ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2013年01月29日(火) つぼみがひらく

ありがたいことに寒気が少しゆるむ。
昨日の雪が嘘のようにあたりは冬の陽射しであふれていた。

そんな陽気に誘われたように紅梅のつぼみがひらく。
ぽっかりと一輪。にっこりと微笑むように咲いてくれる。

こころにもそんな花を咲かせたい。ほんの一輪でいいから。
ひっそりと静かに。咲いたよって決して誰にも告げないで。

なんだか花を見たような気がするって出会った人が気づくような。
そうしたらその人のこころにもふっくらとつぼみが佇むようになる。

そんなふうに人と出会えることが出来たらどんなにいいだろうか。


あれはいつのことだっただろう

こころに種をまいたことがあった

私はちゃんと世話をしてあげたかしら

水をあげたり肥料をあげたりしたかしら

それはもしかしたらもう枯れているのかもしれない

こころにそっと手をふれてみると

とっくんとっくんと私は生きている

つぼみのありかを手さぐりでさがしながら

こころは生きながら春をまっている



2013年01月28日(月) 雪の朝

いつのまに降ったのか目覚めたら雪が積もっていてびっくり。
西の空には名残の満月がぽっかりと浮かんでいてとても綺麗だった。
月明かりに雪景色も良いもので寒さも忘れてうっとりと見入る。


早朝、母より電話があり仕事は自宅待機となった。
こちらから電話しようと思っていたところでほっと一安心だった。
実は以前にスリップ事故を起こしていてそれ以来雪道が怖くてならない。
母もそのことを覚えていてくれたのだろう。ありがたいことだとおもう。
仕事のことも気になりながら内心はほっとしてすっかり寛いでしまった。


夫の運転でいつもの喫茶店へ。それから海苔の漁場を見回りに行く。
もう何人かは収穫を始めていて我が家もそろそろだなと言うことになった。

長年、家業を優先してきたけれど。いつもいつもその時が来ると複雑な気持ちになる。
山里の職場をほったらかしにすること、それがどんなに無責任なことか。
だからといって家業を疎かにするとたちまち暮らしが成り立たなくなる。

二束のわらじを履くことは出来なくて我が身はひとつの現実だった。

だいじょうぶ、なんとかなるよといつも言ってくれる母に。
今年も甘えなければいけなくなるのだろうか。

年々老いていく母に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら。

私は自分に与えられた道を突き進んで行くしかないようだ。



2013年01月26日(土) 炬燵のおもり

今日も強い北風。山間部では雪が降っていたようだ。

寒い寒いが口癖のようになってしまってすっかり冬篭りの一日となる。

炬燵のありがたさ。一度もぐりこむとなかなか出られないけれど。
「炬燵のおもり」をしているのだと思ってずっともぐりこんでいた。

この一週間録画していた番組を片っ端から見ていた。
喫茶店から戻って来た夫が「おまえもテレビっ子になったな」と笑う。

自分でも不思議なくらい。以前はほとんどテレビを見なかったから。
それが今では面白くてたまらない。変われば変わるものだなと思う。


散歩の時間になりやっと炬燵から抜け出した。
万歩計を見てびっくり、わずか100メートルしか動いていなかった。

これではいけないと気合を入れて大風のなかを飛び出して行く。
風がとても冷たい。土手に上がると立っていられないほど強い風だった。

それでも元気なあんずにずいぶんと励まされて前へ進むことが出来た。
お大師堂でお参りをしてそのまま帰ろうかと思ったのだけれど
あんずに相談すると「まだまだ行けるよ」ってすごく頼もしかった。

おかげでほんとうに久しぶりに大橋のたもとまで行く事が出来た。
万歩計は2キロ。それでじゅうぶんだと思える散歩になった。

あしたはあしたの風が吹くことだろう。

今日という一日は一生に一度だけの一日だとある本に書いてあったけれど。

炬燵のおもりもよかろう。テレビっ子もよかろう。たくさん歩けなくてもよかろう。





2013年01月25日(金) おかーさん大好き

ほんの少し夜明けが早くなり
ほんの少し日暮れが遅くなる。

そんなちょっとしたことが嬉しくおもうこの頃。

今朝は風の音で目を覚ます。
一瞬、地震ではないかと思い怖かった。
強い北風が暴れ放題に暴れているようだった。


早朝、娘から電話がかかってくる。
もしや?と思った不安が当たってしまって
綾菜が熱を出してしまったという知らせだった。

そんなことがありませんようにと
毎日手を合わせていてもそんなことがあるもの。

娘はどうしても仕事が休めず私を頼ってきてくれた。
だいじょうぶ、すぐに行くからと応えたものの
私も仕事で気になることがあり大急ぎで職場に行く。
その間、お婿さんが綾菜を看ていてくれて助かった。

はらはらしながらやっと娘の家に行き着くと
てっきりぐったりしていると思った綾菜が笑顔で迎えてくれる。
娘が出掛ける前に座薬をさしたのがすぐに効いたらしかった。
熱もすっかり下がっていてお父さんと一緒に機嫌よく遊んでいる。

