昨日の雨のせいかほんの少し猛暑が和らぐ。
今日からお盆休み、つかの間の夏休みを楽しみたいと思う。
昨夜は娘が同窓会で出掛けていたので芽奈のお守りを任される。
9時になっても娘が帰らずじいちゃんと二人がかりで
自分たちの寝室に芽奈を寝かしつけたりして忙しかった。
夜中には足元に芽奈が転がっていたりで愉快なり。
今日は夕方、みんなで迎え火を焚いた。
「ひいじいちゃんかえってきてね」綾菜も小さな手を合わす。
ああ、お盆なのだなとあらためて思った。とても清々しい気持ち。
亡き父を想う。亡き祖父母を想う。みんなみんな帰って来て欲しい。
迎え火の炎が消えるまでずっとずっと見ていた。
「お空から帰って来るがよ」って綾菜におしえる。
| 2015年08月11日(火) |
おつかれさんとありがとさん |
日中の最高気温が37℃。素晴らしいほどの猛暑であった。
けれどもそよ吹く風が心地よくほんの少し秋を感じる。
山里の母、また少し体調が悪し。顔色も悪く心配だった。
睡眠不足と食欲不振がずっと続いているようで
おまけにこの猛暑、心臓に負担がかかっているのかもしれない。
明後日からお盆休みだけれどゆっくり休んで欲しいと願うばかり。
「無理をしたらいかんよ」と言えば「無理してないよ」と応える母。
そんな母を事務所に残して定時で帰路に着く。
あまりの暑さにお大師堂のお参りをおさぼりしてしまった。
どんな日もあって良しと、とても身勝手なのだけれど。
汗をかきかき洗濯物をたたんで綾菜をお迎えに行く。
毎日プール遊びをしているので日に日に小麦色になる綾菜。
今日も元気、だからばあちゃんも元気になれる気がする。
おつかれさんとありがとさん。今日も穏やかに暮れて行った。
ほんの少し夕暮れも早くなってツクツクボウシの初音を聴く。
相変わらずの忙しい時間だったけれど、なんだかほっとその声を聴いた。
月曜日の仕事も忙しかった。13日からお盆休みの予定だけれど
修理工場は故障車でいっぱいで社長も同僚もてんてこ舞いしている。
エアコンの効いた事務所で母とおしゃべりするのも心苦しいことだった。
工場が気になりながらも定時で帰路に着く。
今日は娘がお休みなので時間を気にせずゆっくりと買い物。
帰宅したら娘が洗濯物をたたんでくれていたのでとても助かった。
保育園のお迎えも娘が行ってくれて綾菜と芽奈が元気に帰って来る。
そうして茶の間でどんちゃん騒ぎが始まるのだけれどそれも楽しい。
「きょうのばんごはんはなあに?」それはもう綾菜の口癖。
みんなでわいわいと晩御飯を食べて今日も穏やかに暮れて行く。
変わり映えのしない平凡な一日だけれどこうして綴るのが私の日課であった。
ありがとうございました。今夜も手を合わせてぐっすりと眠ろう。
| 2015年08月09日(日) |
焼酎グラスを傾けながら |
ほんの少し夜明けが遅くなったような。
まだまだ残暑は厳しいけれど少しずつ秋が近づいているようだ。
お盆も近くなり今日はお墓の掃除とお参りに行って来た。
夏草が生い茂り草引きも大変だったけれど
綺麗になったお墓を見るととても気持ちの良いものだ。
「お盆には帰って来てね」と手を合わす。
もう33年目の夏なのか、ずいぶんと歳月が流れたものだ。
後はお盆を待つばかり、きっときっと帰って来てくれることだろう。
娘たちは一家で川遊びに行っていた。
綾菜が川にもぐって蛙のように泳いだとのこと、びっくりだった。
芽奈も生まれて初めての川遊びに夢中になっていたそうだ。
ばあちゃんも見たかったなと思う。楽しさが目に浮かぶようだった。
そうして今日も穏やかなまま暮れて行く。
綾菜と芽奈のお風呂騒動も賑やかでふうふう言っているばあちゃんも
