ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2012年03月10日(土) ひとつきりのおひさま

青空の朝。なんだか遠足の日のように嬉しい。
ひんやりとした空気は冬がふっと振り向いたのか。
春に背中を押されながら名残惜しそうに立ち止まっている。


川仕事を終え休む間もなく出荷の準備をしていた。
晴れたら晴れたでとても忙しいのだけれど。
おひさまのなんとありがたいことだろう。
空に手を合わす。おひさまは優しく微笑んでくれる。

この世でひとつきりのおひさま。

どうかみんなに光を届けてあげてください。

ささやかな祈り。この一年の痛みがそうして救われていく。






お遍路万歩計。今日も大活躍する。
最初は5千歩が目標だったけれど、最近は8千歩を越える日もある。
今日は7千歩と少し、毎晩見るのがとても楽しみになった。
札所は20番に向っている途中。明日は着けそうで気合が入る。

春遍路さんの姿がずいぶんと多くなったこの頃。
私もいつかきっと夢を叶えたい。

りんりんと鈴の音ひびかせ歩く道 空が見守る春遍路かな







2012年03月09日(金) 太陽のこども

今日も雨。少し肌寒かったけれど春の雨は優しい。

昨日はしょんぼりしていた彼も今朝は元気になる。
「雨だから休もうか」って気遣いながら言ってみると。
「今日も頑張るぞ」と言ってくれてこちらが励まされた。

無理をしているのかもしれないと思いながらも。
大丈夫、だいじょうぶと自分に言い聞かせながら私も頑張る。

程よい疲れ。一日の川仕事を終えた達成感は言葉では言い表せない。
その心地よさのおかげで明日も頑張ろうと意欲が湧いてくるのだった。


午後はふたりで炬燵にすっぽり。まるで二匹の猫のように過ごす。

うたた寝をしていたら玄関に人の気配。サチコ達夫婦が訪ねて来てくれた。
今日が検診日だったけれどいつもの映像は鮮明ではないとのことで諦める。
お腹の赤ちゃんがいないいないばあをしているらしかった。
とにかく元気に動き回っているようで手で顔を覆っているのだと言う。

次回は二週間後。今度は顔を見せてくれると良いねって楽しみになった。
それにしてもずいぶんと大きくなったお腹。ちょっとしんどそう。
仕事もきつくなっただろうに来月までは頑張るからと元気に帰って行った。

サチコの元気と笑顔は我が家に花を咲かせてくれる。
それは春を通り越して夏のひまわりのようであった。

夏に生まれた娘は太陽のこども。

ありがとうねって、母は娘が生まれた日のことをふっと思い出していた。



2012年03月08日(木) だいじょうぶよ。なんとかなるから。

雨が降ります雨が降る 遊びに行きたし傘はなし

しんみりと口ずさみたくなるような雨のいちにち。
ほぼ三週間ぶりだろうか山里の職場へ顔を出す。

突然に行って驚かせてあげようと思っていたから。
「おやまあ!」と母。「ぶったまげた!」と同僚。
懐かしいような笑顔とちょっと照れくさいような朝であった。

たまっていた仕事を少しずつやっつけていく。
次はいつになるのかわからない。やれるだけの事をやっておきたい。
母の負担が少しでも減るようになどと考えながら仕事をこなしていた。

けれども平穏ではなかった。覚悟はしていたけれど荒波に浮かぶ船。
母の苦労が身にしみる。独りで耐えていたのかと思うと憐れでならない。

そんな母を置き去りにするように私は陸に上がらなければいけなかった。

後ろ髪を引かれるような思いで帰路に着く。どっと疲れを感じていた。

「だいじょうぶよ。なんとかなるから」母の口癖に救われながら。


帰宅すると通院日だった彼もちょっとしょんぼりしていた。
内科も眼科も順調ではなく薬の処方が変わったらしかった。
疲れが溜まっているせいかもしれない。「だいじょうぶよ」って励ます。

一緒になって落ち込んでなどいられない。私はいつも笑顔でありたい。

そう思っていたけれどいてもたってもいられなくなって。
雨の降りしきるなかを駆けるようにお大師堂へ向かった。

助けてください。守ってください。祈るほかに何が出来るというのだろう。

ほろほろと涙がこぼれる。こんなに一心に祈ったのは初めてであった。


だいじょうぶよ。なんとかなるから。

だいじょうぶよ。なんとかなるから。




2012年03月07日(水) なにはともあれ

曇り空のままいちにちが過ぎていく。
気温も平年並みに戻ったようで少し肌寒い。


川仕事の疲れがピークに達したのか彼の体調悪し。
持病の腰痛に加え胃の調子も悪く食欲がなかった。

お寿司なら食べられそうだと言うので昨夜は散らし寿司。
今夜は鰹で「ひっつけ寿司」を作ってみた。
うん、旨いぞ!と言ってくれるとほんとうにほっとする。

明日は内科と眼科の通院日なので川仕事を休むことにした。
ゆっくりと休ませてあげたいけれど病院も少し疲れそうだった。
若い頃のようにはいかないよなとしょんぼりしているのが気になる。