これにはほんとうにほっとした。どんなに心配したことか。

夜勤明けのお婿さんを休ませてそれからはバーバと遊ぶ。
あまりにも元気な綾菜を見ていると今朝の熱が嘘のように思えた。

突然の発熱。そういえば昔々の子育て中にもそんなことがよくあった。
はらはらしたりほっとしたりしながら子供も親も成長してきたのだと思う。

午後からもよく遊び、バーバの添い寝でお昼寝もした。
以前は母親を恋しがり大泣きすることがよくあったけれどそれもなし。
託児所に通い始めて少しずつ成長しているあかしでもあった。

夕方、娘が帰って来る。その顔を見るなり甘えて泣き出してしまう。

まだおしゃべりは出来ないけれど「おかーさん、おかーさん」って声が聞こえる。



2013年01月24日(木) 急がず慌てずのんびりと

陽だまりでうたた寝をする猫になりたいような日だった。
おひさまってほんとにありがたい。空には光があふれている。

仕事は相変わらずざわざわとしていたけれど
今日はのんびりいこうと決めるとずいぶんと気が楽だった。

昼間の暖かさに誘われたように母が庭の手入れを始める。
枯れ草をかき集めては焚き火のように燃やしている姿を見ながら
なんだか母がひどく年老いてしまったように感じてならなかった。
どうしてだろう。よくわからない。うまく言葉に出来ないけれど。

そんな母を手伝いもせずに定時になるとさっさと帰路についた。
作業の手を休めて母が庭先から笑顔で手を振ってくれる。
なんだか今生の別れみたいな気がしてせつなくてならなかった。

母さん無理をしないで。母さんもゆっくり休んでよって心で叫んだ。



帰宅するとまたあんずの叫び声。私が帰るのを待ちかねている証拠だった。
待っていてくれることはありがたいこと。おかげで毎日散歩に行く事が出来る。

いつもの散歩道。すっかり元気になったように見えるあんずだけれど
お大師堂までが精一杯だった。帰り道はちょっとよろけたりもする。
今日は土手の石段を踏み外して真っ逆さまに転げ落ちてしまった。
それでもすくっと立ち上がって一生懸命に歩こうとする。

私はちょっと歩き足らないのだけれど、あんずのペースに合わせている。
そういえば「お遍路万歩計」が今日でちょうど一年になった。
一年で四国一周が出来るかなと単純に考えていたけれど
それはとても無理で今は54番の「延命寺」に向っているところだった。

毎日少しずつ。急がず慌てずのんびりと。それで良いのだなと思う。

あんずと一緒だから「同行三人」それも楽しい旅だった。





2013年01月23日(水) 肩の力を抜いて

朝からずっと曇り空。
おひさまが顔を出してくれるのを待っていたけれど
灰色のベールがすこし重すぎたのかもしれない。

わたしはちょっぴりしょんぼりとしてしまう。
元気出さなくちゃって思うだけおもって
ありのままで良いのだよってゆるしてあげることにした。

浮いたり沈んだり晴れたり曇ったりこころは空とよく似ている。


先週からずっと仕事が忙しくて嬉しい悲鳴をあげている。
知らず知らずのうちにやたらと張り切っている自分がいて
もしかしたらまわりのみんなを振り回しているのかもしれない。

気がつけば母が不機嫌だったり、同僚が笑顔を見せなくなったり
そんな時はっとする。自分がいけないのかなってやっと気づく。

みんなそれぞれ自分のペースがあるのだなとつくづく思う。
まわりのペースに合わせてこそまあるくおさまるのではないかしら。

明日からはちょっぴり肩の力を抜いてゆったりとした気持ちになろう。



2013年01月22日(火) 春になったら

朝の峠道を進みながらふっとさびしく思うのは
このところまったくと言っていいほど
お遍路さんの姿を見かけなくなったこと。

真冬にお遍路をされる方がそれだけ少ないのだろう。
野宿にも辛い季節、みんながお宿に泊まれるわけではない。

勇気と元気をさずけてくれるお遍路さん。
春になったらきっとまた出会うことが出来るだろう。


お大師堂もちょっぴりさびしい。
お参りするたびにお遍路さんが来てくれていたらいいなって
思うけれど、扉を開けるとし〜んと静かな静寂が待っている。

そんな時はお大師さんとおしゃべりをする。
今日はねこんなことがあったよっていつも聞いてもらう。
そうか、そうかそれは良かったと微笑んでいるお大師さん。

ほっこりとあたたかいきもちになって手を合わすと
感謝の気持ちが込み上げてきて目頭が熱くなるときもある。

今日も平穏無事。それが当たり前だなんて決して思えない。

いちにち。一日をいただいているのだと思わずにはいられなかった。

ありがとうございました。また明日ねってゆびきりげんまんして帰る。


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