ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2013年08月09日(金) ただそこに夏がある

茜色の空に蝉しぐれがふっている。
連日の猛暑には参ってしまうけれどこんな夕暮れが好きだなと思う。

今日は我が町の山間部で日本一の猛暑を記録したそうだ。
市町村合併をするまでは「西土佐村」と呼ばれていた山村。
何を隠そう、私はその村で生まれてその村で育ったのだった。

夏が大好きだった幼少時代。四万十川で水遊びをした思い出。
近所の人たちと河原でリクレーションをした時のスイカ割り。
そうして母が毎日のように焼いてくれたウナギのかば焼き。
十円玉一個でアイスキャンデーが二個も買えた時代だった。

とてもとても遠い日の夏のことを最近よく思い出す。
それだけ年をとってしまった証拠なのかもしれないけれど
もう帰れない夏に思いを馳せるとこの上ない郷愁が込み上げてくる。

あの頃もすごくすごく暑かったのだろうけれど、記憶にはない。
ただそこに夏がある。まぶしい太陽と同じくらいのまぶしい思い出がある。






今日は姑さんがデイサービスに行く日だったのだけれど、
帰宅するまでに部屋のエアコンのスイッチを入れるのをすっかり忘れていた。
気付いた時にはもう遅く、ひたすら謝るしかなくて気分がすごく落ち込んだ。
何事も完璧にはいかないものだ。わかっているけれどついつい自分を責める。

どんな時もあってよし。それくらいの気持ちでいないと長続きできない。
「気にするなよ」と励ましてくれる夫がとてもありがたかった。


この日記を書いている間にすっかりあたりが暗くなっていた。
蝉しぐれもどこへやら。鳴いているのは秋の虫たちではないだろうか。





2013年08月07日(水) 秋はきっとくるから

「立秋」だというのに最高気温が38℃を超え猛烈な暑さになった。

けれども夜明けがほんの少し遅くなる。
そして夕暮れが少し早くなっただけで季節の移ろいを感じているこの頃である。

終わらない夏などない。残暑はどんなに厳しくてもゆっくりと秋はやってくる。



午前中は姑さんのリハビリの日。
今日から平行棒を使っての歩行練習が始まった。
足がうまく前に出ない。それでも一生懸命に前へ進もうとしていた。
がんばれ、がんばれと声をかけながら応援する。
リハビリの先生にもすごくほめてもらって笑顔でいっぱいの姑であった。


午後は息子の住んでいたマンションの後片付けに行く。
もう新居に持っていく物は殆どなく、処分しなければいけない物ばかり。
使い古したフライパンなど手に取ると、なんだかしんみりと感慨深くなった。
離婚してから6年間、息子の選んだ独り暮らしもまんざらではなかった。
最初のうちは自炊が心配でちゃんと食べているかしらと気になっていたけれど
そのフライパンや食器の数々を見ていると、ちゃんとやっていたのだなと安心した。

もう捨ててくれと言う食器を大事に持って帰って我が家で使うことにする。
夫には「捨てろよ」と言われたけれど、どうしても捨てることが出来ない。

息子が6年間がんばったあかしのように思えて母には大切な物に思えた。
「これしんちゃんのお皿ね」なんて言いながら使うのも楽しみだった。

後は今度の土曜日に掃除をして明け渡すことになった。
今度こそこのマンションともお別れになる。あっという間の6年だったような。
けれども息子にとってはとても貴重な経験をつんできた歳月だったのだと思う。

乗り越えてきたんだよね。いろんなことがあったけどもう大丈夫。

父も母もずっとこれからもエールを送り続けたいと思う。




2013年08月05日(月) 夏の思い出

曇り日。大気が不安定だということで山里は突然の雷雨にみまわれる。
ひと雨降ってくれたおかげで一気に涼しくなって過ごしやすい午後だった。

五時間のパート仕事を終えて家路につく。
今日は微熱のある綾菜を保育園に行かせていたものだから
もしかしたら保育園から電話があるかもしれないと気になっていた。
でも夕方まで大丈夫だったようでほっとひと安心する。

