ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2014年08月10日(日) 台風一過

ほうずき色の夕焼け空なんて何日ぶりだろう。
ほっとほっと空を仰ぐ。まるでこころのともし火のような空。

昨日から大荒れのお天気が続いていたけれど
今朝は名残の風が強いものの、久しぶりの青空が見えた。
台風は早朝、高知県東部に上陸したようだ。
それは私が青春時代を過ごし20歳まで住んでいた海辺の町だった。

どうか無事に通り過ぎてくれますように。
古き友の顔が目に浮かぶ。けれどもどうすることも出来ないもどかしさ。

気になりながらも自分が無事に朝を迎えられたことにほっとしている。
心苦しさもあるけれど「受け止める」ってきっとそういうことだろう。



昨日の午後から夫が消防団の召集でずっと留守をしていたのだけれど
孫の綾菜と「たいふ−こあいね」って言いあいながら過ごしていた。
夕方、仕事を終えて無事に娘が帰って来てくれてほっと胸を撫で下ろした。
娘と綾菜がそのまま泊まってくれることになってとても心強く感じる。

今朝の青空の嬉しかったこと。家中の雨戸をあけて「おはよう」も笑顔。

夫が一時帰宅、「じいちゃんおかえりぃ」って綾菜が抱きついていた。
「じいちゃんしょーぼ?」「たいふ−こあい?」夫は満面の笑顔であった。

夫はまたすぐに出掛けて行き結局24時間の召集になってしまった。
今夜はとても美味しそうにビ−ルを飲んでいた。ほんとにお疲れさま。


平穏無事をかみしめるような一日。かんでもかんでもかみきれないような。



2014年08月06日(水) お墓まいり

目覚めたら真っ赤な朝焼け、まるで空が燃えているようだった。
なんて綺麗なんだろうとうっとりしていたらすぐに小雨が降り始めた。

青空をもう何日も見ていない。夏のおひさまが恋しいこの頃。

明日はもう立秋らしい。「残暑」という言葉があまりも不似合に思える。


仕事から帰宅して夫と義妹と三人でお墓掃除に行っていた。
お盆にはまだ少し早いけれど、週末は大荒れになりそうなので
早目に済ましておくことにしたのだった。
「お盆には帰って来てくださいね」とみんなで手を合わす。

義父が亡くなってもう32年。ずいぶんと歳月が流れてしまった。

生きていればとよく思うことがある。
ひ孫の顔も見たかっただろうにあまりにも早い最期であった。

お盆には家族みんなが揃うことだろう。
義父もきっと喜んでみんなに会えるのを楽しみにしていると思う。

帰って来てくれる。それはとてもとても嬉しいことだった。



2014年08月03日(日) 蟹さんざわざわ

テレビではひっきりなしに豪雨のニュ−スが流れている。

幸いなことに高知県西部は難を逃れたようだけれど
雨はまだ明日も降り続くのだそうでやはり不安になってしまう。
どうかどうかもうこれ以上雨が降りませんようにとひたすら祈っている。


午前中にお大師堂へ。四万十川はかなり増水しており濁流が渦巻いていた。
ごうごうと唸るような水音にどきどきしながらお参りを済ませた。

ほっとこころを和ませたのはたくさんの蟹さんたち。
ざわざわと楽しそうにまるでお祭り騒ぎをしているようだった。

綾菜が一緒だったらきっと大喜びしたことだろう。
どうしているのかな。お母さんと一緒におりこうさんで遊んでいるかな。

昨夜も「あやちゃんは帰らない」などと言って母親を困らせる。
「じゃあおばあちゃんと寝ようか」って言うと「いやだ!」って言ったり
挙句の果てには「あっかんべぇ」をしたりしてみんなを笑わせる。

娘たちもそろそろお引っ越しの準備をしなければいけなくなった。
臨月になり大きなお腹がしんどそうにもう少しで産休に入る予定である。

「にぎやかになるだろうな」夫と二人で嬉しいような苦笑い。

けれどもきっときっと楽しい日々が待っている。それがいちばんの幸せ。



2014年07月31日(木) それぞれの夏

曇り時々雨。湿気はあるけれどずいぶんと涼しく感じる。
明日からは八月、いったいどれほどの暑さが待っていることだろう。


月末の仕事を少しざわざわとしながらこなす。
思うようにはいかないことがあってもあたりまえ。
そう思うと気も楽になってなるようにしかならないのだと思えてくる。

しかしこの不景気風はいつまで吹き荒れるのだろうか。
厳しい現実の中でのほほんと過ごしていくのはたやすいことではなかった。

とにかく乗り越える。限界が来た時にはその時のことと母と語り合った。




仕事帰りに買物。なんとなくいつもとは違うお店に行ってみた。
そうしたらなんと小学生の頃の同級生にばったり再会する。
あまりの懐かしさに手を取り合って喜び合った。
最後に会ったのは10年ほど前だったのではと記憶している。
「声をかけてくれてありがとう」彼女のその一言がとても嬉しかった。

