ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2013年06月05日(水) 笑顔の一日

曇り日。梅雨時とは思えないほど涼しい風が吹く。

今日は姑のリハビリの日。
これから毎週水曜日に病院へ通うことになった。
朝からヘルパーさんが来てくれて身支度を整えてくれて助かる。
大好きなリハビリの先生に会うのだから、お化粧もしなくちゃ。
などと冗談も言い合ったりしてにこにこ笑顔で病院へ向った。

退院してから4日目。ちょっと久しぶりのリハビリではあったけれど
頑張り屋さんの姑は歯を食いしばって一生懸命に頑張っていた。

びっくりしたのは両手で手すりを持って10歩くらい歩けたこと。
それは入院中には出来なかったらしくリハビリの先生も大拍手だった。
「じゃあ今度は片手で身体を支えて立ってみましょう」
どうかな?大丈夫かな?はらはらしながら見守っていたら
それもちゃんと出来るではないか。すごいね、すごいねと歓声をあげた。

これからのリハビリがとても楽しみになった。いっぱい応援してあげたい。


リハビリを終えて今度は「ココアタイム」
入院している間にすっかりココアが大好きになった姑だった。
そのココアを飲んでいる時に、同じくらいの年のおばあさんと一緒になった。
愛想よく話しかけてくれていつもは人見知りする姑も笑顔でおしゃべりをする。
そうしたらなんとそのおばあさんが姑と同郷で幼馴染の友達だったことがわかる。

60年ぶりの再会だそうだ。二人ともすっかり年をとってしまって
昔の面影もほとんどないと言うのに偶然とは言えなんと嬉しいことだろう。

「いい日だったね」帰りのクルマの中でもその話で持ちきりだった。


毎週のリハビリ。最初は夫と大変だねって言い合っていたけれど
気がつけばそれが少しも苦になっていないことを感じる。
むしろ楽しみになった。早く水曜日になれば良いなってもう待ちかねている。

「世話になったねぇ」帰宅した姑はそう言って労ってくれたけれど、

私達はして当然のことをしているのだと思う。

姑の笑顔がいちばん。嬉しいよってむしろ姑に感謝したいほどだ。



2013年06月04日(火) 母の気持ちになる

朝の窓辺から真っ青な青空を見上げる。
梅雨も中休みだろうか。しばらくは晴天が続きそうだ。

出勤途中の国道で昨日の少年遍路さんを見つける。
声をかけることはできなかったけれど
「頑張ってね」ってこころの中からエールを送った。


山里の職場に着き、母が出勤してくるのを待つ。
昨夜電話で話したのだけれど、詳しいことが聞けなくて
とにかく顔を見てちゃんと話しを聞くまでは安心できない。
病院ではどこも異常が見つからなかったとのこと。
単なる疲れかもしれないと本人はケロっとしているありさま。
それなのに首の痛みは治まらず、今日も辛そうに仕事をしていた。

もう75歳。いったいいつになったら母に楽をさせてあげられるのだろう。
ちっぽけな会社なんか早くなくなってしまえば良いのにとふと思ってしまった。



今日も夕暮れ散歩。あんずと一緒に夕陽に向って歩く。
お大師堂に蝋燭のあかりが見えていてお遍路さんが来ているのがわかる。
扉をトントンと何度か叩いてみたけれど、一向に返事がなかった。
仕方なくそっと扉を開けてみると、ぐっすりと眠っているお遍路さんの姿。
起こしては可哀相に思って、忍び足でせめてお線香をと中に入ってみる。
そうしたら結局起こしてしまって、悪いことをしたなあとちょっと反省。

けれども起こしてあげて良かったようだ。
お大師堂の外のトイレに鍵がかかっていてとても困っていたのだと言う。
なんとかしてあげなければ。地区長さんに電話してみたら、鍵はかけていないと言う。
おかしいなあ、どうして開かないのだろう。ガチャガチャとドアノブを何度も回してみた。
そうしたらやっとドアが開いてくれてお遍路さんと二人で大喜びする。