一昨日の土曜日のこと、いつも居残り組の綾菜を可哀想に思って
娘の提案でお昼に保育園にお迎えに行っていた。

綾菜と同じくらいの年頃の赤ちゃんが窓にへばりつくようにして待っていた。
お母さんやおばあちゃんが次々に迎えに来てみんな笑顔で帰って行く。
その姿を綾菜はどんな思いで見て感じていたのだろうと思った。
幼心にも自分はまだ帰れないのだとわかっていたのかもしれない。

そのせいか他のお友達よりずっと奥のほうに居て一人で遊んでいた。
私が窓からのぞくとすぐに目が合ってはっとしたように満面の笑顔になる。
そうして窓際めざしてまるでお馬さんのように這いよって来たのだった。

早目にお迎えに来てあげてほんとうに良かったのだなとつくづく思う。
出来れば毎週そうしてあげてほしいと娘が言うので喜んで引き受けたのだった。

おかげで土曜日の楽しみが出来た。半日でも綾菜と一緒に過ごせるありがたさ。

また熱がすっかり下がって元気になったら水遊びも出来るかな。
ビニールプールをふくらまして水遊び用の玩具も買った。準備万端だよ。

綾菜とジージとバーバの夏の思い出をいっぱいつくろうね。



2013年08月02日(金) おとうとおかあとしんちゃんと

昨日ほどではなかったけれど、今日も猛暑にみまわれる。
熱風のような風でも心地よい。夏の風ってありがたいものだ。


午前中に息子のお引っ越しの手伝い。
細々したものは息子が少しずつ運んでいたので
今日は冷蔵庫と食器棚などを新居に運び入れる。

いっそどれも新品に買い替えたらと思ったのだけれど
お嫁さんがそのままで良いと言ってくれて内心ほっとした。
理解あるお嫁さんでほんとうに良かったと思う。

新居は先月完成したばかりの新築で最高にきれいだった。
中に入るなり新築特有の匂いがして思わず歓声をあげる。
お風呂などは我が家のお風呂よりも広くて浴室乾燥機も付いている。
部屋には広いクローゼットがあってタンスも不要のようだった。

ああここで新生活が始まるのだな。とても感慨深く思う。
新婚生活が始まったらそうそうお邪魔も出来ないので、今のうちの楽しみ。
かと言ってあまり出しゃばるわけにもいかず、後の整理はお嫁さんに任せた。

会うのは二度目のお嫁さん。物静かでおっとりとした感じがとても良い。
赤ちゃんも順調のようで何よりに思う。どうか無事に生まれますように。
男の子かもしれないなってふっと思った。私の直感はよく当たるんだ。


過去を思い出せばいろいろあった息子だけれど
今度こそ幸せになってほしいと願ってやまない父と母であった。

「おかあ、飯くわせてくれ」もうそう言って我が家に来ることもないだろう。

それはちょっぴり寂しいけれど、息子がやっと落ち着いてくれたのが嬉しい。

父も母もずっとずっと「おとうと、おかあ」でいさせてね。しんちゃん!



2013年08月01日(木) 葉月がはじまる

八月の最初の朝は蝉たちの元気な声で始まる。
「蝉しぐれきみらの元気にぼくは負けない」と一句生まれた。

今日も気温は37℃近くまであがり猛烈な暑さとなる。
仕事から帰宅するといつも茶の間にいるはずの夫がいなかった。
もちろんエアコンもついていなくて窓も締め切ったままだった。

いったいどこに行ったのかしら。不思議に思いながら
急いでエアコンをつけて涼をとっている間にうたた寝をしてしまっていた。
夫が帰って来てはっと目を覚ます。なんと山火事があったらしくて
消防団で出動して消火作業をしていたことを知る。
猛暑の中、ほんとうにご苦労様と頭が下がるばかりであった。


「冷蔵庫にイワシがあるぞ」今朝釣りに行っていた従兄弟が持って来てくれたそうだ。
新鮮なイワシ、手開きにして胡瓜となますにしてご馳走になった。
「美味いな」と言いながらビールをぐびぐび飲み干す食卓は幸せを絵に描いたよう。


