青空と入道雲。やっと夏らしい晴天。
心地良く汗を流す。やはり夏は汗をかかなくては。
そんな夏空もつかの間か、台風11号が不気味に近づいている。
最悪の場合は高知県西部は直撃のコースであった。
来るものは仕方なく明後日あたりかと身構えている。
仕事を終えて帰宅。じいちゃんが洗濯物を取り入れてくれていた。
おひさまの匂いのする洗濯物をたたむのはほんとうに久しぶりだった。
これは綾菜の、これは芽奈のとひとつひとつが愛しくなる。
今日も平和で穏やかな一日だった。ずっとずっと変わらないこと。
相変わらずの平凡な一日だけれど、こうして綴れば愛しい一日。
失いたくないといつも思う。今日もありがとさんです。
真夜中に地震。けっこう揺れてとても怖かった。
大分が震源地とのこと、海のすぐ向こうだものどうりで揺れたはずだ。
幸い大きな被害はなかったようだけれどまたいつ大きな地震が襲ってくるやら。
とにかく身を守らなければいけない。そうしてすぐに高台に逃げる。
家族が離れ離れになるのが一番の不安でもあった。
何事もなかったように穏やかな朝を迎える。
いつもと変わらない。それがなによりの幸せに思える。
雨もやんでいてほっとする。綾菜と一緒に保育園へ。
仕事を終えてまたコインランドリー、買い物とそれもいつもと変わらない。
お大師堂でお参りを済ませてから家に帰り着く。
浜木綿の花もたくさん咲いた。
その純白の花に白装束のお遍路さんの姿を重ねる。
梅雨時のせいもあるだろう。最近はお大師堂に泊まるお遍路さんがいない。
顔なじみのお遍路さんの事など懐かしく思い出すことが多い。
そうして今日も平穏に暮れて行く。何もかもがいつもと変わらない。
「ありがとうございました」今夜も手を合わせて眠ろう。
雨が時おり激しく降る。ゲリラ豪雨かとおそろしくなるほど。
台風も近づいていて海は大荒れのようだ。轟々と海鳴りが聴こえる。
午前中にコインランドリーと買い物を済ます。
じいちゃんが新しいズボンが欲しいと言ってワークショップへも行く。
プレミアム商品券を使った。なんだかお金を遣った気にならない不思議。
午後は退屈を持て余していた綾菜と茶の間で過ごす。
テレビはすっかり占領されてディズニーばかりを見ていた。
子供向けの番組も見ていたらけっこう面白い。
午後三時になってやっとお昼寝をしてくれてほっとひと息。
雨がやんでいたのでお大師堂に行こうかなと思いつつ
結局行かなかった。今日は「おだいしさんおやすみ」
あしたがあるさ、あしたがあるさと歌うように思いながら。
そうして今日も平穏無事に暮れて行く。
芽奈とお風呂、そろそろ行水スタイルが良いかもしれない。
お風呂上がりに冷たい焼酎ロック、ああ今夜も幸せだなあって思う。
曇り日、夕立があったもののすぐにやんでくれて良かった。
予定通り保育園の夏祭りで娘たちがそろって出掛けて行く。
芽奈も一緒に連れて行ってくれて大助かりだった。
静かすぎて少しさびしいけれどたまにはこんな夜も良いものだ。
一人でのんびりとお風呂に入ってもう焼酎タイムをしている。
じいちゃんもくつろいで茶の間でゲームをしながらハイボール。
去年の今頃はずっとこんな感じやったなってちょっと懐かしいのかな。
同居を始めてもう10ヶ月が過ぎた。月日の経つのがほんとうに早い。
最初のうちはあまりの忙しさにてんてこ舞いをしていたけれど
慣れて来ると生活のペースがちゃんとできてずいぶんと落ち着いてきた。
何よりも孫たちの成長を毎日感じられることのありがたさ。
同居を始めてほんとうに良かったとつくづく思っている。
娘たちはどうだろう?同じ気持ちでいてくれたらどんなにか嬉しいことか。