トイレ騒動のおかげでそのお遍路さんとはあまり話が出来なかったけれど、
年齢は20歳くらいだろうか。昨日のお遍路さんと五日ほど一緒に歩いたそうだ。

「頑張って追いつきます」って言っていた。また二人が会えると良いなと思う。

旅は道づれって言うもの。さずかった縁はきっと繋がっているのだと信じている。

昨日、今日と若いお遍路さんと出会うことが出来てなんだかすごく新鮮な気持ち。

ふたりのお母さんはどんなにか心配しているだろうななんて思いながら

私も母の気持ちになって、ふたりの旅の無事を祈り続けようと思う。












2013年06月03日(月) 大きな「勇気」

曇り日。蒸し暑さもなく過ごしやすい一日だった。

数日前より首の痛みを訴えていた母が
今日はやっと病院に行く気になってくれた。
山里の職場で帰りを待っていたけれど
検査が長引いているようで会えないまま帰宅する。
何か悪い病気だったらどうしようと心配でならない。


姑は今日からヘルパーさんが来てくれて順調。
お昼に姑の好きなかぼちゃを煮てくれたそうだ。
とても優しいヘルパーさんで姑も喜んでいる。
「お世話になっている」その感謝の気持ちを忘れてはいけない。

私にとってはふたりの母。それぞれの日々がどうか平穏無事であって欲しい。



夕方のお大師堂でとても若いお遍路さんと出会った。
青年と言うより少年と言ったほうが良いような18歳のお遍路さんだった。
少し足を痛めているようで気になったけれど
ゆっくりのんびり歩きますと元気な笑顔で応えてくれてほっとする。

去年の秋にも足を痛めていたお遍路さんと出会ったことを話した。
そのお遍路さんは足を引き摺りながらも無事に結願出来たこと。
だからきっと大丈夫。きみも必ず乗り越えられるよと励ました。

お遍路さんはみんなきらきらと眩しく見えるけれど
今日出会った少年の瞳はすごく澄んでいてよけいに眩しく感じた。

清々しく爽やかな気持ちでお大師堂をあとにする。

ささやかな出会いではあったけれど、
なんだか大きな「勇気」をいただいたような気がした。



2013年06月01日(土) 姑の退院

曇りのち雨。少し肌寒さを感じる雨になった。

午前中に福祉用具のお店の人が来てくれて
ベットを組み立ててくれたり車椅子を持ってきてくれたりした。
どちらもレンタルで介護保険を使えば格安で借りられるのだそうだ。

午後、義妹の帰りを待って姑を迎えに行く。
朝から退院を楽しみにしていたようで
私達の顔を見るなりベットから起き上がろうと踏ん張っていた。

お世話になったみなさんに挨拶をして病室を後にした。
50日ほどの入院であったが、なんとたくさんの人に支えられていたことだろう。

そのまますぐに帰宅するべきところ、昨日姑の妹にあたる叔母が入院したことを知る。
姑も会いたがっていてみんなで内科病棟にお見舞いに行った。
姉と妹が手を取り合って涙ぐむ姿に思わずもらい泣きしてしまった。
叔母は肺炎だと言うこと。どうか一日も早く快復しますようにと祈る。


帰宅した姑は新しいベットがとても気に入ったようだった。
これからずっと床から離れられない日々が続くのかもしれない。
少しでも快適に過ごしてもらいたい気持ちでいっぱいになった。

姑に聞こえないところで「これからが大変ね」とそれぞれが口にする。
口にしてはいけないことだけれど、みんなつい本心が出てしまったのだった。

大変だからこそちからをあわせて乗り越えていこうと思う。

やってやれないことはないもの。そのためにある家族ではないか。



2013年05月31日(金) あじさい記念日

うす曇の一日。風があったせいか蒸し暑さも感じずに済む。

早朝、娘から電話があり綾菜の熱が下がったとのこと。
ほっとして山里の職場に向ったのだけれど
仕事を始めるなり電話があってまた熱が出てきたと言う。
月末の仕事も気になるけれど、綾菜のほうがずっと大事だった。
大急ぎで娘の家に向う。なんだか職場から逃げ出すような気分だった。

さいわい高熱ではなかったけれど、7度5分以上あると保育園は行けない。
少しぐずって泣いてはいたが、朝食もしっかり食べて元気そうな様子だった。
母親の姿が見えなくなってもすぐにケロっとして玩具で遊び始める。
いろいろな玩具を引っ張り出して、私に相手をしろとせがむようになった。
「おばあちゃんにちょうだい」って言うと玩具を手渡してくれたりする。