私はといえばすこぶる体調が良く元気溌剌、食欲旺盛であった。
更年期障害も峠を越えたのかもしれない。そうだと嬉しいのだけれど。

ある日突然にという不安はいつまでたっても拭いきれずにいる。


あれこれと悪い事を考えていたらきりがなく。
なにはともあれ今日も平穏無事に過ぎたことに感謝するばかり。

ありがとうございました。

お大師堂で手を合わせているとなんだか胸がいっぱいになった。



2012年03月06日(火) こころのゆとり

本日は晴天なり。気温がぐんと高くなり20℃を越えた。
暖かいのを通り越して少し動けば汗ばむほどの陽気になる。

市内の桜の名所では早咲きの桜が満開になったそうだ。
見に行ってみたいなと思うけれどゆとりがなくて残念に思う。

近所の早咲きの桜もきっと同じ種類の桜なのだろう。
日に日に花が開いてもう少しで満開になりそうだ。
散歩道が楽しみでならない。今日もささやかにお花見。


慌しく過ぎるばかりの毎日だけれどほっと心が和む瞬間が愛しい。
時間のゆとりはなくても心のゆとりだけは持ち続けたいものだと思う。

ささやかな楽しみ。ちょっとしたことがすごく嬉しかったりするものだ。


彼とふたりくたくたに疲れてしまってふうはあと大きな溜息をつく。
けれども「お疲れさん」と互いを労わればふっと笑顔になったりする。

こころを撫でる。よしよしと撫でる。ぐっすりと眠ればまた明日がやってくる。



2012年03月05日(月) お遍路さんとつくしの坊や

優しい雨にすっぽりとつつまれるように過ごす。

おひさまも恋しいけれど雨もまたよしと思う。
木の芽起こしの雨になるだろう。それも楽しみなこと。


雨合羽を着ての川仕事も少しも苦にならなかった。
海は荒れている。その波音を間近に聞きながら。
岸辺ではウグイスが盛んに鳴いているのに心が和む。


散歩も休まずにいつもの道をてくてくと歩いた。
例の早咲きの桜に近づくとほのかに芳香をはなっている。
なんとも優しい匂い。桜の木の下で深呼吸をいっぱいした。


お大師堂には昨日のお遍路さんKさんが逗留していた。
Mさんは今朝早く旅立ったとの事。Kさんはすっかりお休みモード。
小雨降るなか土筆をたくさん採って来たそうで、晩ご飯の支度をしていた。
土筆は珍味だと聞いていたが私はまだ一度も食したことがない。
Kさんが言うには油で炒めて卵とじにしたらすごく美味しいのだそうだ。

お遍路さんが土筆を食べる。なんだかほのぼのとした光景が見えてくる。
それも自然の恵みなのだなと思う。手を合わせてありがたく頂くのだろう。

今日もにっこりと笑顔。白髪のKさんにふっと亡き父の面影を重ねる。



2012年03月04日(日) 笑顔の花

霧のような雨が今も降り続いている。
なんて優しい雨だろうか。心がとても落ちつく。

春雨じゃ濡れて行こうと散歩に行っていた。
例の早咲きの桜は雨にしっとりと濡れていた。
桜雨もよいもの。雨を受けとめている花はとても凜としている。


お大師堂では二人のお遍路さんと再会する。
KさんとMさん。もう何度も会っていてすっかり顔馴染みだった。

そこで私は自慢げに万歩計を取り出し二人に見せたりして。
「私も頑張っているから笑わないでね」って自分から笑った。
そうしたら「笑わないですよ」って言いながら二人も大笑い。
お大師堂にも春が来たように笑顔の花が満開になった。

ころころと笑っているとすごく嬉しくてたまらない。
そうしてすごくほんわかとあったかいなって思った。

もしも蕾の笑顔ならくすぐってでも笑わせてあげたい。
そうしてみんなが笑顔の花を咲かせられたらどんなに良いだろう。

「また会いましょうね」それも合言葉のようになってしまった。

二人の旅はいつまで続くのだろう。とても果てしない旅に思える。
辛い日もたくさんあるだろうけれど今日の笑顔を思い出してくれたら良いな。

帰り道はちょっと寂しい。名残惜しくてふっと振り向いてみる。

笑顔をありがとう。そっとつぶやきながら雨の空を仰いだ。


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