でも訊けない。なんだか訊くのが少しこわい。
「そのうち出て行くから」なんて言われたら目の前が真っ暗になってしまいそう。
じいちゃんもばあちゃんもずっと元気で頑張るからね。
どうかどうか末永く一緒に暮らしてほしいと願ってやまない。
| 2015年07月10日(金) |
ばんごはんはなあに? |
梅雨の晴れ間、ほんとに久しぶりの青空だった。
気温も高くなり真夏日となる。そしてとても蒸し暑い。
母がエアコンなしで頑張ってみようと言う。
事務所の窓を開け放して夏風とたわむれるのもまたよし。
風が吹いてくれなかったらとても我慢できなかっただろう。
帰宅したらじいちゃんはエアコン三昧していた。
熱中症になるぞなんて言ったり、やはりエアコンは気持ちよくありがたい。
綾菜をお迎えに行ったら、明日の夏祭りの踊りの練習をしていた。
まるで水浴びをした後のように汗で髪の毛が濡れていた。
それでも子供ってほんとに元気。純粋に暑さを楽しんでいる。
今日はプール遊びもしたとのこと、「ワニさんしたよ」と教えてくれる。
「ばんごはんはなあに?」「オムライスよ」ってこたえると
「やったぁ」と大喜びしてくれた。作り甲斐があるな。
オムライスの卵だけおかわりをしてくれてペロリと平らげる。
美味しい顔ってほんとに嬉しい。みんな笑顔で楽しい夕食だった。
そうして今日も平穏無事に暮れて行く。
明日は保育園の夏祭り、どうかどうか雨が降りませんように。
| 2015年07月09日(木) |
夏芙蓉咲いて命の短さよ |
つかのま青空が見えていたけれどまた雨が降り始める。
それにしてもすごい蒸し暑さで参ってしまった。
そんな梅雨空を仰ぐように今年も芙蓉の花が咲き始める。
わずか一日の花だと言う。とても健気で可憐な花だけれど。
多忙だった仕事を終えて帰路に着く。
母の体調は少し落ち着いて来たけれどやはりしんどそう。
すごく無理をしているのがわかる。
通院日まであと一週間、それまで病院には行かないと言い張る。
「ありがとうね」私が帰る時にはいつもそう言ってくれる母だった。
時々ふっと胸が熱くなる。私はちゃんと親孝行が出来ているのだろうか。
コインランドリー、買い物、それからお大師堂といつもと変わらない一日。
とんとんとんと毎日が決められたことのように過ぎて行く。
眠ってしまえば明日が来るのか。それは決してあたりまえのことではない。
いつもいつもそう思う。まるで奇跡のように「あした」がやって来る。
くもり時々雨。梅雨らしく蒸し暑い一日だった。
紫陽花の花も盛りを過ぎて少しずつ枯れ始める。
毎年思うのだけれどまるで化石のように枯れる。
桜のように散ってしまえない花はなんだか憐れだった。
だからと言って目を反らさない。最後まで見届けてあげたい花だ。
今日もぼちぼちの仕事を終えて帰路に着く。
コインランドリーで洗濯物を乾かすのが日課になった。
こればかりは節約と言うわけにはいかず毎日の300円なり。
帰宅するとすぐに綾菜のお迎えの時間だった。
「おかさとながぐつもってきてね」って今朝頼まれていたけれど
ちょうど雨がやんでいて持って行かなかったら怒られた。
それからチョコレートを買いに行くと言って聞かない。
「チョコばかり食べていたらブタになるよ」と言ったら
「あやちゃんはぶたさんになりたいがやもん」とこたえる。
それには笑ってしまった。子供ってほんとに愉快なものだ。
そうして今日も穏やかに暮れて行く。平凡こそが幸せなり。
毎日をいただきながら今日も笑顔でいられたことに感謝。
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