ほんのつかの間の立ち話で近況もそこそこに手を振って別れる。
もうお孫さんもいるのだろうな。もっと話したかったなって思った。

少女時代の面影をそのままにみんなそれぞれの人生を歩んでいる。
たしかに年をとってしまった。そんな現実を微笑みながら風に放つ。

気がつけばずいぶんと遠いところまで来てしまった。

けれどもちゃんと「居場所」がある。それはとてもありがたいことだと思う。




2014年07月28日(月) 今日とあした

連日の猛暑もひとやすみ。今日は少し暑さがやわらぎ過ごしやすかった。
自然の風を楽しむ。実り始めた稲の香りがほんのりと漂う。

先週からずっと忙しかった職場。今週も忙しくなりそうだった。
気が付けば母の退院からもう二週間が過ぎている。
最初のうちはハラハラしぱなっしだったけれど
喉元過ぎればなんとやらで元気な母がついつい当たり前のように感じる。

以前からそうだったけれど、とにかく休むということをしない。
せめてお昼休みくらいゆっくりしてくれたら良いのだけれど
あまり口をはさむと不機嫌になるので好きなようにさせるしかなかった。

なにごともあんずるよりうむがやすしかな。なるようになっているこの頃。

「ありがとうね」私が帰宅する時にはいつもそう声をかけてくれる。
ちょっぴりくすぐったいけれどその一言がとても嬉しい毎日だった。



帰宅していつものようにお大師堂へ。
お菓子をお供えしてそのお菓子をご馳走になるのも楽しみ。
お参りに来る人の中にはそれを楽しみにしている人もいるらしく
お供えしたお菓子はすぐになくなってしまうのだった。
でもそれをお大師さんが食べてくれたのだなと思うようにしている。
お大師さんの好物は「かりんとう」最近はチョコも好きになったようだ。

平穏無事に感謝しながら今日も暮れていく。

「あした」のことを考えていられる時がいちばん幸せなのかもしれない。



2014年07月26日(土) だいじょうぶ

連日の猛暑と蝉しぐれ。蝉のように泣き叫びたいこの頃であった。

お昼前に綾菜を保育園にお迎えに行く。
先日買ったばかりのジュニアシートが気に入ってくれたようだ。
車の中でもずっとおしゃべりをしていて楽しい。
保育園でラーメンを食べたこと。美味しくておかわりをしたこと。

帰宅してお昼寝の準備をしながら録画してあった「バンビ」を見る。
生まれてからずっとお母さんと一緒だったバンビだったけれど
ある日猟師がやって来てお母さんが鉄砲で撃たれて死んでしまうのだった。

「バンビかーいそうね」何度もつぶやきながら涙をぽろぽろ流す綾菜。
私も一緒に泣いてしまった。泣いている綾菜が愛しくてぎゅっと抱きしめる。

でもバンビのお父さんが来てくれてほっとした。
良かったね、お父さんがいてくれたらバンビも元気になるね!

「うん、だーじょうぶ」安心したのかすやすやと寝息を立て始めた綾菜。

そう、だいじょうぶ。最近の綾菜はことあるごとに「だーじょうぶ」と言う。
あつくない?のどかわいてない?と問えば「だーじょうぶ」とこたえてくれる。

だいじょうぶの意味がちゃんとわかって言っているところがすごいなと思う。

ばあちゃんもだいじょうぶよ。綾菜と一緒にいるとすごい元気になるの。



2014年07月23日(水) アイスキャンデー

二十四節気の「大暑」暦の上では最も暑い頃とされている。
最高気温は34℃、猛暑日にこそならなかったけれどやはり大暑である。

子供の頃には大好きだった夏、エアコンなどまだなかった頃。
なんとアイスキャンデーが一本5円で買えた時代でもあった。

確か夏休みの事だったと思う。母がちょうど留守をしていて
どうしてもアイスを食べたかった私は母の財布から10円玉を失敬した。
母に無断でお小遣いをもらうことなんて後にも先にもそれっきりだった。
自分はものすごく悪い事をしたんだなと自覚していたのだけれど
とにかくアイスが食べたくて一目散で駄菓子屋さんに走って行った。

オレンジ味のアイスキャンデー、パイン味もあった。ソーダ味もあったっけ。
いつもは一本しか買えなかったけど今日は二本買えるんだとわくわくしていた。

冷凍庫に顔を突っ込むようにして選んだ記憶がある。
そうしてすごく得意げにお店のおじさんにそれを差し出したのだった。

そうしたらなんということでしょう。おじさんが笑いながら「一本だけ」ね。
それがどういう訳なのかわからなくておじさんが意地悪言ってるのかなって思った。

その訳はすぐに分かった。私の持って行った10円玉は穴の開いていない5円玉だったのだ。

なんと恥ずかしいこと。こんなことがあっても良いものかと戸惑う。
抱きしめるように持っていたアイスを仕方なく一本戻す。
もう顔から火がでているような気がした。暑くて暑くてたまらない。

それが戒めとなったのかもう二度と母の財布に手を出すことはなかった。
母に打ち明けたらきっと叱られる。それはもう50年もの「秘密」となった。

暑い暑い夏が来るたびにその「秘密」を思い出す。

すごく恥ずかしくて苦い思い出なのに、なぜか微笑ましくてならない思い出。



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