ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2012年03月21日(水) 寒さなければ花は咲かず

陽だまりに咲くホトケノザの薄紫が好き。
今日は白い蝶々がふわりふわりと飛んでいた。

ああ春だなあと思わずつぶやいていた。
高知城のソメイヨシノも開花宣言があった。
桜のニュースはとても嬉しくてならない。

寒さなければ花は咲かず。厳しかった冬のおかげで。
今年も桜の季節がやっと訪れて来てくれたのだった。



昨日から川仕事を再開する。
五日間も休養させてもらってやる気満々で出掛けたのだけれど。
どうしたことか急な眩暈におそわれ思うように頑張れなかった。
情けないやら悔しいやら。負けたくはないのに負けてしまった。

「木の芽おこし」だからなと彼に慰めてもらったけれど。
私はうまく受け止めることが出来ない。とにかく悔しい。

今日は絶対に負けないぞって思った。
弱気になってなどいられない。少しくらいの不調ではへこたれない。
その気力のかいあって今日は無事に仕事を終えることが出来た。

それが自信につながる。とにかく私は負けないのだと心に誓った。

どんな日もあるけれど元気がいちばん。

そうしてその元気がどんなにかありがたいことだろう。


今日は「お大師さんの日」お菓子をお供えして手を合わせた。
守ってくださってほんとにありがとうございます。

お大師堂の桜の木もふっくらと蕾がふくらんできた。






2012年03月19日(月) お父さんありがとう

おひさまが優しく微笑んでくれてほんわかと暖かい。
冬の背中がずいぶんと遠くなった。もう振り向かないでいて。
願うように後姿を見ていた。さようならとありがとう。
寒い冬がなければ春をこんなに嬉しく感じることはなかっただろう。


午前中に年金事務所に行く。彼の年金請求の手続きだった。
市役所にも行き必要なものなど揃えたりしてけっこう大変。
半日がかりでやっと手続きが済む。ほっと一安心だった。

思いがけなかったのは、彼がまだ10代の頃、東京で働いていた事。
わずか13ヶ月だったけれどちゃんと厚生年金に加入していたらしい。
例の年金騒動でその期間の資料が迷子になっていた事が判明した。
名前のフリガナが一字間違っていた。それが原因だったらしい。
この分もちゃんと支給されますからと言ってもらえて嬉しかった。

集団就職。「金のたまご」と呼ばれた時代の事であった。
15歳を過ぎたばかりの彼はどんなにか幼かったことだろう。
昼間は働き夜は高校に行く。大都会の片隅で頑張っていた彼。
そんな彼が肺ジストマになってしまい仕方なく帰郷しなければいけなかった。

まともに歩くことも出来ず、父親の背中におわれて帰って来たのだそうだ。
あの時はすごく辛かったよ。そして悔しかったよと彼は話してくれた。

13ヶ月。お父さんはすごくえらかったよって私はほめてあげた。
年金もちゃんともらえるんだよ。すごいことじゃないのって言って。


七年前にリストラにあうまで彼は家族のために一生懸命働いてくれた。
タンクローリーに乗ったりミキサー車にも乗ったり建設作業員もした。

もらえる年金はわずかなものだけれど、労働の価値はとても大きい。
その大きさをしみじみと感じながら彼の苦労を労ってあげたいと思う。

お父さんほんとにありがとう。年金、大事に大事にしようね。



2012年03月18日(日) 穏やかに

今日も雨。絹のようにやわらかな雨が降っていた。

あおさ海苔初出荷の日。荷台をシートで覆って無事に運び終える。
海苔の「お嫁入り」と言っている。送り出すときの気持ちはやはり
わが娘が嫁ぐ日に似ている。嬉しいようなちょっとせつないような。
どうかたくさんの人に食べてもらえますように。それが海苔の幸せ。

川仕事も数日間の休養をさせてもらった。明後日からまた収穫が始まる。
もうひと山越えなければいけない。ようし!と気合満々であった。


雨の日曜日らしく午後は炬燵にもぐり込み怠惰に過ごす。
うたた寝が心地よい。とろりとろりと夢もみたりする。

散歩の時間にはちょうど雨もやんでいてよっこらしょと出掛けてみた。
お大師堂の日めくりは昨日のまま、今日も来ましたよとそれをめくる。
数日前にお供えしてあったお菓子が袋ごとどこかに消えていた。
お大師様が食べてくれたのかなと思うとそれも嬉しさに変わる。