昼食はグラタンとバナナ。もう哺乳瓶のミルクは卒業している。
一口大に切ったバナナを上手につかんで口いっぱいに押し込んで食べる。
その顔がなんとも言えない。すごくすごく幸せそうな顔をしている。

お昼寝の時間。少し添い寝をしてあげたらすぐにすやすやと眠ってくれた。
そのあどけない寝顔を見ているうちに私も眠くなって少しうたた寝をする。

熱はすっかり平熱になっていてもう大丈夫かなと思う。
どうかもう熱が出ませんように。祈るような気持ちの午後であった。


おやつに玉子ボーロと牛乳。小さな歯でカリカリと可愛い音をたてて食べる。
もっと食べたかったのかしら。その後はちょっとご機嫌斜めになってしまった。

気分転換に外に出てみる。お散歩しようねと近くの小川のあたりまで行ってみた。
そうしたら小川沿いにたくさんの紫陽花が咲いていてすごく綺麗だった。

「これはね。あじさい」綾菜にその花をさわらせてみたら、びっくりしたような顔。
おそるおそるさわってみては自分の手のひらをじっと見つめているばかり。

もしゃもしゃっとしていたのかな。小さな花がいっぱい集まって大きな花になっているね。

綾菜にとっては生まれてはじめての紫陽花。今日は紫陽花記念日になったね。



2013年05月30日(木) 曇りのち雨

曇りのち雨。ぽつぽつと静かな雨になった。
洗濯物を気にしながら帰宅すると、夫がすでに取り入れてくれていた。
いかにも男の作業らしく無造作にどさっと座敷に放り込んである。

きっと生乾きだろうと思っていた。しわくちゃだなって思い込んでいた。
けれども触ってみてびっくり。それはちゃんと乾いていてほっとする。

夫が洗濯物を取り入れる姿を想像して思わず微笑んでしまった。
乾いているか確かめて、うん大丈夫だと急いで取り入れてくれたのだろう。

「ありがとうねお父さん」お礼を言う時ちょっと照れくさかった。



今日も散歩はお休み。明日は行けたらいいな。
すっかり諦めて寝ているあんずを起こして晩ご飯を食べさせた。
ちょっと運動不足かなと思っても彼女の食欲は変わらずほっとする。


ついさっき娘から電話あり。綾菜がまた熱を出してしまったそうだ。
ほんとうによく熱を出す子ではらはらと心配でならなかった。
けれども食欲もあり元気な様子。「大丈夫よ」って娘に伝える。
明朝、熱が下がっていなかったらお守りを頼まれた。
お守りをしたいような元気で保育園に行って欲しいような複雑な気持ち。


毎日お大師さんに手を合わせて家族の無事を祈っているけれど
どんな時もあってそれはみんな与えられた試練のようなものだと思う。

その試練をありがたく受け入れる。何があっても感謝の気持ちを忘れない。

今日もありがとうございました。この気持ちがきっときっと伝わりますように。



2013年05月29日(水) 姑の夢

天気予報がはずれて思いがけなく青空が少しだけ見えた。
梅雨の時期特有の蒸し暑さは言うまでもなかったけれど
雨を覚悟していただけにやはり青空は嬉しいものだ。


今日は仕事を休ませてもらって姑の病院へ行く。
今週末の退院が決まって今後の打ち合わせがあった。
病院の相談員さん、リハビリの先生、ケアマネさんとヘルパーさん。
みなさん親身になってくれてほんとうにありがたいことだと思う。

来月から在宅介護が始まる。なんだか少し緊張していたけれど
家族に出来ない事はヘルパーさんが助けてくれるのでとても心強い。

リハビリを続けたいと言う姑の意思を尊重して
週に一度は通院をして今後もリハビリを続けられることになった。
それは私と夫の役目。私達に出来ることはそれくらいしかなくて
義妹ばかりに負担をかけてしまうけれど仕方ない事だなと思う。

なんだか大きな海に家族みんなで船に乗って漕ぎ出すような気持ち。
助け合う支え合うことの大切さをしみじみと感じるようになった。

何よりも安心しきっている姑の笑顔が嬉しくてならない。

ケアマネさんが姑に「家に帰ったら何がしたいですか?」って訊ねたら

「そりゃあ畑よ、畑に決まっちょうじゃいか」って応える姑。

その夢をかなえてあげたい。みんなで応援してあげたい。


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