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