芽奈、一歳の誕生日。家族みんなでお祝いする。
ほんとにあっという間の一年だったけれど
胸にはあふれんばかりの思い出があった。
生まれて来てくれてありがとう。
可愛い可愛い我が家の天使。
今日はすごいすごい歩いた。昨日よりも今日と。
日に日に成長しているのがわかる。
一歩一歩が未来。きらきらとまぶしい未来へ。
これからも健やかにすくすくと成長してくれますように。
今日も爽やかな秋晴れ。窓を開け放して風を楽しむ。
夫が消防団の用事で出掛けていたため川仕事はお休み。
今日は骨休みと決めてのんびりとくつろいでいた。
娘たちも出掛けていて独りぼっちで留守番をしていると
帰って来た綾菜が「おばあちゃんさびしかったろ?」と問う。
ずばりその通り、思わずぎゅっと抱きしめたくなる一言だった。
じいちゃんのいない夕方の忙しかったこと。
早目にカレーを作ったけれど、いつも芽奈を見てくれるじいちゃんがいない。
食後の後片付けもままならず芽奈の相手をしながらばたばたするばかり。
「じいちゃんのありがたみがわかるね」と娘とうなずいていた。
なんだかふらふらするなと思ったら血圧が上がっていた。
情けないばあちゃんである。これしきのことでと喝を入れたい気分。
お風呂から出た芽奈にパジャマを着せるのも一苦労だった。
とにかくじっとしていない。はだかんぼうで歩いては転ぶ。
明日で一歳になる。ほんとにあっという間の一年だった。
すごいやんちゃだけれどこんなに元気に成長してくれたのだ。
「あした」のことを考えていられることのありがたさ。
そうして「きょう」に手を合わす。幸せってきっとそういうこと。
空にはうろこ雲、爽やかな秋晴れとなる。
午前中はまた川仕事でせっせと杭を打つ作業。
心地良い達成感を感じる。順調に今日の目標をこなした。
今はまだ準備期間だけれど、この努力が報われますように。
不安と希望が交互に押し寄せて来るのを不安を押しのけるように思った。
午後は芽奈と過ごす。娘がお休みだったけれど
お昼に寝てしまってそのまま茶の間に寝かせてしまう娘。
ちゃっかりしているよなとじいちゃんと二人で微笑んでいた。
すやすやと寝息をたてるあどけない寝顔を見ているとほんとに癒される。
日に日に歩けるようになった芽奈、今日は10歩くらい歩いて大拍手。
すごい得意顔になってお手々をぱちぱちする姿も可愛いものだ。
明後日が一歳の誕生日。一升餅を背負って歩けるかもしれない。
今日もそうして穏やかなままに暮れていく。
テレビからは洪水に遭った常総市の様子が報道されていた。
避難所には幼い子供たちも大勢いることだろう。
心が痛んでならない。そしてとてもとても申し訳ない気持ちになる。
こうして穏やかな日々を綴ることの後ろめたさもあるけれど
一日も早い復旧を願いながら手を合わせて眠りたいと思う。
「あした」がすべての人の希望でありますように。
ひんやりとした朝。日に日に秋が深まっているようだ。
彼岸花が咲き始める。もうそんな季節になった。
「ひがんばな」綾菜におしえる。保育園の庭にも咲いていた。
今日も川仕事、順調にはかどりくたくたになって帰って来る。
どんなに疲れてもそれが心地よい。肉体労働が好きだなと思う。
山里の職場では母がパニック状態になっている様子。
電話の声でそれを感じる。ごめんね母さん、そればかりの私。
午後は買い物に行ってから少しうたた寝をしていた。
「まどろむ」という表現がぴったりの感じ。
とろりんとろりんと時が流れていった。
洗濯物をたたんでから綾菜をお迎えに行く。
運動会も近くなって今日もかけっこの練習をがんばったとのこと。
いろんなおしゃべりがほんとに楽しい。
娘が遅番だったので晩御飯のしたくが忙しかったけれど
みんなの「おいしい顔」が見られてほんとに幸せだなと思う。
特に芽奈はいちばんの食いしん坊、手づかみでもぐもぐ食べる。
食べている時がいちばんご機嫌だねとみんなで笑った。
そうして今日も平穏無事に暮れていく。
あたえられた一日を全うすること、ちょぴり大げさだけれど
ふっとそう思った。今日も「いただいた日」なのだなって。
| 2015年09月10日(木) |
申し訳ないような晴天 |
関東では記録的な豪雨で大変な被害がでているようだ。
とても他人事ではなく心を痛めている。
明日は我が身だといつも思う。
そうして自分がどれほど恵まれているか思い知る。
高知は申し訳ないような晴天。爽やかな秋の空。
今日は順調に川仕事がはかどる。
白鷺が二羽水辺に居てほっとこころが和んだ。
午後は急ぎの仕事があり山里の職場へ駆けつける。
そんな掛け持ちも以前は少しも苦にならなかったけれど
やはり年のせいだろうか。今日はとてもしんどかった。
くたくたになって帰宅。洗濯物をたたんで綾菜をお迎えに。
すぐに芽奈も帰って来てふたりの孫に癒されつつ日が暮れていった。
今日も平穏無事、ほんとにありがたいことだ。
それが決して当たり前のことではないのだとあらためて思った日。
爽やかな秋の風。ずいぶんと涼しい一日。
綾菜を保育園に送り届けてから川仕事へ。
さあ頑張ろうと作業を始めた途端に杭を打つ機械が故障する。
機械が動かないと何ともならず仕方なく中止して帰った。
すぐに修理屋さんへ行ってお昼には直ったのだけれど
もう明日からのことにして今日はのんびりと過ごしていた。
録画してあった「ローカル線途中下車の旅」を見る。
東国原さんとイマルちゃんが「土佐くろしお鉄道」に乗っていた。
すぐ身近な場所を散策する二人を微笑みながら見ていた。
延光寺もしばらく行っていなくてなんだか懐かしい風景。
居酒屋「なかひら」天然うなぎがめっちゃ美味しそうだった。
綾菜のお迎えの時間までずっとテレビばかりだったけれど
こんなにゆっくりテレビを見るのも久しぶりで寛いだ午後。
夕方になるとまたてんてこ舞いをしていたけれどそれも楽しい。
今夜は娘が飲み会だと言うので一人で家事を頑張っていた。
朝イチからアクシデントはあったけれど今日も平穏無事。
穏やかな一日に感謝しながらぐっすりと眠りたいと思う。
晴れたり曇ったり。夕焼けがとても綺麗だった。
夕暮れ時はいちばん忙しい時間だけれど
夕焼け空を見るとほんとうにほっとする。
そんなつかの間の「ゆとり」を大切にしたいものだ。
もしかしたらある人を傷つけてしまったのかもしれない。
今日はそんな日。メールって難しい、うまく伝えられなくて。
すごく複雑な気分になった。たぶん私は思いやりのないひと。
なんだか日々の暮らしにいっぱいいっぱいなのだった。
そのいっぱいのところにまた何かが増えると耐えられなくなる。
お願いだから勘弁してよとついつい本音が出てしまうのだった。
正直者と言ってしまえばそれまで。ただただありのままの自分を通す。
そのありのままが難しい。自分を許すのにも限度があるように思う。
だからと言って自分を責めても何も解決しないのだけれど。
まあどんな時もあってよし。そう思うのがいちばんなのかもしれない。
好きなように流れて行く。たぶん明日もあさっても。
「ありがとうございました」手を合わすとまた穏やかな自分がいる。
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