お大師堂の前のソメイヨシノ。固かったつぼみがふっくらとしてきた。
雨上がりのしずくがきらきらと眩しい。きっと恵みの雨だったのだろう。

河川敷を歩けば木々の新芽も見え始めちっちゃな緑がとても可愛い。
植物がみな喜んでいるように見える。雨上がりって良いものだなと思う。

そうして今日も平穏に暮れていく。

毎日が奇蹟のようでありがたくてならない。



2012年03月17日(土) ほんわかとあたたかい

雨のち曇り。しっとりした空気がほんわかと暖かい。

雨上がりの道を散歩する。川は湖のように静かだった。
ひたひたひたと音がする。まるで水が息をしているように。

土手の道で春遍路さんに会った。
地図を片手になんだか困っているようだったので。
「こんにちは」と声をかけると笑顔がかえってきた。
今夜泊まる予定の民宿の場所がよくわからないとのこと。
県道よりも川沿いの道が良いかなと思い「あかめの道」を教えてあげた。
お大師堂の前を川沿いに進む道で、川にはアカメと言う名の魚が生息している。

お遍路さんは四万十川がすごく好きなのだと言ってくれて嬉しかった。
この道は最高に気持ち良いですねと私の散歩道を気に入ってくれたようだ。

ささやかなふれあい。笑顔と笑顔で手を振って別れたことだった。





彼、60歳の誕生日。ついに還暦を迎えたことになる。
27歳だった彼がもうそんな年になったのかと。
しみじみと過ぎ去った歳月を思い出していた。

いろんな苦労を乗り越えてきた日々。
悲しみも辛さもたくさんあったけれど嬉しい事もたくさんあった。

私も彼もともに生かされているのだなとおもう。

おたがいをいたわりあいながらこれからも手を繋いで生きていきたい。



2012年03月16日(金) さなえちゃん?

肌寒い朝。午後から静かに雨が降り始める。
明日はもう彼岸の入り。冬も一気に遠ざかってくれるだろう。


川仕事をお休みしているとなんだか気が抜けたよう。
休める時に休まなければと山里の職場にも行かずにいた。

彼もゆっくりと休養している。ほんの少し元気になったよう。
昨夜はこども達に誕生日のお祝いをしてもらってとても嬉しそうだった。
何も食べたくないなんて言ったらどうしようとはらはらしていたけれど。
新鮮なお刺身。サザエのつぼ焼きなどを美味しそうに食べてくれた。

こども達の心遣いに感謝するばかり。こんなにありがたいことはない。
そうして皆の笑顔がどんなに嬉しかったことだろう。

ほんの二時間ほどだったけれど大いに盛り上がって楽しかった。
生まれてくる赤ちゃんの名前も考えたりして「さなえ」が良いかなって。
紗奈恵。紗菜恵。いや紗菜香も良いかもと私が一番夢中になっていた。
最終的にはサチコ達夫婦が決めることだけれど名前を考えるのはとても楽しみ。

あと二ヶ月足らず。どうか無事に生まれてくれますようにと祈っている。


またみんなで来ようねと約束してそれぞれの家路に着く。
その頃には新しい家族が増えているのだなってわくわくと嬉しくなった。



2012年03月14日(水) ひとやま越えた

今朝も氷点下となりなんとも寒い朝だった。
けれども日中は風もなく暖かくなりほっとする。

彼岸の入りも近くなった。きっと本格的な春になるだろう。
ソメイヨシノの花芽も少しだけ見え始めた。
まだ固いけれど日に日にふくらんでくることだろう。


川仕事が一段落した。やっとひとやま越えた気持ち。
まだまだ先があるけれど、数日はゆっくりと休めそうだった。

彼もきっと元気を取り戻してくれることだろう。
とにかく休ませてあげたい気持ちでいっぱいだった。

明日は、子供達が少し早めの誕生日祝いをしてくれるそうだ。
焼肉はちょっと無理かなと居酒屋さんに予約をしてくれたそうで。
彼もまんざらではなさそう。主役なんだものきっと笑顔の夜になるだろう。

そうして少しでも元気になってくれたら嬉しい。

日々いろいろ。平穏なようであっても心配事のひつくらいはあるもの。

そのひとつにこだわらずもっともっとあっけらかんと生きていきたい。





2012年03月13日(火) 希望のようなこと

朝の気温が氷点下になり真冬並みの寒さになった。
冬の最後のあがきであろう。なんだかゆるしてあげたくなる。

そんな寒さのなか庭に野スミレの花が咲く。
土手から種が飛んできていたのだろう。
コンクリート塀の隙間にしっかりと生きている。

冬のあいだろくに手入れもしなかった庭。
気がつけば紫陽花の新芽も芽吹いてきていた。

どんなに寒くても確かな春がそこにある。

それは希望のようなこと。心がほっとあたたかくなる。





このところずっと食欲のない彼。
そのせいか倦怠感が日に日に増しているようだった。
「何も食べなくていいから一日中寝ていたい」と今朝はつぶやく。

そのくせ川仕事は休まないと言って毎日頑張っている。
無理をしているのがわかるだけになんとも可哀想でならない。

そんな彼が今夜は「大根おろし」が食べたいと言ってくれた。
良かった。ひとつでも食べたい物があってすごくすごくほっとする。

さっそく大根をすりおろす。玉葱ではないのに涙が出そうだった。

「うん、うまいな」なんと嬉しい一言だろう。


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