川沿いにひっそりと栴檀の木
仰ぎ見ればオリ−ブ色の実が空に映る
曇り空がきれいだと思った朝のひととき
小鳥が飛び立っていくはるかはるかと
川面を横切って水に姿を映しては
ことりはことりの朝をたのしんでいる
お大師堂の日捲りをそっと千切った
ただそれだけのことで心が清々しくなる
ここにいる生きているとたしかめるように
ろうそくの炎がゆらゆら川風の声がきこえた
手のひらのあたたかさは命のありかをおしえる
消してしまえばすべてが終わるなんて決めはしない
老い始めたススキの穂をともだちのように思って
どんなふうに微笑んでいるのかと空にきいてみる
どんなふうに生きているのかと風にきいてみる
山茶花の花がいちりん咲くほっこりと桃の色
季節は秋から初冬へと移り変わろうとしている
背中を押しているのは誰でしょう
いまはきっと振り向いてはいけないとき
みらいとかきぼうとかかんがえる余裕はないけれど
行ってみないとわからない場所に向かっているのはたしか
「あるこう あるこう わたしはげんき」
幼い子がおしえてくれた歌はまるで勇気のうただった
山茶花のつぼみもふっくら明日を待つ我の歩みもひかりのなかへ
いつのまに咲いたのか「つわぶきの花」
秋に咲くちいさなひまわりのようでとても可愛い。
とんとんとんと毎日がまるで織物をしているように過ぎて行く。
どんな布が織りあがるのだろう。それを胸に抱く日も遠くない。
「失いたくない」と言えば欲張りな人ねって声がきこえる。
いつどんな災いが降って来るやらわからない世の中だから
あたえられた日々を抱きしめるように愛しみながら過ごしている。
明日のことを考えていられるのはほんとうに幸せなこと。
ぐっすりぐっすり眠りましょう。ほほえみながら眠りましょう!
最近の綾菜。妹の芽奈にミルクを飲ませたがります。
ちっちゃなお母さんです^^
綾菜 2歳5ヶ月を過ぎました。
芽奈 生後1ヶ月になりました。
先日の台風が過ぎ去ってから一気に秋が深まってきたようだ。
朝の冷え込みは特に老体には身に沁みて、ふっと冬の寒さを考えてしまう。
気がつけばコスモスの花も盛りを過ぎ、もうセイタカアワダチ草の花が。
嫌われ者の花だけれど私はなんとなく好きだなと思ったりする。
日々の慌ただしさに追い立てられるように過ごしているけれど
ほっとする瞬間はかならずあってそのたびにこころを癒されている毎日。
今日は芽奈の一ヶ月検診、体重も一キロ増えていて順調に育っている。
可愛い孫たちと暮らす日々が「幸せ」の一言では足りないくらい大きい。
自分がどれほど恵まれているのかと感謝の気持ちがあふれるばかりである。
だからこそなのか失うのがこわい。人ってみんなそんな気持ちになるのだろうか。
真っ青な秋の空を見上げながらふっと「いのち」のことを考えてしまう。
「だいじょうぶ!」綾菜の声はいつだって天使の声に聞こえる。
お姉ちゃんが妹を抱っこする。
見つめ合ってにっこりとしたり
きらきらとまぶしいね。
ほっこりほっこり可愛い花が咲きました。
綾菜はもうすぐ二歳5ヵ月。芽奈は生後2週間を過ぎました。
ほんのりと金木犀の香りが。
どこかなどこかなとついさがしてみたりする。
ばたばたと忙しい一日、秋の香りにほっとこころを癒されていた。
娘たちとの同居からそろそろひと月が経とうとしている。
それはほんとうにあっという間の日々だったけれど
生活のリズムというのかずいぶんと慣れてきたように思う。
芽奈が生まれてからずっと綾菜の保育園を送り迎えしている。
その道中の楽しいこと。いろんなおしゃべりの花が咲いている。
帰り道には特にその日あったことを嬉しそうに話してくれるのだった。
運動会も近くなった。「よういどんしたよ」なんてね。
そうしてそのままお大師堂にお参りに行くのが日課になった。
お堂の扉を開ける時、「おだいしさん、あやちゃん来たぜ〜」と大きな声。
ついこの前まで「おだいししゃん」と言っていたのがちゃんと言えるようになった。
まだ「なむだいしへんじょうこんごう」は言えないけれど
「こんごう、こんごう」と言ってちいさな手のひらを合わす。
帰る時にはお供えのお菓子をひとつもらって大喜びしている。
「おだいしさん、お菓子ひとつちょーだいね」って言って。
ゆったりと流れる川面を眺めながら手をつないで帰る。
なんて平和なのだろうといつも思う。ちいさな手のひらのあったかいこと。
|