夕食後、お大師堂にお参りに行く。夕陽がきらきらとまぶしい。
今日の平穏に感謝する。そうして無事に朝を迎えられるように手を合わす。

帰宅してからあんずと散歩。「よういどん」をするのは今も変わらない。
そうしてすぐにくたばってしまうのだけれど、それが彼女らしさでもある。
最近では逃亡する心配もなくなったので、好きなように歩かせている。
歩くと言うより草の中で遊ぶことが多くなった。くんくんと匂いをかいで
いったい何があるのだろうと不思議に思うくらいその場所から動かない。

「あんちゃん、そろそろ帰ろうか」リードを引っ張ると機嫌が悪くなる。
それを無理やり引っ張るものだから私に引きずられるようにして帰るのだった。

振り向くとなんだかとてもせつない目をしている。
何かを訴えているような。言葉を交わせたらどんなに良いだろうか。


そうして暮れていくいちにち。夜風を待ちかねていたように自室にこもる。

ちびちびと焼酎タイムをしながら明日のことを考えているのもしあわせ。



2013年07月31日(水) 生きているということ

最高気温が36℃、今日も猛暑の一日となった。
蝉たちが声を限りにして鳴き続けている。
儚い命の証しのように真夏の空に風に放たれていく。

気がつけばもう七月も最後の日。
立秋を指折り数えているけれど、まだまだ暑さが続きそうだった。
夏の楽しみをもっともっと見つけたいものだなと思う。


「辛い」と思えばどんどん辛くなってしまうもの。
それは底なし沼のようにどんどんと深みにはまっていく。
光を見失ってしまったひとの気持ちがよくわかる。
とても他人事には思えなくてともに涙するときが私にもある。

「希望」とはいったいどこから生まれてくるのだろう。
天が授けてくれないのだとしたら自分の心でそれを生み出していかなければ。

いけない。わかっているけれどどうしようもできない時が誰にだってある。

ある方の日記を読んでいて、ずっと昔の記憶がよみがえってきた。
若き日の自分を重ねてみると心の奥がずきずきと痛むようだった。

パソコン画面に手を合わす。南無大師遍照金剛と何度も唱えることしか出来なかった。



気を取り直して「楽しい」ことを考えてみる。
こうしてのほほんとしながら日々を綴る毎日だけれど
時には無神経で時には誰かの心を傷つけているかもしれなかった。

けれどもささやかな日常こそが幸せなのだと思う気持ちを大切にしたい。

「楽しい」ことを考えていると自然と笑顔になる。

その笑顔がずっとずっと続きますように。それが私の生きているということ。



2013年07月29日(月) くまモンを買ったよ

曇り日、気温はさほど高くないのだけれどとても蒸し暑かった。

今日こそは山里の職場へと思っていた矢先
今度は娘が熱を出して寝込んでしまった。

綾菜はまだ保育園をお休みしているので
急きょお守りをすることになって夫と二人で迎えに行く。

病院へは行かないと言う娘を無理やり行かせてみると
急性の「扁桃炎」だということ。疲れがたまっていたのかもしれない。
綾菜は私たちに任せてとにかく安静に寝ているように言って聞かせた。


綾菜を連れて三人で買い物。夫がスーパーに行くのはめったにないこと。
それがなんだか新鮮な感じがしてとても楽しいお買い物だった。
レジで支払いを済ませていると、夫と綾菜が何かにくぎ付けになっていた。
そこは「くまモン」の特設コーナで綾菜がとても気に入っている様子。

一度はクルマに戻ったものの、夫が「くまモン」を買ってあげようと言い出す。
「高いのに」って私が言うと、俺の財布で買って来いとまで言い出した。

それにはさすがに私も負けてしまって急いで買いに走って行った。

可愛いくまモン。袋から出すとさっそく抱っこして大喜びの綾菜だった。
帰宅してお布団に寝かせたり、よしよしと撫でたりしてよく遊ぶ。


夕方、晩御飯も食べさせてから綾菜を連れて行く。
よかった。娘の熱は下がっていてもう大丈夫のようだった。

明日は綾菜も保育園に行けるし、また平穏無事な日々が始まるだろう。

いろんなことがあるけれど、みんなでぼちぼちと乗り越えていきたいものだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加