それを楽しみにかえて微笑んでいられるのだった。
焼酎グラスを傾けながら明日を待っているしあわせな夜だ。
立秋、暦の上ではもう秋なのだった。
相変わらずの猛暑だけれどもうしばらくの辛抱だと思う。
朝の涼しいうちにお大師堂へ。
お盆も近くなったので花枝を新しくする。
連日の暑さで萎れていたのですっきりと清々しくなった。
「竹島大師堂」は供養塔でもあった。
明治時代に渡し船が転覆して大勢のお遍路さんが亡くなったとのこと。
その供養のために地元民がお大師さんをお祀りしたのだそうだ。
さらさらと何事もなかったように流れる川にもそんな悲しい出来事があった。
午後、孫たちが庭で水遊び。暑さも忘れてふたりの姿に微笑んでいた。
なんて平和なのだろうとつくづく思う。
この平和がどうかずっとずっと続きますように。
もっともっと何かが欲しいと思うことが今は何ひとつなかった。
それよりも恵まれ過ぎているのではないかと心苦しく思うことが多い。
ただただ感謝するばかり。それ以外の何が出来ようか。
やっとこさ金曜日。なんだか肩の力が抜けたような夜になる。
明日はもう立秋、猛暑も峠を越えてくれただろうか。
多忙だった仕事を終えて帰路に着く。母も疲れたことだろう。
昨夜も殆ど眠れなかったと言いつつ今日も頑張る母だった。
少しでも助けてあげたい気持ち。母に届いているのだろうか。
帰宅して綾菜を保育園にお迎えに行ったのだけれど
まだ帰りたくないと言って駄々をこねる。
園庭の鉄棒にぶら下がって「ねえ、おばあちゃんもして」などと
「おばあちゃんはデブいけんできんよ」と言うと
機嫌をそこねてしまってまた大泣きになる始末。
そうそう、おばあちゃんは一年生の時に誰よりも早く逆上がりが出来たの。
そんな大昔の事を話しても綾菜に伝わるわけもなかった。
ずいぶんと遠いところに来てしまったものだ。なんて感慨にひたるばかり。
綾菜を泣かせる前にちょっとだけ鉄棒をしてあげたら良かったのに。
泣かせたり笑わせたり、それでもばあちゃんライフを楽しんでいる日々。
それがどんなにありがたいことなのか私がいちばん知っている。
今日もみんな平穏無事、ありがとうございました。
猛暑日の一歩手前。風がよく吹いてくれたので暑さも気にならなかった。
稲刈りが始まってほんのりと藁の匂いが漂う。その匂いが好きだ。
仕事を終えて帰宅。すぐにお大師堂へお参りに行く。
日捲りの暦は昨日のままで自分の役目のように思って千切る。
最近はお遍路さんも少なくてひっそりと寂しさを感じる。
常連さんのお遍路さんたち元気にしているかしらと
再会を楽しみにただただ毎日お参りを欠かさずにいる。
午後4時、いつものように綾菜を保育園にお迎えに。
仲良しのお友達と一緒に門を出てからちょっとしたことで大泣きに。
道に座り込んでしばらく泣き続ける。やれやれ困ったことだ。
泣いたり笑ったり、そうして成長していくのだなと思ったり。
午後5時を過ぎても娘と芽奈が帰って来ない。
娘が遅番だったことをすっかり忘れていたのだった。
さあ夕食の支度が大変。またまた血圧が上がりそうになる。
同居を始めてから手抜き料理がまったく出来ないのだった。
娘たちがやっと帰って来たらすぐに娘婿も帰って来た。
男たちがビールを飲んでいる間にやっと夕食の準備が出来る。
「お母さん大丈夫?血圧上がってない?」優しい娘にありがとさん。
食後もばたばたと忙しかったけれど、そんな忙しさも楽しかった。
今日もそうして平穏無事に暮れて行く。苦に思うことなんてひとつもない。
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